クラウド・ストライフとは、ゲーム『ファイナルファンタジーVII』(FFVII)の主人公である。
8月11日生まれ、身長173㎝、血液型AB型、年齢21歳(全てFFVII本編時)。
FFVII本編では声はついていなかった。アーケード版エアガイツでは堀内賢雄、PS版エアガイツでは佐々木望、キングダム・ハーツ以降の音声付作品では櫻井孝宏が演じる。
人物
作中に登場する大企業「神羅カンパニー」が抱える武装集団「ソルジャー」。
その中で"英雄"とさえ言われていた「セフィロス」に強い憧れを抱き、彼の様なソルジャーになると誓い、神羅カンパニーがある「ミッドガル」を目指し単身村を出てゆく。
その後しばらくは神羅に在籍していたが、故郷と関わるある事件をきっかけに退社。どんな荒事でも請け負う「なんでも屋」をしていた。
性格はクールで様々な事柄にも無関心な態度見せる為、初期はバレットからも反感を買っていたが、終盤にはあるきっかけを境に仲間達とも信頼関係が築かれていく。
登場作品
- ファイナルファンタジーシリーズ
- キングダム ハーツ シリーズ
- ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー in いただきストリートSpecial (PS2)
- ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー in いただきストリートポータブル (PSP)
- チョコボレーシング 〜幻界へのロード〜 (PS)
- エアガイツ (PS)
- パズル&ドラゴンズ(スマートフォン)
- 大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U(3DS/WiiU)
各作品におけるクラウド
ファイナルファンタジーVII(本編)
本編開始時は「なんでも屋」を請負い、かつて神羅カンパニー内のソルジャーの中でも最高クラスである「クラス1st」のソルジャーであったと自称している。
ミッドガルのスラムで行き倒れていた所を幼馴染のティファに発見される。その後、なんでも屋の仕事の一環として
ティファが所属する、反神羅組織であるテロリスト「アバランチ」の活動に参加をする所から物語は始まる。
クラウドの記憶とティファの記憶では食い違いが起こっており、違和感を覚えたティファはクラウドを監視する目的で
作戦に参加をする。
↓以下重要なネタばれに付き、見ても構わないと思う人だけ反転して下さい↓
クラウドはミッドガルに昇った後、実際にはソルジャーの試験には落ちて一般兵士として 神羅カンパニーに入社している。この際に彼は夢敗れたとして故郷には戻れなくなっていた。
数年後、セフィロスが調査の一環として訪れたニブルヘイムにおいて、村人が惨殺される事件が発生する。
この時クラウドも、セフィロスと親友のソルジャークラス1st「ザックス」、神羅兵士一名と共に同行していた。
しかしソルジャーではなくただの一般兵でしかない自分の情けない姿を見られるのを嫌い、マスクで顔を隠していた。
出生の秘密を知った(と誤解した)セフィロスが乱心し、村の人々を惨殺する様子を目の当たりにする。
「ニブル山」の魔晄炉でザックスと共にセフィロスを打ち倒すものの、ザックス共々重傷を負ってしまう。
この際に神羅カンパニーの宝条博士の手で、ザックス共々ソルジャーに施される実験をされる。
元々ソルジャーだったザックスは何の変化も起きなかったが、ソルジャーではないクラウドは精神を崩壊させてしまう。
更に後、閉じ込められていた屋敷を脱出したザックスとクラウド。
しかし、逃走の途中で親友のザックスは神羅カンパニーの手によって殺されてしまう。
ザックスの死を乗り越え、ミッドガルに到着したクラウドは精神崩壊状態にあったが、ティファと再会した事で実験で移植された「ジェノバ細胞」による「相手の記憶を読み取りそれを真似る」特性により、ティファの記憶を読み取り、同時に自分が理想とする「セフィロスの様なソルジャー」を加算し、偽のソルジャーとしての人格、記憶を形成した。
物語中盤、自身の記憶が間違っていることと、いまの人格が偽りであることを突き付けられたクラウドは、人格崩壊をおこしセフィロスに利用されてしまう。さらにライフストリームに転落して廃人状態となってしまうが、精神世界で真実の記憶を取り戻し、自身の弱い心と向き合って自我を取り戻す。
そしてすべての決着をつけるため、セフィロスとの戦いに臨む。
ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン
ミッドガルから程近い都市「エッジ」において、デンゼル、ティファ、マリンと共に住み、「ストライフデリバリーサービス」というバイク便を営んで暮らしている。
ダージュ オブ ケルベロス -ファイナルファンタジーVII-
エッジの街がDGソルジャーに襲われた事により、ヴィンセント達と共に戦いに参加をする。
ビフォア クライシス -ファイナルファンタジーVII-
神羅の機密事項をおさめたデータを所持する「レイリー博士」の護衛の任務を、タークスと共に受けている。
クライシス コア -ファイナルファンタジーVII-
神羅カンパニー内で出会ったザックスというソルジャーと田舎育ちという共通点から意気投合し、のちに親友になる。
キングダム ハーツ
レイディアントガーデン(ホロウバスティオン)という平和な街にエアリス、レオン(スコール)達と住んでいたが、世界が「ハートレス」という怪物に襲われた事により、街が崩壊しその時に仲間とはぐれてしまう。
ファイナルファンタジータクティクス
本編に関係ない隠し仲間キャラとして登場。古代文明の遺産の力でイヴァリースに召喚される。本編で一時的に行方不明となった時期に召喚された、と解釈できる言動をとる。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
「こんな日が来るとは、思わなかったな…」
大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii Uに、クラウド参戦!!
