エンポリオ・アルニーニョとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の第6部「ストーンオーシャン」の登場人物である。
CV:北西純子(ASB・EoH) / 種崎敦美(テレビアニメ)
明日の昼… ニコニコ大百科に記事が出来上がる…
でも、見に行ってはいけないんだ、その「概要」に… 絶対!
11歳の少年だが、年齢は自称につき本当の年齢や誕生日は不明。同作の主な舞台であるグリーン・ドルフィン・ストリート刑務所に生まれた時から住んでおり、過去に焼け落ちた刑務所の記憶たる所謂「屋敷幽霊」の中で過ごしているため刑務所内の誰にも知られることなくこっそりと生活している。
母親は刑務所の囚人だったが、屋敷幽霊の中でエンリオを育てていたときにホワイトスネイク(プッチ神父)に記憶と能力をDISC化して奪われ、殺害された。 11歳という年齢ではあるが、数多くの本を読んでいるためかなりの博識。無免許ではあるが自動車やヘリコプターの運転までできるようだ。後述のスタンド能力の影響につき、普段はリュックサックや拳銃、小さく畳んだパソコンの「幽霊」を持ち歩いている。
初登場は2巻。グリーン・ドルフィン・ストリート刑務所へ収監された徐倫の元へ父・承太郎がやって来た際、徐倫に対して「面会人と会ってはいけない」「もし会えば、死ぬ以上に不幸な事が起こるんだよ」と謎の警告を発した。徐倫がその警告を受けないと知った時は、母親の遺骨(仙骨)を徐倫に渡し、ひいてはホワイトスネイクの幻覚攻撃から空条親子を救い出した。その後ホワイトスネイクの策略で承太郎が記憶とスタンド能力をDISC化して奪われ、徐倫が父のスタンドと記憶を取り戻すために刑務所へ残る事を決断すると、刑務所の中の仲間(ウェザー・リポート、アナスイ)を紹介、彼らと共に徐倫に協力し彼女たちを的確にサポートする。
やがてホワイトスネイクの本体であるプッチ神父が真の目的に目覚めケープ・カナベラルへ向かうと徐倫たちと共に何度も無限に繰り返し『感電』し続けながら刑務所を脱獄、その後もスタンド能力と持ち前の博識を発揮して徐倫たちを援護、そしてプッチ神父との最終決戦では宇宙が一巡した世界でただ1人生き残り、ウェザーから受け継いできたウェザー・リポートのDISCを使うことでジョースターとDIOの因縁に徐倫たちに代わって決着を着けた。最終話の終わりにプッチ神父が倒された事で、6部の登場人物たちが生まれ変わったパラレルワールドにて、「アイリン」となった「お姉ちゃん」に対して発した彼の自己紹介は、どこか物悲しい。
なお、ストーリーのはじまりに「なぜエンポリオは『面会人(承太郎)が来ること』『徐倫と承太郎が会ってはいけないこと』を知っていたのか?」という疑問が残るのだが、一部では「宇宙が一巡した新世界を見てきたから、徐倫と承太郎たちが迎える結末を知っていた」のではないかとする説もある。
名前の由来は、ファッションブランドの「EMPORIO ARMANI(エンポリオ アルマーニ)」から。
スタンド能力
- バーニング・ダウン・ザ・ハウス
【破壊力:なし / スピード:なし / 射程距離:なし / 持続力:なし / 精密動作性:なし / 成長性:なし】 - エンポリオのスタンド。彼が生まれながらにして持っていた能力である。
すでにこの世に存在していない物体の「幽霊」を操る能力で、作中ではピアノや本、パソコンなど様々な物の「幽霊」を扱っている。かつて1984年に焼け落ちた刑務所の音楽室の「幽霊部屋」に住んでいる影響と思われ、この部屋の中にある物の幽霊を自由に扱える。
エンポリオが歳相応らしからぬ物知りであるのも、幼少時から幽霊部屋の中にある数多の本の「幽霊」を読んできた賜物である。
実体化した物の幽霊は実物と同じ能力を発揮し、例えばパソコンの幽霊ならば電気や回線が無くても使用できる。ただし能力は発揮できても現実世界へ干渉することはできず、ジュースやチョコレートの幽霊は食べると味はするものの空腹を満たしたり栄養を摂る事はできず、また拳銃(と弾丸)の幽霊は撃つ事はできても着弾することも無ければ相手を殺傷したり物を破壊する事もできない(ただし弾丸の衝撃でゴキブリを追い払うくらいは可能)。
