宮本伊織(Fate)単語

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「江戸の民草の多くが死ぬだろう―――――
悪しき事、許されぬ事だ。」

宮本伊織(Fate)とは、『Fate/Samurai Remnant』の主人公である。

CV：河西健吾

キャラクターデザイン：渡れい

サーヴァントについてはサーヴァント(聖杯戦争)の記事を参照

プロフィール

• 身長／体重：175cm・65kg
• 地域：日本
• 魔術回路：質：C / 量：C / 編成：正常
• 性別：男性

概要

剣豪・宮本武蔵の養子。江戸浅草にて浪人として暮らし、剣の修行をしつつ奉行所などからの依頼をこなし日銭を稼いで暮らしている。また武蔵の遺産である紅玉の書の教えにより、魔術による火遁を習得している。（史実においては小倉藩・明石藩に仕官し、島原の乱で戦功を積んで筆頭家老まで出世している人物。この剪定事象世界においては二天一流を修める前に武蔵が亡くなったことで、後継を名乗ることはできないと出世の道をあきらめた。）

ある日、手に謎の痣が浮かんだことで黒武者に襲われ応戦。その最中セイバーを召喚し「盈月の儀」に巻き込まれていく。犠牲を気にすることなく大技を撃とうとしたり、興味本位で勝手に先行するセイバーには振り回され気味。

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武蔵死後、弔いに訪れた佐々木小次郎に弟子入りを志願。燕返しを二刀流で発動するまでの域に至っている。

　

　

　

「斯くて月盈つれども、剣の渇きは満たされず・・・」

その本質は「泰平の世に生まれてしまった剣鬼」。

2周目以降に解禁されるルートにて、彼は語る。

心から願うものはただ一つ。幼き日、殺される筈だった湊の一夜に見た月の如き“極限の剣”を超えるため、剣の道を極めること。それだけだと。

穏やかに振る舞い人の道を尊ぶのは、そうすることで穏やかな世を生きる人々を理解するため。

そして相手が何を考え何を思うのか「理解すれば斬りやすくなる」と。

「だからセイバー。俺はやはり、優しいひとではないんだよ。」

2周目の本編やサブイベントにおける追加シーンは、そんな彼の内面、彼の業がプレイヤーにハッキリと明かされるようになる(1周目の時点でも、薄らと明かされてはいる)。

そして第五章のラスト。別世界における師である武蔵との決闘を終え、盈月に王手をかけた伊織とセイバー。１周目は江戸の人々を脅かす盈月を破壊することを選ぶのだか、２周目においてある選択肢が追加される。

・盈月を壊す

・盈月を壊さない

そして、盈月を壊さないことをプレイヤーが選んでしまうとついに…。

　

誤解してはならないのが、伊織は決して快楽殺人鬼やサイコパスの類ではない。

人並み以上に、彼の中には愛情も友情もある。

彼は作中で徹底して殺人を避け、序盤はなにかと相手を斬ることばかり選択肢に挙げるセイバーを咎めたり、相手を斬る以外にない状況でもない限りは人の道を貫き続けている人物である。

逸れのバーサーカーを失った太夫を純粋に案じて様子を見に行くことを始めとして、“ただの剣鬼”と言うには余りにも他者を思いやる行動がメインシナリオ・サブイベントを問わず多い（伊織本人の言葉を借りるなら「余分が多い」）優しいひとであるのも間違いなく事実なのだ。

しかし、その上で「剣を極める」という願いが上の次元に存在しているのである。（型月作品における魔術師たちは、どれほど苦しくても愛情や友情より「根源の到達」を優先しまうある種のマッドサイエンティストのような人々なのだが、この「根源への道」を「剣の道」に置き換えると、伊織の本質が分かり易いだろう）。

そんな恐るべき衝動を胸に秘めていながらも、本編開始までの伊織は、己の我を殺し、欲を殺し、自らを息をしない屍のようと称するほどに自らの渇望を抑え込みながら人の道に殉じ泰平の江戸の世と江戸に生きる人々を尊びながら生きてきた。