『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』において有料追加コンテンツのファイター(プレイアブルキャラ)として参戦。任天堂(と一部他社から代表)の人気ゲームキャラクターが集うこのタイトルに、スクエニからは初の参戦となった。
PV中ではお馴染みのリミット技を披露するだけでなく、カラーチェンジによってアドベントチルドレンの衣装も登場した。
最後の切り札はお馴染み「超究武神覇斬」。
2015/12/16より配信開始。3DS/WiiU同梱版が税込750円、個別が各650円。なお、ミッドガルステージとのセットとなっている。
次作『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』では最初からゲームに収録されており、隠しキャラとして登場する。
必殺ワザは「破晄撃(B)」「凶斬り(横B)」「クライムハザード(上B)」「リミットチャージ(下B)」、それぞれリミットブレイク状態になると一度だけ強化版に変化し、下Bは上バースト特化ワザ「画竜点睛」に変化する。
リミットゲージを溜める(攻撃や被ダメージなど)ことによりリミットブレイク状態になるが、このゲージは『for』では普段表示されておらず、リミットチャージすると確認することができる。『SP』では蓄積ダメージ欄で常時確認できる。
リミットゲージは『for』ではリミットブレイクしても必殺技を使わなければリセットされないが、『SP』ではリセットまでに時間制限がある。
性能は攻撃性能高目で操作感は素直。機動力もあるが復帰力は非常に低く、特に横復帰に使える技が全く存在しないため立ち回りには注意したい。
なお、『for』『SP』両方において音声は日本語バージョン(CV:櫻井孝宏)のみで、英語音声は未収録。
ネタ
プレイヤーの選択と技量によって多彩な人物像が出来上がるのは、選択肢が存在するゲーム主人公の宿命ではあるが、彼の場合は振り幅が非常に大きい。
主人公らしく不運かつ波乱万丈な人生をつづる一方で、ネタ方向にもいちじるしく突き抜けている。
この項目では、その一端を以下に記す。
まず、最大のネタとしては女装イベントがあげられる。
仲間を助けるためストーリー上不可避のイベントではあるが、選択次第でいろいろとおかしなことになる(後述)ために、妙に印象深いプレイヤーも多いかと思われる。
またこのネタは公式的にも弄らずにはいられないようであり、ゲスト出演を果たした「FFT」ではなぜか女性専用装備を(一部だが)装備できる。
コラボやお祭りゲーム作品でもその手は緩められず、「いたスト」では「DQ」といった他シリーズのゲームキャラに暴露されたり、「ディシディア」では女性と一部男性のみが着用できる女装装備が用意される始末。
また、ディシディア続編にあたる「DDFF」においては『女装が特技』と明記されるなど、
『俺は許されたい……』
というクラウドとは裏腹に公式はどうあっても絶対に許さないレベルの様子である。気の毒に。
いっそここまでくるとFF主人公が総出演と噂の「シアトリズム ファイナルファンタジー」での扱いが待たれる……のかもしれない。
次に、プレイヤーの選択と技量によって見られる、突き抜け度の高いものとしては、
- 『ここに女装に必要な何かがある。俺にはわかるんだ。行くぜ!』と言いながら風俗店に突撃する
- 風俗店でガチムチ兄貴たちに包囲される
- ヒロインを差し置いてマフィアのボスの嫁候補になる
- マフィアのボスのおっさんへのキス(未遂)
- 幼馴染の下着をパクったとてらいなく言い放つ
- 恨み骨髄のはずの敵をスルーして水着のねえちゃんたちに見とれる
- ヒロインたちとのデートイベント中にヒロインを放置→場合によりボコられる
- あるいは子持ち35歳のおっさんとのデートイベント
などがあげられる。
以上全てを網羅したプレイヤーもいれば、ことごとくスルーしたプレイヤーもいると思われる。
こうした選択肢における自由度の高さが魅力である半面、ただでさえ前半と後半で一致しないクラウドの人物像を、さらに各人でブレまくらせている要因であると言える。
こういったネタを口にする時は、その辺も考慮すると吉かもしれない。
ついでに、ネタ行動の数々は飽くまでもプレイヤー自身が選択した結果であることも、お忘れ無きよう。
そのほかのネタとしては、
乗り物酔い、チョコボ頭、人間魚雷、なぜか高所から何回も落ちるがケガしない、『おまえを犬質にしてやる!』……などその他多数。
とにかくネタにあふれた人物であることは間違いないと思われる。派生作品でもこのくらいはっちゃけてくれてもいいのに。
関連動画
クラウド・ストライフではほとんど引っかからないのでクラウドで検索したほうが無難。
関連商品
関連静画
関連コミュニティ
関連項目
- ファイナルファンタジーVII
- エアリス・ゲインズブール
- ティファ・ロックハート
- セフィロス
- ザックス・フェア
- チョコボ
- 超究武神覇斬
- ディシディア ファイナルファンタジー
- ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー
- ファイナルファンタジーの関連項目一覧
- 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
- クックックッ......黒マテリア
- 骨太のおなご
- やめなよ
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