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三嶋一輝(みしま かずき、1990年5月7日-)とは、福岡県出身のプロ野球選手(投手)である。現在は横浜DeNAベイスターズに所属。
概要
横浜DeNAベイスターズ #17 | |
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三嶋一輝 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 福岡県福岡市 |
生年月日 | 1990年5月7日 |
身長 体重 |
176cm 75kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 右投両打 |
守備位置 | 投手 |
プロ入り | 2012年ドラフト2位 |
経歴 | |
プロ野球選手テンプレート |
福岡工業高校から本格的に投手を始め、3年春の九州大会では最速147km/hをマークし、エースとしてチームを優勝に導いた。甲子園出場はなし。
法政大学に進むと、1年春の開幕カードでいきなり最速154km/hを記録する衝撃デビューを飾る。その後、主にリリーフとして登板、秋には最速155km/hをマーク。2年春には最優秀防御率のタイトルを獲得。エースの加賀美希昇が卒業した3年次にはエースとなることを期待されながら伸び悩んだが、4年秋にはエースとしてチームを優勝に導き、投手三冠・ベストナインに輝く。
2012年ドラフト2位で横浜DeNAベイスターズに入団した。背番号は17。
DeNA時代
2013年は開幕先発ローテーション入りを争ったが、結局ローテーションからは漏れ、中継ぎとして開幕一軍入り。5月からローテーション入りすると、3試合続けて8回を投げてそれぞれ無失点・2失点・2失点と好投するが、0勝2敗というムエンゴに見舞われる。6月2日の北海道日本ハムファイターズ戦でようやく大量援護を得て、8回3失点でプロ初勝利を挙げた。
最終的に1年目の成績は6勝9敗1ホールド、防御率3.94であった。先発にリリーフにと、1年目からフル回転でチームのローテーションを守った。なおリーグ6位、ルーキーとしては2位の奪三振数を記録し、奪三振率に至っては先発ではリーグトップという三振製造機であった。一方で四球も多く、セ・リーグ最多の79と、制球には課題を残した。球団としては39年ぶりにルーキーにしてオールスター出場も果たした。
シーズンオフには井納翔一、梶谷隆幸と共に、小久保裕紀率いる「侍ジャパン」に選出された。
2014年は2年目にして開幕投手に抜擢されたが、2回9失点も喫し敗戦投手。その翌日に二軍落ちした。
2015年は開幕を一軍で迎えたが、開幕投手ではなかった。6月中旬から二軍で調整したため、20試合の登板で5勝に留まった。
2016年は4試合に終わった。
2017年は16試合に登板したが、0勝1敗に終わった。広島東洋カープとのクライマックスシリーズでは第5戦に登板し、勝利投手となったことで日本シリーズ進出に貢献した。
2018年は1年間一軍に帯同し、中継ぎとして自己最多の60試合に登板。7勝2敗15ホールドを挙げた。
2019年は自己最多の71試合に登板し、5勝4敗23ホールドを挙げた。
2020年は当初は中継ぎで登板していたが、山崎康晃の不振によって抑えを務める。7月29日の読売ジャイアンツ戦でプロ初セーブを挙げた。48試合に登板し、3勝1敗18セーブ5ホールドを挙げた。
2021年は抑えを務め、59試合の登板で23セーブを挙げた。
2022年は春のキャンプ中に左足がしびれるという違和感に襲われるが、山崎康晃と競っている抑えの座を取られたくないとして誰にも打ち明けずにいた。開幕からセットアッパーを務めたが、山崎康晃が新型コロナに感染し離脱した際は抑えを務める。山崎の復帰後はセットアッパーに戻ったが5月8日に右肩の張りで離脱。8月30日に胸椎黄色靱帯骨化切除術を受けた。世界初の事例となった手術のため、MISHIMA手術と命名され、スイスの医学誌に掲載された。13試合の登板で2勝2敗1セーブ5ホールドに留まった。
2023年はキャンプを二軍で過ごし、開幕を一軍で迎える。27試合の登板で3勝1敗6ホールドを記録した。
プレースタイル
- 直球の最速は155km/h。変化球は縦横のスライダー、カーブ、フォーク、チェンジアップを投げる。
- 投手としては珍しい両打ちだが、プロ初安打は右投手の松岡健一に対して右打席で打っている。
- 3ボール2ストライクのカウントがやけに多く、いつしかそれを「三嶋カウント」(Mishima Count,略称MC)と呼ばれるようになった。後に三嶋以外が3-2のカウントを与えた際にも使われるようになり、「MC」の意味を尋ねる実況アナウンサーまで現れた。ただし、あくまでニコニコ生放送内で使われる言葉なので、2ちゃんねるなどでの使用には注意が必要。
成績
年度別投手成績
年度 | 球団 | 登板 | 先発 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 勝率 | 投球回 | 与四球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 | 防御率 |
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2013年 | DeNA | 34 | 22 | 2 | 1 | 6 | 9 | 0 | 1 | .400 | 146.1 | 79 | 145 | 67 | 64 | 3.94 |
2014年 | 8 | 5 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | .333 | 24.0 | 14 | 24 | 30 | 29 | 10.88 | |
2015年 | 20 | 14 | 0 | 0 | 5 | 5 | 0 | 0 | .500 | 88.0 | 34 | 67 | 52 | 47 | 4.81 | |
2016年 | 4 | 4 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | .500 | 24.0 | 8 | 15 | 13 | 10 | 3.75 | |
2017年 | 16 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .000 | 20.2 | 9 | 17 | 17 | 15 | 6.53 | |
2018年 | 60 | 0 | 0 | 0 | 7 | 2 | 0 | 15 | .778 | 68.0 | 31 | 82 | 30 | 30 | 3.97 | |
2019年 | 71 | 0 | 0 | 0 | 5 | 4 | 0 | 23 | .556 | 72.2 | 31 | 62 | 36 | 35 | 4.33 | |
2020年 | 48 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 18 | 5 | .750 | 47.2 | 13 | 46 | 13 | 13 | 2.45 | |
2021年 | 59 | 0 | 0 | 0 | 3 | 5 | 23 | 1 | .375 | 57.1 | 12 | 57 | 31 | 26 | 4.08 | |
2022年 | 13 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 1 | 5 | .500 | 12.2 | 6 | 11 | 4 | 4 | 2.84 | |
2023年 | 27 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 6 | .750 | 22.1 | 7 | 17 | 12 | 12 | 4.84 | |
NPB:11年 | 360 | 46 | 2 | 1 | 36 | 33 | 42 | 56 | .522 | 583.2 | 244 | 543 | 305 | 285 | 4.39 |
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
外部リンク
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