ラファエル=キルステンとは、ゲーム『ファイアーエムブレム 風花雪月』の登場人物である。
概要
レスター諸侯同盟の元商家の息子であり、金鹿の学級(ヒルシュクラッセ)の一員。
一人称は「オデ」で、口調からしていかにも間の抜けた雰囲気の人物。
両親を不慮の事故で亡くしており、商家を畳んで祖父母の元で暮らす妹(マーヤ)を養う職に就くために士官学校に入った苦労人。だが、当人はいたって楽天的であり、食堂のメニューと、立派な騎士になるために日々「筋肉をいじめる」ことが目下の関心事。
鍛えているだけあって他の生徒とはシルエットからしてまるで違う筋骨隆々な肉体を持つ反面、座学には興味が湧かず、大いに苦手とする。
イグナーツとは商家の繋がりで幼馴染なのだが、ラファエルの両親の死は、ヴィクター家が依頼された仕事を代わりに彼らが引き受けたことに起因するため、イグナーツはラファエルに負い目を感じている。
また、彼ら2人の外伝ではさらに事故ではなくローレンツの父グロスタール伯の陰謀の犠牲となった疑惑が浮上するが、ラファエルは「もし本当だとしても親同士のことだ」と言い切る器の広さを見せる。実際、ローレンツとの支援会話もいたって平穏である。
これらの会話よりファンからは「聖人」「聖ラファエル」などと呼ばれ、親しまれている。
支援関係は、主人公をはじめ、金鹿の生徒全員、黒鷲のカスパル・ベルナデッタ、青獅子のディミトリ・イングリット、教会関係組ではフレン・シャミアと発生。イグナーツ及び女性陣とはペアエンドがある。
プロフィール
性能
その筋肉が示す通り斧術、格闘術、重装が得意で、圧倒的なHPを持つパワーファイター。弓術、理学、馬術が苦手で、速さと魔防が絶望的に低い。
得意技能の少なさやピーキーな能力のわりに幅広い運用が可能である。なお、拳闘士系は速さが伸びやすいので(元が低すぎて気休めではあるが)弱点を補えるのも特徴になる。
なお、ドゥドゥーとは技能・能力ともに傾向がかなり似ている。
個人スキルの『拾い食い』は”ターン開始時、幸運%の確率で最大HPの10%回復する”というもの。『if』のベロアと同じようなスキルだが、+10回復で固定だったのに対し、割合に変わったことで実質+3~9と弱体化している(ガルーとは身体の作りが違うからなのかもしれない…)。
信仰Aまで伸ばしクラスマスターまでこなすのは大変だがビショップを踏んでおくと、マスタースキル「回復」と「拾い食い」の自動回復、さらに戦技「瞑想」での自己回復でHPが無尽蔵となる。
得意な技能に補正がかかるルートを進んでいくと、平民→戦士→ブリガンドと進むのが鉄板。
最終的なクラス候補は
- ウォーマスター
- ブリガンドからウォーリア→ウォーマスターと進むか、(拳闘士)→グラップラー→ウォーマスターと進むかは学校での指導回数との兼ね合いになっていく。
クラスマスターで習得できる「切り返し」は、「HPが50%以上ある状態で敵から攻撃された時、敵は追撃できず自分は必ず追撃する」と高いHPと低い速さを併せ持つラファエルととても嚙み合わせが良い。 - ウォーマスターに限らずだが、状況に合わせ他のクラスと行き来するのも良し。
- フォートレス
- ブリガンドから直接進んでも良いし、アーマーナイト等をつまみ食いしておくのも良し。最終的なクラスと言うよりは回避盾が完成しない時期に輝く。
- 二軍落ちになりそうなら副官ガード要員として運用するのも有り。
- バトルモンク
- 信仰は苦手ではないが覚える白魔法はCでリカバーを覚えるのみで、合格時の魔防底上げが目当て。ただ魔力が低くともリカバーは回復量が多いため緊急時のサポートには有用。
クラスマスターで習得できる「格闘回避+20%」は速さが低いラファエルにはそこまで活かせるものではないものの、グラップラーでの「魔殺し」と組み合わせて魔法対策として備えられる。 - ドラゴンマスター
- 飛行が苦手ではないので飛ばすことも出来る。
- …とは言え金鹿では飛行職はクロードやヒルダ辺りとかぶりやすく、速さが低いラファエルでは出来るというだけに留まりがち。
無双風花雪月
無双では
風花雪月本編と違う世界線になり、士官学校生活がすっ飛ばされたもののラファエル的にはあまり変わらず、故郷で食堂を開いていたがクロードに呼び出されて同盟軍の将となっている。
