ディアトリマ(けものフレンズ)単語

ディアトリマ(けものフレンズ)とは、スマートフォンゲームなどの各種メディアミックスプロジェクト『けものフレンズ』に登場するアニマルガール・フレンズ(動物が女の子になった擬人化キャラクター)である。

CV:花房里枝(ゲーム版)、雨宮夕夏(3)
出演：諸橋沙夏(ステージプロジェクト「けものフレンズ」)

概要

「ディアトリマだよ。トリってさ、体はそんなに大きくないし、か弱いイメージない？でもね、違うよ。トリは地上最強なんだよ。わたしは飛べないけど……空も飛べるし、かしこいし、カッコイイ！だから最強なの。お姉さんがそれを、証明してあげる」

けものフレンズぱびりおんフレンズあーかいぶより引用

恐竜絶滅後の地上において最強の生物として君臨していた鳥・ディアトリマのフレンズ。

ディアトリマを含む恐鳥類と呼ばれるものは空を飛べなくなったかわりに強靭な脚とデカい嘴と頭を持ち、地上を猛スピードで疾走する事が出来たと考えられている。ソレのフレンズである彼女も圧倒的な身体能力を誇り、体格こそ人間の少女サイズにまで縮小したものの、超スピードを産み出し強力な蹴りを放てる脚とハイパワーは更に強力になって人サイズの体に凝縮された。

哺乳類の祖先を蹴り殺して捕食していたとされるディアトリマだが、フレンズ化した彼女は元動物の凶暴さが(身体能力以外は)見られないフレンドリーな性格。『けものフレンズ』に登場するフレンズ中最も古い時代に生きていた^[1]フレンズなため、自らをお姉さんと呼び、頼れるお姉さん・先輩のように後輩たるフレンズに世話を焼いている。他フレンズを心から心配し、他者のために尽くせる優しさの持ち主。仲間からの信頼度の高さや、犯人扱いされて攻撃までされても戦闘後は笑って許して友情を築く寛容さは、まさに地上の王者。

トリは地上最強という信念を持ち、他の鳥類系フレンズの意識改革とパワーアップを目指している。曰く「飛べるし、かしこいし、カッコイイ！」「だから最強なの！」。自分が飛べない鳥である事も自覚しており、よく断りを入れている。

※備考：
従来ディアトリマと呼ばれていた北米の化石種は現在はヨーロッパ等で発見されているガストルニスと同じ種と看做されることが多くなり「ディアトリマ」という名称を用いられることが減ってきている。けものフレンズにおける生物学的分類は「諸説あり」という形で扱われており、実装時期により差異がある（各コンテンツの説を参照）。

外見

フリフリが付いたゴスロリチックのノースリーブ白色服とコルセット一体型のスカートを着ている。腕や脚にはアームカバーや靴下などは付けておらず、格闘家のように包帯でテーピングしている。首下にはファーを装着。

髪型はツンツンしたショートヘア。前髪は大きくボリュームのある形をしており、ディアトリマの巨大な嘴を模した形状をしている。また、頭の側面には翼が付いているが、他の鳥類系フレンズのように飛ぶ事は出来ない。カチューシャを装着しており、嘴のような前髪との組み合わせで鳥の目のように見える。髪の色は赤色で、翼・尾羽の色は赤色と青色。ただし、ディアトリマは化石でしか姿が分からないので、体色は現生鳥類を参考にした想像である。

ゲームでの扱い

パッション属性(赤)のレアリティレベル5のフレンズとして登場。コストは400・攻撃タイプは近距離・サイズはM。特定ノグループには属していない(示唆されるのみで実装されずに終わった、飛べない鳥用グループに入る予定だったか)。固有スキル「最強たる鳥類の爆音」は、25秒の間仲間の攻撃速度を25%アップさせる、地上を爆走していた(想像)恐鳥類の一角らしい能力。

強敵フレンズの1人で、強敵クエストにてボスキャラとして立ち塞がる。強敵クエストに挑むには事前に各クエスト専用のフラグクエストを攻略していなければならない。出撃出来るキャラクターはペンギン系フレンズ以外の鳥類系フレンズのみ。

鳥=小さくて非力として自分に自信を持てない鳥類系フレンズを対象に説いて回り、かつて生態系の頂点に君臨した自身の経験談や素早さ・仲間意識を理由に、鳥は地上最強なんだよ！と自信を付けさせていた。また、「トリ啓発セミナー ～トリよ、輝けるトリであれ～ 」をジャパリパーク中で不定期・場所不定で開いており、結構な数の参加者があつまっていた。鳥類系フレンズの間ではセミナーに参加したかどうかが話題となり、セミナーはジャパリパークでも一大勢力と言えるほどの規模に達していた。

まるで胡散臭い宗教勧誘や危ない団体みたいな雰囲気と勢力拡大を訝しみ、もしかしたら覇権を握ろうと騒動を起こすかもしれないと危険視した「ジャパリ警察」の刑事であるハシビロコウとハクトウワシは、セミナーに潜入して謀反の証拠を探す事に。捜査途中で怪しげな格好とそれっぽいワードと武器っぽい大量の道具を確認した事で反乱企図の証拠として逮捕に踏み込み、それを「力比べで自信を付けたい」と勘違いしたディアトリマと戦いごっこに突入するのだった。

戦闘後、格好は掃除服・武器と思ったのは清掃用具・暗号と思ったのは掃除する場所で、集まりは清掃活動をするためだった事が判明。全てジャパリ警察の勘違いだった。セミナーが鳥類系フレンズの心身を強くするための善意で行われていると認められ、ハシビロコウ達も活動に協力を申し出た。

ぱびりおんでの扱い

「トリが最強だって、お姉さんが証明してあげる！」

2019年7月10日から観察可能になった。けもトークアイコンの背景色は赤。一人称は「わたし」「お姉さん」、他のフレンズのことは「あなた」もしくは敬称を付けないフレンズ名で呼ぶ。

現在、ディアトリマは研究が進むにつれガストルニスと呼ばれることが多くなっているが、ぱびりおんでは混乱を避けるためあえてディアトリマの呼称を使用するとあーかいぶトーク２で注釈が入る。また鳥のフレンズとしては元となっている動物がかなり古い時代を生きており、そのことから他のトリの子の事は後輩や妹のようなものだと考えているようである。

トリは地上最強であるという信念は変わらずに持っているようで、「トリは地上最強ーーーっ！」というかけ声と共にトリちゃんの凄さを広めるべく奮闘しているのだが、逆にじっとしているのは苦手なようである。ちなみに比較対象がダチョウやＧ・ロードランナーということもあるかもしれないが、そこまで足は早くないようだ。

とあるけもトークでオーストラリアデビルの威嚇声をトキの歌といい勝負と評しているのだが、このけもトークの参加メンバーのオーストラリアデビル・シヴァテリウム・ツチノコ・ディアトリマの4人は全員、ステージプロジェクト「けものフレンズ」でのメンバーであり、そのオマージュネタの可能性がある。

珍しい行動は「ビリビリくるわ（羽飾りのドラ）」

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