黒嵜菜々子(くろさき ななこ)とは、日本の女優、アイドルで、アイドルグループ『peel the Apple』のメンバー。所属事務所はプラチナムプロダクション。前事務所はアミューズ。
概要
2003年5月16日生まれ、東京都出身。T160、B86-W58-H87、Dカップ。靴のサイズは23.5㎝。
2015年に開催された「第6回Sho-Comiプリンセスオーディション2015」でグランプリを獲得。アミューズに所属した。2016年8月に行われた、アイドルグループ『さくら学院』の舞台公演『秋桜学園 合唱部』において、メンバーの岡田愛のダブルキャストを3日間担当。 その後、テレビドラマやJ-POPのミュージックビデオに出演した後、2019年3月をもってアミューズを退所。
2019年4月に現事務所のプラチナムプロダクションに入り、8月から活動を開始。同事務所のアイドルグループ『26時のマスカレイド』(通称ニジマス)の新メンバー募集オーディションに参加するため、MixChannelで生配信を開始。 生配信は初体験にも関わらず、開始3日目の2020年1月1日にニジマスオーディション事務所枠の1位となり、開始5日目の2020年1月3日にMixChannelのライバー(配信者)全体の1位となった。
以後、「みんなの期待に応えて恩返しをしたい」とニジマスオーディションで暫定1位を守り続けたが、1月14日から1月16日にかけて行われた期間限定イベントの最後の3分の視聴者による壮絶な課金合戦の末に3位に陥落。「こんなに課金させちゃって悪い気がする」「もう順位にはこだらない」と発言。 最終的には4,193,655ptで、プラチナムの事務所枠で3位、一般枠を含めても4位で通過し、2020年2月6日のニジマスのライブで発表された10人のファイナリストに選出された。
2020年6月22日に行われた、新メンバー発表では、親友の中村果蓮が選出され、我がことのように喜んだ。 2020年7月16日に新アイドルグループ『peel the Apple』(略称PtA)の結成が発表され、他のファイナリスト7人とともにメンバーとしてお披露目のYouTube生配信に参加した。
2021年ごろからはグラビアアイドルとして、週刊プレイボーイや週刊ヤングマガジンなどの紙面を飾る機会も増えている。また同年5月30日放送の「サンデー・ジャポン」では「日本一告白されまくりJK」として紹介された。
人物
- 好きな食べ物はいちご、トマト、カルパス。好きな色はパステルカラー全般。
- 好きなアイドルは『26時のマスカレイド』と『さくら学院』。『TWICE』も大好き。TWICEの推しはモモ。
- 好きなドラマは『今日からは俺は!』『35歳の女子高生』『ドクターX 〜外科医・大門美知子〜』
- 好きなアニメは『鬼滅の刃』
- アディダスが好きでよく着ている。ほかに、ナイキ、スラッシャー、バンズがお気に入り。
- ほっぺたが柔らかく、よく伸びる。
- カラオケのレパートリーは、昭和の松田聖子から平成のアニソン、令和の洋楽まで、幅広い。
- 歌うのが大好きで、生配信中もアカペラでずっと歌っている。
- ダンスも好きで、生配信中もすぐに踊り出す。
- モノマネが大好き。得意なレパートリーは、黒柳徹子、野球場のウグイス嬢、クレヨンしんちゃんなど
- 腹話術も少しできる。カワウソの縫いぐるみ・ゴン太に喋らせるのだが、ゴン太の好きなものが菜々子とまるで一緒という問題がある。
- さくら学院父兄(ファン)の間では、同学年である麻生真彩のモノマネが似ていると評判。そもそも、顔も似ている(本人も「よく真彩に似ていると言われる。目を隠すと真彩」とのこと)。
- ハングルが読み書きできる。ときに韓国語や英語で自己紹介することもある。配信で韓国語講座をすることも。
- 野球、サッカーなど球技全般が好き。兄も野球選手で、幼い頃から一緒にキャッチボールしてきた。
