ニコニコ動画:Zero・ニコニコ生放送:Zeroとは、ニコニコ動画(原宿)の次期バージョンである。
2012年5月1日よりプレミアム会員への提供を先行スタート。
テーマは「原点回帰」…だったはずだが、評判はこの記事の掲示板を見れば、火を見るよりも明らかだろう。
なおこれより前のニコニコはサービス全体の総称が「ニコニコ動画」であったが、このバージョンよりニコニコ全体のサービス総称が「niconico」となり、ニコニコ動画やニコニコ生放送、ニコニコ静画などはniconicoを形成するいちサービスであるという位置づけとなった。それに伴ってバージョン名も、今までは「ニコニコ動画(原宿)」などとなっていたものが、これ以降「ニコニコ動画:Zero / ニコニコ生放送:Zero」などと動画と生放送それぞれに付与される形で発表されていくこととなる。なお慣習的・便宜的な側面からバージョン全体を指していても単に「ニコニコ動画:Zero」とのみ呼ばれたり、またイレギュラーに「ニコニコ:Zero」のような表記がされたりすることがある。
概要
2011年12月12日放送の「『原点回帰』ニコニコ動画5周年記念新サービス発表会(仮)」にて発表された、ニコニコ動画の13番目となるバージョンで、システムの根本にまで手を加えた大型アップデートとなっている。
また、サービスの総称が「ニコニコ動画」から「niconico」へと変更された事に伴い、以降「ニコニコ動画」は動画サービスでの名称となった。
このように「原点回帰」を掲げたアップデートだったのだが、動画プレイヤーページに関して「原点」とは程遠いものと感じた利用者から非難の対象になっている。一見かっこいいが使いやすさを大幅に損なう形での実装が多数あり、批判が絶えなかった。動画を視聴している時もこれまでとは比べ物にならないほど処理が重くなった。その他大規模な新機能導入なども「原点回帰とは異なる」と不満の声が上がっていた。
5月1日のサービス開始以降、ユーザーからは「使いにくい」という意見が要望掲示板等に多数寄せられている状況であった。同時に始まったサービスは複数あるが、批判は動画プレイヤーだけが圧倒的に多い。動画プレイヤーは原宿バージョンとの選択制だったため完全に避けることも可能であった。
10月17日、ニコニコ動画:Zero公開からわずか5ヶ月で新バージョンのニコニコ動画:Qに移行することになった。
- 開発者ブログには、改善の詳細が随時書かれています。→http://blog.nicovideo.jp/
原点回帰
後の運営のツイッターによると、「原点回帰」を「全て 1 から新しいものを作る」の意味と捉え、全てを1から新しくニコニコ動画:Zeroを作ったとのこと。
新機能・サービス
主な問題点
再生・表示
- ZeroWatch(プレイヤー)が全体的に重く、今までのPCスペックで問題なくスムーズに視聴できたユーザーが、動画・コメントがカクついたりする等視聴し辛くなる可能性がある。
→徐々に改善された。だがPCによってはまだ重い場合があった。(QWatchでは設定により更なる処理の軽量化が可能) - コメント数、マイリスト登録数、再生数の表示の大きさが小さくなってしまい、見づらくなってしまった。
- 再生数・コメント数・マイリスト登録数などの表示が下へ移行されたため、再生数やコメント数の確認、リアルタイムでのコメント数増加などを確認するために一々下へスクロールする必要があった。(QWatchでは動画上に表示)
- ニュースをクリックしようとしても、再生リストに間違えてマウスオーバーしてしまうとクリックができなくなるため、一度マウスを動かさなければならない。(QWatchではニュースは動画上のマーキーエリアに表示)
- 投稿者名が下の方に追いやられたため、視聴者側の投稿者への関心が薄れる。(QWatchで位置が原宿に近い位置になった)
- 一度流れてしまったニュースや広告情報を、さかのぼって読み直せない。(原宿、QWatchでは可能)
- 再生リスト、ニュースなどを非表示にしたくても、非表示にする設定が無かった。
→フルブラウザ時に限り、再生リストは非表示できるようになった。 - ブラウザのウィンドウサイズの横幅を狭くすると、原宿バージョンまであった横スクロールバーが無いために、位置の調整ができず、動画全体を表示できなかった。(Qwatchでは中画面がデフォルトのため実質改善)
コメント、マイリスト
- コメントを受信順に表示できなくなった。コメントパネルを右スクロールし、「書込日時」ないし「コメ番」をクリックすれば表示は可能だが、その表示順を引き継ぐことができなかった。
