翼(つばさ、よく)とは、
ウィング/ウイング、羽根と呼ばれることもある。(例)飛行機の羽
主に鳥類やコウモリ類などに該当する生物に備わっている器官。羽ばたいて空を飛翔するために用いる。鳥類の翼は羽毛に覆われている。一方で、コウモリ類の場合は羽毛が無く、長い指の骨と皮(皮膜)から構成されている。翼長が指標として用いられる場合もある。
またモモンガやムササビなどのように、羽ばたかずにグライダーのごとく滑空するために翼を使う生物も多く存在する。
損傷すれば飛べないため羽繕いなどは欠かさず、翼が傷つくのは嫌がる。
イラストや絵画などでは畳んだ巨大な翼を大きく広げたダイナミックな構図も好まれて描かれる。
近代以前の飛行機開発では、鳥のように飛行する航空機(はばたき機/オーニソプター)が主流だったが、当時は鳥の羽ばたきや羽の詳細は知られておらず、人が飛行できる大きさのものはことごとく失敗しているか、実用化には至っていない。現代においては動力付きのものが研究されているが、やはり人が乗れるものは実用化できていない。
翼の陰に隠れがちだが、尾羽を広げてブレーキや方向転換に用いている。
上記で説明した翼と同様に、飛行機などの空を飛ぶ航空機にとっても翼は重要な役割を果たしている。飛行機が時代の経過に伴い進歩するにつれ、翼も形状や性能が進化してきている。
主翼、前翼/補助翼、尾翼(水平尾翼/垂直尾翼)から、翼の形状や地上高まで様々で利点・特性も異なり、操縦桿の操作でパタパタと動くものも多い。
主翼は揚力を発生させ、飛行を可能にしている。空を飛ぶものは重量にシビアなため、必ずしも翼が大きい方が良いというものではない。
主翼はジェットエンジンなどが発生させる推力による前進により揚力を得ているため、一定以下の速度に失速してしまうと揚力を失ってしまう。推力を失っても、一応グライダー飛行は可能だが、これで長距離を飛行することは不可能である。推力を失った飛行機がどうなるかはWikipediaの「ギムリー・グライダー」の記事など参照してほしい。
両端には正面から見て緑と赤の航空灯が装備され、夜間でも他機から瞬時に進行方向を視認しやすくなっている。(ヘリコプターにもあるが胴体そのものに付与されている場合もある)
現代の航空機では主翼の下に巨大なジェットエンジンが吊り下がるのが主流である。
軍用機においてはミサイルや爆弾、増槽(着脱式の追加燃料タンク)といった装備品を吊下げるものも多い。機内スペースを有効活用するため、翼内に機関砲弾や燃料タンク・主脚を収納する機体もある。
空母艦載機など、限定空間の中で航空機を運んだり保管する場合には、空間を有効活用するために主翼を折り畳めるものも多い。
尾翼などは揚力に寄与しないが、ないと安定性を大きく損なう。そのため、被弾や油圧故障で操作できなくなったり、最初から尾翼や補助翼のないステルス機などは操縦性が落ちる。
詳細は尾翼の記事参照。
ヘリコプターのように、高速で回転し揚力を得る翼もある。前述の飛行機の翼を固定翼と呼ぶのに対し、こちらは回転翼(ローター)と呼称される。
→ ヘリコプター
ヘリコプターにおいては言わずもがな頭上で回転翼がぐるぐる回転しており、前進による揚力を必要としないため垂直離着陸等が可能である。
後部で回転しているテールローターは反作用で機体が逆方向に回転し操縦不能になるのを防ぐための解決策。その他、前後に同じものが2つあるタンデムローターや二重反転プロペラなどもある。
短翼(スタブウィング)が装備される場合もあり、前述の軍用機と同様に装備品・武装等を吊り下げるのに用いる。メインローターとは異なり揚力発生は限定的か考慮されていない場合も多い。
翼(作:斉藤洋)
僕はそうは思いません。
もし、自分が鳥だったら、
もし、自分の両手が翼だったら、
そう、セガサターン。
手でしっかりと掴み、腕で抱き、
そして肌でその熱を感じられる、
こんな幸せなことはない、
そう思うのです。
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最終更新:2025/01/06(月) 17:00
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