セフィロスとは、ファイナルファンタジーVIIシリーズに登場するキャラクターである。
プロフィール
- 神羅カンパニー所属ソルジャー・クラス1st(ファースト)
- テーマソングは「片翼の天使」及び「神の誕生」
- マザコン
- 愛刀は正宗
- クラウドのライバルとされる
- 身長:不明(推定190センチ〜200メートル ※詳細に関しては関連動画へ)
- 体重:不明
- 年齢:不明(セフィロスのファンクラブは設立20年以上)
- 髪:銀色の長髪(シャンプーは一回につき一本消費)
- 瞳:眼光は鋭く、水色で瞳孔が縦に長い
- 利き腕:左
- 派生作品でのCVは森川智之氏(エアガイツのみ三木眞一郎氏)
来歴
世界を実質的に支配する超巨大企業「神羅カンパニー」が擁している私兵軍に属する特殊な処置を受けて身体強化された兵士「ソルジャー」と呼ばれる戦士の一人。
加えてそのソルジャーの中でも抜きん出た戦闘能力を有し、神羅とそれに抗する勢力との戦いにおいては鬼神の如き活躍で神羅の勝利と飛躍に大きく貢献した事から組織からは「英雄」と称され、世間からもそういう存在として認識されていた。本作の主人公たるクラウド・ストライフもそんな彼に憧れて神羅カンパニーに入社した人間の一人である。
その正体は当時地中から沸き立つ「魔晄エネルギー」を利用して莫大な富を得ていた神羅カンパニーが、その魔晄の存在を感じ取れるという古代人種を復活させるため、その古代種の遺伝子を胎児の段階で組み込んで作り出されたいわゆるデザイナーベビー[1]。だが、本人にはその事は直接知らされていなかった。ちなみに訓練生時代には似たような経緯で生み出されたジェネシスやアンジールといった同期の友人もいた模様。
後に正式に神羅の戦闘員となったクラウドらと共にニブル地方の魔晄炉の調査に赴く。この頃は口数が少なく感情表現にも乏しい少々とっつきにくいタイプではあったものの、決して他人の事が考えられないような人間ではなく、ここがクラウドの故郷だと知ると、彼が家族や知り合いの所に挨拶に行けるよう自由時間を設けてやるなどセフィロスなりの優しさを垣間見せていたのだが、ニブル魔晄炉の内部調査で人間が魔物同然の姿になるまでの改造を受けている場面を目の当たりにした事で、自分もそうやって生み出された者ではないかという疑念を抱くようになり、クラウドの村にあった神羅研究施設で自分の出自に関する情報を集め、そこで自分が古代種の遺伝子を受け継ぐ存在だと知る。しかし、その結果「かつてこの星を支配した古代種の血を受け継ぐ自分こそ、この星の頂点に立つに相応しい」という妄執に駆られ、以後は完全に人が変わり目的のためなら手段を選ばぬ冷血漢へと変貌。あと遅めの中二病にも罹患。村の人間達を虐殺した後、魔晄炉に保管されている自身のオリジナルに当たる現存する古代種の遺骸「ジェノバ」を手に入れようとした。だが、家族を殺害されて激昂したクラウドとの戦いで手に入れたジェノバの遺骸の一部ともども魔晄炉の魔晄泉に叩き落されて生死不明となった。[2]
しかし、クラウドが神羅の本拠地ミッドガルで活動を始めた頃、突如神羅ビルに現れて神羅社長プレジデントを殺害し、この事でセフィロスの生存を知ったクラウド達はミッドガルを離れてセフィロスを追う事となる。それからは軍港ジュノン発の貨物船や旧神羅施設跡などでクラウドの前に姿を現しつつ一行を翻弄し続けた。やがてクラウド達はセフィロスが古代種があまりの危険性故に封印したという星を壊すほどの巨大隕石を召喚する究極の黒魔法「メテオ」を発動を画策し、そのために必要な黒マテリアを求めていたという事を突き止め、神羅やセフィロスより先んじてその黒マテリアを手に入れたクラウドらであったが(この頃からクラウドにも不審な行動が目立ち始めるようになる)、それから間もなく一人パーティを離れて古代種の遺跡に赴いていたエアリスを襲い、彼女を追ってきたクラウド達の目の前で殺害してしまった。
そしてその後のクラウドの旅の中でセフィロスのもっと恐ろしい真実が明らかとなる。彼に組み込まれたという古代種ジェノバの情報であるが、実はジェノバとは古代種でもなんでもなく、かつて宇宙から飛来して古代種を絶滅同然に追い込んだという星のエネルギー(魔晄)を食らう危険な異星生命体(しかもこの生物は細胞レベルでの擬態および再生能力を持つだけでなく、自身の細胞が植え付けられた生物を誘導できるという能力を持っており、これまでクラウドが遭遇してきたセフィロスはこのジェノバの一部位が擬態して活動していたもので、クラウドの変調もジェノバの同化作用の影響を受けてのものである事が示唆される)の事であり、セフィロス自身も魔晄流に落とされた際にその中に含まれている知識から自分の正体が星を統べた古代種ではなく、星に仇なす怪物の申し子だと知るが、今度はそのジェノバとしての本質に目覚めたのか「メテオで傷ついた星から吹き出した魔晄を全て吸収して神の如き存在になる」というさらにとんでもない思想に行き着いている。中二病ここに極まれり。
