今までにない東方GTAを観てみたくて作りました。
12~13話構成で製作していく予定。
至らない箇所もあると思いますが、製作陣共々、頑張っていきたい次第です。
by はるまお
東方サスペンスとは、制作者である「はるまお」氏の『今までにない東方GTAを観てみたくて』
と言う想いから制作された、多数ある東方GTA作品の中の1つである。2010年10月15日にep1が投稿され、2012年3月29日のep12を以って完結した。また、完結後作品の演出、セリフ、カメラワークについて解説したメイキングも投稿されている。
概要
霧雨魔理沙からの誘いの手紙を受け、アリス・マーガトロイドは幻想郷からはるばるアメリカ合衆国サンアンドレアス州の田舎町、Angel Pineへとやってきた。時を同じくして射命丸文と犬走椛、小野塚小町、鈴仙・優曇華院・イナバも各々の理由でこの街を訪れており、彼女たちはこの町を巡る不可解な事件に巻き込まれていく。
話数は全12話(11話が拡大版なので、予定通り12~3話での完結)。合計再生時間は4時間8分である。
制作者の言う通り『東方GTAでのサスペンス物』と言う、今までに無かった作品であると言える。
なので、他の東方GTAに多くみられる事のある派手なアクション等よりも、会話に重点を置いた構成になっている。
「東方サスペンス」のタイトルにあるように、サスペンス物として制作されている。・・・・・のだが、
【ep1】の後半頃から「サスペンスと言うよりホラーじゃないか?」「サスペンス?いいえ、ホラーです。」等と言ったコメントやタグが何故か多かったりする。街の雰囲気+BGMがそう思わせているのかもしない。
演出
1つの動画の再生時間が15~20分とあるのだが、その時間をあっと言う間に感じさせる程クオリティが高い。
GTASAには存在しない細かなSEの付加やBGMは勿論の事、それぞれのキャラクターの表情も、台詞やそのキャラの心境に合わせて上手く使い分けている。
場面構成はLOSTなどのアメリカドラマの技法を踏襲しており、異なる時系列のシーンを要所要所に挿入することで伏線の示唆や回収を自然な形で行なっている。また、これらのシーンの場面転換にも印象的な演出がなされており、構成と相まって物語に疾走感を与えている。特にこれらのシーンを盛り上げるカメラワークについては、「カメラワークに定評のあるうp主」と度々タグに付けられる程、Smooth Camera Workを用いた撮影技術が群を抜いている。
本編終了後の最後に、コメントが多めに溜まるのも動画の特徴。視聴者が見入っていると言う事が良く分かる。
私から言わせていただくと、もはや映画を見ている気分ですよ。【上映中は、他の人の迷惑にならないよう願いします。】
登場人物
- ・アリス・マーガトロイド
- 友達の魔理沙に手紙で呼び出され、田舎町のAngel Pineにやってきた少女。特技は顔芸
「ただの友達」からの割にはずいぶんと嬉しそう。
そのせいか、タクシーの運転手にAngel Pineの良くない話を聞かされても、あまり気にしない様子。
しかし、彼女が迷い込んだのは、想像を絶するワンダーランドだった。
[初めは人形がないため攻撃出来なかった。後に人形に加え、謎の人物に導かれ拳銃も手に入れる。その時から、うどんげに対する懐疑が頭をもたげている。
実際は四季映姫によって、ブラインド事件のシミュレーションの「被害者役」としてAngel Pineに誘き寄せられた]
- ・鈴仙・優曇華院・イナバ
- 永遠亭の兎。
とある切っ掛けで、アリスと行動を共にすることとなる。
素直といえばていが良いが、プレッシャーに弱く『無自覚に人をイラつかせる』タイプ。(アリス談)
[魔理沙になりすまし、アリスをAngel Pineに呼び出した。師匠である永琳に命令されアリスを守っている。「大役」の割に、多くを聞かされていないらしい。]
- ・射命丸文
- 文々。新聞所属の記者。刀よりも物騒な規格外カメラを所持している。
引篭もりのアリスが幻想郷をでたところに、大スクープの匂いを嗅ぎつけて追って来た。
普段はマイペースで恒例の椛いじりに職権乱用、果ては記事の「脚色」までお手の物、傍若無人で食えない迷探偵。
[しかし、一旦スイッチが入ると、少ない証拠状況から、過去の状況を瞬時かつ詳細に描き出す天才肌。だが、本人に自覚はないのが手に負えない。銃声を追ううちに小町と出会い、新たなネタを求めて行動を共にすることに。]
- ・犬走椛
- 文の後輩。今回も取材に同行してきた。
千里眼を持ち、状況分析が得意な有能な部下。街の雰囲気にも敏感に反応する。
- ・小野塚小町
- パトカーに同乗してAngel Pineにやってきた。
なにやら任務があるようで、今回サボリはしないらしい。休憩はする。
[ブラインド事件の捜査に訪れたという名目で、シミュレーション中の幻想郷住人の保護と証拠の隠滅、そして"最後の処理"を任されていた。しかし"最後の処理"が気に食わなかった彼女は、上司へのささやかな反抗を思いつく。]
- ・霧雨魔理沙
- アリスの「ただの友人」。Angel Pineに滞在しているらしく、彼女に珍しく誘いの手紙を送ってきた
[手紙は因幡ていによるフェイクとされていたが、実際はにとりの補佐としてシミュレーションの運営に参加していた。黒幕一派の奇襲の際は、物陰に潜んでにとりの窮地を救い、現地の仲間の救出に奔走する]
- ・四季映姫
- 小町の上司。
[ 白昼堂々交差点のど真ん中で警察官が殴打され殺されたにもかかわらず、目撃者がいないという奇妙なブラインド事件。その首謀者を求めて小町を派遣した。しかし人間が事件の本格的な捜査をするには、事件性が認められる証拠を示さなければならないと告げられ、幻想郷の住人を使った現地での大規模なシミュレーションを敢行する。それは、自分自身が黒となってまでも幻想郷を守りたいという固い決意の上の行動であった。]
- ・八意永琳
- うどんげの師匠。 うどんげを通じ、今回も何か関わっている様子だが?
