ブレイドとは、任天堂がモノリスソフトと開発し発売されたRPG「ゼノブレイド2」に登場する亜種生命体であり、当ゲームにおける武器、防具、装備品にあたる存在である。
ゼノブレイド2の世界は雲海が広がり、そこに住む巨神獣(アルス)(以下アルス)と呼ばれる巨大生物の上で様々な生き物が住むという世界で、ブレイドはアルスが生み出したコアクリスタルと呼ばれる青く光る正八面体に似た結晶に生物が触れることによって生み出される。この事象のことはブレイド同調といい単純に同調とも呼ばれる。
同調するには素質が必要で素質がないものが同調を行おうとするとコアからの負荷に耐えきれず全身から大量出血を起こし最悪の場合死に至る。そのため素質のあるものは『ドライバー』と呼ばれ重宝されている。
生み出されたブレイドの姿は人の姿から獣の姿など様々で能力・属性も異なりその出会いは一期一会と呼ばれており、中には特別な容姿や能力を持つ『レアブレイド』と呼ばれるものも存在している。
しかし、ブレイドとしての共通点として胸の部分には様々な形に変わったコアクリスタルがあるためブレイドか否かとして見分けるのはさほど難しくはない。
ブレイドやドライバーが重宝される理由はブレイドより渡された武器と能力強化により、戦闘はもとより生活の様々な面でも役に立つためであり、ブレイド自身もドライバーの影響を受けて共に変化・成長していく事になる。
また、ブレイド自身はドライバーが無事であればどんな怪我でもすぐに直してしまう事、ドライバーが死亡するか胸のコアに大きなダメージを負うと再びコアクリスタルに戻りその輝きは一時的に無くなるが、再び輝きはじめ同調が可能となれば再びコアクリスタルに戻る前の姿になることから不死の存在と言われている
しかし、例外としてコアクリスタルに戻る前の記憶(自身の名前と一部の固有知識以外)はすべて失われることになる。
なお、前述のとおり同調自体は生物ならば可能なので、ゼノブレイドシリーズではおなじみのノポンも同調が可能であるがこちらは失敗すると個体によると思われるが鼻血が数日止まらなくなるらしい。
概要にて記したがブレイド同調にて生まれてくるブレイドは基本はランダムである。
基本はコモン・コアクリスタル、レア・コアクリスタル、エピック・コアクリスタルの3種類から選んで同調することになる。後者になるほど強いブレイドが出やすいが必ずと言うわけではないので注意。
なお、同調の際にブースターと呼ばれるアイテムを使えば特定の属性のブレイドを呼び出しやすくなるようだがこれも必ずと言うわけではないので注意。
尚、これらとは別にストーリー内やイベント等で、コアクリスタルと共にかつて伝説が残っていたり、ドライバーだった人から遺贈されたりといった理由で「中身が解っているコアクリスタル」が入手できる場合がある。この場合はランダムではなくそのブレイドが必ず登場する。
概要に記したとおりブレイドは戦闘で役に立つ能力から謎の能力まで様々な能力を持っているが、システム面でみると武器そのもののほかにそのキャラクターの役割、各種防御力、ガード率、クリティカル率、各種スタータス補正に影響することになる。
このほか、戦闘面時にキャラクターに定期的にバフを与える『ブレイドアーツ』、戦闘時に効果を発揮する『バトルスキル』、フィールド等の戦闘以外で効果を発揮する『フィールドスキル』がある他、各ブレイドごとに必殺技が設定されておりレベル1~4までの種類がある。
また、コアチップとアシストコアを用いてさらに能力を強化・付加することが出来る。
前者は武器の攻撃力やガード率、クリティカル率に影響を与える他、追加効果を付けるものもある。なお、使用すると取り外しができないという事武器の見た目も変わることがあるので注意。
後者は取り外しが可能なアクセサリーのようなもので、最大3つまで取り付けが可能であるが、取り付け可能なスロット数はブレイドにより異なり最悪取り付けが不可能なブレイドもいる。
通常のブレイドは火・水・風・氷・土・雷・闇のいずれかの属性を持って生まれてくる。
光属性を持つブレイドは極めて特殊な存在に限られる。
ブレイドの持つ武器によってドライバーの戦闘スタイルであるドライバーアーツが決定される。
それぞれの武器種には得手不得手があり、攻撃・防御・回復の3種類に分類され、これがブレイドのロールとなる。
