アクアフォースとは、
ここでは3.について説明する。
概要
古代より復活したメガラニカの海軍。
アクアロイドと呼ばれる人型の種族を中心に、水竜、人魚などで構成される。
海軍の初代トップは《蒼波元帥 ヴァレオス》。
しかし、彼が《破壊の竜神 ギーゼ》に心酔したことで、創世竜メサイアに仇成す存在と成り果てる。
その結果メサイアは、浄化の為にアクアフォースごとヴァレオスを封印するという判断に至り、長らく封印され続けていた。
他の連続攻撃クランと違い、攻撃の順番によって能力が変化する特性を持つ。
また、連続攻撃自体をメインとするのではなく連続攻撃をトリガーに発動する効果が多く、それをサポートするための連続攻撃手段が多い。
後にこれらの特性はキーワード能力「連波(ウェーブ)」としてアクアフォースの個性となる。
その特性上、攻撃一回一回のパワーは低い傾向にある為、ダメージチェックで相手がトリガーを引くと連続攻撃が単にスキル発動条件を満たすためだけのものになりやすい。
一方でグレード2以下の状態でも連続攻撃の条件を整えやすく、グレード2以下での速攻戦術は強力である。
余談だが、「ブースターパック2回に1回は収録される」「強化とほぼ同時に天敵のリンクジョーカーが強化される」という二つのジンクスがあった。前者は5期にほぼ崩壊している。
アニメ「カードファイト!! ヴァンガード」では、蒼龍レオン率いる「チーム・ドレッドノート」だけが使用していたクラン。
かつて封印され、蒼龍の民にしか伝わっていなかったカード群だが、後に蒼龍レオンが中心となり普及活動に従事。
結果、続編「ヴァンガードG」では一般的なクランとなっており、新たにハイメ・アルカラスが使用している。ハイメは普及以前に、蒼龍の民が外界の人間に助けられた際に礼として渡された《嵐を超える者 サヴァス》を紆余曲折を経て手に入れていたが、普及前は「サヴァス」しか手元になく、デッキを組むことができなかったという。
ハイメとチーム・ドレッドノートはG2期「ギアースクライシス編」において夢の共同チーム「スペシャルアクアフォース」を結成し、Gクエストを盛り上げている。
また、アニメにおいて惑星クレイにおけるアクアフォースの発展と現実の蒼龍の民の発展はリンクしているようで、封印状態だった時代は忘れられた孤島でひっそりと暮らし滅びを待つだけだったが、普及が完了している「ヴァンガードG」時点ではレオンは蒼龍財団総帥という立場に就いている。
そしてG最終期「カードファイト!!ヴァンガードG Z」では、アクアフォース封印という事態を招いた元凶である初代元帥「ヴァレオス」が復活し、直接地球に干渉するという暴挙に出た。
各期におけるアクアフォース
2期
トライアルデッキ「海皇の末裔」で初登場。
アニメのラスボス使用クランということで、目玉の「メイルストローム」にアルティメットブレイク持ちのクロスライド《蒼嵐覇竜 グローリー・メイルストローム》が登場するなど扱いは良好である。
3期
第11弾 「封竜解放」にて登場。以降、G2弾「風華天翔」までブースターパック2弾刻みで登場した、定番の人気クランとなる。
後に大躍進を遂げる「波紋」はここで収録された。
ブレイクライドユニット《蒼翔竜 トランスコア・ドラゴン》と、第13弾「絶禍繚乱」で登場した《蒼波竜 テトラドライブ・ドラゴン》の組み合わせが強烈である。
第15弾「無限転生」では「メイルストローム」に新たなクロスライドユニットが登場したのをきっかけに、メイルストロームを内部名称として「蒼嵐」名称が誕生した。
ただし、環境的には天敵中の天敵であるリンクジョーカーが台頭した状態であるため、いまいち奮わなかった。
4期
第17弾「煉獄焔舞」にて登場し、双闘環境の波に乗る。