→受信順に表示することは可能になった。 - 環境によってはコメントパネルのコメント一覧が表示されない場合がある。(原宿バージョンではこの不具合はなかった。コメントパネルのどこかを適当に操作すれば治る。)
- 動画のシークバーをいじると、コメントが表示されなくなるときがあった。
タグ・大百科・機能
- タグロック時の表示条件が変えられていて、海外タグ側でロックしたタグが表示されなくなっていた。
- 動画ページの動画検索バーがサイズが小さく、背景と同じ色使いでわかりづらかった。
- 動画タグを押下するとプレーヤー画面下にタグの検索結果が簡易表示されるが、情報量が少なかった。従来のタグ検索結果は簡易表示画面から検索結果詳細を選択しなればならず、1クリックでタグ検索できた仕様が2クリックへと手間が増えた。またプレーヤーが残った状態でジャンプする為、プレーヤー画面を落とす必要性が増えている。
- 原宿バージョンまではニコニコ大百科アイコンへのマウスオーバーで表示されていた「大百科 ○○の記事を読む(書く)」というツールチップが表示されなくなったため、初心者にアイコンの意味が伝わりにくい。
- ニコニコアプリを固定する事ができない。
コミュニティ・投稿者
- 画面サイズの拡大に伴い、動画投稿者側がサイズ拡大を余儀なくされる。また、今までの動画はZeroのデフォルトサイズ(大画面)だと画質が劣化し、元の画質で見るためには一々画面サイズを変更しなければならない。(QWatchでは中画面がデフォルトのため問題は軽微)
- コミュニティ動画から元の動画に戻るリンクが消えた。
- 背景が黒一色であり、文字は基本白一色である。よって、動画説明文のホワイトカラーによる文字隠しネタが通用しなくなった。ページ下部の説明では従来通り白背景+黒文字であり、説明文を黒基準で装飾してもどっちつかずである。(QWatchでは白基調になった)
- コメント一覧固定時に「ニコる」をしようとする際、コメント一覧下のスクロールバーがかぶって邪魔になり、「ニコる」事ができなかった。
- 「この動画はコミュニティ○○に登録されている動画です。」等の表示が、 「動画の詳細情報を開く▼」 を押さないと表示されなくなった。
- 前日(過去)カテゴリ総合順位表記を常に表示することができず、動画の詳細情報を開くを押さなければ表示されなかった。
その他
- 動画を見ているときに原宿バージョンへ戻すと、見ていた動画ではなくトップページへ飛ばされた。
- 設定ボタンで設定を変えられる事がわかりづらい。これにより、ZeroWatchを使いづらいと感じ、原宿バージョンに戻してしまうケースもある。
- 原宿バージョンからフィードバックを送れない。
- コミュニティに登録された動画は動画レビューが書けない。
- 2012年8月1日以降、Zeroの開発に関する内容であるGoogleChromeでの不具合に関する対応や、マイリストがお気に入りに追加できる機能がついたのだが、開発者ブログでその件について一切触れていない。フィードバックの進捗率が出てこないのは、送った意見を全く無視しているから?等、まともに対応しているのか といった不安をユーザーに与えている。
- HTMLソースに『このブロックの中のlabelに、 'disabled' クラスを追加したり削除したりします。.premiumColors はdiv以外に変えてもらって構いません。by 山本 to 高橋さん』(該当箇所はコマンドパネル部分のpremiumColorsクラス)という開発者のメモ書きが残っている。
フィードバックにより修正・改善された問題点
- コメント入力欄がプレイヤーの動画表示部中央に出現するため、コメントを打っている時に動画が非常に見辛いと同時に、一部では「コメント職人殺し」と言われている。(改行コマンドも動画プレイヤーにおいては使用不可能に)→「Zero最大の改悪」
→常にプレイヤーの下にコメント入力欄を表示するようにできる設定が作られた。改行も従来通り可能。しかし、ユーザー側の動画表示サイズ設定によりCAが崩れる可能性がある。 - 広告表示ブロック拡張であるAdblockで、メジャーなフィルタリストを使用すると動画タグ部分がブロック対象となり、閲覧・編集が出来ない。
→例外ルール「@@||www.nicovideo.jp/watch/$document」を追加することで閲覧・編集できる。ただし、そのページに表示される広告ブロックが出来なくなる。 - デフォルトの画面設定が大画面となっており、中画面に変更しても設定が引き継がれない。
→常に中画面に設定できるようになった。 - タグが出たり消えたりして見づらく、鬱陶しい。
→常にピンで固定できる設定が追加された。 - コメントやタグの文字の小ささに対し、明らかに不自然すぎる動画タイトル文字の大きさのアンバランス具合。
