「いいね!!」
「最高だ!!」
アンディ(アンデッドアンラック)とは、マンガ・アニメ『アンデッドアンラック』の主人公である。
自ら命を絶とうとしていた少女・出雲風子の前に突如として現れた不死身の怪人。不運をもたらすという風子の特性、すなわち否定能力に目をつけ、自身に最高の死を与える存在として彼女と行動を共にする。
その後、組織"ユニオン"へと加入。加入時の序列は後述する一件によりⅨの席となる。
性格は、とにかく前向きかつ陽気で、何事も楽しもうとする積極性の持ち主。冒頭のセリフはそんな彼の気質を象徴していると言えよう。グレーの髪のオールバックに強面という如何にも、と言わんばかりの外見な上にやや強引なきらいもあるが、話の分かる人物であり他人への配慮を忘れないナイスガイ。そして、長く生きてきただけあって時には重みのある言葉を口にすることもある。また、左肩にはDEAD ENDの、左胸には1865のタトゥーが刻まれている。そして、右耳の裏のつけねにホクロがある。
風子に対しては、基本的に強引にアプローチしようとする。それも、最大級の不運を呼び寄せるために、ヘタすれば本作がヤングとかグランドとかに移籍されかねないような事態になる恐れがあるほどに。
ただ、「ヤケんなった女抱く程俺ァ腐ってねぇ」として本人なりに線引きはしている様子。また、年若い者などに対してはそれとなく気遣いや優しさを示すと共に、その覚悟を厳しく問いつつも当人の意志と決断を尊重している。そんな人柄と男気ゆえに、彼に惚れ込む女性も多くいる。
当然ながら、風子に対してもそうした態度を取るものの、あくまでも上記のように自分が死ぬために利用するという姿勢を主体にしたものだった。しかし、共に過ごすうちに次第に惹かれるようになっていき、それと共に強引なアプローチも成りを潜めるようになる。
それ故に、風子との関係性の変化も本作最大に見所の一つでもある。
なお、アンディという名前は本名ではなく風子がアンデッドを文字って名付けたもの。本人は本来の名前どころか、幼少期の記憶も持ち合わせていないようだ。
その一番古い記憶は、1865年のワシントンD.C.にて。つまり、左胸のタトゥーの意味はその年を示している。その頃からアメリカにて用心棒の真似事をしており、仲間にも恵まれていた。また、その時点で来日経験もあるようで日本語も堪能。だが、不死であるが故にどのような形であれ彼ら彼女らとの別れは必然のものとなってしまっている。他者への優しさはその頃からのものであり、そのおかげで仲間たちからは慕われているものの、表情は後のアンディが見せる陽気とは程遠い陰のあるもので笑顔も滅多に見せない。
戦い慣れした戦闘のプロ。ただし、後述する理由から従前の力を発揮できない状態にあるため、普段は素人同然である。
また、戦闘以外においては多言語を操るのはもちろん、理髪師や漫画制作の経験があるなど多芸。
UNDEAD
-不死-
自己対象・強制発動型。
否定者自身の"死"を否定。そのため如何なる傷も欠損もたちどころに再生するばかりか、老化も死に近づく要因として外見年齢も20代で止まっており、最低でも100年以上は生きている。
基本的に再生は自動的に行われるが、本人の練習によって意識的に早くしたり遅くしたりできるようになった。これを応用して、高速再生を利用した戦闘やジェット噴射のような移動など多岐に渡る。
そして、その特性のために、真っ向から挑むことで相手の否定者やUMAの能力の法則を推し量る戦法を主体としている。
なお、痛覚はあるのだが「痛みってのは死を感じるから痛いのであって俺の痛みとお前らの痛みは役割が違う俺の痛みはただのノイズだ」とは本人の弁。
こうして見ると無敵のように思えるが、断じてそうではない。まず、不死ではあっても不敗ではなく、相性次第では完封されてしまうことも。そして、再生能力も切断面を焼かれるなどによって遅くなってしまうなど、弱点もいくつか存在する。加えて、先述の戦法もUMAなどのような相手によっては悪手となることもある。
ただ、どういうわけか左胸には傷痕が残っているのだが・・・・・・?