- 身体能力が高く、高校の体力測定では、全項目が最高レベル。ただし、握力がやや弱点らしい。
- クラスの中でも走るのが速いので、リレー選手に選ばれるが、「走るのは好きじゃない」と。その割に、男女混合リレーでバトンを男子に渡す話を目をキラキラさせて語る。
- 初恋は中1のとき。とても可愛い恋バナだが、ここには書かない。配信を見よう。
- 3人兄弟で兄と妹がいる。また、犬を飼っている。趣味は野球と野球観戦。好きな球団は巨人。好きな選手は阿部慎之助であったが、引退してしまったので「キャプテンの坂本くんに任せる!」とのこと。→その後、坂本勇人選手に本格的に推し変した模様。
- 前事務所時代からの友人である「ゆいゆい」こと元ちゃおガールの植村友結とは、同学年でもあり非常に仲が良い。生配信中も植村がLINE経由で乱入してくることがある(恐らくアミューズはMixCannelは禁止であるため、ログインせずに配信を見て、LINEで黒嵜に絡んでいる)。植村のインスタライブに黒嵜が登場することもある。やはり同学年の国本梨紗(アミューズ所属)も含めて仲良し3人組であるらしい。
- 現在のプラチナムプロダクションでは、小浜桃奈と仲が良い。
- ニジマスで好きな曲は『ハートサングラス』。生配信中に歌うだけで無く、BGMとして流しながらほぼフルで踊ることもよくある。
- ニジマスオーディション中のMixChannnelの生配信で「アイドルだったことはありますか?」と質問され、「3日間だけ。さくら学院というところに…」と消え入りそうな声で応えた。もちろん、黒嵜菜々子がさくら学院の正規メンバーであったことはないが、2週間におよぶ舞台の練習期間も含めて、メンバーからもファンからもメンバー同然に扱われたことが貴重な経験となったようである。
- 生配信中でも、さくら学院の『FRIENDS』や『message』をくちずさんでいることがよくある。
- 飽きっぽい性格で、ピアノ、ギター、ダンス、体操、新体操などいろいろやったが、長続きしなかった。しかし、芸能界の仕事だけはずっと続けられており、「演技をすることが好きだし、人前に出ることも好きなので、30歳、40歳までかかってもいいから、売れるまで続けたい」と語っている。
- MixChannelの配信者の中にも、ファンが多い。黒嵜自身も、多くの配信者を回ってコインを投げ続け応援したこともあるが、ファンの上位にニジマスオーディションのライバルたちがいたり、ほかのオーディションの参加者が応援に来ることもある。
生配信スタイル
- MixChannelの配信は、歌ったり、踊ったり、メイクをしたり、野球クイズやイントロクイズをしたりと非常にバラエティに富んでいる。毎日の配信で視聴者が飽きないようにプランを練っている。
- 年越し生配信で、年越し蕎麦を食べるモグモグ配信をしようとしたところ、家族に食べられてしまったため、激辛のニュータンタンメンの配信をレポート。辛い辛いと言いながら完食。以後、飲食しながらの配信も多い。
- 配信しながら、髪型を変えたり、メイクをしたり。いまどき女子高生の飾らない姿が見られる。
- 生配信中で、歌っていることが多い。あまりに熱唱するため、視聴者も「近所迷惑では」と心配していたが、ついに黒嵜家では23時以降の歌唱が禁止となった。
- 「すっぴんでも可愛い」「メイクはいらない」といくら視聴者が呼びかけても「黒嵜は背伸びしたいんです!」とメイクをしたがる。
- 日常生活では、自分のことを「黒嵜」と呼ばないのに、生配信ではなぜか「黒嵜と言ってしまう」と植村友結に相談していた。
- ガムテープが万能アイテム。スマホを縦や横のポジションで固定したり、自分のプロフィールを書いた画用紙を背景に吊したり、セーラー服のエンブレムを学校がばれないように隠したり。
- 生配信の相棒は縫いぐるみのカイリューとカワウソ(ゴン太)。よく抱きしめられているゴン太になりたいという声も多いが、話がのって興奮すると机に叩きつけられたりする。
