ニコニコ大百科

しかしDADSと偽装網の恩恵のない弱小国の素人対空職種は脆いね

それでも地上戦力を殲滅できず元気に反撃を許している辺りが
UAVの限界と地上戦力の重要性なんだろな

アメリカのタリンバン掃討戦みたい非対称戦争、テロリストには有効かも知れんが
アルメニアアゼルバイジャン紛争みたいな同程度の国力と軍事力を持った正規軍の戦争ではあまり有効では無い気がするんだよな

V-1飛行爆弾とか巡航ミサイルの説明で、ミサイルと言っても実質無人特攻機って聞いた事あるけど
長距離自爆ドローンは実質プロペラ動力巡航ミサイルって説明も要は同じ事なんだろうな

大抵の自爆ドローンは
時速200キロ以下と遅い
高速回転するプロペラのせいで小型の物でもRCSが巡航ミサイルと同程度
価格も高価と現状は手放しで褒められない代物なんだよな

そして防衛側もレーザー砲やATM改造格安SAMや
安い迎撃用防空ドローンが完成しつつあるし
もちろん現在でも携SAMやDADS接続可能な携SAM搭載車両や
対空機関自走砲や対ARM用のデコイを携えたSAMなど対抗手段があるんだよな

敵が日本に上陸してくるころには自衛隊は制空権喪失、電子戦でも圧倒的に劣勢だろうからそういったシビアな環境で使えないとこんなもんいらんわとなっても仕方ない気がする
こっちは一方的に攻撃される側だからドローン対策は急務だろうけど

一時期スキャンイーグルを持ち上げるためにFFOS / FFRSを大名行列と叩くの一部の界隈で流行ったけど
実は車両構成はほぼ同じというね・・・

>>154
ドローンで敵を一方的に蹂躙できた例を見ると、どれもまともな質の軍隊ならドローンなくても蹂躙できそうな相手ばかりだしね
近年の攻撃ヘリと同様に格下狩り専用になりそう

今までは戦闘機や攻撃ヘリを買い揃えてパイロット養成するだけの余力が無いような中小国(今回のアゼルバイジャンは産油国だが)でも、短期間かつ安価に航空戦力を数揃えて、自軍の人的損害の心配無しに戦果出せるようになったのが大きいってことじゃないのか？

プレデターは「プレデター（UAV）」として分離しようと思います。
ご意見のある方はコメント願います。

>>158
私もそれは同じことを考えましたね。

ただ産油国なのもそうですが、ドローン供給はトルコとイスラエルとの関係あってのことと考えると結局大国が味方が重要という旧来通りという気もするんですよね。ドローンを自力生産できる国だと普通の航空戦力があるはずだし。

まあでも今までは武器を緊急で支援しても即戦力を期待出来るのは小火器や車両など陸上戦力だったのが、運用体制があれば短期間で戦力化が期待できる航空戦力という選択肢が増えたのはやはり大きいでしょうねえ。

https://grandfleet.info/european-region/air-superiority-is-required-for-uavs-such-as-turkey-and-bayraktar-tb2-to-be-effective

トルコ、バイラクタルTB2などのUAVが効果を発揮するには航空優勢が必要

まあ、それでもまずは有人機による制空権ありきなのは既存の攻撃機や爆撃機、攻撃ヘリとまだまだ変わらないんだなって。

ナゴルノカラバフで無人機が猛威を奮ったのは、トルコ空軍の手厚いエアカバーあっての優勢なのを忘れてはならない。そもそもアルメニア軍の稼動機は皆無に等しく、虎の子のSu-30SMも停戦直前に本土に引き上げた？　程度の活動しかしていない

危険極まりないSEAD任務こそ無人機にやらせたい所だが、まともな空軍や防空網のある国相手には現状では通用しない。今後は分からん

パイロットは育成するのにも時間がかかるからな
アゼルバイジャンの様な産油国で金はある小国にUAVはぴったり

後は軍隊の規則でパイロットは「〇〇時間休息を与えなきゃならない」という規定を無視して短時間で再出撃出来る所とかな

>>162
今までバイラクタルが無双した相手ってシリア・リビア・アルメニア、とマトモな航空戦力が殆ど無い貧乏国ばかりだったしな。有人の制空戦闘機をキチンと纏まった数で運用しているフランスやギリシャやエジプト、ましてやロシアやアメリカ(いずれもトルコが絶賛揉めてる国々)相手ではとてもああは行かなそう。

