由良(アズールレーン)とは、スマホゲーム『アズールレーン』に登場するキャラクターである。
CV:野口瑠璃子
もしや、占いに出てきた「わざわい」は概要のことでしょうか…
2021年9月12日の4周年記念生放送にて実装が発表され、9月16日から開催のイベント『駆けよ碧海の吹き風』で実装された重桜所属のKAN-SEN。大日本帝國海軍が建造した長良型軽巡洋艦4番艦由良をモチーフにしている。レアリティはSRで、建造時間は1時間5分。生放送ではスキンの発表も行われた。
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https://twitter.com/azurlane_staff/status/1437302526425010177
黒の長髪に巫女装束という大変珍しい純和風の装い。白衣と緋袴を着こなし、その上から千早を羽織っている。KAN-SENにありがちな過剰な露出が無い正統派な服装と言える。
長良型共通の一人称「あて」も完備。お姉さん、霊感持ち、イケメンなど何かと個性が強烈な長良型の中では言動ともに大人しい。喜怒哀楽に乏しく、表情が3種類しかない(他のKAN-SENは5つ以上ある事が多い)。ただしスキン「ふたりはさきゅばす?」ではちゃんと5種類用意されている。胸を触っても怒るどころか「嫁入りするしかない」と肯定的。プレイヤーの事は「指揮官さん」と呼ぶ。不可思議な力を持っているのか、艤装が宙に浮いている。艤装には紙垂(しで)、紅白の注連縄、緋色の勾玉、吉祥結びなど和の要素が多数盛り込まれている。背丈と同じくらいの長髪だが、神道では「髪は長ければ長いほど力を増す」とされており、由良が相応の実力者である事を物語っている。右手に艦橋と砲が一体化した謎の物体を持っているが、おそらく神楽舞で使用する三番叟鈴(さんばんそうすず)と思われる。ここまで重桜の文化を体現したKAN-SENは非常に少ない。艤装には14cm単装砲、8cm単装砲、61cm魚雷発射管が装備されている。
寮舎の家具「メガステージ」(バックダンサーにサンディエゴが大量に出てくるアレ)に乗せると、両手を上下させて踊る。また、布団やベッドで寝かしつけると青い三角帽子をかぶる。黒の長髪は巫女装束の一部と見なされており、維持を求められる事から髪や頭皮へのダメージを避けるために着用していると考えられる。やられモーションが他のKAN-SENと違って新規になっており、格闘ゲームで倒された時のような挙動をする。
式神使いであり、背後に式神と思われる半透明の女性が映っている。そちらは「私(わたくし)」という名前との事。紛らわしい。立ち絵では映っているが「私」は目に見えず、由良が呼び出した時だけ画面に現れる。…のだが、霊感のある五十鈴には見えているようでオバケと勘違いしている。「私」には意思があるようで、由良と会話していたり、彼女を通して意思疎通も出来る。「ふたりはさきゅばす?」ではセクシーな衣装を着ている。また、呼び出すと実体を得るらしく瓦礫を撤去する描写がある。霞(アズールレーン)の「ふわりん」と「私」は対話が可能なようであり、由良自身も霞には「はじめて会った気がしない」と語っている。ちなみにケッコンすると後ろの「私」が画面から見切れる。どうやらケッコンの対象は由良だけらしい。
巫女だけあって重桜の術式に詳しく、結界に関する知識も豊富。占術にも長けている様子。好感度を上げると手製のお守りを授けてくれるようになる。イベント『駆けよ碧海の吹き風』では、奇怪な島「竜宮城」に閉じ込められた島風たちを助けるために城内へ突入した。裏山にお社があり、普段はそこで手伝いをしている。
