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3年B組金八先生 伝説の教壇に立て!とは、チュンソフトから発売されたPS2のゲームソフトである。
概要
2004年6月24日にチュンソフトから発売（後、2005年7月28日に新シナリオを追加した完全版が発売）。おなじみのテレビドラマ『3年B組金八先生』をモチーフとしており、プレイヤーは入院した金八先生の代わりに、担任として1年間、3年B組を受け持つことになる。
シナリオは全10話。完全フルボイスで、字幕無し+自動的に会話が送られるため、実際にドラマを見ているかのような雰囲気が味わえる。プレイヤーは要所要所で生徒たちや先生、時には生徒の家族などに話を聞き、カードを入手。そのカードを使って様々な問題を解決していくことになる。
『3年B組金八先生』の世界観ではあるが、舞台はドラマの「桜中学」ではなく、「サクラ中学」となっており、所属する先生たちも全員別人であり、ドラマからのキャラは金八先生と大森巡査しか登場しない。ただし、数学の高嶺先生の声優が、ドラマで同じく数学教師の乾先生を演じる森田順平である、1話ごとの終わりに「贈る言葉」流れる（ただし、上戸彩のカバーバージョン）など、若干の共通点は見られる。
ちなみに、本作に登場したフリーライター御法川実は、後に『428-封鎖された渋谷で-』で主人公の一人として再登場している。
主題歌は上戸彩がカバーしたバージョンの「贈る言葉」。ちなみに、上戸彩は第6シリーズドラマ版に出演している。
ゲームシステム
- イベントカード
- ゲームを進めていく上で必要なカード。主人公が行動を起こす時や、登場人物からの問いかけの回答として使用する。
- ザッピングシステム
- ある生徒のシナリオを進めると同時に、別の生徒のシナリオも進めることができる。1つだけの問題を解決することもできるし、2つ同時に問題を解決することもできる（同時解決を目指す場合は、バッドエンドになることもあるので注意）。
- 才能開花システム
- シナリオの合間に、シナリオと直接関係ない生徒がマップ上に現れ、才能カードをぶつけて生徒が潜めている才能を開花させることができる。生徒の全ての才能を開花させれば、おまけモードでその生徒の「仰げば尊し」を聴くことができる。才能カードには、各能力ごとのためになる情報や薀蓄、生徒や教師の面白裏情報、関原先生の言葉が掲載されている。
登場人物
※坂本金八役の武田鉄矢と大森巡査役の鈴木正幸以外の声優は全員マウスプロモーション所属である（当時）。
生徒名簿
男子生徒
- 伊吹銀平
- CV：奥田啓人。オッサン顔。中学生らしからぬとある深刻な悩みを抱えている。塩見慶一郎と中島ヒカルとは幼馴染。
- 岩木竜二
- CV：清水敏孝。坊主頭。クラスメイトからの人望はないが、妹思いな優しい一面も持っている。
- 大山太郎
- CV：真殿光昭。通称「タロP」。タロPのPが何なのかは不明。聖あやかファンクラブ会長。当然ながらあやかのことを想っているが・・・。転校していった高千穂誠に代わって2学期から学級委員を務める。
- 北健太
- CV：鶴博幸。通称「チビ太」。あだ名の通り背が低くいじめられがち。完全版では彼のシナリオが追加されている。
- 黒部哲郎
- CV：加藤将之。通称「鉄ちゃん」。鉄道オタクで変わった性格もあってか、友達は少ない。目の焦点が定まっていない。
- 塩見慶一郎
- CV：加瀬康之。ベントラーベントラー宇宙人が来たぞー！
- 白石雪也
- CV：中村俊洋。ショタ枠。おとなしい性格で成績は優秀。犬が好き。才能カードによれば、「笑顔の似合う男の子コンテスト」でダントツの1位とのこと（投票理由に「女子の制服を着て微笑んでほしい」というわけのわからないものがあったらしい）。
- 平光夫
- CV：鈴木正和。きれいなジャイアン。3年B組一の巨体で性格は穏やかで心優しいが、熱い心の持ち主。
- 高千穂誠
- CV:石田彰。容姿も性格もイケメンな男子の学級委員長。1学期いっぱいで転校してしまう。才能カードによれば、雪也が貧血で倒れた時は懸命に救護していたらしい（だが、その献身っぷりのせいで2人の関係を怪しむ声も出たらしい）。
- 桧山太陽
- CV：小野大輔。引きこもりの少年。成績は非常に優秀で、学校には行く必要がないと考えているようだが・・・。