支援はシェズと金鹿の面子以外では、ペトラ・フェリクス・アッシュと発生する。
ユニット性能
紋章:なし
アクション系スキル:全身筋肉 (長押しで攻撃を強化し、以降一定時間ダメージ増加。長押し回数に応じて2段階まで効果上昇)
補助系スキル:拾い食い (回復アイテムを獲得すると、一定時間敵へのダメージが少し増加)
戦術系スキル:不屈の心 (「護衛」指示を受けていると、敵から受けるダメージを30%軽減)
得意兵種:拳闘士→グラップラー→ウォーマスター
得意クラスは格闘系ルート。無双奥義を放つと震脚で土柱を生成、その柱をぶっこ抜いて振り回したあとにポージングを決めるというコミカルな専用演出が用意されている。
アクション系スキル「全身筋肉」はいわゆる溜め攻撃が出来る&その後ダメージ増加するスキル。強1や強3攻撃が使い易いが、弱攻撃でも溜めることはできる。
本編と違い手軽に魔法クラスにもなれると新鮮な体験を出来る。魔力はやはり低いので物魔反転特性の魔道書を用意する必要があるだろう。装着スキルで物理攻撃なら魔力・魔法攻撃なら力に応じてダメージを増加する「両刀使い」も習得できる(魔力が低いので効果はあまり望めないが)。
黄燎の章以外でも説得(赤焔)・選択(青燐)で加入することもあり、やや優遇キャラと言える。
ヒーローズ
格闘(ヒーローズに存在しないし気軽には実装し難い)のイメージが強いキャラということでどう参戦するか色々と気がかりになっていたが、2021年1月に超英雄としてペレジア(『覚醒』の砂漠の国)風の姿「砂漠の筋肉商人 ラファエル」として参戦。
腕などはペレジア風ピッチリスーツで覆われているが自慢の胸筋は露出している。
超英雄ということで、種別は重装・無属性弓。弓は得意ではないが戦士(斧・弓・格闘)系統と考えれば一応は縁がある。サブウェポンとして弓を持たせたことのあるプレイヤーもいるのではないだろうか。
☆4ピックアップ枠であり、同召喚共通の「隣接する味方がいない時に戦闘相手にデバフ+弱化を倍増」効果を持つ汎用武器を装備。
能力値はHP・攻撃・守備に極振りして速さ・魔防は投げ捨てている原作通りの配分。ただし重装なのもあって原作ほど壊滅的な穴ではない。
専用スキルはないがBスキルにはちゃんと低速の穴を埋められる「追撃隊形・奇数」を持ち、奇数ターン中は絶対追撃&追撃不可でゴリ押しできる。
関連項目
- ファイアーエムブレム
- イグナーツ=ヴィクター:幼馴染
- 筋肉
- 村人(ファイアーエムブレム)
- 戦士(ファイアーエムブレム)
- アーマーナイト(ファイアーエムブレム)
- きれいなジャイアン
- ファイアーエムブレムの関連項目一覧
- ファイアーエムブレムのキャラクター一覧
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- なし
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- ドゥドゥー=モリナロ
- 同窓会(ファイアーエムブレム)
- ドロテア=アールノルト
- なんでそんなことするんですか?
- ハピ(ファイアーエムブレム)
- バルタザール=フォン=アダルブレヒト
- ヒューベルト=フォン=ベストラ
- ヒルダ=ヴァレンティン=ゴネリル
- ファイアーエムブレム無双 風花雪月
- フェリクス=ユーゴ=フラルダリウス
- フレスベルグの少女~風花雪月~
- フレン(ファイアーエムブレム)
- ベルナデッタ=フォン=ヴァーリ
- ベレト / ベレス(ファイアーエムブレム)
- ペトラ=マクネアリー
- マヌエラ=カザグランダ
- マリアンヌ=フォン=エドマンド
- メトジェイ
- メルセデス=フォン=マルトリッツ
- アネット=ファンティーヌ=ドミニク
- ハンネマン=フォン=エッサー
- 門番(ファイアーエムブレム)
- ユーリス=ルクレール
- リシテア=フォン=コーデリア
- リンハルト=フォン=ヘヴリング
- レア(ファイアーエムブレム)
- レオニー=ピネッリ
- ランドルフ=フォン=ベルグリーズ
- ローレンツ=ヘルマン=グロスタール
- フェルディナント=フォン=エーギル
- シュヴァルツァアドラーヴェーア
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