アムールトラ(けものフレンズ)とは、スマートフォンゲームなどの各種メディアミックスプロジェクト『けものフレンズ』に登場するアニマルガール及びフレンズ(動物が女の子になった擬人化キャラクター)である。
CV:加隈亜衣(ネクソンアプリ版)/浅野真澄(アニメ2、※「ビースト」名義 / けものフレンズ3)
概要
ロシアの沿岸地方とハバロフスク地方にのみ生息している動物・アムールトラのフレンズ。トラの各亜種及び現在生息しているネコ科動物の中では最も大きい。
元気で明るい性格だが寂しがり屋。エンターテイナーとしての快活で大きな声で喋る。マジックが得意なようで、頼まれると喜んで披露してくれる。
プロフィールで記述されているが群れとはぐれてしまい、そのまま1人きりで旅をしながら暮らしている。旅をしつつマジックなどの芸を習得・磨いており、エンターテイナーとして有名になってパーク中に情報を発信する方法を仲間との再会手段にしており、そうすればはぐれてしまった群れの仲間と再会出来ると信じている。スカウトに成功して仲間にすると1人っきりじゃなくなった事を喜ぶ。
アムールトラを含むトラの仲間は単独で広い縄張りを築いて暮らしているが、そのフレンズである彼女は他の仲間と一緒に生活していた模様。トラやホワイトタイガーもそうだったように、単独生活している動物はフレンズ化すると他者との触れ合いを求める傾向があるのだろうか。
ラスベガスでショーをやってそうなサーカス風の格好をしているが、ソレはトラがサーカスなどの様々なショーで使役されている事に起因していると思われる。
外見
上は長袖ワイシャツとチェック柄のブレザーと下は黄色の半ズボンを着た、派手で煌びやかな格好をした女の子。白手袋着用。首下には白毛のファーと茶色の蝶ネクタイをしている。脚には黒色のガーターベルトとガーターストッキングを装備し、その上からロングブーツを履いている。ブーツの色は元動物の脚の色を表現。お尻からはしなやかな尻尾が生えている。
髪型はふんわりしたボリュームのあるショートヘア。髪色は上半分が黄色・下半分が白色。トラらしく黒色の模様が髪中に描かれている。前髪の右部分に小さいシルクハットがちょこんと乗っかっている。全く被れてないのだが、不思議な事にズレ落ちないし吹き飛ばない。
専用の道具として、サーカスでもお馴染み火が付いた輪っかを装備。彼女の言うマジックの道具だろうか。戦闘でも放り投げたり一芸を見せたりする。
後に、京都市動物園とのコラボにあたってデザインをリファイン。同園のアムールトラ「オク」をモデルに猛獣らしさを強調した姿となった。
髪型はトラ模様のボリュームのあるロングヘアーとなり、服装も黒っぽいベストに白のワイシャツ、黄色のネクタイという学生っぽいファッションとなっている。
ゲームでの扱い
ピュア属性(緑)のレアリティレベル4のフレンズとして登場。コストは350・攻撃タイプは遠距離・サイズはM。大型ネコ科動物のフレンズが属するグループ「百獣の王の一族」に加入している。所持スキル「フレイムリングキャッチ」は35秒間のみ仲間全員の攻撃力を20%アップさせる支援効果。スキル名通り火の輪を投げて見事キャッチするというサーカス芸を披露する。
2015年6月11日のメンテナンスで実装された新規フレンズの1人。トナカイ(レア度5)・エゾシカ(レア度4)と一緒に追加された。期間限定スカウト(所謂ガチャ)・ステップアップスカウトにて雪原地形を得意とするフレンズとして出現率アップでスカウト可能。
アニメ「けものフレンズ2」での扱い
物語序盤ではシルエットのみの謎の存在として登場し、オオセンザンコウ、オオアルマジロのコンビを唸り声で恐れさせたり、主人公キュルルたちを襲っていたセルリアンを一撃で倒したりした。
本格登場は5話。ジャングルエンでキュルルたちを襲い、フレンズとしての理性を保てず野性のままに暴れまわる「ビースト」と化していることが説明される。その姿は上記デザインリファイン後のそれであるが、手首には鎖のついた金属の手枷がはめられ、手も本来のトラのままとなっていた。
9話ではキュルルを守ろうとするイエイヌに襲い掛かるが、直後に駆け付けたサーバルらの活躍で退散。
12話に至り、今度は海上ホテルの騒動で船の上に避難していたキュルルの前に突然出現。キュルルのアイデアで敢えてセルリアンの群れの中に誘導し、彼女に暴れさせてセルリアンを倒させる作戦が実行された。その後ホテルは倒壊、彼女は消息不明となる。
その際に降ってきた瓦礫が画面を覆う演出から「瓦礫の下敷きになった」とする見方もあるが、作中で「降ってくる瓦礫を浴びて下敷きになった」という描写はないため、詳細は不明である。
状況と照らし合わせると下図のようではないかという考察がある。
ポストを読み込み中です
https://twitter.com/panyanoroba/status/1535751132936810497
