捜査官SZ姉貴の思惑とは、ヒジリノ兄貴が投稿しているBBクッキー☆劇場シリーズである。
概要
本シリーズは下北沢県 朽木(くつき)市を舞台に巻き起こる事件を朽木署刑事課の面々が解決していくミステリー動画であり、基本的には物語のプロローグと解決への糸口を探る「捜査編」、事件の核心に迫る「解決編」の2本立てで構成される。(今後の展開によっては変わる可能性アリ)
また、各話の事件とは別に全編を通して影で暗躍する"謎の人物"や登場人物達の過去についての描写もあり、それも本シリーズの重要な鍵になるようだ
各話リスト (※以下ネタバレ注意)
第一話 『先輩殺し』
休憩時間中とはいえ刑事課のオフィスでFPSに興じるNYNとそれを叱るICG、大した事件も起こらず目の前に広がるのは見慣れた平和な光景・・・という現状にため息をつくHSI。そこに非番の筈のSZが合流した所で「先輩殺しに加担した」と学生が自首して来たと連絡を受ける。HSIにとっては朽木署刑事課に配属されてから初の殺人事件であった
第二話 『喜劇のヒロイン』
朽木市に隣接する悪使井戸(あくしいど)市からの応援要請により派遣される事になったHSIとSZ。朽木の外の事件という事で初めは乗り気でなかったSZだが、事件の容疑者がコメディ女優の"るりまさん"だと知らされると一転、事件解決へ向けて動き出す
第三話 『置き去りにされた懺悔』
NEL教授の助言でHSIは数年前に起きたSZが刑事になって初めて担当した事件を調査するが、捜査資料をはじめ証拠品も取り調べの調書も何一つ残されていないその民間人射殺事件はNYNの過去、ひいては朽木署の闇に深く関わる事件だった
第四話 『まあだかい』
第一話から存在が仄めかされていたICGの育ての親"ALC一派"が満を持して登場、ICGの過去が描写される。一方HSIはAKR署長から依頼されたHZN殺しの調査を開始、容疑者の身辺調査を行う
第五話『ドッグ・ファイト』
自殺体として発見された作家の土方。通報を受け駆けつけた刑事課の面々が捜査を開始するとHZN殺しの件以降仕事を休んでいたNYNが現れ、SZと共に土方は自殺ではなく他殺であると断定する。前朽木署長殺害事件を捜査するONDISKは現署長AKRと面会し、HZNの署長時代(4年前)に起きた民間人誤射事件の真相に迫る。独自に調査を進めるTISとJGNもまたHZN殺しの首謀者を絞り込み、朽木市の「犯罪件数」と「失踪者数」の異常な変化に目をつける・・・とそれぞれの思惑が交錯する濃密なシナリオ
登場人物
主要人物
SZ (※すず。)
※一話より登場
本作の主人公
鋭い洞察力と観察眼を持ち、"犯人がどう行動するか?容疑者をどう揺さぶれば自白するか?"という答えまで導き出してしまう
物語の舞台「朽木市」を誰よりも愛しており、"善人の住まう街"を護る為今日も正義感を燃やす
その朽木への愛は常軌を逸した執着とも取れ、朽木を貶すような事は決して許さず"善人が集まる街"にふさわしくない人物は自分の手を汚してでも消す(最も本人に手を汚しているという感覚は無いようだが)
但し犯罪を犯したからといって即断罪する訳ではなく、犯行の動機に酌量の余地があったりその他の面で善行を行っている者は"更生の可能性がある"とし法に則った償いをさせる。また、朽木から出て行く意思を見せる者は見逃し、朽木へ戻って来ない限り手を下す事も無い
ICG (いちご)
※一話より登場
刑事課の長でありHSIやSZらに捜査の指示を出す立場にあるが、隙あらばサボるNYNや勝手な行動を取るSZのお目付け役としての立ち回りを余儀なくされる苦労人のようだ
NYN (にょん)
※一話より登場
常にやる気の無い感じを醸し出しており、オフィスでゲームをして遊んだり休憩室でサボる事は日常茶飯事、その度にICGからお仕置きされている。
