ダークエンジェルとは
- ダーク・エンジェル - 2000年~2002年にアメリカ合衆国で放映されたテレビドラマ。
- ダーク・エンジェル レジェンド 外科医 氷川魅和子 - 1995年~2003年連載の風間宏子による医療漫画。
- 聖獣伝承ダークエンジェル - 1992年~1997年連載の麻宮騎亜によるファンタジー漫画。
- ダーク・エンジェル - 1981年から活動するアメリカ合衆国のスラッシュメタルバンド。
- 日本のレディスブランド。
- ダークエンジェル 〜バンパイアの黙示録〜 - 2002年発売のソフトマックスのPS2用アクションRPG。
- エレクトリック・アーツから発売のゲーム、『ダンジョンキーパー』シリーズに登場するクリーチャー。
- 株式会社ブロッコリーから発売のゲーム、『ギャラクシーエンジェル』に登場する機体。
- ガンダムダークエンジェル - コミックボンボンで企画されたガンダムデスサイズのバリエーション。
- 暗黒天使 - 漫画『幽遊白書』の登場人物、仙水忍の二つ名。
- 2005年生まれの競走馬 - 本記事ではこれについて詳述する。
ダークエンジェル(Dark Angel)とは、2005年生まれの
アイルランド産
イギリス調教の競走馬である。芦毛の牡馬。
概要
父Acclamation、母Mignight Angel、母父Machiavellianという血統。
後述するが、わかりやすいスプリンター血統という評価だった。
ダークエンジェルはアイルランド・キルデア州のヨーマンズタウンスタッドで生まれ2006年8月のドンカスターでの1歳馬セールで公開された。6万1000ポンドでJ.M.コーベット夫人とクリス・ライト氏によって購入され、バリー・ヒルズ調教師によって管理された。またヒルズ師の息子マイケル・ヒルズ騎手がすべてのレースに騎乗した。
2歳時(2007年)
ダークエンジェルは4月18日の5Fのレースに出走したが2馬身1/2差で敗れた。5月9日のチェスター競馬場での5Fの未勝利戦ではスタートダッシュを決めると2馬身差で勝利した。
6月19日のロイヤルアスコットでのウィンザーキャッスルS(L・5F)では見せ場なく11着に敗れた。
7月12日のニューマーケットでのジュライS(GII・6F)では4着と好走した後、8月23日のヨーク競馬場でのセントレジャーイヤーリングS(6F)では1馬身差で2勝目を飾った。
9月14日のドンカスター競馬場でのフライングチルダーズS(GII・5F)では8頭立ての7着と敗れた。
その1週間後のニューベリー競馬場でのミルリーフS(GII・5F8y)ではStrike the Dealにクビ差勝利し初重賞勝利を飾った。
10月5日のニューマーケットでのミドルパークS(GI・6F)に挑戦すると、ここではジムクラックS優勝のSir Gerryが3倍の1番人気でダークエンジェルは9倍のオッズだったが、ここではStrike the Dealに1/2馬身差で勝利しGIの戴冠を手をした。
ヒルズ師は「この馬はスプリンターでマイルは長すぎるかもしれないね」と語った。
7Fに距離延長した10月20日のデューハーストS(GI)では10頭立て9着に敗れたが、ダークエンジェルのスプリンターとしての名誉が落ちることはなかった。
ダークエンジェルは9戦しても健康だったが、陣営は種牡馬として稼ぐことを選択し、引退した。
通算9戦4勝[4-1-0-4]
主な勝ち鞍:2007年ミルリーフS(GII)、2007年ミドルパークS(GI)。
本馬の現役時代はまだヨーロッパの3歳のスプリント戦が整備される前のことで、このダークエンジェルの早期引退がコモンウェルスカップ設立などに影響を与えた。
種牡馬として
3歳という若さから種牡馬入りしたダークエンジェルはヨーマンズタウンスタッドの系列であるモリスタウンラティンスタッドで繋養され1万ユーロの種付け料に設定された。2年目に7500ユーロ、3、4年目には7000ユーロと種付け料が落ちていったが、その評価を覆すには長く掛からず、2011年に産駒がデビューするとその初年度からダイヤモンドジュビリーSやジュライカップ優勝のLethal Forceを出し、すぐ種付け料は上昇を続けた。その後もコンスタントに活躍馬を輩出し、今ではヨーロッパのトップクラスの種牡馬として2020年には種付け料が8万5000ユーロにまで上昇している。
2024年にはG1・3勝馬Charynなどの活躍により英愛リーディングサイアーとなった。
日本ではしばらく目立った活躍馬がいなかったが、輸入馬*マッドクールが2023年のスプリンターズSで2着に入り、翌年2024年の高松宮記念(GI)で初重賞制覇を果たした。また、*シュバルツカイザーが2024年3月25日現在で重賞勝ちこそないが中央で6勝を挙げている。まだ日本での認知度は低く出走頭数が少なかったが、日本の馬場にも合うことが証明されたので、これからの活躍に期待したい。
血統表
| Acclamation 1999 鹿毛 |
Royal Applause 1993 鹿毛 |
*ワージブ | *トライマイベスト |
| Coryana | |||
| Flying Melody | Auction Ring | ||
| Whispering Star | |||
| Princess Athena 1985 鹿毛 |
Ahonoora | Lorenzaccio | |
| Helen Nichols | |||
| Shopping Wise | *フロリバンダ | ||
| Sea Melody | |||
| Midnight Angel 1994 芦毛 FNo.10-c |
Machiavellian 1987 黒鹿毛 |
Mr. Prospector | Raise a Native |
| Gold Digger | |||
| Coup de Folie | Halo | ||
| Raise the Standard | |||
| Night at Sea 1987 芦毛 |
Night Shift | Northern Dancer | |
| Ciboulette | |||
| Into Harbour | Right Tack | ||
| Headland |
クロス:Northern Dancer 4×5(9.38%)、Natalma 5×5(6.25%)
- 父アクラメーションはダイアデムS(英GII・6F)を含む17戦6勝でダークエンジェルが初年度産駒になる。その両親もスプリント重賞優勝馬。
- 母ミッドナイトエンジェルは不出走。ダークエンジェル以前に3頭の勝ち馬を出している。2代母のナイトアトシーは7頭の勝ち馬を出した。5代母のAgar's Plough(アガーズプラウ)は1955年のアイリッシュオークス馬。
- 母父マキャヴェリアンは仏2歳GIモルニー賞・サラマンドル賞など7戦4勝で、種牡馬として1999年ドバイWC馬*アルムタワケルや2002年ドバイWC馬Street Cry(ストリートクライ)を出すなど種牡馬として活躍した。
主な産駒
2009年産
2011年産
2012年産
2013年産
2014年産
2015年産
2016年産
2017年産
2019年産
- Angel Bleu (牡 母 Cercle de la Vie 母父 Galileo)
- *マッドクール (牡 母 Mad About You 母父 Indian Ridge)
- Mangoustine (牝 母 Zotilla 母父 Zamindar)
2020年産
関連動画
関連リンク
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- イントゥミスチーフ
- エスポワールシチー
- エフティマイア
- エーシンフォワード
- オウケンブルースリ
- オーロマイスター
- キャプテントゥーレ
- ギンザグリングラス
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