「イタリアの本当の力、お見せします!」
リットリオ(Littorio)とは、ゲーム「艦隊これくしょん~艦これ~」に登場するキャラクター(艦娘)である。
モデルはイタリア王国海軍のヴィットリオ・ヴェネト級戦艦<リットリオ>。のちに<イタリア>と改名された。
担当声優は久野美咲。イラストレーターはじじ。
改造によって名称が変化するイタリア(Italia)についても当記事で述べる。
2015年4月28日開始のイベント「発令!第十一号作戦」第4海域突破報酬として実装された艦娘。同時実装の第6海域ドロップ艦ローマと並び、艦これ初のイタリア艦となる。
戦艦ながら金剛型戦艦、ビスマルク型戦艦と並ぶ「高速」扱いの艦船であり、実質初のデフォルト「超長」射程持ちで火力も高い。それに加えやや重めの燃料消費と、実に「イタリアらしい」戦艦に仕上がっている。
レベル35で改造可。改装設計図を必要とするが、名前が変わりイタリア(Italia)となる。
名称は異なるが、基本的にリットリオ改に当たるものと考えてよい。
改造によって回避値や索敵値が大幅に上昇し、兵装として「381mm/50 三連装砲改」を持ってくる。これはリットリオが装備する「改」のつかない物に比べて命中率が上がっており、より使いやすくなったといえる。
また2016年1月以降、ローマ改と共に水上偵察機に加えて瑞雲などの水上爆撃機、母国産のRo.44水上戦闘機含めた水戦系統も装備出来るようになり、空母や航空巡洋艦などの航空戦力に頼らない制空権確保が出来るようになった。但し水上戦闘機を載せると弾着観測射撃カットインの条件(主砲×2と徹甲弾に加えて水上観測機系統。もしくは主砲と副砲+徹甲弾と水偵)が満たせなくなってしまう。水上爆撃機なら航空戦と弾着観測射撃は両立出来るが、対空射撃で艦載が全滅するとこちらも不可能になるので注意。
詳細は「ヴィットリオ・ヴェネト級戦艦」も参照。
第一次世界大戦の勃発によるフランチェスコ・カラッチョロ級戦艦の建造中止のため、ワシントン海軍軍縮条約下において一次大戦以前の戦艦しか保有できずにいたイタリア海軍が、フランス海軍の新型戦艦建造に呼応する形で設計、建造したのがヴィットリオ・ヴェネト級戦艦である。<リットリオ>はその2番艦だが、公式には<リットリオ>が1番艦とされる(予算では<リットリオ>が1番艦。ただし進水は<ヴィットリオ・ヴェネト>が先行)。艦名の「リットリオ」とは古代ローマ時代の儀仗兵のことで、彼らが持っていた儀鉞「ファスケス」は「ファシズム」の語源であり、同時にイタリア国家ファシスト党の象徴でもあった。
その主砲は38.1cm3連装3基9門。砲力はフランス海軍のリシュリュー級とほぼ同じでヨーロッパにおける平均的なそれであるが、狭い地中海での戦闘に備え高威力の重量弾を高速で撃ち出す接近戦仕様になっており、インファイトの殴り合いでは41cm砲艦を上回る火力を発揮する。その代わり、遠距離での命中率や威力は犠牲になっていた(高初速の副産物として大和型を上回る44kmの射程を持つが、戦艦同士で40km以上離れた目標への命中は現実的でなかった)。航行速度は最速31.5kt(リシュリュー級と同等)と高速戦艦ではあったが、狭い地中海での戦闘を主眼においた結果、巡航速度は20ktで約4000海里と戦艦としては格段に短いものだった。なんて地中海的な!
1940年5月6日、<リットリオ>は竣工、就役。その後イギリス海軍のアフリカ戦線への輸送作戦などに呼応して数回出撃したものの、戦う機会は無かった。11月11日、タラント空襲により魚雷三本被雷、大破。修復後の42年12月、第一次シルテ湾海戦に参加。翌43年3月には第二次シルテ湾海戦に参加し、イギリス駆逐艦などに損害を与えている。なお、二度のシルテ湾海戦では共に艦隊旗艦を務めた。
そして1943年7月30日、国家ファシスト党政権崩壊の直後、艦名を<イタリア>へと変更。時期が時期とはいえ、総統閣下は<ドイッチュラント>なんて艦名は不安と名前を変えさせたっていうのにこの艦名は一体……。
ちなみに某パンツじゃないイタリア海軍アニメでは最終回で撃沈している。何?時系列が後のはずのOVAでも出てきた?