というわけで、首が飛ぶのは当たり前なスプラッターな描写が目立つ。
なお、アンディにとって死とは「脳が考えることを止めた時」と解釈している。そのため、頭部が再生の基点となっている。
ちなみに、いくら不死だからと言ってゾンビと一緒にされるのは不本意な模様。
風子との連携技。風子の否定能力を最大限発揮させるために、風子に触れられた自分自身が不運の呼び水となる。具体的な流れとしては・・・・・・
風子、アンディに触れる。それも緊密に。
→アンディ、敵に接近。
or風子、敵に向けてアンディを投げ飛ばす。
→敵の懐で不運発動。
・・・といったところ。とはいえ、容易に近づけない敵の場合はその穴をどうやって突くかがカギとなる。
千切れかけた部位を再生能力で押し出して放つ一撃。
部位によって名称が変わるが、それは以下の通り。
折れた首を高速再生させたうえで、その勢いを利用した頭突き。おそらくは、部位弾・頭の応用技か。
腕を鞘の代わりにして行う居合切り。高速再生によって抜刀の速度を高めている。
通常の紅三日月(あかみかづき)や十文字切りの紅十字(あかじゅうじ)がある。
千切れた片腕と片足の高速再生によって勢いを増した回転斬り。周囲の敵を薙ぎ払う。
なお、上記の剣技はとある流派の達人から授かったもの。その名は、月光流居合(げっこうりゅういあい)。その師となった人物は、後にUNDERの一員となる元カノの友才である。
序盤におけるアンディの奥の手とも呼ぶべき指弾。再生に必要な血液とカルシウムを指先に集中させることで、血液を溜め込んだ上で骨密度を硬化させる。そうして溜め込んだ血液から押し出される形で放たれる一撃は通常の指弾の比ではない。なお、これによって再生速度が鈍化するのが難点。
以下は、死の解釈が変わったことで習得した技。また、それによって頭以外からの部位を基点とした再生が可能となった。
なお、これ以降に使用した技もこちらで取り上げる。
紅蓮弾の上位技。作中ではアンディの腕を具現化した安野雲が使用。
通常の紅蓮弾をさらに押さえつける形で圧迫し、さらに威力を高めたもの。
紅蓮弾の応用技。
思いっきり捻じった腕を、再生で戻ろうとするのを筋力で無理矢理押さえることで溜めに溜め、血で押し出しながら発射する。なお、捻じる際は"〇廻転(ツイスト。〇は数字)"と口にする。
これに部位弾の要領で鉄拳を繰り出す拳(フィスト)がある。
紅渦弾と同じ要領によって、足を捻って再生する形で加速する移動法。
ある人物の見立てでは以前の再生移動よりも格段にスムーズに行えているようだが、アンディはこれを習得するのに10年かかったという。
風子との連携が技として成立したもの。
風子とのキスなどの特殊接触で不運を溜めた状態で指弾を発射。指先に魂を乗せることで、アンディ本体に発動するはずの不運を指弾に命中した相手に発動させる。また、指に魂を乗せていることで相手を自動追尾できるようになっている。
これにはいくつか前提条件が存在するが、これらはアンディの解釈によるもの。
・魂が存在している。
・風子の不運が触れた者の魂に宿る。
・アンディが140年かけてなんとなく意識できた不確かな「コレ」が魂であると仮定。
なお、指先に魂を乗せると言っても、本体にも幾分か残さなければ発射後に本体から行動を再開できない模様。また、命中後に発動する不運によって何が起こるか本人にもわからないという。そして、5%分のダメージが本体にも及ぶそうな。
また、これは他の技にも付与できる。例えば、紅火山不運弾(ボルケーノ・アンラックバレット)、不運死道(アンラック・デスロード)など。
血の凝固が可能になったことで習得した血の刃。
自分で作った傷口から勢いよく再生した血を過剰に噴射。刃をイメージする形で血を凝固させる。
かったいかさぶた。by風子
でっかいかさぶた。by風子
再生抜刀の応用技。
腕に納刀した刀に自身の血液を付与することで、更に抜刀の威力を高めている。