少なくとも劇中で理性を取り戻した描写はなく、エンディングクレジットでの名義も「ビースト」のままだった。しかし、崩れ去るホテルの中たたずむ彼女からはビーストの黒いオーラは消えていた。また、本編後をイメージしたと言われているアクリルスタンドのイラストではパークの入り口の前に立つ片腕の拘束具が外れた彼女が描かれていた。次に会うとき彼女はビーストなのか?それともフレンズになっているのか?それはまだ、誰にも分からない。
漫画版「けものフレンズ2」での扱い
※編集者メモ:確認作業を電子書籍版で行ったため、話数や予告の時系列が異なる場合があります。
第2話でキュルル達を追うセルリアンを倒す謎のシルエットとして登場。
その後、各地に「ビースト」としての痕跡を残しながらパーク中を動いてたようだ。
第8話予告でトキとアルパカの前に姿を現しており、その声量にトキが師匠と呼んでいる。
第8話でキュルル達の前に再び姿を現した。一触即発の状態に思えたが、
キュルルに襲いかかる直前で、キュルルをじっと見つめるような仕草をして静止しており、
サーバルによって引き剥がされた後、最終的には助手の煙幕紙飛行機によりキュルル達を見失っている。
なお漫画版では「ビースト」についての説明がアニメ版とは少し異なっており、要約すると
「常に野生解放状態で力の制御が出来ず意図せず周囲を破壊してしまう事がある」と説明している。
第12話と第13話の幕間では消耗して倒れていたところを発見され、かばんらに保護された。
第13話の最後の1コマで再登場した、幕間との時系列は不明だが覇気に満ちあふれている。
第13話後の予告では保護したビーストがいなくなったようでアライさんがプンスカピーしている。
第14話ではセルリアンに捕縛されるも、野生解放(?)カラカルがセルリアンを倒して救出された。
第15話でも終盤で1コマ登場。巨大なセルリアンと交戦している1カットのみ。
第16話の終盤でキュルルが必死の形相で担いで運んだことで前線に合流した。
最終話ではアライさんから帽子を託され、巨大セルリアンの討伐のカギとなった。
ちなみにトキはこの際に第8話予告で言っていた呼称である「師匠」と呼んでいる。
また、本編及び予告編ではないが2020年の少年エース11月号付録の掛け替えカバーでは
帽子を被った状態でじゃぱりまんを食べているイラストが描かれた物となっている。
「けものフレンズぱびりおん」での扱い
「トラのリーダーだって?ハハ、よしてくれ、そんながらじゃないよ。まぁ仲間のことには気を配ってるけどね。ネコちゃんたちは元気がはみ出してるような子ばっかりだから、大変だけど楽しく生きているよ。もちろん強さは……感じている。仲間のため、パークのためなら惜しみなく使うさ」
けものフレンズぱびりおんフレンズあーかいぶより引用
「おもちゃ、か?(あ、遊んでいいかな…ウズウズ)」
2019年4月3日に実装。 けもトークアイコンの背景色は青。
一人称は「ワタシ」、他のフレンズのことは「アナタ」「きみ」「敬称を付けずフレンズ名」で呼ぶ。
また不特定のネコ科のフレンズの事を「ネコちゃん」「ネコちゃん達」と呼称することもある。
リデザイン後の姿での実装となり、プロフィールの本人コメントも一新されている。
トラのリーダーなんてそんな柄じゃないとしつつも、みんなのことを守るという意識は強いようで、
ホワイトライオンから周囲を常に警戒してた事を聞いたホッキョクグマから張り詰めすぎだと言われた。
この「張り詰めすぎ」には連続性がありマイルカとバンドウイルカがイッカクに言ったのが始まりで、
イッカクがホッキョクグマにそれを伝えたものがアムールトラにと伝わっていってるものである。
ある話では守護けもの達だけにパークの平和を任せっきりにしておくのもどうかと思ったようで、
トラのフレンズ達でパークの平和を守る活動をしようという話を切り出し、ゆきやま担当を買って出た。
ビャッコと初めて出会った時は気配だけでただ者では無いと見抜くなど、鑑識眼もあるようである。
あるトークでホッキョクウサギから「太る心配なさそう」と言われているが、気を抜くとダメらしい。
「けものフレンズ3」での扱い
2020年11月下旬からのステップアップしょうたいで初実装。フレンドリー属性の単体アタッカー。
けものミラクルは「雷撃虎爪衝」。
ひやひや属性に対して耐性を付加するとくせい「トドメの一撃」など、アムールトラの生態を反映したフレンドリー属性の中でもずば抜けたアタッカー。
実装時は予告なく登場したが、その後何度か復刻ピックアップされている。
メインストーリーでも「チーム・デッカイキャッツ」のリーダーとして他のネコ科フレンズと行動していたりもする。[1]
関連静画
関連立体
MMDモデルが配布中
関連項目
脚注
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- 0pt
- ページ番号: 5501500
- リビジョン番号: 3137012
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