→タイトルが縮小され、バランスが取れた。 - 投稿者コメを上に表示させると、テレビちゃんボタンの位置が動画から離れたい位置に表示され、ボタンを押しづらい。
→常に動画に近い位置に表示されるようになった。 - 操作パネルがコメント入力欄と同様、動画に被って表示されるため、操作パネル操作中は動画画面下部や下コメが見えなくなる。またこちらも出たり消えたり鬱陶しい。
→操作パネルを画面下に固定できる設定が追加された。 - 投稿者が指定したシーク移動リンクをクリックしてもトップページに飛ばされてしまう。
→修正された。 - コメント一覧を表示させると、一覧が動画に被る。
→修正された。 - お気に入りページのユーザーアイコンをクリックするとトップページに飛ばされる。
→修正された。 - タグ横に表示されていたニコニコ大百科アイコン()が、今までのように常に表示されているのではなく、各タグにマウスオーバーして初めて出現する。この仕様変更にいたっては大百科の利用者を減らす可能性を孕んでおり、大げさに言えばニコニコ大百科の存続に関わるような重大仕様変更である。
→常にニコニコ大百科アイコンが表示されるようになった。 - 下部の動画説明文部の動画タイトル脇に表示される動画記事アイコンが、記事が作られてなくともなので非常に紛らわしい。
→動画記事が作られてない時はが表示されるようになった。 - 動画のタグが普段は一列目しか表示されておらず、マウスオーバーすると二列目が出現する。クリップで固定しても記憶しないため、動画ごとにクリップさせられる。
→二列表示されるようになり、設定保存できるようになった。 - マウスオーバーして表示された動画タグが三列以上となると、出現がさらに一段階上がるため、動画タイトルが画面上部へ消えてしまう。
→改善された。 - マイページからチャンネルの動画更新情報が表示されなくなった
→誤報。最初からニコレポに表示あり。 - マウスポインタを動かす度にどこかしらのパネルが動いたり明暗したりし、チカチカする。
→動画周りを暗くしない設定が追加された。 - ブラウザサイズで拡大の設定でフルスクリーンにしたとき、動画再生リストやニュース、タグが表示されたままであるため、動画画面が全体に広がらない。
→改善された(ただしニュースを消す方法が無い)。 - シークバーが動画画面の下部に表示されるので、下コメ(特に投稿者がそこに解説的なコメントが書いてあった場合)が読みづらい。
→改善された。 - コメントをマウスオーバーしてしまうと、一々「ニコる」が出てきて鬱陶しい。
→コメントにマウスオーバーしても、「ニコる」が表示されないよう変更された。 - 間違えて「ニコる」をしてしまっても、履歴を削除できずできない。また、勝手にニコレポで通知されてしまう。
→ 履歴の削除ができるようになり、ニコレポに通知する機能が廃止になった。 - 原宿バージョンまであった、前日(過去)カテゴリ総合順位に入ったかの表記が無くなった。
→動画ページ下部の 「動画の詳細情報を開く▼」をクリックすることで表示されるようになった。 - 動画で流れたコメントとコメント一覧のコメント表示が原宿バージョンと違い数コメずれている。
→原宿バージョンとほぼ同じ程度に改善された(ただしときを同じくして、原宿の方で以前よりも表示が少しずれる事態が発生している)。 - マイリストの説明文を編集で改行する事ができない。(原宿バージョンでは可)
→改行可能。 - ブラウザ画面幅が動画サイズより狭くなると、右にあるコメント欄にマウスオーバーするたびに、画面にわき出てきて動画が見られなくなる。
→コメント欄を固定する設定が追加された。 - 「ニコる」の標準が公開設定になっており、「ニコる」してから非公開にするため、最初から非公開したいユーザーは「ニコる」をしにくい。
→標準設定が非公開に変更され、自分がニコられた事を公開したい場合、任意で公開することができるように変更された。 - コメント一覧からNGユーザー(コメント)の追加をする際に、コメント一覧下の広告がかぶって邪魔になり、コメント一覧をわざわざスクロールさせなければ、追加できないときがある。
→改善された。 - 一度書いてしまったマイリストコメント、動画レビューを消すことができない。
→ 自分で書いたものは削除できるようになった。 - 動画選択ウィンドウに、とりあえずマイリストフォルダが表示されず、とりあえずマイリストに入れている動画は動画再生リストに追加できない。(他のマイリストに入れている場合は追加できる)
→「とりあえずマイリスト」フォルダも表示されるように改善された。 - 過去ログの表示方法が、原宿の時は日付入力方法がカレンダー式で上下選択ができたのに対し、ZeroWatchでは自分で日付と時間を入力しなければならない。そのため、もっとも古い過去ログを探すのに手間取りしすぎる。