用いられた技は紅蓮三日月(ぐれんみかづき)に紅蓮盈月(ぐれんえいげつ)と、これまでの抜刀術も強化されている。
また、背中に刺す形の背骨鞘(スパインシース)から放つ大紅蓮三日月(だいぐれんみかづき)は彼の放つ最速の技。これにある人物が用いた否定能力を付与した形で放ったものが大紅蓮不変三日月(だいぐれんかわらずのみかづき)である。
紅渦弾と同じ要領による近接戦闘法。
両腕・両脚を捻じった上で血の噴射によって加速した攻撃を繰り出す。
この状態の主な技は、蹴り技の紅渦脚(ボルテックスシュート)。
自ら腕の骨を折り、その骨をパイルバンカーの如く発射する。
馴染みないが“橈骨”で"とうこつ"と読む。平たく言うと腕の骨の一つ。
血で出来た抜け殻による分身で、複数展開できる。
かなり有用な技なのに単行本では等身大のかさぶた。以上。という雑な説明で終わらせられている。
代わりに、分身にも適用されている海苔についての解説に力が置かれてしまっている。
かさぶたにもモザイク必要かどうかを締切ギリギリまで議論しましたが、血の膜一つでアンディのが隠れるわけないし、なにより無いと偽物っぽいのでやっぱり貼りました。
---出典『アンデッドアンラック』10巻
先生何やってるんですか。
四つに分解した体、すなわちボーン=骨、スキン=皮、ブラッド=血、マッスル=肉から成る四種のアンディに魂を乗せて操作する技。死影と違ってこちらは敢えて海苔の向こう側は作っていない模様。
また、あまり精密な動きはできないため、適切な状況(軽さを活かしたスキン、液体ゆえに斬撃など特定の攻撃を無効化するブラッドなど)でのみ効果を発揮するというかなり使いどころの難しい技。加えて、皮膚や耳などの感覚器官の大半がスキンに持っていかれているためか、本体に当たるマッスルの五感の一部が低下してしまっているのも難点の一つ。
めちゃくちゃ痛い。
瀬戸際にまで追い込まれてしまった場合に用いる戦闘形態。
自身の脳の傷を意図的にいじることで単純な攻撃力とスピードを上昇させたもの。反面、脳をいじっているために知能が低下。それに伴い、言語能力、判断能力、戦術幅が大幅に低下。よって、単純かつ直線的な戦闘しかできなくなってしまっている。
それどころか、上記の強化は筋力のリミッターが外れていることによるものだろうが、反対にすぐに体を壊してしまうことから、防御すらも低下してしまっている。
なので、総合的に見れば弱体化しているも同然の有様なので改良の余地が多く存在している。
アンディの持つ日本刀で、組織の一員で不壊の否定者・山岡一心が打った一振り、不壊刀。
元々は一心の部下(風子を襲撃した男)が所有していたが、アンディの手に渡る。以降は、彼の主要武器となる。携行する時は背中などに刺す(誤字に非ず)形となる。
アンディの代名詞。いわゆる、黒塗りの修正箇所でなおかつ公式名称。
いくら再生するといっても、再生できるのはアンディの肉体だけ。なので服はその限りではないため、再生した後は生まれたままの姿となる。とはいえ、天下の週刊少年ジャンプ様(それ以前に他誌全て)がそんなものを直接的に描写することなど許すはずもない(当たり前だ)。というわけで、股間にこれが発生。
ただし、これはあくまで読者諸兄に対する配慮。作中の登場人物(特に風子)はこの限りではなく、しっかり見えてしまっている。そのせいで、年若い女子に迫る全裸男という構図の出来上がり。
それもこれも戸塚慶文って奴の仕業なんだ。
というのも、連載初期に「連続裸体記録更新中!」とさる編集者が面白半分に言ってしまったことで、作者が「毎話に最低一つは海苔(モザイク)を登場させる」と受けて立ってしまった。
結果、記念すべき第一巻の作者コメントが「まさかこんなにモザイクまみれの漫画を描くことになるとは思ってもなかった」という反省の弁で成されることに。
