『新すばらしきこのせかい』(NEO: The World Ends with You)とは、スクウェア・エニックスより2021年7月27日に発売されたアクションRPGである。
概要
2007年に発売されたニンテンドーDS用アクションRPG『すばらしきこのせかい』の続編であり、約13年ぶりとなるシリーズ完全新作タイトルとなる。2020年11月17日より公開されたスクウェア・エニックスの謎のカウントダウンサイトが11月24日0時を持って終了し、本作のティザーサイトが解禁された。
その後前作のアニメ版「すばらしきこのせかい The Animation」の放送開始日である4月9日に発売日発表トレーラーが投稿された。トレーラーの中では新システムの同日の過去に戻る能力『リスタート』や参加者同士のバトルなど多数の新情報が公開された。
13年ぶりの続編ということもあり、前作からの変更点は多々見受けられている。プラットフォームは携帯機のニンテンドーDSから据置機のNintendo Switch / PlayStation 4 / PC(Epic Games Store/Steam)になりグラフィックは大きく向上。舞台となる渋谷のフィールドも2Dから3Dに進化。前作のボスキャラクター“南師 猩(ミナミモト ショウ)”がプレイアブルキャラに昇格し、『Solo Remix』の追加イラストに描かれ『Final Remix』で意味深な登場をした“松苗 亜未(マツナエ ツグミ)”も物語に関わってくる模様。
ストーリーは「アニメの3年後」として広報がうたれたが、ガラケーがスマートフォンになるなどの細かな変更のみであり、大きくは前作ストーリーをそのまま引き継ぐものとなっている。
キャラクター
- リンドウ
CV:内田雄馬
「昨日と同じだとしたら…未来なのか?」
「絶対に守る 待っててくれ 必ず運命を変える」 - 主人公。顎まで下げた黒いマスクがトレードマークの少年。
突如フレットと共に巻き込まれた死神のゲームにて、訳のわからぬままチーム『ツイスターズ』のリーダーとなる。前作すばらしきこのせかいでは「死者が生き返るためのデスゲーム」であったはずだが、リンドウを始め死亡しないまま死神のゲームに巻き込まれており…?
周囲の空気を読んで行動する性格…と言えば聞こえは良いが、何事にも流されて動くタイプ。積極的に関わるわけではないが、関わってくる他人を拒絶するわけでもない。決断を迫られるとすぐにスマホを使って最善策を探ろうとする。
本人にそのようなサイキックは無いはずだが、定期的に未来の予知を受け取ることがある。FinalRemixのA NEW DAYにてネクが同じ予知をしていたが……?
固有サイキック:《リスタート》
過去に巻き戻って、運命を書き換える能力。強力な分、巻き戻せるのは数時間のみ・いつでも使えるわけではない等の制限はあるが、発動可能になると好きな時間を選んで書き換えられる。危機的状況を幾度となく突破するキーマン。
- フレット
CV:沢城千春
「よぉーし! やるしかない! 革命起こすぞー!!」
「俺たち死んだとか やっぱマジ?」 - リンドウの親友で同じ高校に通う少年。軽い口調でテンションが高め。おしゃれ好き。
リンドウと共に突如死神のゲームに巻き込まれてしまう。お調子者のきらいがあり、ゲームに参加してからは意気揚々とチームを結成した(が、その割にチームリーダーはリンドウに押し付けてしまう)。
誰とでもすぐに打ち解けられるが、反面重苦しい空気を嫌い、真面目な話は無意識に避けている。
リンドウと同じく、死神のゲームが命をかけたデスゲームであることを知らないまま参加させられていたが、日が経つごとにゲームに対する違和感を強めていく。
固有サイキック:《リマインド》
忘れている記憶を蘇らせる能力。対象はRG・UGの人間問わず発動可能なため、ゲームのミッション達成に何かと駆り出される。実はプロローグ時点で既にリンドウに対して発動していたりしている。
- ナギ
CV:片平美那
「何が死神ゲームだ~ 星マイナス200でござるぅ~」
「リンドウどの トップならゲームを抜けられますな」 - 渋谷在住の女子大生。大きなメガネと独特な喋り方が特徴。「推しが尊い」と書かれたシャツを着こなす。いつ着替えているか謎だが、行動によってしょっちゅうシャツの文字が変わっている。
リンドウ・フレットより遅れてゲームに巻き込まれているが、二人に並んで何故か死なぬまま死神のゲームに巻き込まれてしまっていた。孤独に過ごしていたところ、ある縁からリンドウのチーム・ツイスターズに参入する。
推し活に全力を尽くし、邪魔をされるとおかしなテンションになってしまうが、そうでない時は喋り方以外はまともな常識人。人の心の動きを見極めるのが得意であり、ギスギスしてしまったり暗い雰囲気になってしまったときには、その場の緩衝材を買って出てくれる。
実はミナミモト(外見年齢)の1コ上。
固有サイキック:《ダイブ》
他者の心に飛び込む能力。シンクロしてパーティーメンバー全員で乗り込むこともでき、人に取り憑いたノイズをバトルで排除することができる。ド直球で対象の深層心理を読み取ることができてしまうため、たまに見ていて精神的に辛くなる人の心に直面してしまうこともある。
- ミナミモト
CV:藤本隆行
「0か1かだ 生きるか消えるか」
「ゼクトグラムども 生き残りたいか?」 - まさかのプレイアブルキャラ昇格を果たしたゼタ様。本作では意味深にフードで顔を隠しているが、その目的は不明。
前作では意味不明な言動を繰り返し「協調性が無い」と堂々と評価されていたが、別にそのへんが改善された素振りも特になく、あまり要領を得ない成り行きでチーム・ツイスターズに参入する。
まともに会話をする気もあまり無いようだが、死神ゲーム経験者(しかも死神側)だけあってバトルやミッションでは非常に頼りになる。
何らかの思惑があって行動をしている様子だが……?なお途中離脱キャラであり、最終パーティーメンバーには残らない。クリア後、ある場所で出来るメンバー入れ替えによって再度メンバーにすることができる。
- ネク?
- 物語中盤でUGに現れる謎の人物。サイキックの扱いは初めてでは無さそうだが、参加者でも死神でもないらしい。3年前、渋谷を消滅から救った伝説のサイキッカー・ネクなのではと考えられ、参加者・死神双方から追跡を受けることになる。
- シイバ
CV:濱野大輝
「渋谷の民よ 新しいゲームが始まった」
「ごきげんよう渋谷の民よ ゲームマスターシイバだ」 - 本作で敵対することになる、渋谷のゲームマスター。不遜な態度とホスト風のファッションが特徴。参加者が熱いゲーム展開を繰り広げることを常に期待しており、鼓舞させるように毎日ゲームの開始と結果報告の映像を配信する。
元は新宿の死神だったが、あることから数人の死神を引き連れて渋谷に移り、その後1年足らずでトップまで上り詰める。別格のサイキック能力を持ち、周囲には誰も逆らう者がいない。
関連動画
関連リンク
関連項目
- 6
- 0pt