艦名は京都府北部を流れる由良川から取られているが、軽巡で京都の河川が採用されたのは由良が唯一。京都市上京区には陰陽道の大家で式神を使役した安倍晴明を祀った晴明神社があり、ここから式神使いの設定が生まれたと思われる。また軍艦由良の乗員と由良村は良好な関係を築いており、艦内神社でもある宮津市の由良神社は艦長の働きかけで社格が上がったというエピソードがある。巫女装束なのはこのエピソードに起因しているのかもしれない。いかなる時も動じないマイペースな性格は、第8戦隊や第5潜水戦隊、第4水雷戦隊の旗艦を歴任したり、杭州湾上陸ことH作戦の総指揮を執った司令としての立場に由来している可能性がある。姉妹艦の中で影が薄いのは、真っ先に撃沈されたからか。それでも竣工から戦没まで19年半が経過しており、実装された同期の中ではぶっちぎりの長寿である。「名前と縁がある式を使役できる」事から、おそらく式神の正体は艦名候補の鈴鹿ではないかと推測される。
スキル
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水響雷邪祓
戦闘開始時、自身の火力・対空・対潜がアップ。戦闘開始時、味方艦隊に戦闘可能な重桜駆逐艦がいる場合、戦闘中18秒毎に、味方前衛艦隊で耐久の上限に対する割合が一番低い艦船を回復する(4回まで発動可能) ;味方艦隊に重桜駆逐艦が存在しない場合、自身の雷装がアップし、18秒毎に70%の確率で特殊弾幕を発動する(威力はスキルレベルによる)
重桜駆逐艦の有無で内容が変わるスキル。重桜駆逐艦が増えれば増えるほど恩恵が受けられるので、是非統一しておきたい。いない場合は自身を強化するスキルとなる。 -
水響雷御祈
戦闘開始時、味方重桜駆逐艦の雷装・装填が4.0%、対空が6.0%アップ(スキルLv1時)
こちらは重桜駆逐艦がいないと役に立たないスキルとなる。その代わり重桜駆逐艦共通の長所である雷装を強化し、欠点の対空を補えるという非常に便利な効果となっており、上記の水響邪祓も手伝って真価を発揮するには陣営統一が必須。水雷戦隊の旗艦を務めた経歴を反映してのスキルであろう。水雷戦隊を率いたのは僅か5ヶ月半程度であり、潜水戦隊の方が1年半以上率いていたのは内緒。
元ネタ
詳しくは→由良(軽巡洋艦)
1921年5月21日、佐世保工廠で起工。1922年2月15日に進水し、1923年3月20日に竣工した。
由良は軽巡洋艦として初めて艦載機運用能力を得た艦である。艦載機を載せるだけなら球磨型でも出来たが、運用能力を持ったのは由良が初。また画期的な巡洋艦夕張と同時期に同じ工廠で建造されたため、その先進性を説明するために由良がよく引き合いに出されるという悲劇の艦。ちなみに夕張とは関東大震災の救援で一緒に行動したり、1934年10月の対抗演習で衝突事故を起こしたりするなど何かと縁がある。
1928年のアムステルダムオリンピックに出場し、200m平泳ぎで金メダルを獲得した鶴田義行氏は新兵時代、一等機関水兵として由良に乗り込んでいた事がある。その頃から得意の泳ぎを存分に活かしていたという。機動部隊を率いた南雲忠一中将も日中戦争時は第8戦隊司令として由良に乗艦していた。水雷長時代の田中頼三少将や、艦長時代の豊田副武大将も乗艦しており、未来の大物が見受けられる。
関東大震災の救援、第一次上海事変、日中戦争、太平洋戦争に参加。南方作戦やベンガル湾機動作戦で特務船(船名不明)と英武装商船タクツァンを撃沈し、砲艦1隻を拿捕。5隻の輸送船や雑役船を協同撃沈して戦果を挙げている。マレー沖海戦では指揮下の伊65が英東洋艦隊を発見・通報するという重要な役割を果たした。
1942年10月25日、アメリカ軍の空襲で沈没し、日本軽巡初の喪失艦となった。
関連項目
- アズールレーン
- レッドアクシズ/重桜
- 長良型軽巡洋艦
- 長良(アズールレーン)
- 五十鈴(アズールレーン)
- 由良(アズールレーン)←いまここ
- 鬼怒(アズールレーン)
- 阿武隈(アズールレーン)
- アズールレーンのKAN-SEN一覧
- 和風
- 黒髪ロング
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