- 『セーラー服を脱がさないで』が好きと発言し、そこから自分で思いついて中学のセーラー服を着用。視聴者のリクエストで秋桜学園で合唱した『COSMOS』や『FRIENDS』を歌ったり、大好きな『今日から俺は!』の主題歌『男の勲章』を歌ったりした。『セーラー服を脱がさないで』も振り付きで歌ったが、『おニャン子クラブ』は知らなかったようだ。
カラオケのレパートリー(一部)
- 『貴方解剖純愛歌~死ね~』(あいみょん)
- 『マリーゴールド』(あいみょん)
- 『猫』(DISH//、あいみょん)
- 『Y』 (C&K)
- 『赤いマフラー』(井上苑子)
- 『ハナミズキ』(一青窈)
- 『点描の歌』(井上苑子)
多彩な企画
- 『黒嵜デミー賞』と称して、視聴者から寄せられた「甲子園に行けなかった先輩を慰める」「コンビニの店長に告白するアルバイト女子」「部屋に帰ったら知らない人がいた」「魔王と戦い必殺技」などのシチュエーションに合わせて次々と即興芝居を繰り広げる。これは、さくら学院が毎年行う『さくらデミー賞』という、メンバーが即興芝居を競うイベントにヒントを得た企画だが、視聴者の無茶振りに次々と応えるサービス精神はある意味でオリジナルを超えている。
- モノマネタイムは、視聴者のリクエストに合わせて、なんでも果敢に挑戦。知らないお題はiPadで検索して、その場で真似てみせる。もっとも得意なのは、野球場のウグイス嬢。その場で詳細な設定を考えて選手交代などをアナウンスする。アナウンスには「中林くん」がなぜか頻繁に登場する。
- カラオケタイムも、視聴者からのリクエストに応えるが、知らない曲もどんどん検索したりメモったりして、覚えようとする。
- イントロクイズも次第に構成が凝ってきて、ドラムロール入りで、各楽曲をテンポ良く流し、回答が早かった視聴者を記録して、順位を競わせる。上位入賞者には、その場でメッセージを書いて送る。
- 「ラッパー黒嵜」では、「生まれた5月は菜の花が咲く季節だから菜々子」と名前の由来を明かした。
点描の唄
生配信の締めくくりに、井上苑子の『点描の唄exit』をエンディングテーマとして歌う。賑やかな配信の最後のしっとりとした歌声に「まるで良くできたバラエティ番組のエンディングのようだ」とある父兄は評した。
この曲は、2018年の映画『青夏 きみに恋した30日』の挿入歌としてMrs. GREEN APPLEのボーカル大森元貴が作詞・作曲し、井上苑子とデュエットしたもの。井上苑子のアルバムにもソロバージョンが収録された。
お互いに好意をいだきながら、結ばれない運命にある男女の切ない想いを「出逢えて幸せです」「時間が止まればいいのに」と語る歌詞が、黒嵜菜々子と視聴者の絆の純粋さを象徴しているかのようで、聴く者の涙を誘う。
エピソード
あんみつ検事の捜査ファイル(2)~白骨夫人の遺言書~
初めて、オーディションで勝ち取った仕事だった。当時の担当マネージャーは泣いて喜んでくれた。
苛められっ子の話で、頭から牛乳をかけられる役柄を演じた。実際には、かけられたのは牛乳ではなく入浴剤だったが、角度を変えて合計8回も撮影した。あまりの冷たさに、最初にかけられたときは「ヒっ」と思わず言ってしまった。撮影当日は雨が振る寒い日で、「風邪を引くかと思った」とのこと。
「バシャッ」とかけられる度に、スタッフが「寒いよね」と駆けよってくれて、撮影場所は田舎の廃校を改装した所で、シャワーもあったが、大変だったようだ。 それでも、オーディションでとった仕事には、強い責任を感じてやり抜いたと言っている。
秋桜学園 合唱部
