S☆E☆K☆K☆O!B☆O☆Y☆S!石膏!!!
「石膏ボーイズ、略して『石ボ』です!
よろしくお願いします!」
石膏ボーイズとは、KADOKAWA、ザリガニワークス、ホルベイン画材による合同プロジェクト、およびこれを用いたアニメ作品である。公式略称は「石ボ(いしぼ)」。ちなみに公式ツイッターのハッシュタグも「#いしぼ」である。
概要
ご存知KADOKAWA、「コレジャナイロボ」や「土下座ストラップ」で定評のあるザリガニワークス、そして美大生や同人関係者にはおなじみのホルベイン画材の三社が、「聖人・偉人をモチーフにした石膏像をイケメンアイドルにしてみよう!」という、ネジの外れたぶっ飛んだプロジェクトを立ち上げたのがそもそもの発端である。
コンセプトは「全美大生とイケメン好きなあなたに贈る本気プロジェクト」で、メインターゲット層はもちろん美大生と美大卒業生。
このプロジェクトが動き出してからというもの、美大生を中心にジワジワとウケているらしく、2015年9月にはTVアニメ化も発表され、秋には関東各地の美大での芸術祭に積極的に参加している。
同時に、KADOKAWAが発行している文芸誌「ダ・ヴィンチ」のWeb版「WEBダ・ヴィンチ」では、石膏ボーイズの活動記録ともいうべき連載記事「動かぬ証拠」が連載されている。
また、ホルベイン画材やKADOKAWAからはなんと公式グッズも発売されており、ホルベイン画材の公式通販サイトやAmazon、アニメイトなどでも購入できる。
ホルベイン画材からは、画材メーカーらしく「石膏ボーイズのクロッキー帳」が発売され、極めつけは石膏ボーイズの元となった石膏像やそのミニチュアも発売されている。ちなみに石膏像の方は、1体お値段なんと約50000円也…ってか、買う人いるのだろうか?
TVアニメ
2016年1月から3月まで、TOKYO MXとBS11でのウルトラスーパーアニメタイム枠で放送された(AT-Xでも放送)。
またニコニコ公式チャンネルも開設され、2016年1月25日より配信が開始される。第1話は常設無料配信。各最新話も1週間無料配信(詳細は後述の公式チャンネルを参照)。
アニメはオリジナルストーリーのギャグアニメで、「ジャングルはいつもハレのちグゥ」や「銀魂」「侵略!イカ娘」シリーズなどでシュールなギャグに定評のある横手美智子がシリーズ構成と脚本を手がけ、アニメ制作は「ミス・モノクローム」2期と3期、「アルスラーン戦記(日5版)」「新劇場版頭文字D」をサンジゲンと共に手がけた「ライデンフィルム」が担当している…って豪華すぎるだろ。
もう一度言おう。「ギャグアニメ」である(大事なことなので二回言いました)。
また、石膏ボーイズが歌う主題歌は、「ユリ熊嵐」のOPでメジャーデビューを果たしたボンジュール鈴木が作詞を手がけている。
歌っているのは小野大輔、福山潤、立花慎之介であり、杉田智和はなぜか合いの手を入れている…というか、智和、もっとちゃんと歌いなさい。
スタッフ
- 監督:宅野誠起
- 助監督:臼井文明
- シリーズ構成・脚本:横手美智子
- キャラクターデザイン・総作画監督:伊藤依織子
- 音響監督:鶴岡陽太
- 音楽:満寿田ムーブマン
- 音楽制作:KADOKAWA
- アニメーション制作:ライデンフィルム
主題歌
アニメ版ストーリー
美大卒の社会人一年生・石本美希は、美大時代にさんざん石膏像を描かされたために石膏像が嫌いになり、美術とは無縁の仕事に就きたいと考え、芸能事務所の「ホルベイン芸能」の門を叩き入社する…までは良かったのだが、なんと入社して1日目から、いきなり新人アイドルユニットのマネージャーを任されることになった。
その名は…「石膏ボーイズ」!
みんなイケメン……でも石膏像。
さらにこの石膏像の皆さん、一癖も二癖もある面々だったのだ!
