マリー(ペルソナ4) 単語

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マリー

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マリーとは、ゲームペルソナ4 ザ・ゴールデン』に登場する詩人である。CV花澤香菜

概要

ペルソナ4』の完全版とも言える『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』(以下、P4G)において、中村あいかちゃんを差し置いて新規追加されたキャラクターの一人。八十稲葉に初めて来た日の前で、堂子との会話後にすれ違う形で出会い、その後ベルベットルームで再会する。

ベルベットルームにて顔を合わせる人物で、同じくベルベットルームの住人であるマーガレットく「人ならざる者」であるという。ベルベットルームの外に出ることもあるが、これもマーガレットく「存在があやふや」であるらしく、許可なしには出られない模様。記憶がなく、自分が何者かわかっていない。それまでのベルベットルームの住人が群青色で統一した装なのにべて、マリーパンキッシュ装で、群青色の帽子が辛うじて住人ののように見える。

ベルベットルームにおけるマリーの役割は、P4Gで追加されたスキルカードの追加と販売。新しいカードを持ちこむと、それを元に複製して販売してくれる。ちなみに、マリーがいないときにはマーガレットが担当している。あれ、この子要らないんじゃ…

P4Gにて追加されたコミュ「永劫」の相手で、ストーリーが進むと外に連れ出すことができるようになる。他の女性コミュと同様、展開次第では人になることも可リア充イゴれ。怒る時に「ばかきらいさいてー」などと変な暴言を吐くところが特徴的でかわいい

オープニングムービーにも登場するなど、新規キャラとしてはかなり立つ位置にいるが、意外とストーリー本編にはあまり絡んでこない。ただし、コミュの展開次第でストーリー終盤に大きく絡んでくることになる。ネタバレ伏線のかたまりみたいな存在である。

また、P4Gの番組表(おまけコーナー)では「子の部屋」という、某長寿番組のようなコーナーを担当している。ここでは担当声優インタビューが収録されており、それに対してマリー(当人は興味ない様子)がいい加減な返しとかカンペ通りの質問をしたりする。マリーと、マリー中の人花澤香菜)とのやりとりは必見。

マリー2014年発売された『ペルソナQ』でも再登場を果たし、また同年放送の『Persona4 the Golden ANIMATION』でアニメデビューも果たした。

さらにDLCとしてP4U2への参戦も決定。
キャッチコピーは「そのイタさ、未来永劫! 虚ろのツンデレ詩人ポエマー」(←微ネタバレのため文字)。
使用ペルソナはカグヤ。

その魂の叫び

うたかた

ねえ、聞いて
アタシの
叫んでいるこのを…

アタシはここにいる
血をに替えて
世界の果てで叫んでいる…

アタシは人魚姫

もう帰れない人魚姫

泡へと還る 人魚姫リトルマーメイド)…


うわあああ!?よ、読んだ!?読んだでしょ!!?
ち、違うの!これは、その… そう!とかじゃない!
勝手に言葉が溢れてくるだけで……… 

ばかきらいさいてー信じらんない!勝手に読まないで!!

ってゆーか、なんで落ちてんだろ…わけわかんないよ… 

マリーと出会った後、ベルベットルームに入ると、時折便箋らしきものが落ちていることがある。そこにはマリーのしたためたであろう、なんというか、その、とても痛い内容のポエムが書き殴られている。

そしてこれを見つけるたびに、フルボイスでの朗読が始まる。聞いてるだけで死しそうな内容だが、書いた本人も恥ずかしいと思ってるのか、読みあげた直後にやってきて慌ててメモをひったくっていく。そんなに恥ずかしいなら見せるなと言いたいところだが、これを何度も落としていくから困ったものである。一見興味なさそうなマーガレットもこっそり読んでいる模様。

ペルソナQ』でもストーリーには関わらないのにポエムは(不本意ながら)しっかり披露してくれる。すべて新作ポエムである。心なしかP4Gのときよりもノリノリのような...。また、選択肢によっては他のメンバーポエム朗読してもらうシーンもある。そしてなんといっても本作では本編をある程度まで進めると「パトスレコーダー」というアイテムが貰える。これを使用すると今までに聞いてきたポエムをいつでもどこでも再生することができる。しかも全てをゲーム内で埋めるには最低でも4週しなければいけないという鬼畜仕様である。ぜひコンプリートしてあふれるパトスを堪しよう。

また、『Persona4 the Golden ANIMATION』では、2話以降のアバンタイトルにて開幕ポエムをほとばしらせ、そのたびに慌ててやってきてメモをひったくっていく。

その正体

※以下、濃厚なネタバレ

ネタバレ注意 ※※注意※※
以下、ストーリーの核心に迫るネタバレがあります。
真実など知らず、を塞いでいたほうが幸せに違いないでしょう。
それでもネタバレが見たいという愚か者は、この下をスクロールのこと。

真実と役目

ストーリー終盤、アメサギリを倒した後に、マリー主人公夢枕に立ち、別れを告げるイベントが起きる。
その後、ベルベットルームからマリーの姿が消える。その行方をマーガレットに捜してもらうと、2月になってその行方、それとその正体が明らかになる。