→カレンダー方式が復活した(ただし操作方法に難あり)。 - 動画説明文が動画の下に移行したことにより、説明文を視聴者が見なくなり他の動画やマイリストへの誘導、はたまた重要な説明などがかなりし辛くなり、視聴者側も見るのに一々下にスクロールされなければいけないので非常に面倒くさい。一応動画タイトルをクリックすると直下に説明文を表示させられる仕様になってはいるが、その機能のヒントがタイトル横の▼マークだけなので分かりにくい面もある。
→常にタイトルの下に動画説明文を表示するようにできる設定が作られた。 - 市場の商品が画面左側に大きく表示され圧迫感がある。そして出たり消えたりと鬱陶しい。
→市場にマウスオーバーしてクリックしないと、市場が表示されない仕様に変更になった。
→市場そのものが工事中となる。 - ブラウザ画面幅が動画サイズより狭くなると、画面左にある市場にマウスオーバーするたびに、画面にわき出てきて動画が見られなくなる。
→クリックしなければ表示されないよう、改善された。 - 動画再生リストに表示されている動画サムネイルにマウスオーバーすると、サムネイルが大きく表示されて、コメントを打つ際に邪魔になる。
→改善された。 - 時報等のニコ割が流れると、「中画面で常に表示」設定にしていても、強制的に大画面表示になってしまう事がある。(「ニコ割時に動画を停止しない」にチェックを入れていても発生する)
→改善された。 - コメント一覧の各項目の横幅サイズが変更できないためいちいちスクロールバーを移動しなくてはならない。
→横幅サイズを変更できるよう、改善された。 - ニコニコ動画とニコニコ生放送のバージョンを個別に設定できない。
→ニコニコ動画とニコニコ生放送のバージョンを個別に設定できるようになった。 - 原宿以前ではあり得なかったが、コメント欄でマウスホイールを動かしてしまうと、動画との同期からいちいち外され、その度に設定し直さなければならない。
→改善された。 - NGコメント(ユーザー)追加後、コメントの最新ログに戻る際の手順が増えていて、2~3回クリックする必要がある。(原宿バージョンはタブを1クリックで戻れていた)
→改善された。 - マイリストを連続再生する際、今までは画面内での連続再生が可能だったが、ZeroWatchでは新規画面への切り替わりとなるため僅かに重くなる。
→プレイヤー内での切り替えに変更された。 - 動画上部の広告部分にオリジナルフラッシュを設定していた場合、画面が動画部分が小さくなって表示されてしまう。
→改善された。
- (業者側から見て)広告バーが一番下にはじかれてしまったため、費用対効果が以前より下がる。かといって上にされると原宿時よりも広告自体が邪魔になってしまうため、どうしようもない。
→動画読み込み時、プレイヤー上部に投稿者コメントと共に広告が表示されるよう変更になった。 - 上記より、マイリストを連続再生する際に投稿者側でスクリプトによるジャンプが設定されていると、マイリストではなくスクリプトが優先されてしまう。
→上記改善により、スクリプトが優先されることは無くなった。 - 動画上部の投稿者コメント(動画説明文)にあるマイリストリンクをクリックすると、動画画面が強制的に小さくなってしまう。
→リンクをクリックした後、画面をクリックで元の画面サイズに戻るように変更された。 - ニコニコアプリのアイコンを非表示にできない。
→非表示にできるようになった。 - 中画面サイズで、再生リストにマウスオーバーすると出てくる動画タイトルが、右端に表示されている動画の場合、ニコニコアプリとかぶってしまう。
→修正された。
○上記のようにかなりの問題点が挙げられている。こららに異議を唱えたい場合、記事の冒頭に書いてある通り、フィードバックフォーム→(http://www.nicovideo.jp/zero_watch_feedback)から意見を書き込んだほうがいいだろう。
動画の重さ検証動画
一般会員のために(原宿)とZeroがどれほど重さが違うのか検証した動画を紹介する。
この動画は誇張ではなく、PCによっては以前まで動画が問題なく視聴できたユーザーも視聴できなくなる恐れがある。(現に視聴できないユーザーが多くいる)
どうして動画が重くなってしまったかというと、他のユーザーのタグの変更がリアルタイムで全ユーザーに反映されたり原点回帰とはほど遠い大規模な新機能の投入が上げられる。
要求スペックについて
少なくともミドル以上のスペックのCPUがないとオンボードでHD動画を視聴することは困難と思われる。
