「ゴーヤって呼んでもいいよ!苦くなんかないよぉ!」
伊58(い58)とは、大日本帝国海軍所属の潜水艦「伊58」をモデルとした、艦隊これくしょん~艦これ~に登場する艦娘(かんむす)である。通称は「ゴーヤ」。
ゴーヤの概要は、お利口さんなのでち。
艦これで、2013年7月末~8月に開催されたイベントにて、「伊168」と共に実装された潜水艦娘。ファンからは相方の「イムヤ」同様に、自称でもある「ゴーヤ」で呼ばれる事が多い。
「伊168」と同じく、スクール水着にセーラー服の上着のみ、というスタイル。ピンク色のショートヘアに、桜の花びらを模した飾り付きのカチューシャを付けている。他の潜水艦娘と違って、大きく曲がったアホ毛が特徴。中破時には色々と大変なことになる。おへそ!
ちなみに、水着は提督指定らしいことが初めて明らかにされた。 「機能美にあふれる、てーとく指定の水着がぁ~」
相方の「伊168」がイベント1面クリアで必ず貰えたのに対し、「伊58」はイベント2面及びイベント3面のボスドロップ(確率低)だったため、提督達は同様のドロップだった重巡「熊野」と並んで入手が難しい(下手をすると4面クリア報酬の戦艦「大和」よりもレアとも)艦娘と呼ばれていた。その後、ドロップ・建造共に実装されたが、やはり同様に実装されたイムヤよりも、やや入手難易度は高いと言われている。
イムヤ同様に改装するのに必要なレベル50を誇るゴーヤだが、改装することで艦種が潜水空母となる他、元々高かった運40がなんと時雨改二と同値の50に上昇、全艦娘の中でも最高クラスの超幸運艦へと変貌を遂げる。
「魚雷を二本乗せ、カットインを連発!!フラルもフラタも一撃必殺の大活躍でち!!」ただし、潜水空母としての実用性は現在のところ、お察しである。
性格は明るく、口癖なのか語尾に「~でち」と付けるなど、相方のイムヤに較べるとやや幼い印象を受ける。独特の甘ったるい声が癖になる提督が続出したとかなんとか。 \海の中からこんにちわー!/
ただ、二次創作などでは台詞全部に「~でち」と付ける印象があるため、実物を見るとそこまででちでち言わない印象も受ける。
北上さま同様に、例の兵器を乗せることは嫌がっている。「てーとく、アレはいらないからね。」
「おりこうさんの魚雷」とは、例の兵器のことではなく「私の酸素魚雷は優秀(だから「アレ」は要らない)」という意味と思われる。
他キャラとの関係
伊号潜水艦の他のメンバーとは潜水艦つながりでよく一緒に出撃する仲だと思われ、後述のろーちゃんの時報では伊号潜水艦+ろーちゃんで一緒に潜りに行く約束をしているなど交流が見られるが、ゴーヤから特定のキャラを名指しで絡む事は時報でも見られない。
(これについてはゴーヤの時報実装は全体ではかなり早いほうであり、誰と誰がよく絡んでいるか等の設定がまだ固まりきる前であったというのもあるだろうが)
しかし後に実装されたドイツの潜水艦U-511(の二段階改造後の呂500)の時報では、ろーちゃんには「でっち」と呼ばれて懐かれているようだ。
ろーちゃんが愛称で呼ぶ潜水艦は他に伊8(はっちゃん)、伊19(イク)などがいるが、いずれも本人も自称している愛称。本人が一度も自称していない愛称をオリジナルでつけて呼んでいるのはゴーヤだけである。
ちなみにゴーヤ本人はでっちと呼ばれると怒るようだ。
このことから、ろーちゃんが日本の艦娘の中で特に仲が良いのはゴーヤであり、日本に来てから分からない日本語などを教えてくれたのもゴーヤであるとする二次創作が多々見られる。
公式四コマでの活躍
余談ではあるが、公式四コマでは第8話で初登場。第16話で本格登場となった。
詳しい経緯についてはイムヤの記事に記しているため、そちらを参照してもらいたい。
なお「提督指定の水着」については、吹雪に「後ろから見てると水着が…下着みたいだなって…」と申し訳なさそうに言われ、「ぱっ…ぱんつじゃないでち!だから恥ずかしくないよっ!」と声を上げる様子が。
四コマ作中ではイムヤの記事にも記したとおり、苦手意識を持たれている艦娘がいたり、仲がいい艦娘がいたりする。
仲がいい艦娘のうち、瑞鳳や祥鳳のことを"古い名前(それぞれ「高崎」、「剣崎」)"で呼ぶ様子が見られる。
吹雪「真の名前ってやつですね…!」
伊勢「うーん、ちょっと違うかなー」
史実、ちゃんと頑張ったでしょ?