エンポリオの母親も、このスタンドとよく似た能力を持っており、この幽霊部屋の中でエンポリオを出産し、育てていたとされる。
「存在しない物を具現化する」能力についてはヴェルサスのスタンド「アンダー・ワールド」と似ているほか、これらの「屋敷の幽霊」に関する設定は、作者・荒木飛呂彦の短編『デッドマンズQ』にて先に登場しており、屋敷幽霊にまつわる基本的な設定はこちらの作品を基にしていると思われる。
スタンド名の由来は、アメリカのロックバンド「Talking Heads(トーキング・ヘッズ)」の楽曲「Burning Down the House」より。 - ウェザー・リポート
- ストーリー最終局面でプッチ神父の「メイド・イン・ヘヴン」とたった1人で対決する事になったエンポリオが切り札として扱った、ウェザーから受け継いできたスタンド能力。詳細は『ウェザー・リポート』を参照。
この能力によって、ウェザーすら知らなかったとされるウェザー・リポートの新たな力を発揮、「純粋酸素を大量に集めることで人間の細胞組織をボロボロに破壊する」ことでプッチ神父を倒す決め手となった。
余談
- フリーゲーム「ディアボロの大冒険」でも敵キャラの1人として登場。幽霊の弾丸を撃って遠距離から攻撃してくる序盤フロアの敵キャラだが、実はウェザー・リポートのDISCを投げ与えると大化けするというネタがある。
また、あるダンジョンでは幽霊部屋で感電中のエンポリオが登場する事があり、こちらは攻撃も何もせず、倒すとアイテム「DIOの骨」を必ず落としていく、所謂ボーナス的なキャラクターとなっている。 - 「ジョジョの奇妙な冒険」と同じく週刊少年ジャンプで連載されている漫画「ONE PIECE」では、『エンポリオ・イワンコフ』という人物が登場する。エンポリオという名前以外にも、「刑務所(インペルダウン)の中で長く生活している」「仲間と共に、主人公(ルフィ)に協力するキャラクター」「支援向けの能力を使用」など、何かと共通項が多い。外見や服装など、相違点もかなり多いけど。
- エンポリオが野球少年なのは、初登場した年に実在する野球チーム「シカゴ・カブス」が地区優勝した事からであると画集「JOJOVELLER」で解説している。それにちなみ、野球帽やユニフォームにシカゴ・カブスの記章である「C」がデザインされている。しかし、TVアニメシリーズでは初報のキービジュアルでは同じく「C」がデザインされてあったものの、許可が下りなかったためか、NETFLIXで配信されたアニメではこの「C」が消されてただの●が野球帽にデザインされるようになった。その後、地上波放送時には「GとD」を組み合わせたロゴとイルカの記章がデザインされた野球服に変更された。そのイニシャルとイルカのマークから「グリーン・ドルフィンズ」という球団があるか、刑務所での草野球チームがあるのかもしれない。
「関連動画」って言えばわかる?存在してるんだ。
ここにあるのは「過去にうpされた物」の中。ニコニコの幽霊なんだよ
「ニコニコで絵」を描くことこそ「静画」なんだ!!
高濃度の関連商品は、「カード払い」ならあっという間に破産させ!
現金なら残高を奪い、次々と財産を破壊していく!
大量に買うと、まず金銭感覚が麻痺し、首が回らなくなる!
ここで話すのもなんだから、ぼくの『コミュニティ』に来ない…?
関連項目です… ぼくの関連項目は… ぼくの名前は、エンポリオです
- ジョジョの奇妙な冒険 / ストーンオーシャン
- 空条徐倫
- エルメェス・コステロ
- ウェザー・リポート
- フー・ファイターズ
- 空条承太郎
- ジョンガリ・A
- ミュッチャー・ミューラー
- リキエル
- ドナテロ・ヴェルサス
- エンリコ・プッチ
- ナルシソ・アナスイ(アナスイもいるけど)
- 「正義の道」を歩む事こそ「運命」なんだ!!
- ぼくの名前はエンポリオです
- デッドマンズQ
- グリーン・ドルフィン・ストリート刑務所
- 屋敷幽霊
- ジョジョの奇妙な冒険 関連項目一覧
- 11
- 0pt