だが前述のことを有言実行してしまった結果、海苔は毎話発生。しかも回を追うごとに段々と巧妙な発生の仕方をしており、もはやウォーリーを探せ状態に。なお、この答え合わせは公式Twitterや単行本の合間に行われている。ちなみに、解説はヒゲメガネをつけた風子(通称ヒゲメガネ風子)が行っている。
世界の理(ルール)「服」のUMA。その名からは程遠い不定形の姿を持つ。
人間に取り憑くことでその人物が一番に望んでいる服装に変化する。なおかつ「服」のUMAであるため、その仕立てには並々ならぬ拘りを持っている。それどころか、服以外の服飾品(腕時計や組織の紋章など)もその機能ごと完璧な再現が可能。なお、変化した服のどこかにクローゼスの顔が浮き出る。
しかし、彼はあくまで自身の理で人類を苦しめるUMA。取り憑かれた人間をその服装に魅了させることで自身の支配下に置く服従能力を有している。そうして取り憑かれてしまった人間は言うなればクローゼスにとっての人形(マネキン)と化し、本人の意思とは関係なく彼の意のままに暴れ回ってしまう。そして、どういうわけか女性を優先的に狙っている節があるものの、あくまでそういう傾向にあるだけの話であり、服従を成立させるための絶対条件というわけではない。
その様はまさしく寄生虫と呼ぶに相応しかったが、風子を狙っていた矢先にアンディに取り憑いてしまったのが運の尽き。すぐに服を台無しにしてしまうアンディの「丈夫で壊れても再生して呼んでもすぐ来る」という注文の多さにブチ切れ。対するアンディの煽りに受けて立った結果、風子の不運によって服が破損したため見事に再生を果たす・・・のだが「再生まで15秒・・・」「おせーなもっと早くだ」とダメ出し。
自身の拘りが仇となってしまい、彼の下僕として屈服。不服ながらもアンディと風子の運命共同体と共にすることに。なお、クローゼスの捕獲によってアンディの序列が決定した。
その後、風子からはクロちゃんと呼ばれ、好物の毛糸玉を貰うことも。大体は不運を発動させた際のアンディの巻き添えに対するお詫び。
※ペットではありません。
また、これによってアンディの海苔問題も解決・・・するかに思われたが、再生の際の股間周りの優先順位は低いらしく、まだまだ海苔の出番は終わらない模様。それどころか、前述のように巧妙な発生の仕方によって汚いウォーリーを探せな状態に拍車をかける結果となってしまっている。
アンディの頭に刺さっているカード。いくら再生できるといっても、長い年月を生きてきた膨大すぎる記憶によって発狂しかねないため、普段はこのカードを頭に刺す形で記憶を封じている。
短時間だけ外すのであれば問題ないのだが、長時間外してしまうと・・・・・・。
組織の一員である技術者、ニコ・フォーゲイルが設計・開発したバイク。フレームは一心が担当。
搭乗者であるアンディの不死能力によって多種多様な機能を発揮するという。
例えば、通常時の速度が時速400㎞ほどだが、これにアンディの血を用いると理論上は音速にも匹敵する速度を出すことができるらしい。なお開発者曰く「摩擦で普通は死ぬけどな」とのこと。
また、一心が製作に関わっているため、不壊の能力が付与されている。つまり、内部機構のエラー発生以外では実質的に破壊は不可能ということになる。
加えて、AI搭載によって自動運転や登録したライダーの、事前報告なしで一定以上離れた状態でなおかつ30分戻らなかった場合の、自動探索といった至れり尽くせりな機能も搭載されている。
なお、DBとは“UNDEAD UNBREAKABLE”の略でアンディ命名。
どうやら、本来は別の名前があったようだが、アンディが聞き逃してしまったため、この名前になったとか。
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最終更新:2024/11/09(土) 07:00
最終更新:2024/11/09(土) 07:00
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