巡潜乙型改2の潜水艦「伊58」は、1944年9月に海軍横須賀工廠にて竣工した。同型艦としては「伊54」「伊56」がいる。偵察用の零式小型水上偵察機を1機搭載でき、これがゴーヤが潜水空母に改造できる理由と思われる。
さて、このとき既に戦局は左前になっており(日本海軍がトドメを刺されたレイテ沖海戦は44年10月である)、「伊58」も最初から人間魚雷回天の運用艦として使われ、この回天用の設備を搭載するために零式水偵用のカタパルト等の設備が外されてしまっていた(つまり、潜水空母の伊58には回天は積めない。いいね?)。
こうして回天運用艦となってしまった「伊58」は、出撃するが戦果は挙げられない、という日が続く。特に45年4月の3回目の出撃(多々良隊)は、当初は「大和」達と一緒に沖縄に特攻するプランだったが、悪天候で合流できず、結局手ぶらで引き返すしかなかった。
そんな「伊58」が最も輝いたのは、4回目の出撃(多聞隊)となる1945年7月30日の夜。
グアムとレイテ島との間の航路にて待ち伏せていた「伊58」の上を、アメリカ軍の大型の軍艦がのんびりと[1]航行していた。
「伊58」は装填していたお利口さん九五式酸素魚雷を全門発射、6発中3発がその軍艦に直撃し、見事に轟沈させた。
後に、この轟沈した軍艦はアメリカ海軍のポートランド級重巡洋艦2番艦「インディアナポリス」(9,800トン)であり、テニアン島に最高軍事機密の荷物を届けた帰途だった、ということが明らかになった。そして、その最高軍事機密の荷物こそが、その後広島と長崎に落とされることになる原爆の重要部品だった(これで、「もし帰りではなくテニアン島に行くところを沈めていたら……」という論があるが、帰りだからこそ無防備だったのであり、行きは警戒厳重で潜水艦単艦での攻撃は無理だっただろうと考えられている)。
回天運用艦としての生涯だったが、日本海軍として最後の大型艦撃沈を成し遂げたのは、回天ではなく魚雷を使った「伊58」だった[2]。ちなみに、上記の通り回天を装備して4回出撃した「伊58」だが、皮肉にも結局、回天による戦果は報告されていない。
そのまま、海上で終戦を迎えた「伊58」は、8月18日、呉に帰投し、アメリカ軍に接収された。
翌1946年4月1日、五島列島沖に沈められ、激動の生涯を終える。艦長の橋本以行(もちつら)中佐はその場に立ち会い、涙を流したという。後に、橋本氏は「伊58は私の人生の全てでした」と語っており、いかに愛着を持っていたかがうかがえる。
伊58の発見
2015年、日本テレビの情報番組「バンキシャ!」で、五島列島沖に沈む「伊402」が発見された。この潜水艦は「伊58」と共に沈められた潜水艦の1隻であり、周囲に潜水艦と思われる複数の物体も確認されていた。
2017年5月、「ラ・プロンジェ深海工学会」が『「伊58」特定プロジェクト』を開始、艦首を垂直に突き出した状態の潜水艦が発見される。
8月22日からの本格調査で、この船は同時に沈められた「伊47」であることが判明したが、その後の調査で艦底を上にして横たわる潜水艦など複数隻を発見する。
26日の調査終了時点ではこの横たわる潜水艦が「伊58」の最有力候補だったが、その後の調査の結果これは「伊53」であると断定。艦尾を上に北東に60度の角度で船体60mを海底から突き出している潜水艦を「伊58」であると断定した。
撮影された水中映像では漁船の漁網と思われる網が船尾に覆いかぶさっている。
関連動画っていいよねー。
関連静画からこんにちわー!
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2013年夏イベント 『南方海域強襲偵察!』 新規実装艦娘 | ||
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脚注
- *潜水艦を警戒するならジグザグ運動をかけなければならないところを直進していた。
- *大戦果に沸く「伊58」の艦内で、回天の搭乗者達は悔し涙に暮れていた、という。余談ながら、最初の魚雷斉射が効果なかった場合は回天を発射する予定で、搭乗者もスタンバイしていた。
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