通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?
-
511
ななしのよっしん
2020/08/15(土) 04:38:15 ID: Vw02+w1sFo
-
>>510
語弊を恐れず言えばこの作品は親子問題を真面目に扱わ"なかった"傑作だと思う。
親子問題を深刻に扱った作品ならそれこそ古今東西枚挙に暇がないが、この作品は親子問題をエンタメにした史上初の快挙であるとすら思ってる。
合体事故というのも理解は出来る。エンタメの鉄則は起承転結ですっぱりオチがつくことだが、親子関係というのは作中でも述べている通り終わりが無いものだ。つまり二つの主題が根本的に不調和を起こしている。だが結果的にはその融合に成功していると思う。
「真面目に扱わなかった」と書いたが観点自体はひどくシリアスだ。親子に様々なパーソナリティがあるからその数だけの親子問題があるが、核は親子関係の呪いじみた不変性、絶対性にある。という事を明快に述べている。でありながら、その呪いを逆手に取りむしろ肯定している。
単純にオチがつきすぎるという印象を持つのは当然だが、それでいい。何故なら現実的には親子問題なんて泥沼にしかなり得ないからだ。それならいっそ、エンタメラノベのやり方でオチをつけてしまうのもありなんだ。
結論として、この作品はどっちつかずどころか一貫した論理に貫かれているんだ。 -
👍0高評価👎0低評価
-
512
ななしのよっしん
2020/08/15(土) 04:49:18 ID: Vw02+w1sFo
-
👍0高評価👎0低評価
-
513
ななしのよっしん
2020/08/15(土) 04:50:03 ID: BVLuDCZzzl
-
👍0高評価👎0低評価
-
514
ななしのよっしん
2020/08/15(土) 05:00:15 ID: Vw02+w1sFo
-
👍0高評価👎0低評価
-
515
ななしのよっしん
2020/08/16(日) 04:26:13 ID: BVLuDCZzzl
-
👍0高評価👎0低評価
-
516
ななしのよっしん
2020/08/16(日) 06:45:27 ID: Vw02+w1sFo
-
👍0高評価👎0低評価
-
517
ななしのよっしん
2020/08/16(日) 14:09:07 ID: BVLuDCZzzl
-
👍0高評価👎0低評価
-
518
ななしのよっしん
2020/08/17(月) 00:25:54 ID: Vw02+w1sFo
-
>>517
俺が“結論から逃げている”というワードを否定的に取りすぎてるって事かい?
君にとって然程否定的なニュアンスで使った訳ではないにせよ、やはり“逃げ”というのはこの作品を表すのにふさわしくないと思うんだ。というのも実の母子関係を題材にする場合にこそ、他の題材なら“逃げ”になりかねない方法を適用する事が最大のカタルシスを生み得ると示した作品だと考えてるからだ。
まず人間関係の発達段階として、
①関係の発生(出会い)
②関係の育成
③関係の定着
④関係の終焉(別れ)
があるはずであり、友人関係や恋人関係を含むほぼ全ての関係がこれに当てはまる。
つまり、親子関係を除いては。
親子関係においては①②、④が存在しない。親子は子がその親から生まれた瞬間から親子であり、それは以後不変である。
作劇の視点から考えれば友人関係や恋人関係であれば、その発端や因縁からの決着を描くことでドラマになる。その中には軽いものもあれば重いものもあり、笑えるものがあれば悲しいものもある。 -
👍0高評価👎0低評価
-
519
ななしのよっしん
2020/08/17(月) 00:48:25 ID: BVLuDCZzzl
-
>>518
まぁ逃げというとよりは、ケリや卦辞をつけないのはどうなのと。
それに泥沼になるのは友情や恋愛も同じ様なものであって、親子関係だってオイディプスの話からスターウォーズまで段階を踏まえて行っている作劇なんて幾らでもあるしねぇ…
先ず以って、身近な観点からして日常を共に過ごしていた母親と息子の関係性を想像した時、悪いけどそれをヒロインとして当てはめるなら近親相姦的ニュアンスが浅い次元どころじゃなく入ってくる訳で。
フィクションだから割り切れる、というツッコミもあるかもしれないが、血縁関係が最も濃い実母をしてヒロインとして在ることができるのは言っちゃ悪いが外見が10代の少し年上のお姉さんに見えるからというだけでしょう。
