ツチノコ(けものフレンズ)とは、スマートフォンゲームなどのメディアミックスプロジェクト『けものフレンズ』に登場するアニマルガール又はフレンズ(動物が女の子の姿になった擬人化キャラクター)である。
CV:浅野真澄(アプリ版)、小林ゆう(アニメ版~)
出演:齊藤なぎさ(=LOVE版舞台)
概要
日本において縄文時代から確認例があるという未確認生物(UMA)・ツチノコのフレンズ。地域によってバツヘビ・ノヅチ・土転び・と様々な呼び名がある。
有史以来多くの人間が行方を探してきた事実からか、自らを「永遠の訊ねけもの」と称する。人見知りで他者に見られる・注目されると赤面したりテンパったりする恥ずかしがり屋。物陰や薄暗い場所に隠れているのを好む。
外から流れる空気の臭いで出口が分かるほどの優れた嗅覚を持つ。また、本人曰くピット器官のおかげで赤外線を視認出来、それによって暗闇や障害物の向こう側の状況も把握可能。
外見
ヘビ系フレンズ共通の特徴である自身の頭部を模したパーカーを着ており、フードに付いた赤い目が怪しく光っている。タイツ・靴下など脚には何も着ておらず、素足に一本歯下駄を履いている。よくポケットに手を突っ込んでいる。
アプリ版
バチヘビ、ノヅチ、土転び、様々な名で呼ばれてる。永遠の”訊ねけもの”ツチノコだ。
珍しいからって、そうジロジロと見るんじゃあない。え……酒、だと?そうか……あー、どうしてもというなら、一杯くらい付き合ってやらんこともない。
流石幻のUMAと言うべきか、レアリティレベルは最高クラスのレベル5のフレンズとして登場。コストは400・攻撃タイプは近距離・サイズはM。クール(青)属性。爬虫類・両生類系フレンズが集結したグループ「チーム・噛んじゃうぞ」に所属している。固有スキル「リドルアイズビーム」は敵軍団全体にダメージを与える効果。与えるダメージ量は攻撃力値×8倍。
アニメ版
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未確認生物 ツチノコ Tsuchinoko |
4話「さばくちほー」で登場。ジャパリパークの地下バイパスと繋がっていた地下遺跡(オープン直前に放棄された新アトラクションの地下迷宮)に足を踏み入れたサーバルとかばんちゃんと遭遇。サーバルが足を踏み入れた際にストッパー代わりに扉に挟んでいた下駄を外してしまい、そのため迷宮内に閉じ込められてしまう。久しぶりの他者と顔を合わせる事態にパニクりながらも脱出を目指して一緒に行動する羽目に(本人は暫く遺跡に居てもいいと思っていたが、色々と危なっかしい2人をほっとけなかった)。
セルリアンや溶岩に行く手を阻まれたりしたものの、非常口マークを見たかばんちゃんが忍者返しに隠された避難通路を発見した事で無事外に出られた。
テンションの上げ下げが激しく、甲高い声で上ずったりする声で喋る。テンションが上がると奇声レベルのトーンで話し出す。照れたり・他者に注目されているのを理解すると慌てふためき、物陰などに隠れてヤンキーみたいな台詞で威嚇する。
地下迷宮などジャパリパークに点在する建造物を「貴重な遺跡」と称して調査している。人工物に目が無く、迷宮内で「ジャパリコイン」を発見した際には大いに興奮して2人に説明を熱く語っている。(余談だが、その説明の中で「通貨」という概念について「通貨っていうのはだな!今の、ジャパリまんのように!いろんなものと!」とジャパリまんを引き合いに出したことで、考察好きなフレンズ(視聴者)の中でジャパリまんに関する考察が深まった。)
ジャパリパークがどのような場所かをある程度知っている・「例の異変」なるものを言及・ラッキービーストがなんなのかを知っている・と本作の世界観に精通している模様。
かばんちゃんが何の動物であるかについても感付いた節があり、別れの際には「今日は……よ、良かった……機会があれば……またな!」と恥ずかし気に話しており、さらに見送りながら「あいつ……絶滅してなかったのか……」と感慨深そうに意味深な台詞を発している。
この回の解説コーナーでは、元になったツチノコについて「つちのこかん やすえおにいさん(ぎふ)」による解説が入った。この「つちのこ館」は岐阜県加茂郡東白川村にある、現在日本で唯一のツチノコに関する資料館である[1]。
ちなみに、声優の杉田智和はアニメ版「けものフレンズ」が好きなフレンズらしいが、その事についてラジオ番組で語った際に「いやーっ、でもね期待通りだったツチノコの芝居は。期待通りの小林ゆうさんだった」と、4話での声優小林ゆうの演技を賞賛している[2]。
なお6話「へいげん」でも少しだけ再登場。遺跡(アトラクション)を見つけて入って来たアライグマ・フェネック・スナネコの3名に対して「また面倒なヤツらがっ……!」と苛立っているようだが、かばんちゃんの話題になると「ラッキービーストが、反応してたな!」と嬉しそうに興奮して語りだしていた。さらに、アライグマが持っていた赤い羽根を見て「ふぅあっ!」と驚いていた。(この赤い羽根は、アプリ版でパークガイドのミライさんの帽子に付いていた2つの羽根のうちの1つ。かばんちゃんの帽子はミライさんの帽子によく似ているがボロボロで、もう片方の緑の羽根だけが残っている。)
