熊代聖人単語

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熊代聖人（くましろ まさと、1989年4月18日-）とは、愛媛県出身の元プロ野球選手（外野手）である。現在は埼玉西武ライオンズのコーチを務める。

概要

今冶西高校時代は、強打のエースとして活躍し、3年時には甲子園ベスト8進出に貢献。この頃は投球より、4番としての打撃が評価されていた。

高校卒業後は日産自動車に就職。投手から二塁手にコンバートされて攻守に渡って活躍、都市対抗野球出場に貢献した。しかし2009年、日産自動車野球部が休部（事実上の廃部）となってしまい、秋に王子製紙に転職。同社ではさらに外野手にコンバートされた。

2010年ドラフト会議で西武から6位指名を受け外野手として入団。背番号58。

西武時代

2011年6月11日、阪神タイガースとのセ･パ交流戦で一軍デビューするといきなり初安打初盗塁をマーク。翌日12日には初打点に加え、クレイグ・ブラゼルの大飛球をキャッチするファインプレーを見せ、ヒーローに選ばれた。俊足・好守が売りであるため守備固めとしての起用も多く、シーズン終了まで一軍に帯同した。

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2012年は開幕一軍入りを果たし、右翼手としてスタメンで起用される試合も増えた。8月17日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦では無死一二塁の場面で、頭上を越えようかという大飛球を懸命な背走の末もぎ取るように好捕。この時飛び出していた走者二人が帰塁できずトリプルプレーとなるビッグプレーであった。この試合でもヒーローに選ばれ、ファンの前で「クマさんポーズ」を披露した。

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2013年も守備固め、代打として一軍に帯同。9月29日の千葉ロッテマリーンズ戦の試合の最中に第1子となる長男が誕生。報告を受けた後に立った打席でプロ入り初のサヨナラタイムリーを放ち、ヒーローインタビューでファンに報告した。

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2014年はレギュラー獲得のチャンスだったが、似たようなタイプの森本稀哲と木村文紀の台頭で、シーズンの大半を二軍で過ごし、プロ入り後最低の42試合に終わった。出場機会を増やすために、秋季キャンプから遊撃手の練習に取り組んだ。

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2015年はさらに出場機会が減った。38試合の内1試合だけ遊撃手として出場した。

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2016年は28試合だった。6月2日に高橋光成の代わりにヒーローインタビューを受けた。

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2017年は一軍出場なしに終わったが、球団から「お前ならまだやれる」と声をかけられ、契約更改で「鍛え直す」と語った。

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2018年は開幕を一軍で迎え、3月30日の北海道日本ハムファイターズで守備固めとして2年ぶりに一軍の試合に出場した。この年も無安打だったが、二塁手と三塁手の守備にも就いた。また試合前に行っていた訓示が士気を高め優勝につながったとチームメイトから述べられた。

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2019年は4月9日の楽天戦で3年ぶりの安打を記録した。

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2020年も控えとして一軍に帯同。8月17日には国内FA権を取得し、12月1日にはFA権を行使した上で西武に残留したことが発表され、「ファンの応援と後押しが力の源になった。宣言残留という形でこれからもライオンズに貢献する」とコメントした。

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2021年は捕手以外のポジションを守る控えとして60試合に出場した。

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2022年は43試合の出場に終わり、10月17日に戦力外通告を受け、現役を引退した。

引退後

2023年から埼玉西武ライオンズの二軍外野守備走塁コーチを務める。背番号は84。

プレースタイル

• 俊足を生かした広い守備範囲と元投手としての強肩を兼ね備える。主な守備位置はライトで、センターの秋山翔吾ともども守備には定評がある。
• 1年目は右打ちだったが、2011年の秋季練習から左打ちの練習を始め2012年シーズンはスイッチヒッターとしてプレーした。しかし左打席での結果が伴わず、2013年開幕直前に左打席を封印し右打者に戻った。
• 守備には就いていないが、2018年は万が一に備え捕手の練習も行った。

人物

• 西武の春季キャンプにおいて、坊主頭の風貌から「たこ焼き」と命名され、以降他の選手からはこの名で呼ばれている。ファンからは「くましー」と呼ばれることが多い。
• 元チームメイトの片岡治大のことを「大好きです」と公言するほど尊敬している。また同年代の浅村栄斗と仲が良いことでも有名。なお、熊代は妻帯者である。
• 2018年8月上旬から栗山巧が訓示を発案し、熊代がライオンの習性を述べる訓示を述べたらウケられたことで継続となる。試合に負けたら交代というルールがあったが、熊代が担当してからは独占した。動物の習性は携帯で調べている。

応援歌

球団	レス	No	プレイヤー
西武	応援歌のピコカキコ一覧#1046	12240

成績

年度別打撃成績

年度	所属	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	打点	盗塁	犠打	犠飛	四球	死球	三振	併殺打	打率	出塁率
2011年	西武	81	77	64	6	16	1	0	0	8	2	4	2	6	1	20	0	.250	.315
2012年		109	133	115	14	31	2	0	0	6	2	12	1	3	2	30	1	.270	.298
2013年		104	99	92	11	22	2	0	0	6	4	1	0	6	0	25	0	.239	.286
2014年		46	140	115	10	25	4	1	0	6	1	6	0	19	0	29	1	.217	.328
2015年		38	41	36	3	4	0	0	0	3	1	1	1	3	0	6	0	.111	.175
2016年		28	9	6	2	1	0	0	0	0	0	2	0	1	0	2	0	.167	.286
2018年		25	10	9	6	0	0	0	0	0	1	0	0	1	0	4	0	.000	.100
2019年		33	17	15	5	4	1	0	0	0	2	1	0	1	0	5	0	.267	.313
2020年		38	11	10	2	1	0	0	0	0	2	0	0	1	0	3	0	.100	.182
2021年		60	9	7	8	2	0	0	0	0	1	1	0	0	1	1	0	.286	.375
2022年		43	14	10	6	2	0	0	0	0	0	4	0	0	0	4	0	.200	.200
NPB:11年		605	560	479	72	108	10	1	0	29	16	32	4	41	4	129	2	.225	.290

通算守備成績

機構	守備位置	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
NPB	外野手	454	356	9	9	3	.976
	一塁手	36	46	5	2	1	.981
	二塁手	8	2	8	0	1	1.000
	三塁手	13	2	10	0	1	1.000
	遊撃手	14	9	14	0	7	1.000

記録

初出場	2011年6月6日	対横浜DeNAベイスターズ4回戦	山形県小瀬スポーツ公園野球場
初安打	2011年6月11日	対阪神タイガース3回戦 能見篤史から	西武ドーム
初盗塁		対阪神タイガース3回戦 能見篤史、藤井彰人から
初打点	2011年6月12日	対阪神タイガース4回戦 安藤優也から

関連動画

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関連項目

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• NPB（日本プロ野球）
• 埼玉西武ライオンズ
• リラックマ

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