シャントットとは、
現時点(冒険者が活躍する時代、天晶暦884年現在において)のヴァナ・ディール最強の黒魔道士。
アルファベット表記は『Shantotto』。
概要ですわよ!
FF11に登場するNPCの一人。
魔法国家ウィンダス連邦の名門一家出身の超エリートにして、ウィンダス軍主力「戦闘魔導団」を擁する『口の院』の元、院長(つまり元連邦軍総司令官)。バリバリの元軍人である。
現在はウィンダス連邦政府・元老院議員首席(ほぼウィンダスのno.2に相当)の地位にあり、時には最高軍事責任者として外交会議に出席する姿も見られる。
ウィンダスのある新聞記者曰く「気位はユタンガ火山より高く、気性はグスタベルグ山脈よりも荒削り。」即ちとても偉そうで、とてもとてもキレやすい。
口調こそ「わたくし」「ですわよ」など上品な貴婦人風ではあるが、そのエキセントリックな言動には枚挙に暇が無く、たわむれに研究中だった呪いをかける、しかもその罪を傍にいた冒険者(プレイヤー)になすりつける、世界の果てまでお使いに行かせられる、断ったら「へっぽこ君」呼ばわりされる、しまいにゃブチ切れて「今のはフレアではない、ファイアだ…」とかやりだす等など。変わり者揃いのウィンダスNPCの中でも(いい年して)屈指の問題児である。
性質の悪いことに魔法だけでなく、棍術も達人クラスで、ウィンダスの魔道士を鍛え上げる為に『魔道士の、魔道士による、魔道士の為の、魔法を禁止した格闘大会』を計画立案して、魔道士達を恐怖のずんどこに叩き落した事もある。
こうした言動の数々から、一部の冒険者からは、ガンダムのとある台詞によるあだ名をもじって、「連邦の黒い悪魔」と呼ばれている。
……とはいえその能力は極めて優秀、有能であり、けいさんしたらのろいころされるぞ年前のクリスタル大戦では、軍の陣頭に立って大戦果を上げた他、現在に起こる様々な問題に対しても高い知力と能力を持って対応しており、ウィンダスと言う国家において無くてはならない人材の一人であることは間違いない。
……戦争が起こるまでは色々(院長暗殺未遂とか)やりすぎて国外追放処分食らっていたんだけどね、この人。
こんなお方であるが、FFXIに登場するNPCの中では格別に『派手』な人物である事は間違いなく、国内外問わず高い人気を持つ名物NPCの一人である。FFXIを代表するキャラクターの一人、といっても間違いはないだろう。
チャームポイントは、首をそらせて笑う仕草。専用モーションである。
さらに詳しくは外部リンク参照のこと。
最強たる所以
とは言え、シャントット博士と直接戦闘する、もしくはシャントット博士と共に戦うような場面は一介の冒険者(プレイヤー)には無く、その能力は言動から推測するばかりであった。
一応、冒険者が共闘する機会があるのは、彼女の一番弟子である現・口の院長アジドマルジド。このアジドがかなり強力な戦闘力を持った黒魔道士であったため、それ以上、と言う推測は早期からされていた。他に強力な黒魔道士NPCが存在していなかった事から、シャントットが最強クラスの黒魔道士であるというのは疑いの無い事実であった。
が、追加ディスク『アトルガンの秘宝』において、シャントット……にどう見てもそっくりな人物と共闘する場面が登場。通常は一般の黒魔道士でも極めれば使いこなせる高位魔法(通称古代II系)を放って500ダメージ、とかやっているのだが、一定ダメージを受ける事でついに『ブチ切れ』、最下級魔法(通称精霊I系)のファイアで2000ダメージ等と言う論外な戦闘力を見せ付けた。まさに「今のはフレアではない、ファイアだ……」と言うレベルである。
(ちなみに冒険者(プレイヤー)の場合、最高lvの極まった黒魔導士が装備やアビリティなどで目いっぱい強化していたとしても、最上位魔法であるフレアIIなど通称古代II系で700~1000ダメージ、最下位魔法であるファイアなど精霊I系では60~80ダメージが限界である。単純計算ではあるが、ブチ切れたときのシャントットはプレイヤーの優に200倍以上のダメージを与えていることになる。一般の冒険者がこの火力を出そうと思えば、「天神地祇の薬」を使うしかない。ちなみにこの天神地祇の薬はウェポンスキル連打でアビセア編のラスボスを文字通り瞬殺できる代わり、価格が凄まじく高い(廃人でないと買えないレベルの)トンデモドラッグ。っつーことは…)
この他にもこれまでと変わらぬ、いやそれ以上のはっちゃけっぷりを思う存分見せつけたシャントット……にどう見てもそっくりな人物を見て、多くの冒険者が『うわぁ……』と言う気分に陥った。
ただ、さしもの彼女も一人だけではクリスタル大戦の折に星の神子が見た「滅び」を止めるには至らなかった。10人、100人いれば良かったじゃない、と言う奴…どこぞやの塾長ですか?まあこんな御仁が100人もいたら逆に獣人に同情するよ!
