君と宇宙を歩くために単語

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君と宇宙を歩くためにとは、泥ノ田犬彦による漫画である。

概要

『&Sofa』にて2023年 6月から連載されている、「自分らしい生き方」を見つけようと奮闘する男子高校生二人を中心とした、心温まる歩み寄りと交流の記録。

青春の中で“普通”が出来ない二人が互いに影響を与え合い、楽しく生きるために奮闘し、不器用に友情を育んでいく様が強い共感を呼んでいる。

タイトルの「宇宙」はそのままの意味の宇宙空間ではなく、“普通”が苦手な主人公二人にとっての「日常」を上手く歩くことができない宇宙に例えたもの。宇野が持ち歩く「生活の手順ノート」は、彼がその「宇宙」を歩むための命綱的な存在。

舞台は静岡県で時代は平成。

作者にとって初の連載作品ながら公開から5日後で閲覧回数が110万回に達し、翌2024年 4月には「マンガ大賞2024」で大賞を受賞するなど大きな話題を獲得した。

あらすじ

勉強もバイトも続かないヤンキー高校生の小林大和のクラスにある日、変わり者の宇野啓介が転校してくる。

怖い先輩からの怪しいバイトの誘いを彼のおかげで断ることに成功した小林は、宇野と親交を結ぶうちに、自分とは違うベクトルで“普通”に生きられない彼に共鳴し、自分も変わろうと行動を起こす。

正反対の二人はともに天文部に入り、様々な障害にめげそうになりながらも、その都度友情を深めながらそれぞれの「宇宙」を歩んでいく。

主な登場人物

小林大和: 高校二年生。身体がデカい金髪の不良。勉強が苦手でやるバイトすべてが長続きせず、向いていることはなんだろうと悩んでいた際に宇野と出会い“ダチ”になる。宇野が強い興味を示す宇宙に関して気兼ねなく話せる場所があればと考え、彼に天文部への入部を勧め、自身も同時に入部する。
宇野啓介: 無駄に声が大きく大事なことが書いてあるメモ帳を肌身離さず持ち歩く転校生。記憶力はいいが、マルチタスクと名前を知らない人と話すこと、怒鳴り声が苦手。人と同じように振る舞うことに四苦八苦しつつ、マイペースに生きる。小林に背中を押され彼と共に天文部に入部する。好きな惑星は土星。
小田桐朔: 小林の不良仲間。小林とは小学校からの腐れ縁でしょっちゅう彼に絡みたがる。小林と宇野の距離が縮まる中で複雑な感情を抱く。部活は写真部。
美川昴: 高校三年生。天文部の部長。根暗で、つい余計なことを言ってしまいがちだという自覚を持っており、後から後悔している。好きな星はベテルギウス。
井ノ上晶: 定年間近の高校教師。天文部の顧問。好きな惑星は地球。
宇野さつき: 啓介の姉。金髪プリン。啓介の保護者代わりで、弟の特性の理解度も深い。
美川ほたる: 昴の妹。

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