Project Nimbusとは、タイのゲーム開発チームGameCrafterTeamが開発し、株式会社GameTomoが販売しているハイスピードロボットアクションゲームである。
概要
Project Nimbusとは、「バトルフレーム」と呼ばれる様々な人型バトルスーツを操縦し、敵を撃破していくロボットアクションゲームである。物語を辿りつつ様々な勢力・パイロット視点で進行するキャンペーンモードと、任意のバトルフレームを選択し撃破されるまでのスコアを競うサバイバルモードが存在する。現在も開発中であるが、Steamにて購入(¥1,480)と早期アクセスが可能で、キャンペーンモードは全4章中3章まで公開されている。対応言語は英語、タイ語、日本語(ローカライズの関係で、日本語版のキャンペーンモードは2章まで)の3つ。日本のアニメ、ゲームに多大な影響を受けており、ガンダムシリーズ、マクロスシリーズ、Z.O.Eシリーズ、アーマード・コアシリーズ、エースコンバットシリーズなど多くのロボット作品・シューティング作品の要素が取り入れられている。
ゲーム内容としては、他のロボットゲー・シューティングゲー同様、3D空間内で敵の攻撃を回避しつつ敵勢力を撃破するのがゲームの基本となる。難易度は三段階(易、普、難)あるが、「普」の状態でもやや難易度が高めのミッションが存在するため、この手のTPSに不慣れな人は「易」から始めることをお勧めする。ただし、キャンペーンモードはミッションをクリアせずとも次のミッションをプレイ可能で(逆に、同じミッションに繰り返し挑むことも可)難易度もミッション毎に選択可能なため深く考える必要はない。キーコンフィグとゲームパッドの利用は可能。
世界観
舞台は西暦2078年、21世紀初頭に発生した世界規模の戦争により地表は壊滅的な被害を受ける。人々は地表での居住を諦め空中都市へと住処を移すが、地表に残された人々のいくつかはテロ組織「亡国の民」へと変貌を遂げる。バトルフレームを用いた多国籍勢力間の勢力争いと、亡国の民による無差別テロ攻撃によって、世界は再び戦争の道を突き進む。
ゲームシステム
基本操作
一般的なFPS,TPSと同様W,S,A,Dキーがそれぞれ前進,後退,左移動,右移動となっており、本作はそれに加え3次元的に移動するため、E,Cキーが上昇,下降に対応している。
照準と方向転換はマウスで行い、右クリックでロックした敵に対し、左クリックで攻撃を行うことが出来る。一度ロックしてしまえば敵がどのような動きをしても自動で追尾・照準を行ってくれるためエイム能力はほぼ必要無い。
スペースキーを押すとブーストゲージを消費しブーストが可能で、押し続けるとそのまま加速することが出来る。ブーストゲージは時間経過で回復するものの消費が激しいため、こまめにブーストをふかしてゲージを節約するのがよいだろう。(ただし、機体によってはブーストが出来ないものもあるため注意。)
Fキーを押すとフレアが射出される。敵は頻繁にミサイルを撃ってくるものの、ミサイルの速度はそこまで速いわけではなく機体によってはブーストだけで逃げ切れたりもする。かといってミサイルに当たる直前に出しても効果は薄いため、ブーストによる回避とフレアによる錯乱を併用するのが基本となる。
他の操作としてマウス中央ボタンのクリックで近接攻撃を繰り出したり、飛行モードに変形が可能だったりするが、一部機体にのみ実装されている機能のため省略する。
武装
バトルフレームに搭載されている武装は大きく分けて以下の5つ。
機銃
20MM砲やマシンガン等。近距離戦で火力として期待出来る他、自機に飛んで来るミサイルにも判定があるため迎撃にも使用可能。ただし、火力として安全に使えるのはモブ機体(緑マーカー)までであり、要注意機体やエース相手(赤マーカー)にノコノコ近づくと手痛い反撃を食らう。
ミサイル
マルチロックが可能なマイクロミサイルと、単発でしか撃てないアクティブミサイルの二種に大別される。長距離戦や多対一で有効。他の武装と同様に左クリックでロックした対象に発射可能だが、マルチロック機能を持つミサイルは右クリックを押しっぱなしにすることでマルチロックが可能。基本的に発射した後は放置しても勝手に敵を追尾してくれる。
レールガン、榴弾砲
レールガンや105MM砲など、中距離で使用する大型の砲。機銃に比べ連射性能等に劣るものの、命中と威力に優れる。敵エース機はフレアやデコイなどミサイルに対抗する武装を持っていることがあるため、その場合はこちらをメインにするしかない。
ファンネル
