Battlestationsとは2007年にEidosが発売した太平洋戦争をテーマとしたRTS+アクションゲームのシリーズである。
日本語版のXbox360版はスパイク、PC版(Midwayのみ)がズーから発売された。
概要
Battlestations:Midway バトルステーションズ:ミッドウェイ
Battlestations:Midway(以下ミッドウェイ)は2007年にEidosから発売された。
ミッドウェイ最大の特徴はRTSとアクションの融合、さらにシューティング要素を併せ持つ点だ。
ミッドウェイでは戦艦・空母・巡洋艦・駆逐艦・潜水艦・戦闘機・爆撃機・雷撃機などの兵器をプレイヤーが操作する事が可能だ。軍艦、航空機の操艦や操縦はもちろん、砲撃・雷撃・対空射撃・空戦・爆撃・爆雷投下などを自由に行える。 (プレイヤーが操作していない兵器は命令を出しておくと命令通りにコンピューターが移動・攻撃・帰還を行う)
本来RTSなので兵器を直接操作せずに戦略マップのみで指揮を行う事も可能。
登場する兵器は主に太平洋戦争序盤で登場した艦船・航空機が中心となっており、日本軍では戦艦大和(洋ゲーでは珍しい初期型)をはじめ、零戦などの航空機が多数登場する。
しかし、日本軍艦艇のグラフィックには一部塗装や形状が違うものがあり、中でも艦の側面に大きく書かれた漢字の間違った艦名が目立つ。(利根級巡洋艦には「生助」と謎の艦名が書かれており、ネタにされる。)
音声の日本兵の台詞は日本人が担当し、活き活きとした日本語を聞く事ができる。
ミッドウェイのキャンペーンモードはプレイヤーが米軍の士官となって真珠湾攻撃からミッドウェー海戦までを歴史を辿って行く構成になっている。(ゲーム性を重視している為、参加艦艇や戦果が史実とは異なっている場面もある。)
キャンペーンモードの他にシングルミッションとしてチャレンジモードが用意されており、こちらは日本軍のミッションが大半を占めている。若干難易度が高く設定されている。
ミッドウェイにはマルチプレイも実装されており、最大8人で全世界と対戦が可能。(例外:日本語版)
マップも9(+1)ステージが用意されており、珊瑚海海戦やミッドウェー海戦、レイテ沖海戦などがある。
ミッドウェイの最大の魅力がこのマルチプレイであるが、日本語版でその魅力を感じるのは難しい。
日本語版の鯖は海外鯖と隔離されており、海外の人とは対戦できない。
Battlestations:Pacific バトルステーションズ:パシフィック
Battlestations:Pacific(以下パシフィック)は2009年に発売された。ミッドウェイの続編。
パシフィックはミッドウェー海戦以降の太平洋戦争をテーマとしており、米軍キャンペーンではミッドウェー海戦から沖縄戦までの歴史を辿って行く。パシフィックより日本軍キャンペーンが新たに追加され、「日本が優勢だったら・・・」というパラレル設定でストーリーが進む。(前作同様に一部参加艦艇や戦果が史実とは異なっている場面がある。)
パシフィックには前作登場兵器に加え、新たに太平洋戦争中盤以降に登場した軍艦や航空機が多数追加され、潜水空母"伊400"や幻の局地戦闘機"震電"、特攻機"桜花"、人間魚雷"回天"などが登場する。
DLCでは、幻の戦艦"超大和級"や"モンタナ"、"深山"、"P-51Dマスタング"等が追加できる。
また、前作登場兵器にもグラフィックの強化・補正が行われており、艦側面にあった謎の艦名は表示されなくなった。 (「生助」はもう見れない・・・)
音声は前作とは変わり後述の日本語版のみ日本側の台詞が日本語になる。
マルチプレイも進化を遂げ、アンロックユニットの追加や5つの対戦モードが実装された。
エスコート(護衛) シージ(包囲戦) コンペティティブ(競争)
前作と比べRTSの面が強くなった。(モードによってはシューティングやアクション系に偏ったものもある。)
マップは史実に基づいたものは無くなり、架空のマップとなっている。
日本語版(Xbox360)は前作と同様にスパイクからフルローカライズされ発売された。
前作の日本語版で問題となった隔離鯖は、パシフィックより全世界対戦が可能となった。
関連動画
Battlestations:Midway バトルステーションズ:ミッドウェイ
Battlestations:Pacific バトルステーションズ:パシフィック
関連商品
Xbox360
PC
関連コミュニティ&チャンネル
関連項目
関連リンク
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- 0pt
https://dic.nicovideo.jp/t/a/battlestations