通常はアックス・ランス・エーテルキャノン・ハンマー・刀・ボール・ナックルクロー・ツインリングの8種類のうちいずれかである。それぞれの特徴は以下のようなものである。
アックス:ガード率、クリティカル率、物理・エーテル防御すべてが平均的な値。攻撃値は高いがモーションが遅い。
ランス:クリティカル率は高いもののガード、各種防御値はアックスよりも劣る。
エーテルキャノン:エーテル防御と攻撃値は平均的であるがその他の値は低い。敵のガード時に仰け反らない。
ハンマー:ガード率、各種防御の値が高く、物理防御は全武器種で最も高いが、攻撃値とクリティカル率は低め。
刀:ハンマーほどではないがガード率は高く、クリティカル率もある。他の値は平均的である。
ボール:ガード率、エーテル防御は平均的だが他の値は低い。敵のガード時に仰け反らない。
ナックル:エーテル防御が低めだが、他の値は平均的でモーションも早め。
ツインリング:エーテル防御は全武器種で最も高いが、ガード率が平均的でそれ以外は低め。
ただし、レアブレイドの場合は同じ武器種でもそれぞれ異なる特徴を持つので注意。
このほかパートナーとなるブレイドは特殊な武器を持っていることが多く、その際はドライバーアーツも固有のものとなる。
尚、人工ブレイドのハナに限り、武器(ドライバーアーツ)はそのままでロールを変更することができる。
一般的な姿のブレイドでプレイヤーからはコモン、コモンブレイドと呼ばれるほか、モブとしても登場することからモブレイドなどとも呼ばれている。
アイテムなどで表記される通常レア度は一番下ではあるが、ブレイド独自のレア度であるクラウンによるレア度は4まである。見た目こそ地味ではあるが能力はランダムのためレア度とは異なる意外な強さ・利便さを発揮することも。
最も目にかかるであろうタイプの人型ブレイド。各型には顔のタイプが4種類、ボイスが12パターン用意されており名前もランダムで決まる。そのため能力と名前のギャップがすごいことになっていることも……
必殺技は男女別で効果も一部共通ではあるが基本は効果が異なり、男性型はバランスがよく、女性型は回復が得意な傾向がみられる。
なお、ゲーム内でチュートリアル目的で渡される『無銘のコアクリスタル』からは『風属性のナックルクロー』が固定で出てくるとのことなので注意しよう。
ある程度同調を繰り返すと見かけるようになるタイプの人型ブレイド。顔のタイプは4種類、ボイスは4パターンと若干少ない。その型の名の通り見た目が大きく、性別ソートではすべて男性型の扱いになる。基本は男性型、女性型と一緒ではあるが必殺技の効果はより攻撃寄りとなっている。
巨躯型同様、ある程度同調すると見かけるようになるタイプの4足の獣型のブレイド、顔とのタイプは2種類、ボイスは4パターン。武器はツインリングのみでニアのパートナーであるビャッコと一緒である。しかし、必殺技の効果が異なることや水以外の属性も使えるので注意して欲しい。
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※※注意※※ この先は、ゼノブレイド2についてネタバレが含まれております。 閲覧は自己責任でお願いします。 |
各キャラに固定されたブレイドのこと。位置取りとしては後述のレアブレイドに近いが、一部の状況を除きこのブレイドは決まったキャラから外すことはできない。
順番はゲーム内のブレイド図鑑順。大事なネタバレ部分は反転しています。
詳細は個別記事か実際にプレイすることをお勧めします。
CV:下地紫野
CV:下地紫野
CV:稲田徹
CV:久野美咲
CV:久野美咲
CV:久野美咲
CV:藤本たかひろ
CV:伊藤静
CV:広橋涼
CV:大和田仁美コアクリスタルより稀に出てくる見た目と能力が特別なブレイド。
通常レア度は最も高いものかそれに次ぎ、クラウンによるレア度も最大の5となっている。能力は固定であるもののその性能は十分強力。
本作の注目要素の一つで固定ボイスはもちろん、キャラクターデザインには有名なデザイナーが多数参加している。
なお、ストーリーを進める上では全く関係がないため、特定のコアクリスタルから入手可能な一部のレアブレイドを除き、入手方法は拾ったコアクリスタルのブレイド同調によるランダム入手である。そのためストーリーをクリアした後も出会えないレアブレイドも出てくるがそこは運が悪かったと諦めよう。