「GCTX01 ミライ」や「ZX05 ザヴトラ」などの最新鋭機に備えられている兵器。ガンダムシリーズに出てくるファンネルと同じとして考えて問題ない。ファンネルは射出後自機の周りを周回し、向かってくるミサイルを自動迎撃してくれる。また、ファンネルが射出されている状態で敵をロックすると、自動でロックした敵に向かって飛来し攻撃を仕掛けてくれる。ファンネルにはHPが設定されており、撃墜されるとそのままロストするが、リロード後にまた新しいファンネルを使用出来る。
デコイ、シールド
「GCTX01 ミライ」や「ZX05 ザヴトラ」などの最新鋭機に備えられている兵器。敵を撃墜するための武装ではなく自機を守るための防御用。使用すると自機の周囲に自機と同じ姿の形をしたデコイ、もしくは電磁シールドが展開され、敵のミサイルから自機を守ってくれる他、ターゲットを自機から外すことが可能。
登場人物
CFN
USAF
- スカル1
- USAF(United States Air Force)所属のパイロット。第1~2章のミッションで登場し、プレイヤーとして操作することになる。第2章では飛行モードに変形可能なバトルフレームに搭乗する。僚機としてレナ、ネモ、モビウスの3名が他に在籍している。
- ドラゴンズ・アイ
- 本名ジョージ・ロナウド。第七艦隊所属の将軍で、管制役としてスカル1をサポートする。
MITHRIL
- エズメラルダ・イングリッド(CV:堀籠沙耶)
- CFNと提携している民間軍事企業ミスリルの司令官で、USSタカオの艦長。元々は軍のエースパイロットだったが、思うところがあり退役し現在の職に就いた。管制役としてミライとモーガンをサポートする。
- ミライ(CV:名塚香織)
- 最新鋭バトルフレーム「GCTX01 ミライ」の専属パイロット。バトルフレーム制御のため脳にチップを埋め込んでいるがまだ14歳の少女であり、ミスリルの活動が治安維持から他国との戦争にシフトしつつあることに疑問を抱いている。戦闘では火器管制を担当しているようで、各武器のリロードが完了するとプレイヤーに伝えてくれる。
- モーガン・アキーン
- 最新鋭バトルフレーム「GCTX01 ミライ」の専属パイロット。階級は中佐。第1~2章のミッションで登場し、プレイヤーとして操作することになる。
UCN
SPETSNAZ
- アンディ・デミトリ(CV:藤原啓治)
- スペツナズ第2大隊の司令官。階級は大佐。「赤い悪魔」の二つ名を持ち、強力な威力を誇る粒子キャノンや外付けのブースターでカスタムされた、専用仕様のバトルフレーム「S37 ターミネーター」に搭乗する。第1~2章のミッションで登場し、あるミッションでは敵、あるミッションではプレイヤーとして操作することになる。部下のユリアーナは彼にとって遺伝学上の娘(あるいは妹)であり、なにかと気にかけている。
- ユリアーナ・アレクサンドロフ(CV:小清水亜美)
- スペツナズ第2大隊のパイロット。階級は中尉。最新鋭バトルフレーム「ZX05 ザヴトラ」に搭乗する。第1~2章のミッションで登場し、あるミッションでは敵、あるミッションではプレイヤーとして操作することになる。アンディの遺伝子を改良したクローン人間であるが、彼女がそれを知っているかは不明。ちなみに、ザヴトラ(Zavtra)はロシア語で「明日」の意。
- アクラ3
- スペツナズに所属するパイロット。第2~3章のミッションで登場し、プレイヤーとして操作することになる。
- オカ・イレル
- 管制役としてスペツナズの面々をサポートする。
亡国の民
- ベリゼ
- 亡国の民の最高司令官。空中都市に逃げ込み地表の人々を見捨てた超大国を憎んでおり、亡国の民の行動こそ正義であると謳っている。第1章で登場し、ジェニファー・カレラやオバナ・タケシに指令を下している。
- ジェニファー・カレラ
- 亡国の民の副司令官。ハイレートのマシンガンで武装した専用仕様のバトルフレーム「M3 ストライカー」に搭乗する。第1章のミッションで登場し、あるミッションでは敵、あるミッションではプレイヤーとして操作することになる。
- オバナ・タケシ
- 亡国の民のナンバー3。高威力のイオン・キャノンを搭載した重武装バトルフレーム「ZX03 ジャッジメント」に搭乗する。第1章のミッションで敵として登場する。
- J.P.H
- 亡国の民のナンバー4。第3章時点では名前のみ登場。
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関連項目
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