ドラゴンクエスト〜勇者アベル伝説〜とは、TVゲーム「ドラゴンクエスト」を原作とするTVアニメである。
概要
「勇者アベル伝説」という副題はDVD発売時につけられたもので、テレビ放映時は単に「ドラゴンクエスト」というタイトルで放映されていた。ダイの大冒険のアニメ版と区別するためにアベル伝説と呼ばれることが多く、ニコニコ動画でもアベル伝説のタグが利用されている。「アベル伝説」でタグ検索
1989年から放送されたが32話で一旦打ち切られ、その後11話構成の第二部が放送された。第二部はローカルセールスで放送時間も変更されたりしたため、存在自体を知らなかった人もいることだろう。
ドラクエIVの発売直前の放送開始であったため、世界観などはロトシリーズを元にしつつ、宣伝の為か一部にIVの要素を取り入れている。またゲームの要素を独自解釈している部分も見られる。例としては
- モンスターは魔王バラモスが宝石に魔力を込めて生み出している。強力なモンスターほど宝石を多く使用する傾向にある。
- モンスターを倒すと宝石に戻るので、拾い集めて街で換金する(=モンスターを倒すとお金が手に入る、のアニメ的解釈)。
- 主人公が魔法を使えないので、当時は勇者専用呪文だったギガデインを魔法使い(どころか魔物)が使う。
- 力の種などのステータス強化アイテムは効果が永続せず、一時的に超強化されるドーピングアイテム。
などが上げられる。
BGMは原作であるゲームのBGMをアレンジして使用しつつ、ミッキー吉野によるオリジナル曲も使われている。なおサントラにはオリジナルBGMのみ収録(第一部のオープニング曲は例のテーマにならないようフレーズを変えてある)。
ストーリー
魔王バラモスは、世界を「死せる水」で汚染し支配しようと動き出した。そして「死せる水」による支配を永遠のものとするために、永遠の命を与える伝説の竜を復活させようとしていた。
アリアハンの村に住むティアラは、竜を蘇らせる「赤き珠」を継承したためにバラモスに連れ去られてしまう。ティアラの幼馴染であり、竜を封印する「青き珠」を継承したアベルは、ティアラを助けバラモスの野望を阻止するために旅立つのだった。
スタッフ
- アニメーション制作:スタジオコメット
- 原案:堀井雄二
- 監督:りんたろう、山田勝久(第一部)、神田武幸(第二部)
- シリーズ構成:山田隆司
- キャラクター原案:鳥山明
- キャラクターデザイン:金沢比呂司
- 音楽:すぎやまこういち、ミッキー吉野
主なキャスト
- アベル:古谷徹
- ティアラ:勝生真沙子
- モコモコ:桜井敏治
- ヤナック:キートン山田
- デイジィ:三田ゆう子
- ドドンガ:郷里大輔
- チチ:青羽美代子
- カカ:嶋方淳子
- 魔王バラモス:渡部猛
- ムーア:柴田秀勝
- ジキド将軍:森功至
主題歌
第一部
オープニング / なし(BGMのみ)
エンディング / 夢を信じて(徳永英明)、虹の都(カブキロックス)
第二部
オープニング / 未来をめざして(古谷徹)
エンディング / 虹のBRAND NEW DAY(勝生真沙子)
関連動画
ドラゴンクエスト ≪勇者アベル伝説≫ 第1話 アリアハンの村 別離(dアニメストア ニコニコ支店)
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関連項目
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