THE IDOLM@STER 7th ANNIVERSARY 765PRO ALLSTARS みんなといっしょに!とは、アイドルマスターのライブイベントである。
通称「7thライブ」「im@s7thライブ」。
概要
アーケード版アイドルマスターの稼動から7周年を記念して、2012年6月23日・24日に横浜アリーナにて開催されたライブイベント。
出演者は2012年時点における765プロ全アイドルのキャストに音無小鳥役の滝田樹里、さらにアニメ版プロデューサー役の赤羽根健治(生ナレーションのみ)、そして高木順二朗社長役の大塚芳忠(ナレーションのみ)と、まさに765PRO ALLSTARSである。
あと765プロに直接関係ない坂上陽三プロデューサーもトークのみ出演している。
そして今回はバックダンサーが過去最多の8名参加している。公演終盤の挨拶では彼女たちの紹介も行われた。
横浜アリーナの最大収容人数は約17000人であるが、ステージや座席の形態によって変動する。今回のライブは1日当たり約12000人、2日で延べ24000人ほど。それでもこれまでの最大規模であった5thライブのおよそ倍の規模である。
さらに全国50箇所の映画館でのライブビューイングも行われ、イベントタイトルである「みんなといっしょに」を出来る限り体現した一大イベントとなった。
セットリスト(両日共通)
- READY!! (765PRO ALLSTARS)
- CHANGE!!!! (765PRO ALLSTARS)
- 乙女よ大志を抱け!! (中村繪里子)
- ALRIGHT* (浅倉杏美)
- 空 (滝田樹里)
- チアリングレター (平田宏美)
- 風花 (原由実)
- おはよう!!朝ご飯 (長谷川明子、仁後真耶子)
- いっぱいいっぱい (若林直美)
- Next Life (沼倉愛美)
- 眠り姫 (今井麻美)
- SMOKY THRILL (下田麻美、釘宮理恵、たかはし智秋)
- 自分REST@RT (中村繪里子、長谷川明子、今井麻美、仁後真耶子、浅倉杏美、平田宏美、下田麻美、原由実、沼倉愛美)
-
SPECIALメドレー
- ふるふるフューチャー☆ (長谷川明子、今井麻美)
- 魔法をかけて! (平田宏美、若林直美)
- キミはメロディ (仁後真耶子、釘宮理恵)
- Brand new day! (原由実、沼倉愛美)
- 私はアイドル♥ (下田麻美、たかはし智秋)
- Do-Dai (中村繪里子、浅倉杏美)
- MEGARE! (765PRO ALLSTARS)
- TOWN (765PRO ALLSTARS)
- my song (仁後真耶子、釘宮理恵)
- フラワーガール (原由実、沼倉愛美)
- Little Match Girl (中村繪里子、浅倉杏美)
- relations (下田麻美、たかはし智秋)
- arcadia (長谷川明子、今井麻美)
- エージェント夜を往く (平田宏美、若林直美)
- GO MY WAY!! (765PRO ALLSTARS)
- キラメキラリ (仁後真耶子)
- スタ→トスタ→ (下田麻美)
- 自転車 (平田宏美)
- 神SUMMER!! (沼倉愛美、若林直美)
- 晴れ色 (たかはし智秋)
- 七彩ボタン (釘宮理恵、たかはし智秋、若林直美)
- 光 (滝田樹里)
- マリオネットの心 (長谷川明子)
- DIAMOND (釘宮理恵)
- 約束 (今井麻美)
- 見つめて (浅倉杏美、原由実)
- さよならをありがとう (中村繪里子)
- 私たちはずっと…でしょう? (中村繪里子、長谷川明子、今井麻美、仁後真耶子、浅倉杏美、平田宏美、下田麻美、釘宮理恵、たかはし智秋、原由実、沼倉愛美、若林直美)
- いっしょ (765PRO ALLSTARS)
- 【アンコール】THE IDOLM@STER (765PRO ALLSTARS)
- 【アンコール】READY!! (765PRO ALLSTARS)
衣装
ひとつは共通衣装。オープニングのREADY!!とCHANGE!!!!、それとその後のトークパートで着用していた白とピンクを基調とした衣装である。
ライブのパンフレットには同じ衣装を身に纏ったアイドルたちが描かれている。
錦織敦史監督がデザインした衣装で、そのことから「ゴーリージャケット(略してゴリジャケ)」と呼ばれている。