今回は「メイルストローム」を名称に含まない新たな「蒼嵐」を創ろうとしている動きが見られる。が、同時期にやはりリンクジョーカーが強化されてしまい・・・。
5期
G2弾「風華天翔」にて登場し、同時期にトライアルデッキ「海神の蒼騎兵」が登場。2弾刻みの強化はここで途切れる。
連続攻撃を強力にサポートするGペルソナブラスト持ちの《天羅水将 ランブロス》の登場により、連続攻撃自体が凶悪な火力を叩き出すようになり、再び環境に顔を出すようになる。
超越ボーナス特有の縛りの緩い名称「サヴァス」が登場したのもここから。
6期
G5弾発売の直前にアクアフォースのみを収録したクランブースター「連波の指揮官」が登場。
この弾での強化が恐ろしく、これまでに登場した全名称軸が一気に強化されたことに加え、3期に登場していた「波紋」と「蒼波」がそれぞれ名称サポートや専用Gユニットを貰い、一気に価値を上げることになる。
アクアフォースはグレード2でライドを止めて戦う戦術をしてもさほど痛くないことが、超越環境の「グレード2止め戦法」と合致したこともあり、環境最上位を争う強豪クランと相成った。しかしやはりグレード2の段階で十二分に戦える波紋デッキが突出しており、ファイターズロード2015年冬、そして世界大会の優勝を飾った。
それを加味してか《閃く波紋 オデュッセウス》が投入2枚制限を受けることになる。
7期
ブースターパックG9弾「天舞竜神」、G13弾「究極超越」にて収録。
後者が特に強烈な強化を得ており、元帥の所属する「蒼波」が連続攻撃の弱点をさらに対策する効果を持ち、より連続攻撃での圧倒がしやすくなった。
デッキの基本軸
蒼嵐
3期で新たに制定された名称。主にリミットブレイクと双闘に対応している。
内部名称に対応しないタイプは双闘主体のカードが多く、パワーライン低下をなるべく抑えた状態でリアガードがスタンドするため、比較的連続攻撃がしやすい。
それらを主体とする場合、どちらかというと、リアガードの「4回目以降のアタックで効果を発揮できる」ユニットを補佐し、そのユニットでアドバンテージを稼ぐことが多い。
メイルストローム
アニメで蒼龍レオンのみが使用する、アクアフォース初の名称にして看板。
3期以降は「蒼嵐」の内部名称となる、リミットブレイク主体のデッキ。
4回目以降ヴァンガードがバトルすることで発揮する効果が多く、それによりアドバンテージを獲得する効果も多い。
リメイク版《蒼嵐竜 メイルストローム》はブレイクライドユニットとなり、グレード0でのガードを封じることができる。
新メイルストロームあるいは《蒼嵐水将 デスピナ》を《蒼嵐覇竜 グローリー・メイルストローム》のアルティメットブレイクと組み合わせることで、相手は手札のカードを何一つガードに使うことができなくなるという凄まじい決定力を持つ。
クロスライド先を「グローリー」と共用する《蒼嵐業竜 メイルストローム “Я”》も、クリティカル増加に加え、ヒットしないならしないで退却効果を発動できると、非常に強いことが書いてあり有用。
蒼波
クランブースター「連波の指揮官」にて新たに名称となったデッキ。
3期時点で既に《蒼波竜 テトラドライブ・ドラゴン》が登場していたが、クランブースターの強化で超越を絡めた動きができるようになった。対象が限定された超越ボーナスユニット《蒼波竜 アンガーボイル・ドラゴン》を抱える。
《蒼波竜 テトラドライブ・ドラゴン》と複数のGユニットは、ヴァンガードが2回目に攻撃し、リアガードの4回目の攻撃でヴァンガードがスタンドするのが特徴的であり、それを前提としたサポート能力が多い。
Vスタンドも絡めた決定力の高さもあり、6期時点での環境に顔を出してきた実績もあるが、その下地を経て、相手ヴァンガードのパワーを11000で固定化する諸悪の根源《蒼波元帥 ヴァレオス》が遂に解禁。
波紋
