君を、生きろ。
「DRAGON QUEST -YOUR STORY-」(ドラゴンクエスト ユア・ストーリー)とは、2019年に公開されたCG映画作品である。
概要
ドラゴンクエスト ユア・ストーリーは、ゲーム「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」をベースにしたCG映画である。2019年8月2日に公開された。
原作・監修は堀井雄二。音楽はすぎやまこういち。
総監督は山崎貴。監督は八木竜一と花房真。
『STAND BY ME ドラえもん』を担当したチームがフルCGアニメーションで制作する。
劇中には、原作同様すぎやまこういちの音楽が使用されている。
2019年2月13日放送の日本テレビ「news zero」の番組内で発表された。
番組の裏話では、分割せずに親子三代の話を2時間でまとめていること、また、ヘンリー王子やルドマンの登場、モンスターを仲間にする要素を描くことなどが明かされている。
2019年4月4日、予告編動画とボイスキャストが公開された。
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制作陣のインタビュー
いまから30年前に『ドラゴンクエストⅢ』が社会現象を巻き起こしたとき、漫画化や映画化のお話がいくつか来ましたが、ゲームとしてのお話をそのまま別の形で表現しても面白さに欠けるだろうと思って断ったことがありました。
それから時間が経ち、ゲームの表現も増え、『ドラゴンクエストⅣ』以降はキャラクターを立てストーリー性をさらに重視したことで気持ちに変化が現れました。
作品に対して思い出もいっぱいあるので、追体験が出来る映画化もアリかもしれないと思っていた頃にこのお話が来たのですが、山崎総監督率いるチームの方々に作ってもらえると聞いて凄く期待しました。
最近ラッシュと呼ばれる完成前の映像を視聴しましたが、しっかりとポイントポイントを押さえているし、山崎総監督自身の捉え方もあってすごく見応えのある映画になったと思います。
『ドラゴンクエストⅤ』では、“親子三代にわたって魔王を倒す”ということと“結婚相手を選ぶ”というゲームなのに本気で悩んでもらうという二つを物語の柱にしていました。一人の人間が子どもから青年へと成長し、そして親となり、自分の子どもが魔王を倒すという人生そのものを描きました。
映画とゲームでは違っている部分もあるけれど、それがこの『ユア・ストーリー』というタイトルにハマっていると思います。
昔からドラゴンクエストを愛してくれているファンの方にも観てもらいたいですし、まだドラゴンクエストを知らない人にも観てもらってゲームに触れてもらえたら嬉しいですね。
4年前に最初にオファーを受けた時は、ゲームと映画は似ているようで実は凄く違うメディアなので、正直無理だと思い断りました。
でもちょっといろいろ試しているうちに映画として勝負できる手を思いついて、3年半くらい前から動き始めました。
いつもオリジナルの物語がある作品のCG映画を作る時は“理想的な実写化”を目指しています。
今回もしっかりと映画であり、しかもまごう事なきドラゴンクエストであるというところを目指していきたいと思っています。
皆さんの中にそれぞれのドラゴンクエストがあると思うので、最適解を見つけだせるよう沢山のドラゴンクエストファンに取材しました。
皆さん凄く真剣に語ってくれるので、それが励みにもなりつつ、こんな熱量の人たちを相手にしなくてはいけないのか……と少し恐ろしくもなりました(笑)。
「ドラゴンクエストⅤ」の中には人生そのものが描かれています。
ですから僕はこの作品を青春映画にしたいと思っています。
それから是非ドラゴンクエストに触れたことがない人たちにも観てもらいたいです。
この映画で「こんなに凄い世界があるんだ!」と感じてもらい、この映画をきっかけにゲームに触れて頂く。
そんな“ドラゴンクエストワールドへの入り口”の役目も果たせたら嬉しいです。
ラストシーンについて
公開前は特に話題に挙がることはなかったが、本作のラストシーンには「ちゃぶ台返し」とも言える衝撃的な展開が待ち受けている。
それまでの伏線回収と副題である『ユア・ストーリー』の意味が理解できる点を評価する声も見受けられるが、本作最大の問題点と批判の声が強い。
なお、山崎氏はラストシーンについて間接的に次のように語っている。
映画として戦えることが見つからなければ、作る意味がない。単に物語をなぞったり、ゲームの副読本になったりするだけなら、映画にする必要はないと思っていた。
例えば、奥さんを選ぶ。こういう選択を子供にさせるゲームはすごいし、そうした(人生を疑似体験する)要素は映画でも大事にしたかった。今回加えた『オチ』がなくても見られる映画にしなければとの思いは強かったが、原作のパワーにはすでに十分面白いものがある。そこをちゃんと描けば大丈夫だと思いました。
キャスト
スタッフ
(c)2019「DRAGON QUEST YOUR STORY」製作委員会
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関連動画
関連静画
関連項目
外部リンク
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