昔はオリンピック出場候補に選ばれる程優秀だったが、ある事件をきっかけに何事にも真剣に取り組まなくなってしまった
Kofji (Kofji)
※一話より登場
朽木署鑑識課所属。
事件現場の調査による証拠品の押収、指紋の照合等を行う。NYNの妹で姉からは「コフ」と呼ばれている
HSI (緋翠)
※一話より登場
朽木署に配属されてから日が浅く、平和で大した事件の起こらない朽木からの異動を考えている
SZの正体を知るNELの助言や朽木署の抱える闇に終止符を打ってほしいというAKR署長の依頼を受け物語の核心に迫っていく。このシリーズの真の主人公は彼女だと言えなくもないかもしれない
AKR署長 (AKIRA)
※二話より登場
朽木署長。
本庁へ栄転となった前署長に代わり朽木署長へ就任した。SZやNYNら刑事課のメンバーについてよく知る人物
SZの正体に薄々気付いているような描写があり、ICGに内偵の指示を出したりHZN殺しの犯人を突き止めるようHSIに依頼する
NEL (のえる)
※二話より登場
SZやRRMと同じ高校出身で、るりまさん曰く「SZが学力で絶対に勝てなかった先輩」
癖のある天才であるが選人眼に自信を持っており、また天才故に正面きって「間違ってる」と否定される事に慣れていないようだ
SZの正体とその行いについて把握しているが「面白い観察対象をぶち壊したく無い」という理由でその真実を伏せている。しかしSZについて知りたがるHSIに"ヒント"という形で道標を示す。「面白い観察対象」として己が楽しむ為に・・・
JOKER (ジョーカー)
※三話より登場
立教大学に通う学生でりゅーが教授の教え子。恩師の死に疑問を抱いており事件から数年経った現在でも謎を追い続けている。警察の発表と事件の真相は絶対に違うと確信しながらも進展の無い日々を送っていたが、協力者の登場によりその状況は一変する事になる
TIS(たいさ)
※二話より登場(回想やEDでは一話より登場)
JGNと共に幼少期のICGを養育していたがある日を境にICGの元を去る。離別した後もICGの身を案じ影ながら見守っている
悪使井戸署の葛城刑事とのパイプを持っており、彼を使ってATUD殺しの犯人をRRMに仕立て上げようとした。(目的は不明、ICG関連?今後明かされる・・・?)
JGN (次元/TRS姉貴)
※三話より登場
ALC一派のメンバー。TISとは長い付き合いで幼少期のICGとの面識もある。TIS同様ICGが安全に暮らせるよう願っており、そのために危険な仕事もこなす
小野 大輔 (ONDISK)
※三話より登場
下北沢県警本部捜査一課勤務。階級は警部。HZN殺害事件の担当で、現場が下北と朽木の境で起きた事、またHZNが朽木署前署長であるという観点から朽木署に捜査の応援を要請した
SZと捜査情報を交換しつつ、それとは別に4年前に発生した民間人誤射事件についても調べる
第一話
木村 ナオキ(KMR)
事件の容疑者。「田所のMUR殺しに加担させられた」と朽木署に自首してきた。
田所 浩治 (野獣先輩)
事件の容疑者。KMRの自首により事件が発覚後、田所の元を訪れたSZとNYNに声をかけられた際逃亡、そのまま逮捕された。大阪出身で朽木へは進学の為移住してきていた
三浦 (MUR)
RMA (RMA)
三浦の妹。事件発生前日から学校の行事でキャンプへ出かけていた。兄以外に身寄りがないためMUR殺害後は施設に預けられた
AKYS (秋吉 亮)
迫真空手部顧問。実力はあるが素行不良の目立つ田所のストッパーになるようにと三浦を部長にしていたが、事件発生で三浦が死亡、その容疑者として田所が逮捕された事をうけて責任を取り辞職した
第二話
RRM (るりまさん)