ヘンテコでクセのある石膏像アイドルユニットと、新米マネージャーのヘンテコな日々が幕を開ける。
石膏ボーイズのみなさん
メンバーはいずれも歴史上の偉人・聖人や神話の神様の石膏像で、しかもいずれ劣らぬイケメン揃いだが、なぜか性格的に一癖も二癖も多い。
- 聖ジョルジョ(声:杉田智和)
「君を、絶対に守る!」 - グループのリーダーで、正義感あふれる軍人。
基本的に真面目なのだが、行動が少々強引気味。
外見は中の人に激似で、「ただの杉田」のコメントが続出。どうしてこうなった。 - マルス(声:小野大輔)
「求めすぎ?情熱的なのさ!」 - ローマ神話の軍神で、やんちゃだが愛に一途な神様。
こちらも公式PV公開から「ただの小野D」のコメントが続出。
コテコテの関西弁でしゃべるアテナ(声:木村亜希子)というお姉さんがいる。
「全裸メット」と呼ぶと怒るのでくれぐれも注意しよう。 - ヘルメス(声:福山潤)
「教えてあげようか?この世のすべてを…」 - ギリシャ神話の商業・牧畜・泥棒などの神様で、そのためいろんな業界に顔が利く、別名「美肌のマルチタレント」。また人当たりもいい。
- メディチ(声:立花慎之介)
「光ってるね、僕の宝石たち!」 - メディチ家の三男坊の元祖セレブで甘えん坊。芸術を好み、時々マニアックな発言多数。
メンバー4人(?)の中では一番大きさが小さく、なおかつ空洞であり、YouTubeで公開されている「石膏アフタートーク」の第2話では、そのあたりをヘルメスにいじられている。
ホルベイン芸能関係者のみなさん
アニメ版で石膏ボーイズの所属する芸能プロダクション。実際のホルベイン画材とは関係ないが、会社のロゴはなぜかホルベイン画材のロゴにそっくりである。
- 石本美希(声:古城門志帆)
- 石膏ボーイズのマネージャーで、美大卒の社会人一年生の22歳。福岡県出身。
美大時代にデッサンでさんざん石膏像を描かされたために石膏像が嫌いになり、ホルベイン芸能に入社するも、いきなり石膏ボーイズのマネージャーになってしまうハメに。 - 堀部半蔵(声:黒田崇矢)
- ホルベイン芸能の社長さんで、58歳のナイスミドル。新卒の美希をいきなり石膏ボーイズのマネージャーに抜擢する。
このプロダクション、最初は人間の芸能人を手がけていたのだが、どういうわけか嫌気が差し、なんと石膏像の芸能人を手がけることに。
ちなみに関西弁を話すが、これはホルベイン画材の本社が大阪にあることに由来していると思われる。 - 柳沢宏典(声:櫻井孝宏)
- ホルベイン芸能のベテランチーフマネージャーで、美希の先輩にあたる38歳のおじさん。
美希が入社する前から石膏ボーイズを担当していたが、ボーイズの面々が重いので、時々ギックリ腰に悩まされている。
そのため、石膏ボーイズが移動するときは腰に負担を与えないように、4人(?)揃ってカートに載せて運ぶのが恒例。
その他のみなさん
本作では、人間のトップアイドルとして「花屋敷ミラ」が登場している。
- 花屋敷ミラ(声:牧野由依)
- 人間側のトップアイドルで、ホルベイン芸能以外の事務所に所属している。石膏ボーイズの大ファンで、出会うや否や「石ボさんだぁ〜!」と、ファン丸出しになり、またグッズも持っている。
ちなみに石ボの面々も彼女の大ファンである。
また第7話からは、石ボの大先輩にあたる「ダンディ2メン(略してダン2)」という石膏像アイドルコンビが登場。定期的にディナーショーを開催しており、根強い人気を誇る。石ボの面々も彼らに憧れている。
- モリエール(声:子安武人)
「君の戯曲を書かせてくれないか?」 - 「ダンディ2メン」の一人で、キャッチフレーズは「こう見えて喜劇王」。
- ブルータス(声:藤原啓治)
「造形のザックリ感は、味だよ、味」 - 同じく「ダンディ2メン」の相方で、キャッチフレーズは「信念の男」。
余談
実は、美大生の間では、石膏ボーイズ以前から「もし石膏像がアイドルユニット『SKZ48』を結成したら」なんて妄想が広がっており、その中にはモリエールやラオコーンも人気があったそうである…恐るべし。
サブタイトルは、実際に存在する絵画のタイトルを使用している。
各話リスト
話数 | サブタイトル | 動画 |
---|---|---|
第1話 | 私の芸術的人生の7年間を要約する現実的寓意 | |
第2話 | 我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか | |
第3話 | ヌムール公ジュリアーノ・デ・メディチ | |
第4話 | 竜を退治する聖ゲオルギウス | |
第5話 | マルスから平和を守るミネルヴァ | |
第6話 | プリマヴェーラ | |
第7話 | 内乱の予感 | |
第8話 | 音楽と分別の寓意 | |
第9話 | ウルカヌスの鍛冶場 | |
第10話 | 泣く女 | |
第11話 | 放蕩息子の帰宅 | |
第12話 | 最後の審判 |
関連動画
関連生放送
公式チャンネル
関連項目
- アニメ作品一覧
- 杉田智和
- 小野大輔
- 福山潤
- 立花慎之介
- DABA
- ライデンフィルム
- KADOKAWA
- 横手美智子
- ボンジュール鈴木
- 公式が病気
- どうしてこうなった
- 人類には早すぎる動画
- 智和、もっとちゃんと歌いなさい
- コレジャナイロボ(過去にザリガニワークスが手がけたコンテンツ)
外部リンク
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