>>163
アメリカの例だと現状、米軍の無人機オペレーターにはその手の規則殆ど無くて(あと何だかんだ成り手不足)、過重労働のブラック職場聞いたな。

人手不足はeスポーツの大会に出ているプロゲーマースカウトしてやらせたらいいんじゃね？


と思ったけどどう考えても人殺しの重圧に耐えられないわ

>>165
プロに関わらずスカウトしててそれで足りないんだよ

とっても今更かもしれないが、米軍だと無人機オペレーターって有人機のパイロットや最前線の歩兵よりもPTSDの発症率高いんだってな。

あと、ナゴルノ紛争でのアゼルバイジャン側の死者の多さ(負けたアルメニア側とほぼ同じ約2800人)見るに、アルメニア側の抵抗が激しかったのは勿論だが、無人機による誤爆／フレンドリーファイアもかなり多かったんじゃね？

人手不足とパイロットとPTSD問題は最悪人工知能による敵判別による空爆で...

と思ったけど、人工知能による殺人は絶対何か問題になりそうだな...

無理無理、人間の目でカメラ越しに確認しても風船の囮に引っ掛かるんだもの。陸上部隊に目標指示してもらえば囮を見抜いた上で爆撃できるけど、航空戦力単体での空爆でダミーの判別は難しい

あと、AI頼みで近接航空支援を行うとなると誤爆がどうしても怖い。サーマル画像で捉えた部隊や陣地を、その都度味方のトランスポンダと照合して判別しつつ攻撃しなければならない。オペレーターによる攻撃許可を待ってたら、結局遠隔操縦と手間は変わらないし

>>167
自分や仲間の命を守るために敵を殺すのと
リモコン操作で一方的に敵兵を殺すのとでは
精神的負担はまったく違うだろうからな
銃殺刑すら複数の兵士に空砲混じりの銃で射撃させて自分が執行した確信を持たせないようにする

空軍兵士に精神検査行なって、サイコパス気質のやべえ奴をパイロットに任命するしかないな

そういうヤベェヤツは、お気に入りの野球チームが負けたとか、他人の口臭がむかついた程度で基地内でテロる恐れがあるから無理よ

いや一言にサイコパスって言っても反社会性を有さない奴もいるし
問題は人殺しに抵抗を覚えない人間がたったの5%しかないってとこだろう
ただでさえどこの軍も人手不足だってのに狭き門すぎる

大抵そんなレベルまでぶっ壊れてる奴はそもそも軍隊の最低限の規律さえも馴染めない。

実際の向こうのシリアルキラーや銃乱射には軍隊経験あっても途中除隊したり、そもそも徴兵検査が不適合だった奴も少なくない。

反社会性がないサイコパスは確かに向いてるかも知れんが
しかしサイコパス自体数が少ないのでより難しいのでは

アメリカのUAVオペレーターにPTSD発症が多かったのは対テロ戦で監視対象の人物を長期間にわたって四六時中追跡し行動パターンから家族構成まで調べ上げた上で証拠が固まったら爆撃…みたいな運用が多かったせいで「目標」に必要以上の親近感を覚えてしまう例も多かったようだ
あと攻撃目標を爆撃した直後にそのまま自宅に帰宅できてしまう勤務体制にも問題があったけど、これは後に改善されたらしい

アルアゼ戦争みたいに一気呵成に侵攻する戦い方なら敵を観るのは一瞬だから戦闘機や攻撃ヘリのパイロットと心理的負担は大して変わらない気もする

UAVは小国～地域大国レベルの国が手に入れた新たな武器な訳だけど、これから米露欧中と、列強レベルの国々がそれを真似て更に大規模かつ大量に導入し始めたら優位性もすぐに消えるんだろうな。軍事の歴史上あるあるだけど。

以前イエメンのフーシ派のUAVがサウジアラビアへの奇襲に成功して石油施設を破壊したけど
先日の攻撃ではAWACS飛ばして待ち構えてたサウジ側の戦闘機に阻止されたという
警戒して守りを固めてる所に同じ手を繰り返したら効果が薄れるのもあるか

まあ、敵側に対しては使い捨てのクソ安いラジコン落とす為に、わざわざ大枚はたいて高価な有人の戦闘機や警戒機や対空車両を使わせ、疲弊させる嫌がらせにはなるよな。中国も尖閣にUAVも飛ばしてるから日本も他人事じゃない。