こちらもクランブースター「連波の指揮官」にて新たに名称となったデッキ。
アニメではレオンの側近の双子の片割れであるシャーリーン・チェンが使用している。
3期時点では単なる連携ライドサイクルであったが、ディメンジョンポリスで怪獣に連携ライドサポートが登場したように、それを彷彿とさせる《閃く波紋 オデュッセウス》が登場。
それどころかリバイバル双闘に選ばれ、《轟く波紋 ジノビオス》をレギオンメイトとするレギオンリーダー《打寄せる波紋 ミルティアディス》が登場。おまけにGユニット《逆巻く波紋 ポドロモス》まで登場し、一気に関連サポートが充実した。
これにより、《閃く波紋 オデュッセウス》に依存するながら相手のグレードに関わらず強力な動きができるようになり、こちらも一気に6期環境に躍り出た。それまで全くの無名であったため驚愕を以て迎え入れられ、遂に2015年冬の覇者となったが、双闘や超越をさせないような動きが目立つため相手にする側からの評判はよろしくなかった。
故にか、2016年1月22日よりパワーカード《閃く波紋 オデュッセウス》が投入2枚制限をかけられることとなった。
特徴として、他のレストしているユニットの数を参照した効果が多い。
サヴァス
トライアルデッキ「海神の蒼騎兵」で登場した超越ボーナス持ち《嵐を超える者 サヴァス》を中心としたデッキ。
超越ボーナスで相手のリアガードを消耗させ、確実にアドバンテージを稼いでいくことができる。
名称に依存しないGユニットが連続攻撃をサポートするものが多く、《天羅水将 ランブロス》による高火力でフィニッシュを狙いやすい。
ちなみに、グレード3に依存せずとも《嵐を統べる者 コマンダー・サヴァス》を使用することで「サヴァス」サポートを他のデッキでも使用できる。
トランスコア
対象は3期に登場したブレイクライドユニット《蒼翔竜 トランスコア・ドラゴン》。ブレイクライド強化の流れを受け、ファイターズコレクション2015winterにて名称化と相成る。
少々リスクは高いが《アンフィビアン・ドラゴン》によりライドの安定性を高めたり多重スペリオルライドによりブレイクライドを高速で使用できるようになった。また、Gユニット《蒼翔師竜 ミスリルコア・ドラゴン》の多大なるガード要求により、ブレイクライドからの一撃までにより多くの手札を削れるようになった。
関連項目
- カードファイト!! ヴァンガード/カードファイト!! ヴァンガードG
- カードファイト!! ヴァンガードのユニット一覧
《ユナイテッド・サンクチュアリ》
ロイヤルパラディン/オラクルシンクタンク/シャドウパラディン/ゴールドパラディン/エンジェルフェザー/ジェネシス(カードファイト!! ヴァンガード)
《ドラゴン・エンパイア》
かげろう(カードファイト!! ヴァンガード)/たちかぜ(カードファイト!! ヴァンガード)/ぬばたま/むらくも(カードファイト!! ヴァンガード)/なるかみ
《スター・ゲート》
ノヴァグラップラー/ディメンジョンポリス/エトランジェ/リンクジョーカー
《ダーク・ゾーン》
ダークイレギュラーズ/スパイクブラザーズ/ペイルムーン/ギアクロニクル
《メガラニカ》
グランブルー/バミューダ△/アクアフォース
《ズー》
メガコロニー/グレートネイチャー(カードファイト!! ヴァンガード)/ネオネクタール
《該当国家なし》
クレイエレメンタル/刀剣乱舞(カードファイト!! ヴァンガード)
外部リンク
- 1
- 0pt
https://dic.nicovideo.jp/t/a/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%A2%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%B9