あと、クリスタル大戦で完全召喚を成功させ命を落とした救国の英雄・カラハバルハはシャントット並み、あるいはそれ以上の実力を持つ魔道士だったらしい。彼女以上の魔道士だともはや計り知れない強さに違いない。あと、同大戦で活躍した大魔元帥ロベルアクベルもカラハバルハと同クラスの魔道士だったらしい(根拠はあるが、ネタバレになるので割愛)。
小ネタ
- 両手棍のEVWS「レトリビューション」は彼女から教わる。また、ディシディアではフルスイングの後に格闘系ジョブしか使えないはずのWS「空鳴拳」を使用して核熱連携を起こしている(空鳴拳と同じ属性を持つ両手棍WSがあるのにもかかわらず、である)。
- 更に、追加シナリオ「シャントット帝国の陰謀」では、巨大シャントット人形×2による格闘戦が繰り広げられたが、その中で浴びせ蹴り(双竜脚?)やサマーソルト(夢想阿修羅拳?)を使っていたり、クロスカウンターでとどめを刺すなど全冒険者が呆然とするトンデモ展開のオンパレード。
あなた、そんじょそこらのモンクより強いんじゃないんですか? - さしもの彼女も猛暑には弱いらしく、某都市上空でブリザガVを使って涼しくしようとしたらしい(未遂)。
ちなみにこのブリザガV(精霊ガV系)を使う敵は2011/5/19現在アビセア編のラスボスしかいない。
タルタル族として
タルタル族は、ウィンダスの人口の大半を占める種族であるが、かなり早い段階で成長が止まり、大人になると死ぬまで容姿が変わらないといううらやましい特長がある。見かけにだまされてはいけない。
シャントットの年齢は公式で不詳となっている。ただしある程度の推測は可能。
魔法学校の同窓生であるウィンダスの英雄、カラハバルハの生年が天晶暦835年で、FF11本編が天晶暦884年の出来事である為、同い年とすると49歳となる。
ただしカラハバルハは魔法学校の全単位を1年で修了した魔法学校始まって以来の秀才とされている為、これ以上の年齢である事はほぼ確定する。
そうなるとまず間違いなく50代の範囲n……あれ、なんだか目を閉じると暗闇に赤い目玉がぐるぐるしt……
また、タルタルの「心の闇」は怯懦、すなわちタルタルは基本的に臆病な種族であり、シャントットのようなタカ派、過激派は少数派、というかもはや突然変異のレベルである。ウィンダスのNPCには変わり者が多いのは確かであるが、ここまで酷い個性的なのはこの人くらいだろう。
ディシディアファイナルファンタジーへの参戦
FFXIの代表として、各作品の主人公、ボスが参戦するドリームマッチ「ディシディアファイナルファンタジー」に参戦した。(CV:林原めぐみ)
クリア後のおまけキャラクターの一人として、主人公サイドのコスモス勢の一人として参戦する。どう見てもボス連合のカオス勢じゃないかともっぱらの評判。しかも、専用BGMは闇の王のテーマとして名高い、Awakeningである。
様々な魔法を乱射するスペルキャスター。他のキャラクターと同じく再現度は高く、FF11プレイヤーならニヤリとする演出のオンパレードとなっている。
シナリオ的には、神々の闘争の序盤でコスモス側に召喚され、犬ことガブラスを文字通り"消滅程度では済まされない"目に合わせた後、最終魔法の完成に神々の闘争の顛末が邪魔になったらしく自ら輪廻を外れた、という。「未来は力ずくで奪い取るもの」という、クリスタル大戦を経験した彼女だからこそ言える台詞は、13回目の闘いで自ら死を選んだコスモスの選択に少なからず影響した…のかもしれない。
結局、その最終魔法は「完成間近」らしいがその前に神々の闘争が13回で終わってしまった。
言動を見るに、後ろ向きな発言の多いガブラスと比べると間違いなくコスモスの戦士としてふさわしいように見えるが、ゴル兄と比べると…
そして2015年冬。
ディシディアファイナルファンタジー(アーケード)にも参戦。
ブレイブ攻撃が魔法、HP攻撃がウェポンスキルという区分がつけられた。
普段は古代魔法を使うのだが、HPが減ると…?
FF11代表
前述の通り、「ディシディアファイナルファンタジー」への参戦が決定し、その後もシアトリズム等のFFお祭りゲーにはFF11代表として参加し、「FF11の顔」としての地位を確立した。
このような厚待遇を受けている理由として、FF11サービス開始初期からいるNPCの中でも、プレイヤー人気が特に安定していることが挙げられる。ヴァナ・ディール トリビューン Vol.24(2004年4月30日発行)にて有名人好感度ランキング(初期のNPC人気投票)の結果発表が行われ、ウィンダス連邦編で1位、さらに3国総合の得票数でも1位を獲得。そして9年後の2013年8月15日、11周年記念企画で行われたNPC人気投票結果発表においても1位を獲得するという不動の人気を見せつけた。
そのあまりの人気ぶりから来る厚待遇故か、ディシディアではかなりスタッフ贔屓なキャラになってしまい、FF11未経験者からの批判が散見された。この批判を受けてか、続編のデュオデシムではその大物ぶりも鳴りを潜め、以降の他メディア露出でも、ややマイルドになりつつある。
ドラゴンクエストⅩへの参戦
DQⅩの期間限定コラボイベントで、まさかの登場。ヴァナ・ディールに戻る為のクエストを依頼(命令?)してくる。クエスト自体はそれ程難しくないが、クリアーしてもヴァナ・ディールには帰らない。
ニコニコ動画での色々
下記の関連動画にあるMADを元ネタに、MUGENにも参戦しており、違った戦いを披露している。
どちらもシャントット本人ではなく、シャントットが作ったそっくりな人形が戦っているという設定。
この強さで人形というのだから、本人はいったい…
※注 MUGENでのシャントットは株式会社スクウェア・エニックス非公式であり、言動は作成者の想像によるものです。
また、ディシディア発売以後はディシディアの動画も投稿されるようになり、所狭しと暴れまわる彼女を見る事が出来る。
関連動画
関連商品
関連静画
関連コミュニティ
関連項目
外部リンク
- Shantotto/FF11用語辞典 Shantotto(しゃんとっと)
- 萌えるNPCを報告しる シャントットたん
- Vana'diel Tribune II 過激な淑女 シャントット博士
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