[異変のさなか、街にいるところを椛が発見している。なにやら電話で連絡していたが。
優曇華を貸し出すという形で、今回のシミュレーションに参加していた。しかし裏では、事件の元凶である疾患の対抗策を研究しており、閻魔とは別の形での事件解決を目指していた。]
- ・河城にとり
- エンジニアの河童。
[Angel Pineから離れた場所にある軍事施設で、シミュレーション中の街の監視や、現地の運営メンバーへのオペレーションを行なっていた。]
- ・西行寺幽々子
- 冥界の管理人
[ベル・ヒューストンの魂の証言、Angel Pineの調査からブラインド事件が人為的なものであり、冥界の変化から近い将来大量の死者が出る可能性を四季映姫に示唆した。]
- ・風見幽香
- 幻想郷の歩く植物図鑑
[幽々子に頼まれ、Angel Pineで見つかったある植物が、幻想郷にしか存在しないものであることを特定した。曰くこの植物には人間の思考を停止させる効果があるが、殺人を起こさせる効果は無いという。
また、空港で小町にこの事件が一筋縄ではいかないことを示唆する電話を寄越している。]
- ・ベル・ヒューストン
- Angel Pineの森林警官で極度のマザコン
[ブラインド事件の被害者であり、白昼目撃者のいない中、大通りの交差点で全身を滅多刺しにされて殺された。その魂の証言から、加害者には殺意がなかったことが判明している。]
- ・ブライアン
- Angel Pineの住人
[Ep1終盤でアリスを襲った人であるが、視聴者のコメントからこの名前が付けられた]
- ・タクシードライバー
- 空港からAngel Pineまでアリスを運んだタクシードライバー。
[ブラインド事件の黒幕であり、仲間と共に「マリオネット構想」なる人類コントロール計画を立案していた。]
- ・警官二人組
- ロスサントス市警の警官で、小町を現地まで送った。
[Angel Pineへ向かう途中のスタンドで、ある女性にちょっかいを出して尻を蹴られた。片方の友人には日本人のプログラマーがおり、彼の絶賛していたゲームにハマっている。]
- ・狙撃手(ノーウッド)
- チリアド山腹からスナイパーライフルを構える謎の男
[黒幕の一派で元警官。傭兵としてシミュレーションに参加して、アリスたちが街から出ないように妨害していた。四季映姫には協力するふりをしつつ、襲撃する機会を狙っていた。]
- ・謎の女(ペギー)
- [黒幕の一派で、盗聴や妨害工作が専門。八意永琳と射命丸文の会話を盗聴し、永琳が町人の治療のために作った催眠装置を破壊した。]
- ・にとりの助手(エド)
- [黒幕の一派の一人。にとりのオペレーションの補佐をするふりをしつつ、基地内に隠してあった住民をコントロールするための装置を動かしていたと思われる。]
キンダーログ
動画を製作しているチームで、メンバーは現在三名と発表されている。
- ・はるまお氏
- 脚本・製作及び代表。生放送でSeaweed氏の本名を連呼していた。
実写映画並みのカメラワークや、洋画を彷彿とさせる台詞回しに定評がある。
動画の投稿を始め、人の目に触れるほとんどを担っている実行力のある人物だが、動画の説明文から、意外にお茶目なところも見てとれる。
ニコニコ生放送で製作陣が挨拶をした際、映画やドラマ(特に洋画)の造詣が深いことが明かされた。
またFPSが好きらしく、現在はコール オブ デューティ ブラック・オプスにハマっているようだ。
- ・御堂氏
- イラスト・テクスチャ担当。
キャラクターのテクスチャを製作しており、この顔芸表情の豊かさもまた、動画のクオリティを映画たらしめんとしている要因である。
第四話のクレジットから名前が削除されているが、単なるミスである。自作テクスチャについては何度も没にされたらしく、メンバーの中では自虐コメントが多かった。
- ・Seaweed氏
- アドバイザー担当。生放送での事故により、うっかり本名がばれてしまった。
アドバイザーというポジションを名乗ってはいるものの、実際の実務には関わっていないらしい(本人談)
また、ニコニコ生放送の放送は氏が担当しているが、当の本人の声は何故かとても聞きづらい。
関連動画
各話の粗筋も書いてあるので、スクロールには注意してください。
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関連項目
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