彼の人となりに関して、養父であり師である武蔵は「優しすぎた」。セイバーとFGOの主人公は「優しい人」と言われていることからも、彼が決して“ただの剣鬼”ではないことが伺える。

おそらく盈月の儀さえなければ、伊織は人の道に寄り添いながら穏やかに天寿を全うしただろう。それが満たされることのない渇きと生き苦しさを生涯抱え続けることと理解していても。

しかし、眩き月の夜。マスターの1人である由井正雪とそのサーヴァントたるライダーの襲撃を受け、絶対絶命の危機に瀕したとき。

青年は運命に出会ってしまう…。

　

　

「生まれる時代を、間違えた」

　

　

　

Fate/Grand Order

コラボイベントにて実装。他の登場人物が盈月の儀の記憶を持ち越している中、彼のみ記憶を失っており聖杯戦争の知識もない。（浅草寺で大の字になって倒れていた、正雪やセイバーの当たりが強い等、あのルートの後であることが示唆されている。）

ステータス

• クラス：セイバー
• 出典：史実、Fate/Samurai Remnant
• 地域：日本
• 属性：秩序・中庸　　副属性：人
  本来は中立・中庸。記憶が消えたことで属性が変化したようだ。
• 性別：男性
• パラメータ

  筋力：C

  耐久：C

  敏捷：A

  魔力：B

  幸運：B

  宝具：-

• スキル

  氷の如し:B

  剣の術理を極めんがため、一切の感情を交えることなく澄み渡った精神性。本来は沈着冷静スキルの亜種。

  紅玉の書:B

  宮本伊織は師・宮本武蔵の遺産である魔術書『紅玉の書』を有している。『紅玉の書』は疑似人格を持つ“知性ある本”であり、素養を有していた伊織に西洋魔術を叩き込んだ。言わば魔術の師である。伊織が得意とする術式は、宝石魔術（これを伊織は火遁と呼んでいるものの、道術・仙術としての火遁とはまったく異なる。伊織は自分が既に有していた知識で魔術を捉えているのである。たとえば魔術回路を、伊織は経絡、と呼ぶ）。

  五輪の刃:A

  自らアレンジを加えて修練した二天一流。五つの型を適宜柔軟に使い分けることで、あらゆる戦闘状況に対応し得る。師である武蔵のそれとは既に異なる術理ではあるが、師の遺した五輪の書の精神こそが根底にあるのだと伊織は強く信じている。

• 宝具

  秘剣・比翼閃耀（ひけん・ひよくせんよう）
  ランク：なし / 種別：対人魔剣 / レンジ：1～2 / 最大捕捉：1人

  英霊・宮本伊織が有する最大の奥義。老武蔵が死した後の霊巌洞にて邂逅せし謎の老人より授けられた、絶技にして、秘剣──────その二刀流バージョンである。すなわち、多重次元屈折現象の同時二連発動による、回避不能の単体攻撃。恐るべき殺人剣ではあるものの、謎の老人によるオリジナルの技を必ずしも超え得るものではない、と伊織は考える。ただ、剣客・宮本伊織にとっての窮極の秘剣がこの形態であったというだけだ。

  別名を『秘剣・燕返し 比翼の段』。生前、この秘剣を実戦にて振るったかどうか、伊織は一切記憶していない。

ゲーム内性能

　

関連動画

関連項目

• TYPE-MOON関連の一覧
• サーヴァント（聖杯戦争）
• Fate/Samurai Remnant
• Fate/Grand Order
• セイバー
  　召喚したサーヴァント
• バーサーカー
  　剣筋をみてすぐに武蔵であると看破、性別も見た目も違うのだが・・・
• 小笠原カヤ
  　最愛の義妹。そして、『相手の気持ちを常に考える』伊織が、気持ちを「考えたこともなかった」と言及した唯一の相手。

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