あくまで一例ではあるがゼノブレイド2の総監督である高橋哲哉氏は一部のゲーム要素を残しつつ、約220時間で何とかすべてのレアブレイドを揃えたそうである。
詳細は公式サイト
のプロダクションノートを参照してほしい。
順番はゲーム内のブレイド図鑑順。詳細は個別記事か実際にプレイして確認することをお勧めします。
CV:古谷徹
CV:武内駿輔
CV:種﨑敦美
CV:平野綾
CV:宮野真守
CV:水瀬いのり
CV:佐倉綾音
CV:斎藤千和
CV:日高里菜
CV:小澤亜李
CV:竹達彩奈
CV:悠木碧
CV:鈴木麻里子
CV:鈴木麻里子以下のブレイドは有料DLC『エキスパンション・パス』で追加配信された。
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※※注意※※ この先は、ゼノブレイド2のストーリーの核心に関するネタバレがあります。 閲覧は自己責任でお願いします。 |
以下のブレイドは敵対組織イーラのブレイドであるがアドバンスドニューゲームで2週目に入るとコアクリスタルによるランダム同調で仲間にすることが可能。
サタヒコのみ終盤のあるイベントのタイミングで仲間にする形になる。
「ストーリー的には破綻してしまうがゲームとしての楽しさを優先した」と公式は発表している。
パーティメンバーの一人であり、ノポン族の少年であるトラが祖父と父、親子3代にわたって開発した人工のブレイド。ドライバーの素質のない一族が夢のために作り上げた物であるが、同時に男のロマンを詰め込みまくっている。特徴は『エーテル炉』と呼ばれるパーツを動力源としているロボットであるが、ブレイドと同等の働きを出来るのはハナのみである。
ハナ以外で登場するのは試作人工ブレイドであるキクとその拡大コピー版のサクラ、そしてタテゾーがバーンに脅されて作らされた量産型のブレイド・ポッドである。
その後、有料DLCにてハナが遠隔操作するハナMk-Ⅱが登場、支援機であるハナバスターに乗り込みトラ以外のドライバーと共に戦闘に参加する。
500年前に沈んだとされるユーディキウムでブレイドの力をより特殊なものにしようと、人間の生態器官(細胞)を移植させることによって生み出されたブレイド。
現在においては忌避の者とされ、状況によっては法王庁に追われることになる。
普通のブレイドはコアクリスタルに傷を受けない限りはドライバーが落命するとコアクリスタルに戻り、同調した際に記憶を失いながらも永遠を生きるのに対し、殆どの失敗に終わったマンイーターはコアクリスタルに戻らずあくまでブレイドの能力を使える長命な存在にとどまることになった。
マンイーターの特徴としてコアクリスタルの色が青と赤がまじりあうか赤一色になっている。
ゲーム内でブレイドとして仲間に出来るのは上記のニア、ヨシツネ、ベンケイになるがこの他にコール(ミノチ)、シンが当てはまる。
コアクリスタルを移植された人間であり、厳密にはブレイドとは異なる。
これはマンイーターの技術を人が生きるための技術に利用したもので、コアクリスタルの色は移植元のブレイドと同じであり、移植元のブレイドの力も限定的に行使できる。
なお、クリスタルの移植は一部でも可能で同調後のブレイドとドライバーでも可能、またブレイドイーターとなってもブレイド同調は可能である。
有料DLCにて過去のゼノブレイドシリーズからやってきたキャラクターたち。
彼らは過去シリーズに登場していた本人たちなのでブレイドではないが、アルストではブレイドとしての役割を果たすようになるので記述する。ドライバー変更時にアイテムが不要という長所がある。
CV:浅沼晋太郎
CV:中尾衣里
CV:桑島法子
CV:櫻井孝宏
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※※注意※※ この先は、ゼノブレイド2のストーリーの核心に関するネタバレがあります。 閲覧は自己責任でお願いします。 |
亜種生命体であるブレイド。その正体は巨神獣(以下アルス)の幼体にあたる存在であり、神と呼ばれる存在が作り上げたこの世界の理である。
不死と言われるブレイドであるが実際はある程度の年月が経つと死を迎えることになる。
そして、死期を悟ったブレイドはアルスの体内へと戻るとブレイドとしての記憶をすべてなくし、その身をアルスへと変態させると新たな生命を生み出してゆくのである。