女子生徒
- 雨池マミ
- CV：木暮英麻。仲良し3人組の1人。ナスビに似ている。
- 天城あずさ
- CV：増田ゆき。演劇部所属のおさげの眼鏡っ子。背は小さめで、おっとりした性格。別名スーパーあずささん。
- 櫛形陽子
- CV：奥島和美。ギター部所属。強気な性格。
- 久住あい
- CV：細野雅世。ソフトボール部所属。さばさばとした性格の女の子。用意されていた彼女のシナリオが援助交際をテーマにしたものだったため、ゲームでは収録されず小説版で収録されている。
- 白駒クミ
- CV：浅井清己。仲良し3人組の1人。
- 月山美咲
- CV：谷井あすか。通称「5点の女」。底抜けに明るい性格だが、成績が極端に悪く、自分でも馬鹿だということは自覚している。桧山太陽と仲がいい。
- 中島ヒカル
- CV：沢城みゆき。女子の学級委員長。眼鏡っ子。物語において重要な役割を担う本作のヒロイン的存在。
- 夏沢レミ
- CV：峯香織。仲良し3人組の1人。
- 聖あやか
- CV：氷上恭子。アイドルとして活動しているため、学校を休みがち。男子生徒から人気がある一方で、女生徒からは反感を買ってしまっている。
- 富士美智子
- CV：浅野るり。躾の厳しい家庭環境に育ったため、上品な言葉遣い。通常版ではメインシナリオが無いため地味だが、完全版には彼女のシナリオが追加されている。才能カードによれば、とてつもないマイナス能力を持っているらしい。通称「ふーにゃん」。
- 美原京子
- CV：田上由希子。2学期からサクラ中学に転入。特技はバイオリン。
教職員一同
- 主人公
- 入院した金八先生のかわりに1年間3年B組の担任を受け持つことになった男性。元々教職に就いていたが、ある事件をきっかけに離れていた。
- 広沢りん子
- CV：岡村明美。担当教科は英語。3Bの副担任でもあり、主人公のサポートを行う。酒癖が非常に悪い。才能カードによれば、隠れプロレスファンとのこと。
- 鈴木夏子
- CV:谷育子。サクラ中学校長。寛容な性格だが・・・。
- 田沼貴一
- CV：楠見尚己。サクラ中学教頭。通称「タヌキ」。非常に傲慢な性格で、主人公のやり方を嫌い、何かとクビにしようとしたり、教育者として信じられないような発言をすることがままある。
- 小須田念次
- CV:納谷六朗。教頭の腰巾着。まさに腰巾着の見本といわんばかりの腰巾着っぷりを見せてくれる。陰湿でずるがしこく、常に教頭に取り入ることだけを考えているが、実は意外といい一面もあったりする。担当教科は不明。
- 高峰通
- CV：森田順平。数学教師。面倒見のいい性格なのだが、プレイドが高く、自分のやり方に絶対の自信を持っており、主人公と教育方針をめぐって敵対することも多く、ポジションとしてはドラマ版の乾先生に似ている。
- 相沢カヲル
- CV：樫井笙人。理科教師。大学時代は宇宙工学を専攻しており、成績はトップだった。理科室を爆発させたり危ない一面も持つが、純粋な少年の心も持っている。
- 神崎武則
- CV：板東尚樹。社会科教師。学生運動の思いを未だに引きずっている革命家。
- 関原大介
- CV：高瀬右光。体育教師。名前はセクハラ大好きのもじり。名前通りセクハラ発言ばかりしている危険な教師。
- 音無静子
- CV：幸田直子。音楽教師。演劇部の顧問もしている。
- 久保真理子
- CV：沢海陽子。サクラ中学のスクールカウンセラー。
- 水島奈美
- CV:小池亜希子。校医。本編では地味だが、番外編でその真価は発揮される。
- 桐谷正輝
- CV：大塚明夫。美術教師。物語終盤から登場する物語のキーパーソン。
- 坂本金八
- CV：武田鉄矢。本作では体を壊して入院している設定になっており、病院に行くことでアドバイスを貰える。声同様に顔もそっくり。結構元気そうに見えるが、1年間も何の病気で入院していたかは不明。
その他の登場人物
- 御法川実
- CV：浜田賢二。新聞記者。りん子先生のかつての恋人。作中でりん子にプロポーズをするが・・・。単語記事もあるのでそちらもご覧下さい。→ 御法川実
- 大森巡査
- CV：鈴木正幸。サクラ中学近辺の管轄である交番に勤務する警察官。ドラマ版でもお馴染みの登場人物。
関連動画
関連静画
関連項目
関連リンク
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