ただ「これはラノベでしかやり得なかった」というのは心底理解できるし、あなたの作品の捉え方も否定はし難い。だが、それを受け入れられる人は多くないだろう。 -
👍0高評価👎0低評価
-
520
長くなったので続く
2020/08/17(月) 00:55:11 ID: Vw02+w1sFo
-
しかし、どうあれそれは終わらせることが可能だ。
対して親子関係は始まりが無く終わりが無い。よって因縁や決着からドラマを生むことは出来ない。
ならば、どうあっても終わらせられないという不変性の呪いについて描くのが最も適当という判断になる。
親子関係を扱った作品が深刻で重々しいものがほとんどなのはその為であろう。
だが、親子が何故親子であるかと問えば「子が親の腹から生まれたから」としか答えようのない関係について重々しく思惟するのは馬鹿馬鹿しいとも言えるのではないか。
この作品はそれを吹き飛ばした。親子が親子である以上親子でしかないなら、それを無条件で肯定する以外にない、という論法で親子関係をエンタメに仕上げたのだ。
これがこの作品の最も画期的な点だと思う。
これは結論からの消極的な“逃げ”ではなく、積極的な“肯定”だ。そこの所は間違ってほしくなかった。
まあ、大勢にはそう受け取ってもらえなかったから、未だに2期も来ない現状なんだろうけどね。 -
👍0高評価👎0低評価
-
521
長くなったので続く
2020/08/17(月) 01:13:44 ID: Vw02+w1sFo
-
ごめん、まさかジャストのタイミングで読まれてると思わなかった。全部書いてから投稿すりゃ良かったな。
>大賞を取っている原作小説とアニメは峻別すべきだと思ったんだけど?
何で?賞取ったかどうかってそんなに重要?
俺が賞云々言ったのは単純に以上の理由で面白いと思ったからだよ。正直、ファンタジア大賞の性格や歴史については何も知らないし。
>>519
この作品が文字通りのマザコン作品で、それが受け入れられない人がいるだろうというのはわかってるさ。そういう点で叩かれてるなら全然良かったんだけどね。
「ラノベでしかやり得ない」っていうのは、それだけじゃない。
この作品から異世界要素を抜き出して例えば1巻のあらすじを書き直したら、この上なく地味な、それこそありがちな重々しい文学作品になっていただろう。エンタメに出来たのは異世界要素のおかげだ。
詳しく書くとまた長くなるが、それ以外にも異世界要素がこの作品のテーマを語る上で非常によく機能してる点も素晴らしいと思ったんだ。 -
👍0高評価👎0低評価
-
522
長くなったので続く
2020/08/17(月) 01:31:02 ID: Vw02+w1sFo
-
👍0高評価👎0低評価
-
523
ななしのよっしん
2020/08/17(月) 01:35:10 ID: BVLuDCZzzl
-
👍0高評価👎0低評価
-
524
ななしのよっしん
2020/08/17(月) 01:37:54 ID: BVLuDCZzzl
-
👍0高評価👎0低評価
-
525
ななしのよっしん
2020/08/18(火) 02:31:05 ID: Vw02+w1sFo
-
>>523
>確かに積極的肯定の意義を見出すのは、否定的評価で不変の物事について考え込むよりは建設的だね。
建設的かどうかより、創作の中ならそういう割り切り方も出来ると言う程度の話だよ。所謂理想論だね。
>実の親子関係はラノベで扱うには色々な意味で重いと思うから、ならいっそエンタメとしてもっと振り切ってもよかったのに
…あまり伝わってないようで残念だけど、とりあえず書くよ。
俺が仕方ないと思うのは「マザコン作品だから」であって「実の親子関係という題材が重いから」ではないよ。
この作品は母親こと真々子さんを少なからず性的に捉えてる面がある。
また、「母子関係を無条件に肯定する」コンセプトでもある。
これらの点については、かなりマザコン的素養のある人間でないと受け入れがたいだろうという点について言った。
エンタメの条件は題材が軽いことではないし、題材が重くとも十分エンタメになり得るよ。 -
👍0高評価👎0低評価
-
526
ななしのよっしん
2020/08/18(火) 02:33:24 ID: Vw02+w1sFo
-
>>524
>その呪いとやらをもう少し考えた方がエンタメとしても文芸としても筋が通っていた
これも繰り返しになるけど、その辺について作中では分かりやすく述べられてるよ。
親子関係の不変性については真々子さんの「親子は終わらない」という台詞が代表的なものだ。