拡大していない状態でハードウェアアクセラレーションオフ、i7-2600で使用率25%、原宿では15%ほど。フル表示にすると平均35%。 上記動画の元動画で検証。i7-2600は4コア8スレッドの2011年のインテル製CPUではハイエンドの下位といった製品であり、このことから推測すると同世代のCore i3でオンボードではフルHDの動画を再生することは困難と思われる。(誰か検証してださい)
当然、それよりも古い(購入から2年以上の)PCではより多くの動画、特に高画質な動画(MMD動画などが挙げられるだろうか)を再生することができないと思われる。
5月12日現在、オンボード、ハードウェアアクセラレーションオフ、上記動画の元動画でシークバーが完全に溜まってから検証した場合、i5-480Mなら再生中の使用率は60%前後。モニタサイズで拡大しても同様で、原宿でもほぼ同じ数値。
同じ条件でi3-530なら75%前後。こちらも拡大していても同様で、原宿でも同様の数値だった。なお、IE・FireFox・opera・google chromeの4つのブラウザで検証したが、いずれも大きな違いは見られなかった。
使用率は高めだがコマ落ち等は無く、問題なく視聴可能。両方とも2010年発売の第一世代core iシリーズで2コア・4スレッド、最大クロックは2.8GHzほどであるため、HTTの無い旧世代デュアルコアCPUでもクロック3GHz以上(現在ならミドルクラスの下といったところ)なら視聴はギリギリ可能と思われる。
ZeroWatch開始当初は再生していなくてもi5-480Mで使用率45%という有様だったが(ちなみに現在は再生していなければほぼ0%)、数値上では原宿と同じくらいまで軽くなったため、原宿で視聴可能な動画ならZeroでも問題なく視聴できた。
ちなみに開発者は「推奨スペックなどは一切考えていなかった」とのこと。この点を反省点とし、現在、スペックの低いPCも導入し、チューニングやチェック作業を重ねているようだ。
サービス開始までの流れ
2011年12月12日放送の「『原点回帰』ニコニコ動画5周年記念新サービス発表会(仮)」にて発表されたニコニコ動画の13番目(「(夏)」「(秋)」「(冬)」をひとまとめとすると11番目)となるバージョン。
2006年12月12日にニコニコ動画がサービスが開始してから、5周年という節目の時期において、放送のタイトルにもあるように、今回のバージョンでは「原点回帰」が標榜とされた。
2012年4月29日のニコニコ超会議を期に新サービスへの移行を予定していたが、5月1日に延期された。また、開始当初はプレミアム会員のみの移行となり、一般会員はしばらくの間原宿バージョンでのみ利用可能予定と発表した。
2012年4月26日、ニコファーレにて新バージョンについての記者発表があり、サービスの総称は「niconico」となることを発表した。
2012年5月1日、「ニコニコ動画:Zero」 プレミアム会員先行でサービス開始。
2012年7月29日、「ニコニコ町会議全国ツアー2012 in鳥取県八頭町~きらめき祭~」のニコニコ発表パートにて、7月30日から「Zero」を一般会員にも公開することを発表。
発表会
- 新サービス発表会(仮)
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- 【5周年】発表まとめ&次回発表会 観覧募集! - ニコニコインフォ 2011/12/12
- 5周年記念リニューアルの機能をご紹介 - ニコニコインフォ 2011/12/13
- 新サービス発表会(β)
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- 【5周年】新サービス発表会(β)まとめ - ニコニコインフォ 2012/1/15
- 新サービス発表会(γ)
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- 新サービス&ニコニコ超会議続報まとめ - ニコニコインフォ 2012/3/7
- ニコニコ動画が新バージョン“Zero”の詳細を発表‐ニコニコニュースより
関連動画
関連生放送
関連静画
関連リンク
- ニコニコ動画 開発者ブログ
- 「ZeroWatch」がより軽く!使いやすく!フィードバックを大幅反映 - ニコニコインフォより
- ニコニコの新バージョン「Zero」一般会員も利用可能に! - ニコニコインフォより
関連項目
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ニコニコ動画の変遷
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