その本名はクスミノオオカミ(久須美大神)。生田目に憑いていたクニノサギリ、足立に憑いていたアメサギリと同じく、ラスボスであるイザナミから別れた半身、つまり神である。マリー主人公に絡んだことによって、ガソリンスタンド店員イザナミテレビに潜る力を与えた主人公生田目足立の3人すべてにイザナミ属が(故意か偶然か)憑く形になった。

イザナミオオカミもクスミノオオカミも、元々は人々の「護られたい」「望みをえたい」という望みから生まれた大神イザナミミコトであったが、時代の移り変わりから「望みをえたい」という願いの重が大きくなり、バランスを欠いた末に「護られたい」という部分がちぎれてしまった。この「望みをえたい」の部分がイザナミオオカミとなり、その力のほとんどを持っていったために、クスミノオオカミは力も記憶も失うことになる。

彼女の「役」は人間社会を見て回り、人間の願いや想い、欲望を拾って回るアンテナのようなものであった。この「役」を彼女自身は知らず、意識に吸い上げてアメサギリに伝えていた。周囲にも本人にもそれは気付かれない形での情報収集で、ストーリー中にそれらしい表現はほとんど見当たらない。

そして彼女のもうひとつの「役」が、が不要になったときに、それを回収して消えること、つまり自殺することであった。アメサギリを倒した後に八十稲葉を覆っていた晴れるが、これがマリーの体に流れ込み、自身の記憶と役思い出させる。流れ込んだはやがて自身を怪物化させると知った彼女は、テレビの中に自らの墓所を作り、そこに身を隠したのである。

イザナミオオカミ彼女のことを要らないもの、つまらないものと嘲っている。マリーコミュを進めていくと、彼女一最初から持っていた所持品に「櫛」があり、完二母親から「『苦死』に繋がるので縁起が悪い」と説明される場面があるが、これはイザナミオオカミが持たせたものであり、その縁起通りに「苦しんで死ね」という意味の、侮蔑を籠めたものであった。

虚ろの森

死にゆくマリーを救うには、アメサギリを倒す前にマリーコミュMAXにしている必要がある。マリーコミュでは端々で仲間と出会っており、中盤までのストーリーに絡まないマリーもここで仲間たちと知り合う・心を通わせるという伏線になっている。

その後マーガレットに捜索を依頼すると、2月に入って1日限定のダンジョン「虚ろの」が登場する。アメサギリに勝てるメンバーであればそれほど難しくないダンジョンではあるが、1日で終わらせる必要があるのと、このダンジョン限定の特殊な仕様厄介

なんとペルソナ以外の全て(アイテム・装備・所持金・衣装)が持ちこみ不可で、武器は「戦闘終了後にSP半減」というマイナス効果の付いたしょぼい武器で固定(外せない)、防具はどれも防御力1というすごい仕様で、ペルソナ攻撃しか頼れないのにSPがモリモリ減っていくという難儀するダンジョンである。ターンごとにSPが回復するアクセサリと、現地で拾える回復アイテム、および弱点を覆い隠せる耐性つきの防具でいでいくことになる。

どのダンジョンでもフロア冒頭に台詞が出るが、虚ろのの場合は例のポエムである。しかし雰囲気が陰だからか、状況が状況だからか、あまり痛く聞こえないのが不思議である。

対クスミノオオカミとその後

虚ろのの最で、マリーとその暴走した姿・クスミノオオカミとの対決が待っている。イザナミ同様に雷を操り、また「拒絶」を示す反射スキルが特徴的。このクスミノオオカミは前代未聞の属性反射特性を持ち、一見攻撃できないように見えるが、虚ろの中でその攻略はいくつも手に入る。

晴れマリーを救出できれば、その翌日はバレンタインデーである。何股もかけている諸氏にはの痛むイベントであるが、マリーはそれと関係なしにチョコ(?)をくれる。イイヨメダナー

そして3月20日、自身が健在でいること、主人公とのでこの世界にいられることを語ってくる。トゥルーエンドルートではイザナミ打倒後、ベルベットルームイザナミと統合して元のイザナミミコトに戻ったことと、その感謝を告げて消えていく。

…いやー、ここで終わってればきれいなイザナミミコトさんだったのになぁ。

その後。

原作P4トゥルエンディングを迎えたが、何故かそこでは「Never More」が流れずカレンダーの画面が現れる。
日付は一気に2012年8月まで進んでいき…

それは、翌年の夏休み主人公は再び稲羽に来ていた。
菜々子テレビを付けた時、天気予報が始まった。
そこに映っていたのは…「久須見毬子」と名乗る、見覚えのある人が…

「それじゃあ明日も。がんばってねっと。」

時系列上では「P4GP4トゥルーエンド」→「P4U」→「P4U2」→「P4G追加トゥルーエンド」となるが
前述のとおり、P4U2への参戦が決まっており、予告動画ではベルベットルームに戻ってきているらしき描写があったのだが…? 

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