後にPS3版アイドルマスター2に同じデザインの衣装が「プリマコンツェルト♪」という名称でDLCとして登場した。
もうひとつは個別衣装。白と各アイドルのイメージカラーを基調としており、一人ひとりデザインが異なる。
何人かはゲーム・アニメ中に登場した衣装と似たデザインとなっている。
テーマはアシンメトリー(左右非対称)。
主な出来事
- 「ガチ応援用」関係者席
- 通常、関係者席といえば2階・3階席の端やボックス席など、ステージからやや離れた場所に設けられる。
しかし、心の底から応援したいと願うプロデューサーにとって、アイマスガールズの顔が肉眼で見えないこの席で満足出来るわけもなく、また静かに見守りたい関係者もいる関係者席ではサイリウムを振ったりコールを送ったりする行為は取りづらいものがあるため、過去のライブでは関係者席をわざわざ断って一般席を購入した関係者もいるほどである。
このため、今回のライブでは「本気で応援したい人向け」の関係者席が設けられた。
場所は花道が近くにあるセンター席のどまんなか(阿澄佳奈の証言より)。全プロデューサー垂涎の超特等席、さぞや応援も気合が入ったことでしょう。
なお、この「ガチ応援用」関係者席に座ったプロデューサーについては「観客として参加した著名人」の項を参照のこと。 - 円陣もいっしょに
- ステージ裏での出来事であり、このエピソードが明かされたのはライブ後のラジオでのこと。
アイドルマスターのライブではアニメにおけるアイドルたちと同様に、開演直前に出演者たちが円陣を組むのが恒例となっている。この日もアイマスガールズ13名は円陣を組みライブへと臨んだ。
さらにその後、釘宮理恵が共にステージに立つ仲間であるダンサーたちを交えて再度円陣を組むことを提案し、改めて一致団結の鬨を揚げた。ちなみに1回目は撮影用の側面があったためにダンサーたちを交えることが出来なかったという事情があるのだが、結局Blu-ray/DVDに収録されたのは2回目の方である。
この一件に関して今井麻美は「理恵は熱い女だよ」と評している。 - 初のリアル竜宮小町
- 「竜宮小町」というユニットが発表されて以来、実に約2年の時を経てようやく実現した下田麻美・釘宮理恵・たかはし智秋のトリオによるステージである。曲は「SMOKY THRILL」。
この直前の「眠り姫」を以ってこの3人以外は全員がソロorデュオでの歌を披露していたため、「眠り姫」の時点で次はこの3人が来るだろうと予測して、ピンク・黄色・紫のサイリウムをスタンバイしていた者もいるだろう。
ちなみに竜宮小町曲としてはもう1曲「七彩ボタン」も披露されたが、 こちらは釘宮理恵・たかはし智秋・若林直美のトリオとなっている。 - てってってー×10000人×2日
- 中盤のメドレーパートで流れたまさかの「TOWN」。先立ってのニコニコ超会議のライブにおいてもこの曲はあったが、本ライブでBGMとしてではなくセットリストに組み込んでくるとはどれほどの人が予想していただろうか。
メドレー中のいくつかの楽曲はプロデューサーたちを巻き込んでの合唱という扱いになっていたのだが、この曲もそのひとつ。10000人による「てってってー」の大合唱が横浜アリーナに響き渡った。 - ヘンタイ!×10000人×2日
- 坂上陽三の登場と共に、恒例となった「ヘンタイ!」コールが巻き起こる。当人は「10000人から罵声(?)を浴びせられるのはギネス級」と、それはもう非常に喜んでいた。
ちなみに「ヘンタイ!」コールと共にウルトラオレンジや大閃光オレンジのサイリウム(以下、ひっくるめて「UO」)を折るのが慣習となっているのだが、この瞬間にたった一人のおっさんのために数千本あるいはそれ以上のUOが折られたことになる。坂上陽三曰く「サイリウムはアイドルの皆さんに振ってあげてください」。 - 「アイドルマスター シャイニーフェスタ」アニメ収録の発表
- 本ライブの直前に「アイドルマスター シャイニーフェスタ」の大まかな情報は公開されていたが、それに新作アニメが収録されることが新たに発表された。
多くのプロデューサーたちが歓喜し、この会場にいるであろう錦織敦史監督に「ありがとう」を伝えようとしたことだろう。しかし関係者席に向かって叫んでいたそこのアナタ、その方向は見当違いですよ。彼はサイリウムを振れない関係者席よりも観客席を好む傾向にあり、この日も観客席にいたという情報がある。 - ジュピター主役の漫画の発表