つまり、ブレイドはアルスへと変わり、アルスは新たな生命と共にコアクリスタルを生み出し、さらなるブレイドを生み出すという命の循環の一部であった。
なお、このことを知っていた古王国イーラではアルスを畏れ敬うとともに、新たに生まれたブレイドと共存を図る信仰を持っていた。
コアクリスタル→ブレイド→アルス→コアクリスタルの命の循環をなすこれらが誕生した理由は、神と呼ばれる存在が滅亡した世界の再生が関わっており自然発生したものではない。
世界が滅びてしまった理由、再生する理由等は省くが、神が雲海を使い滅びた世界を分解・再構成を行った後に生命の種として『かつて存在した生命の記憶を持った素子』であるコアクリスタルを生成する物質を雲海へと解き放った。
解き放たれたコアクリスタルは雲海と反応し新たな生命核を形成しそれはやがてアルスへと変化し、さらにアルスはコアクリスタルの情報をもとに様々な生命を生み出していくことでアルストは作り上げられた。
しかし、神はアルストに生まれた知的生命体がかつての世界と同じような理由で滅びるのではないかと危険視し、それを防ぐ計画として『ブレイド』を生み出すことにしたのである。
神はとあるものを管理していたトリニティプロセッサーであるプネウマ、ロゴスを基幹として、生み出されたブレイドの外界からの淘汰圧や同調した生命体の情報、更には経験や感情までも記録し、それを元に新たな進化コードを形成、コアクリスタルへと送り返しささらなるブレイドを生み出すこととした。つまり、ブレイドがコアに戻った際に名前と基本性格以外を無くすのはデータをの転送を行っているためである(記憶と言う従来のデータを転送したのちにOSのクリーンインストールやゲームのセーブデータを消したような状態というのが近い)
なお、このことからプネウマ、ロゴスはあらゆるブレイドの情報を持つ存在であるマスターブレイドへと変化し、それぞれヒカリ(ホムラ)とメツとなってゆくことになる。
そして、データの収集と進化コードが進んだブレイドはやがてアルスへと変化し、蓄積された情報をもとに新たな生命を生み出したうえで、生み出された生物が同じく生み出された新たなコアクリスタルと同調しさらなる情報を蓄積するという『命の記憶の循環』というものを神はブレイドを使い作り上げたのである。
なお、ゲーム本編では語られてはいないが公式サイトのプロダクションノートにて『ドライバーとブレイドの関係性の変化』というブレイドの変化を知ることが出来るものもあるので気になる方はぜひ読んでほしい。
コアクリスタルは『かつて存在した生命の記憶を持った素子』と紹介したが、その本来の目的はかつて存在した人間の脳細胞の代わりとして生み出されたものである。
これを神と呼ばれる存在は『人が永遠を求めた業』と表していたが、マンイーターやブレイドイーターの存在から本来の使い方をされ続けていると考えるプレイヤーもいた模様。
掲示板
91 ななしのよっしん
2024/03/21(木) 10:55:19 ID: P0FW38BF6B
配信ブレイドは確かに強いけれど、強化するためのキーキズナのアンロック要件がキツ過ぎて断念するのがね・・・
シュルクはエーテルキューブを一試合に3600以上なんてあるが、亜人連合軍を何度もやり直した。最終的に40分以上遅延行為してクリアしたが、二度とやりたくない
エルマに至っては本編で雲海大王と逃亡ダークロッド倒さないといけないうえ、そこから彼らの強化版をチャレンジモードでクリアとかね、もうプロコン投げた
92 ななしのよっしん
2024/03/27(水) 14:59:40 ID: ao0SanbYwn
シュルクに関してはバグズバスターやれば楽に達成できるし
エルマに関しても本編ユニークは勿論そこら辺のチャレンジバトルはエルマ加入させられる実力があるなら容易に勝てるはず
93 ななしのよっしん
2024/04/03(水) 15:34:12 ID: kIArh1dTh7
3の件もあってブレイドは2のED後は人間化していったとする説が出てるけど
ビャッコや量産型の犬ブレイドみたいな獣型とかヂカラオみたいな亜人系のブレイドはどうなったんだろうな
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/06(土) 10:00
最終更新:2025/12/06(土) 10:00
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