事件の容疑者。コメディ女優として活躍するSZの古くからの知り合い。RRM宛ての差し入れに混入されていた毒物で被害者が死亡した事、被害者と度々ぶつかっている姿を目撃されており殺害の動機があるという理由で疑われ、自宅から凶器が発見された事で逮捕された
ATUD (阿刀田阿子)
事件の被害者でシモキタテレビの敏腕プロデューサー。大のチョコレート好きで知られ、チョコであれば他人の物でも食べていた。それを逆手に取った犯人によって毒殺される
GYU.COM (ぎゅうこむ)
ATUDプロデュースの歌手。ぎゅうにゅう派とこむぎこ派で派閥が出来る程人気が高い
剛竜馬 (剛竜馬)
SNNMHKS (東雲はかせ)
NEL教授の研究している"ケツ伝導イヤホン"の実験体になっていたが痙攣に襲われ医務室送りとなった
葛城 蓮 (虐待おじさん)
悪使井戸署刑事課の刑事。目撃証言から得た殺害の動機や容疑者の自宅から発見された凶器の毒物を根拠にRRMを逮捕した
第三話
MGR (めぐる)
朽木署交通課所属。SZとは旧知の仲で刑事課に足を運ぶ事もしばしばあるようだ
りゅーが (りゅーが)
立教大学教授。SZが初めて担当した事件に巻き込まれ命を落とした被害者であるが、その死の真相に疑問を持つ者は多い。登場するだけで加点される女
ゆうさく (ゆうさく)
JOKERと同じくりゅーが教授の教え子。JOKERに半ば付き合わされる形でりゅーがの死の真相を探る
AKNM (赤沼)
りゅーが教授の教え子。りゅーがを射殺した青目巡査を菜切包丁で刺殺。犯行が衝動的だった事やその動機から情状酌量が認められ減刑されたが現在も服役中
青目 (偽NYN)
SZが初めて担当した事件第二の被害者。交番勤務の巡査でNYNとKofjiとは姉弟の関係
HZN (蓮奈理緒)
事件の被害者。朽木署前署長。自分の出世にしか興味が無く名を上げる事に尽力したおかげもあってか本庁へ栄転となったが朽木と下北沢の境で遺体となって発見された
HNS(ひなせはるか)
ALC一派メンバー。メンバーといっても初期から行動を共にしている訳ではなく、あくまで「利害の一致」を理由に加入した。そのためICGとの面識は無い
SKRNBU(錯乱棒)
ALC一派メンバー。HNS同様ALC一派に途中加入したメンバー(元々はHNSと行動していた?)でおつむが少し残念な子。当然ICGとの面識もない
第四話
SGALS(蘇我アリス)
歌手を目指するりまさんが入団した劇団の劇団員仲間。HZN殺しの件を捜査するHSIへ目撃情報を提供した
DIYUSI(ぢゆし)
探偵。というより密偵に近い事をしておりNELに情報を提供している
赤城(赤城武雄)
朽木市内へ転居予定のHZNへ物件を紹介した不動産屋。間違い電話だと思っていた電話が実は何者かに誘拐され今まさに殺害される寸前のHZNが最後にかけた電話だった事から捜査に協力した
第五話
緑のお茶(緑のお茶)
事件の容疑者で土方の家に勤める家政婦。土方とは愛人関係にあり、彼の生前、遺書を書くよう急かしていた
クソ犬(朱紅蓮)
事件の容疑者で遺体の第一発見者。土方が手がける書籍の編集者でその日も仕事の打ち合わせのために被害者宅を訪れていた
土方(変態糞親父)
事件の被害者。教養本やミステリー小説などを執筆している作家だが、岡山の県北にある川の土手の下で浮浪者のおっさんと糞遊びしながら盛り合うという異常な趣味を持ち、その内容を記した自伝の出版を巡って編集者と揉めていた
MG(むぎ)
朽木署に在籍する事務員。TISが"4年前に配属、または昇進した者"という条件を元に作成したHZN殺しの容疑者リストの中の一人
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