第12話「ゆうえんち」の最終決戦にて、ラッキービーストのかばんちゃん救助要請に答えて参戦。黒い超巨大セルリアンは海水をかけられると溶岩になる性質を利用して、ギンギツネ、キタキツネ、アルパカ・スリと協力して海水を超巨大セルリアンの脚にぶちまけ、敵の動きを封じ込めた。
戦闘から1ヵ月後のセルリアン撃退&かばんちゃんが何のフレンズか判明記念パーティーにも参加。アライさんが語るかばんちゃん誕生秘話を興味深そうに聞き入っていたが、恥ずかしがり屋な性格なためか、終始かばんちゃんの背に隠れながら聞いていた。本人曰く「落ち着くんだよ!」とのこと。ごこくちほーへ船出するかばんちゃんを見送る際には画面端に隠れるというメタい荒業を見せている。
ぱびりおん
「きしゃーっ!!」
リリース時の初期メンバー。けもトークアイコンの背景色は青。一人称は「オレ」、他のフレンズのことは「お前」もしくは敬称を付けないフレンズ名で呼ぶ。
初期メンバーながら、対応する遊び道具が無ければほぼ会えないフレンズだった。ただし初期と比較すれば対応する遊び道具の種類も増えたため会うこと自体は難しくなかった。またけもトークには顔を赤くする固有アイコンが存在する。
遺跡や遺物探しがライフワークで「電気を通すヒモ」などヒトの文明にも少し詳しい様子があり、2018年のクリスマスセリフでも「ふん……メリー・クリスマス。ヒトの……アレだろ?他の連中、騒ぎすぎだって。」とヒトの文化について知っている様子を見せている。またもうすぐペパプのライブがあることを知っていたりと、フレンズ間の情報も意外とちゃんと知っていたりする。
コモドドラゴンやハブとは割と仲がよさそうで一緒に探し物をしているようなけもトークがいくつか見られる。また、ぱびりおんでも一緒のけもトークが特別に多いというわけではないのだが、スナネコが遺跡やお宝探しに興味を持っており、「結構こういうの好きですから。」と言ってお宝探しに度々付き合っており、「ぼくはあなた(ツチノコ)と一緒にこうしてるのも好きですけど。」とも言っている。また、すごく珍しい行動もスナネコと一緒にお宝探しをする内容となっている。
アニメで披露したピット器官の他にも、フレンズ間では「チロチロ」と言われているヤコブソン器官による探知も使えるようだ。なお「温泉に行ったら、何が何だか分からなくなってな…。」と言っており、視野はピット器官に偏重している可能性がある。またゲタ履きのため足下が不安定らしく、たまに斜面を滑り落ちてしまうことがるようだが、自主的に丸まって転がるワザも持っていたり、意外とジャンプ力はある方らしい。ちなみに泳げるフレンズである。
自認は「ヘビなのかはよくわからんがな、オレは。」と曖昧な様子を見せており、ゲンブに対し「ヘビ…のようなそうじゃないような。」と言った際にはハブから「それはオマエも一緒だろ、ツチノコ。」と言われている。またオカピのレアキャラ主張に対して『あいつ(=オカピ)より、オレの方が「レアキャラ」なんじゃねーか?』と独り言を言うシーンも。
ぱびりおんにおいてかばんちゃんの存在は、背景や一部のけもトークで痕跡を匂わせるだけに留まっており、ヒトについても守護けものなど特別なフレンズ達が関連したけもトークで語られる事が多いのだが、その中でも特に「……ヒトか。あいつ……今頃、どこを旅してんのかな?」と名前こそ出さなかったが、かばんちゃんの事を遠回しに明言している珍しいけもトークが存在する。
珍しい行動は「しっぽをふる(石の山)」、すごく珍しい行動は「おたからを探そう!(ざくざくおたから遺跡)」でペア相手はスナネコ。
あーかいぶ7での制作物はゴミ箱だった。
第2世代
「こ……こっちには構うな!」
2018年10月30日の第2世代エリア「サバンナ」解禁と同時に観察可能になった。けもトークアイコンの背景色は青。一人称は「私」、他のフレンズのことは「お前」もしくは敬称を付けないフレンズ名で呼ぶ。
此方の世代では、目の色がエメラルド色になっておりデフォルメ立ち絵の変化が分かりやすくなっている。
ひんやりしてて薄暗い場所が好きであり、ツチノコ本人も「これ」、ミライさんも「アレ」と濁しており、明言はされてないがおそらく飲酒している疑惑がある。
「この間の騒ぎの時、いろんな奴と話したりして…素直になるのも良いかなって思ったんだよな。」と言いつつも、親切と言われた際には「…そういうこと言われると、背中がかゆくなるからやめてくれ。」と言っている。
関連動画
関連静画
関連お絵カキコ
関連立体
関連チャンネル
関連項目
脚注
- *読み方は「つちのこかん」ではなく「つちのこやかた」が正しいと言われていたが、つちのこ館の関係者曰く「どちらでもいい」
らしい。ちなみにツチノコの飼育員は当然ながら存在しないので、取材先を探すのに苦労したことがプロデューサーの福原慶匡がインタビューで触れている。(エキレビ!インタビュー
より)
- *ラジオ番組「アニゲラ!ディドゥーーン!!!」の2017年2月16日放送回より。
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