艦名変更後の1943年9月、イタリア王国(バドリオ政権)は連合国と休戦条約を締結。
<イタリア>以下の主力艦隊も降伏し、イギリス領マルタへ向かった。しかし、イタリア海軍の強力な戦艦が連合国側につけば、枢軸国の旗色は更に悪化する。降伏したイタリア艦隊はそれを懸念したドイツ空軍の空襲を受け、<イタリア>も誘導爆弾フリッツXの攻撃により損傷した。
この攻撃がドイツにとっては功を奏したというべきか、あるいはなんて地中海的な!その航続距離のためか、その後はスエズ運河の中にあるグレートビター湖に留まり、戦闘に参加することは無かった。戦後アメリカ海軍に賠償として引き渡され、1948年イタリアで解体。先代のカイオ・ドゥイリオ級が50年代なかばまで活動したのに比べると、短い余生となった。
白をベースとした服装に、赤白緑のイタリアントリコロールのネクタイを締める。
艤装には赤白の縞が入っているが、これは実際にイタリア艦の甲板に塗装されていたもの。
落ち着いた温和な性格で、上記のように艦隊決戦の経験が無いため主力艦同士の砲戦にやや興奮するような台詞があるほか、提督に触られて「これが日本の挨拶……なんて、なんて地中海的な!」と驚く台詞も。提督、地中海的な絡み方はおやめなさい。
戦闘時以外も基本的には言動も態度もおっとりした雰囲気で、のんびりと喋るさまは安らぎと包容力を感じさせる。
ビスマルクが「でかい暁」と呼ばれるのに対比したか「でかい綾波」とは誰が上手いことを。
イタリア出身らしく食べるのが好きで、時報台詞では食事関連が多い。得意のイタリア料理を提督に振る舞い、ワインを飲ませまくるのでちょっと提督の肝臓が不安になってくる。鎮守府バーカウンターの家具を設置して彼女を秘書艦にすると、カウンターには赤白ワインボトルやてんこ盛りのパスタ、ピッツァなどが所狭しと置かれているため、全部平らげるとカロリーも心配になる。
他艦娘との絡みとしては、妹ローマのほか、ドイツ艦娘へ言及するが、若干微妙そうな反応。
そして「芸術的な上部構造物」を持つ艦を「艦橋はアート」と賞賛する。だ、誰のことかなー?
放置しておくとフリッツXの名を思い出す。いつか艦これにH級戦艦が実装されるようなことがあったら、大王こと別のフリッツさんが出てきてしまうので注意が必要だ。猪突猛進こそ吾らの本領よ!とか勝利の女神は(ryのほうではない。
2015年7月17日のアップデートでは夏季限定でなんと赤色のビキニの水着に着替え、服や艤装の下に眠っていたたわわな胸部装甲と地中海的なボディスタイルを披露、提督諸氏を驚かせた。
ちなみにリットリオとイタリアで水着姿が異なり、改造前の場合は赤白ストライプ模様のパレオを腰に巻いているが、改造後になるとパレオが緑と白の模様になり、外してショールのように両腕に掛けている。ブラからは南半球がチラッと見えていたり、ビキニパンツは左側だけが紐状になっていて、鼠径部まで見えるという何とも眼福な姿である。加えて頭にはハイビスカスの髪飾りを付け、手にはソーダ(メロンソーダ?)が入ったグラスを掲げている。なんて地中海的な!バカンス気分である。
ちなみにこのグラス、よく見るとストローが2本ささっている。用途はやはり……?
ボディが露出しているせいか普段以上にスタイルが気になるらしく補給時には「もしかして、少し太ったかしら?」と体型を気にしている発言をする。いえいえ全然大丈夫な気が。
そして中破すると水着が破損し、さらに大変な絵面になる。右側が見えそうになったりで扇情的な光景を拝める反面、リアルにディスプレイの後ろや横に人の気配がないか注意が必要かもしれない……
また、この状態で弾着観測射撃カットインを出すと、画面に走る3本の帯カットインのうち下2本で水着の布部分だけがちょうど隠れてしまい、まるで全裸なのを遮蔽物で隠しているかのように見える。
2015年12月8日には冬季衣装としてサンタルックのグラフィックが実装。肩掛け無しの胸部装甲を強調するスタイルは正しく地中海的な姿である。一緒にいるスノーマン(雪だるま)が妹に似ているのは・・・多分気のせいだろう多分。
2019年2月8日のアップデートでバレンタイン衣装が実装。ほぼ3年ぶりに追加された。明らかに分厚い胸部装甲を覆う縦編みのセーターに水着mode同様リットリオとイタリアで差分があり、リットリオは白のロングスカートに対して、イタリアは黒のミニスカートとストッキング姿で表情が笑顔になっている。
中破するとどちらも豪快に露出するのだが・・・今回はセーターの下半分が見え、リットリオはスカートから下着も見えんばかりに生足が出る。イタリアはスカート及びストッキングの破れはおとなしめだが、実装直後から「抱き枕カバーにすると似合いすぎ」という色気に対する称賛なのか何とも形容しがたい風評被害?があったりする。
その独特な存在感と包容力を備えた上部装甲とグラマラスな容姿は、絵師提督の間でも人気が高い。
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2015年春イベント 『発令!第十一号作戦』 新規実装艦娘 |
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最終更新:2024/12/03(火) 05:00
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