- 「花とゆめ」系列の3誌にてジュピターをメインに据えた漫画が連載されるという、誰もが予想しなかった展開である。単にサプライズ度だけであれば、本ライブでの発表の中で一番であっただろう。
この発表により、歓声と笑いが入り混じった珍妙な声が横浜アリーナに響き渡った。ちなみにその声は決してネガティブなものではなく、この発表をかなりビビッていた坂上陽三を安堵させるものであった。 - フライングスタ→トスタ→
- 下田麻美がワイヤーに吊るされて空を飛んだワケではない。
2日目の「スタ→トスタ→」において、下田麻美は少し早く歌い出してしまう。しかし彼女やバックダンサーたちは慌てず騒がず、しばらく歌が曲より進んだまま歌い続け、タイミングを見計らって曲に合うように修正。
ミスは残念なことではあるが、そのリカバリーという形で彼女たちの成長と力量を見ることができたと思えば、またそれも感慨深いものである。
横浜アリーナ病
この項目は、事実を元にしたジョークを含んで書かれています。 うっかり読んでしまっても知らんぞわしは。 |
ニコニコ大百科 : 医学記事 ※ご自身の健康問題に関しては、専門の医療機関に相談してください。 |
ブロガー&ニコニ広告主である内科部長(循環器)によって発表された病気。横アリ病とも。
具体的な解説は氏のブログに任せるとして、要約すると「7thライブの前後に躁鬱状態になる」症状のことである。
無論そのような病気が(少なくとも医学的には)実在するわけではなく、一種のあるあるネタのようなものである。しかしこの症例に当てはまるプロデューサーが続々と現れ、アイマスコミュニティ全体にこの言葉が広がっていった。
ひとつだけ突っ込むと、「内科」じゃないだろコレ。
業界の反応
本ライブの注目度はゲーム業界内でも高かったようで、各ゲーム情報サイトなどは挙って特集記事を組む力の入れ様であった。
しかし多くの記事においてその内容はマスコミの義務である公平性・中立性に欠けたものであり、まるで自分たちのキモさを競い合っているかのごとく主観と期待・興奮、そして愛に満ち溢れたものであった。
「決めたわ……。」
私は潔く取材枠を辞退し、チケットの自力購入に踏み切りました。大舞台、横浜アリーナで、私は燃え尽きるんだああああ。
我々取材陣もさっそくライブ反省会を開くべく、会場近くの居酒屋に移動。今日のライブでは誰がいちばん天使だったか、というキモさ極まる議題から反省会をスタート。
私はその取材に行くことになったのだが,これはけっして,横アリで2日間だからキャパ的に楽勝っしょ,オレは今回,自前でチケット取って行くんだから仕事はできないし,ケミカルライトだって赤いのたんまり買っちゃったんだからと豪語しながら予約応募に全部落ちて,最後の電話もつながらず,偉い人に半ベソでお願いして取材メンバーにしてもらったとか,そういう事実はまったくないので誤解しないでほしい。
観客として参加した著名人
- 阿澄佳奈 … 朝比奈りん役。初日のセンター席にいたとのこと。「いっしょ」のときに発射されたテープをゲットしたようで、ラジオで見せびらかしていた。(参考動画)
- 五十嵐裕美 … 双葉杏役。深刻なサイリウム不足に悩まされた模様。(参考リンク1、参考リンク2)
- 高森奈津美 … 前川みく役。もともとプロデューサーでもある。センター席にいたとのこと。(参考動画)
- 錦織敦史 … アニマスの監督。重ねて言うが「観客として」である。この人が大人しく関係者席に収まっていれば、あと一人誰かがチケットを得られたかもしれない。そう考えると、チケットを取れなかった人は恨んでいいかも。他にもアニメやゲーム、楽曲のスタッフなどが同じように参加していた模様。
- 日笠陽子 … 自称関係者。3階席にいたとのこと。(参考動画)
関連商品
Blu-ray
DVD
関連コミュニティ
関連項目
2011年 | 2012年 | 2013年 | |
---|---|---|---|
ANNIVERSARYライブ | SMILE SUMMER FESTIV@L ! | みんなといっしょに! | HOP!STEP!!FESTIV@L!!! |
その他のライブ | H@PPINESS NEW YE@R P@RTY !! 2011 | WINTER C@RNIVAL! | MUSIC FESTIV@L OF WINTER!! |
- 8
- 0pt