「呪い」というような負の側面を明確に強調する描写は確かに無い。
しかし話筋を全体として見たとき、井中だちま氏は少なくともそれを認識し前提にしてこの話を書いたはずだ。
と、少なくとも俺は解釈したということだ。
そして既に述べたように、負の側面を強調しすぎなかった事がこの作品の革新的な点だと思うしね。
まあ、創作作品なんて一見して面白いと思ったかどうかが全てで、俺の書き込みを読んだ誰かがその評価を変える事は期待してないよ。 -
👍0高評価👎0低評価
-
527
ななしのよっしん
2020/08/18(火) 03:05:36 ID: BVLuDCZzzl
-
>>525-526
:>この作品は母親こと真々子さんを少なからず性的に捉えてる面がある。また、「母子関係を無条件に肯定する」コンセプトでもある。これらの点については、かなりマザコン的素養のある人間でないと受け入れがたいだろうという点について言った。
これはその通りだね、上記3点の前提を受け入れられるかどうかがポイントだと思う。雑で悪いけど、自分はできなくて、あなたはできたということなんだろう。
> そして既に述べたように、負の側面を強調しすぎなかった事がこの作品の革新的な点だと思うしね。
確かに斬新な斬り込みだったことは理解できる。自分語り申し訳ないけど、個人的には母親に物凄く助けてもらった人生だと思っている身だから、上述の性的な捉え方や無条件の肯定というのは自分みたいな別のベクトルのマザコン野郎からすると疑問に映ったんだよね。
いやはや、長くお付き合いいただいて申し訳ない。改めて陳謝と感謝します。 -
👍0高評価👎0低評価
-
528
ななしのよっしん
2020/08/19(水) 20:58:54 ID: cb+U088dU7
-
👍0高評価👎0低評価
-
529
ななしのよっしん
2020/08/31(月) 01:15:48 ID: Vw02+w1sFo
-
👍0高評価👎0低評価
-
530
ななしのよっしん
2020/08/31(月) 20:32:24 ID: cb+U088dU7
-
👍0高評価👎0低評価
-
531
ななしのよっしん
2020/10/04(日) 11:14:26 ID: BFeIFqHyTC
-
👍2高評価👎0低評価
-
532
ななしのよっしん
2020/11/21(土) 18:16:41 ID: AfRmGaMswr
-
👍0高評価👎0低評価
-
533
ななしのよっしん
2020/11/21(土) 21:20:25 ID: BVLuDCZzzl
-
少し離れてから改めて考えてみると、守護者である母親と被守護者である息子の関係性からして、この作品の主人公って真人くんではなくヒロインである真々子さんなんだよね。
原作者の井中さんがどれくらいのご年齢かはわからないけど、こういった趣向の作品が相当の支持を得たというのは所謂今の時代のオタクが世代的に中高年に差し掛かった上の欲求の吐露なのかもな。
しかし、そこでは親という次世代を育てる責任主体になるのであって趣味だけに感けている存在ではいられない。そこに個々の家庭環境が過去として首を擡げてくると、慈母か毒婦かの極端な二択で考えた方が楽になれる。
10〜20代でアニメや漫画に親しんだ人にとって、自分が「大人になったことを認めるか否か」そんなリトマス紙的役割もある様でそれはそれで面白い。 -
👍1高評価👎0低評価
-
534
ななしのよっしん
2021/01/20(水) 17:01:04 ID: CpAmgCZb+7
-
👍0高評価👎0低評価
-
535
とある名無し
2021/03/21(日) 19:42:16 ID: uMRvvyUxMk
-
👍0高評価👎0低評価
-
536
ななしのよっしん
2021/03/22(月) 21:13:36 ID: cb+U088dU7
-
👍0高評価👎0低評価
-
537
ななしのよっしん
2021/05/11(火) 06:22:18 ID: n6SJS6wem2
-
👍0高評価👎0低評価
-
538
ななしのよっしん
2021/05/24(月) 06:47:57 ID: 4cSWpu/0T0
-
👍0高評価👎0低評価
-
539
ななしのよっしん
2021/05/27(木) 21:29:13 ID: QX3ISL2Bka
-
👍0高評価👎0低評価
-
540
ななしのよっさん
2021/06/07(月) 18:05:21 ID: GDBMdkbb1P
-
👍0高評価👎0低評価