本来のセフィロスの肉体と意識は魔晄の流れに果てにかつてジェノバが降臨した極北のクレーターの奥部で眠りについており、そこたどり着いたクラウドの精神を完全に支配下において彼が持っていた黒マテリアを奪い、遂にメテオの発動に成功、星を未曾有の危機に陥れた。以後はクレーターの外周にバリアを張ってメテオの到来を待ち、さらにエアリスがこれに先駆けて発動していた唯一メテオを防げる究極の白魔法「ホーリー」も封じ込めてそれが機能しないようにもしていた。
その後、クレーターを覆っていたバリアは神羅の活躍?で打ち消され、セフィロスの支配から完全に脱却して復帰したクラウドとその仲間達がクレーター内部に突入。大空洞最深部の星の体内でセフィロスと改めて対峙、セフィロスは「リバース・セフィロス」および「セーファ・セフィロス」といった異形の戦闘形態に変化して彼らとの最終決戦に臨む。そして最後はかつての人間の姿(でも半裸)となってクラウドとの一騎打ちを行い、その戦いの果に彼の超究武神覇斬を受けて消滅した。メテオもすんでの所で発動したホーリーによって地表への激突は免れ、星の生命は守られた。
しかし、彼の意識は今だに星の中で蠢き続けており、続編の『FF7AC』ではカダージュ、ヤズー、ロッズらジェノバ思念体の暗躍の末に復活。再度クラウド一行と激戦を繰り広げた。
余談
解説動画
登場作品
- ファイナルファンタジーVII(通称無印)
- ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン(ACFF7)
- ビフォア クライシス ファイナルファンタジーVII(BCFF7)
- クライシス コア ファイナルファンタジーVII(CCFF7)
- ラストオーダー ファイナルファンタジーVII(LOFF7)
- キングダムハーツ FINAL MIX
- キングダムハーツII
- エアガイツ(PS版のみ)
- ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー in いただきストリートSpecial
- ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー in いただきストリート ポータブル
- ディシディア ファイナルファンタジー
- ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー
- 大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL
シナリオがある作品では確実と言っていいほどクラウドにからんでくる。特にディシディアでは星関連の設定がない上、ディシディアの世界観となる「神々の闘争」にあまり興味がない為、もはやクラウドにつきまとう変態ストーカーとしか思えない。
クラウドに「もういいだろう」(DDFFエンカウントボイス)とか、シャントット博士に「しつこい男は嫌いですの」(左に同じ)とか言われたりする。
スマブラSPに追加キャラとして参戦することとなった。同様の追加キャラの参戦ムービー中にはそのキャラに招待状が届く演出があるが、セフィロスの参戦ムービーには招待状が出てこなかった。招待されていないのにクラウドに会うために勝手に参戦したとファンから言われている。ムービー中でクラウドから「思い出の中でじっとしていてくれ」と言われた。なお、クラウドと同様に日本語ボイスのみの仕様となる。
お絵カキコ
関連動画
関連静画
関連コミュニティ
関連項目
- ファイナルファンタジーVII
- クラウド・ストライフ
- エアリス・ゲインズブール
- ティファ・ロックハート
- ザックス・フェア
- 神の誕生
- 片翼の天使
- セーファ・セフィロス
- セフィロト
- ストーカー
- イカ
- さわら
- ディシディア ファイナルファンタジー
- ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー
- ファイナルファンタジーの関連項目一覧
- セフィロスチャレンジ
脚注
- *母はその古代種復活プロジェクトに参加していた女性研究員ルクレツィア・クレシェント、父親は後の神羅科学部門総責任者の宝条である
- *実はこの辺の出来事に関してはそれを自身の記憶を元に語ったクラウドと実際に起こっていた状況とでは少なからず齟齬がある
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