『秋桜学園 合唱部』は、アイドルグループ『さくら学院』のメンバー12人と卒業生の堀内まり菜/佐藤日向のダブルキャストの計13人によって演じられたが、中等部2年の岡田愛が進学模試で出られない3日間のダブルキャストとして、黒嵜菜々子が出演した。作品内では、さくら学院の楽曲とダンスが複数使用され、岡田愛が中心となって教えた。岡田は黒嵜について、「踊り慣れているさくら学院のメンバーの中に、ダンスも歌も初めてで、本当に大変な中、真剣に練習して、分からないところは質問し、真面目で責任感がある」と語った。
後に黒嵜はこれについて、「秋桜学園はほんとうに辛かった。でも、そこにいられることが幸せで、幸せで…」と生配信で語った。 小5で芸能界の仕事を始めたが、それまでは指示通りにやるだけで熱意もなかった。しかし、秋桜学園の厳しい環境の前に「監督に何度も怒られたし」「どん底に落ちた」「秋桜学園を辞退しようと思った」。 しかし、母親から「やれるだけやってみたら」と励まされて、そこから頑張ってやり抜いた結果、「指示通りじゃ駄目だ」「自分の意志がないと」「演技をすることが好きだ」「この仕事をもっと続けたい」と思えたという。
千穐楽 舞台挨拶「1000年」発言
最後の出演の日、黒嵜菜々子は舞台で次のように挨拶した。「本当にありがとうございます。そして、一昨日の感想でも言ったと思いますけど、さくら学院の父兄さんは絶対間違っていないです! この、さくら学院は素晴らしいです。だから、1000年くらい応援してください!」
あまりの真摯さに会場からは微笑が漏れ、佐藤日向が「(この子は)天然なんです!」とフォローを入れた。
千穐楽 ミーティング挨拶
また、終演後のミーティングでは次のように挨拶した。 「本当にこんな機会を貰えて、みんなが支えてくれて、私も元気が出たし、さくら学院のことが大好きになったし…」 「とにかく、みんなのあったかい支えがあったから、私もこの舞台に立てたのかなと思います。最後までありがとうございました」と述べた。
ここでも佐藤日向が、涙を流す黒嵜に「今回できた絆は絶対消えないから大丈夫だよ」と声をかけた。 後に生配信で佐藤日向について質問された黒嵜菜々子は、ラブライブ!が大好きなので、佐藤日向がラブライブ!声優になって本当に嬉しかったと述べた。(参考:佐藤日向のTweet)
DVDコメント
秋桜学園 合唱部DVDのワイプコメントでは以下のように述べた。 「上杉桃香という役は明るくて、三バカトリオみたいな感じでいるんですけど、私はみんなから静かで大人しいって言われて、ネガティブとも言われて、自分でできるかなと思ったんですけど、監督とかみんながテンションをあげてくれて、私も明るくやれたと思います。先輩たちとか中等部の子の支えがあったから、ちゃんとできたんだなと思います。さくら学院というのは、楽しいんだなと思いました」
アミューズ退所からプラチナム入り
- ニジマスオーディションに参加した理由のひとつは、前述のさくら学院の舞台公演『秋桜学園 合唱部』に出演したこと。約2週間の全公演のうち3日間の出演だったが、そこで人前で歌って踊る楽しさを知り、「もっと、ここにいたい」と感じたという。
- 秋桜学園後、頑張っていくつかの仕事を経験したが、大きな挫折を味わい「どん底に落ちて」アミューズを退所した。しかし、原宿に行くたびに熱心にスカウトしてくれるプラチナムのスカウトマンがいて、「頼りにしてくれる人がいるなら」と再び事務所に入ることを決めた。
- アミューズ退所が明らかになったときに、複数のさくら学院父兄がTwitterで「ショックだ」と書いているのを母親が見つけて教えてくれた。自分が辞めてショックだと言ってくれる人がいたことも、芸能界に復帰した理由のひとつだという。
関連動画
関連チャンネル
関連リンク
- 黒嵜菜々子プロフィール(株式会社プラチナムプロダクション)
- 黒嵜 菜々子【Peel the Apple】Twitterアカウント
- 黒嵜菜々子(クロサキナナコ) Instagramアカウント
- 黒嵜 TikTokアカウント
- 🐷黒嵜菜々子【PeeltheApple】 MixChannel
関連項目
- 4
- 0pt