All the Mods 10とは、MinecraftのMODパックの1つである。
概要
All the Mods 10について解説するにあたり、いくつか説明すべきことがある。
MODとは?
MODというのは、元のゲームに対して改変を加えるサードパーティのコンテンツのことである。Minecraftであれば、新しいアイテム・鉱石・敵を追加したりする。
ただ、このMODを1から作ると、様々な問題が発生する。例えば、他のMODと改変箇所が重複してしまい衝突するとか、そもそも開発にあたってどこから取り掛かるかわからないとか。そんなわけで、一般的には後述するMODローダーというものを使う。
MODローダーとは?
MODローダーというのは、先述したMODを体系的に読み込むためのライブラリである。こいつ自身はMinecraftを直接改変するが、MODローダーを介して読み込まれるMODは直接Minecraftを改変する必要がなくなる。
また、MODローダーはお作法を提供するため、それに従って書けばMOD製作者は1からMinecraftの全体を理解しなくてもよくなる。このため、実装のコストが大幅に低下する。
NeoForgeとは?
NeoForgeというのは、先述したMODローダーの1つである。1.20.1時代にもともとあったForgeというMODローダーから分派したMODローダーとなっており、ForgeとNeoForgeの間には現在互換性はない。
旧作のAll the Mods 9ではForgeのMODローダーを用いていたが、今作からはNeoForgeを用いている。
MODパックとは?
MODパックとは、様々なMODやデータパック等を詰め合わせた、一貫したゲーム体系を遊べるようにしたものである。このMODパックは大小さまざまである。
All the Mods 10について
All the Mods 10は、Minecraft 1.21.1をベースに、NeoForgeのMODローダーを用いて構築されたMODパックである。このMODパックは、非常に大型である。
大型といってもピンとこないと思うので、MOD数を述べておくと、バージョン4.14時点で479個である。といっても、本質的なMODが479個もあるわけではない。例えば、他のMODからライブラリ的に呼び出されることを想定したMODというのも存在するためである。
というわけで、メモリ要求量も非常に多い。最低でも6GBは必要で、12GB以上が推奨である。
また、「10」とあることからわかる通り、これはシリーズものである。
- All the Mods - 1.10.2
- All the Mods 2 - 1.11.2
- All the Mods 3 - 1.12.2
- All the Mods 4 - 1.14.4
- All the Mods 5 - 1.15.2
- All the Mods 6 - 1.16.5
- All the Mods 7 - 1.18.2
- All the Mods 8 - 1.19.2
- All the Mods 9 - 1.20.1
- All the Mods 10 - 1.21.1
- All the Mods 11 - 26.1.2
なお、All the Modsシリーズには、しばしばメインとなるこれらのほかに、スカイブロックをベースにしたものもある。All the Mods 10に対応したスカイブロックのMODパックの名前は「All the Mods 10: To the Sky」である。スカイブロックにするにあたり、いくらかの調整が追加でなされている。
また、先述した通り、非常に多数のMODを用いる都合上、要求メモリが非常に多い。このため、MOD数などを削減したものもある。All the Mods 10に対応した軽量化MODパックの名前は「All the Mods 10 Lite」である。
ほかにも、All the Mods 10には派生となるMODパックが作られている。具体的には以下の2つがある。
一部の強すぎるMODには弱体化の調整が入ったり、ほかにも他のMODとの依存関係を増やしたりするよう調整されている箇所もあるが、大まかにはMODそのままの流れで遊ぶことが可能である。
クエスト
All the Mods 10の最終目標とされているのが、このMODパック独自の要素であるATMスターの作成である。しかしながら、多数のMODに熟知している人だけとは限らないため、道しるべとなるクエストが用意されている。
クエストには報酬が用意されており、達成すると受け取ることができる。このクエストには、達成順序が規定されており、前のクエストを完了してからでないと後のクエストを達成することはできない。といっても、普通は前のクエストが完了しないと後のクエストに取り掛かれないことがほとんどであるが。
ATM10では、例として以下のクエストラインが用意されている。
- 「序の章」へようこそ! - 原木を1つ手に入れる
- これを達成すると、たいまつ4個とステーキ4個が手に入る
- マインクラフトのクラフトを楽しもう! - 作業台を1つ手に入れる
- 最初のツルハシ - 木のツルハシを1つ手に入れる
- 石器時代 - 丸石系を16個とかまど1つを手に入れる
- 金属時代 - 鉄インゴット1個と銅インゴット1個を手に入れる
- 鉄のツルハシ - 鉄のツルハシを1個手に入れる
- ダイアモンドを発見! - ダイヤモンドを1個手に入れる
- ネザーへの旅立ち! - 黒曜石10個を手に入れ、進捗「さらなる深みへ」を達成する
バニラに関連するネザーへ到達するまでのクエストラインを抜き出すとこのようになっている。
このようなクエストラインを進めていくことで、Minecraftの世界やMODの内容について理解を深めていくことができ、最終的にATMスターを作成する助けとなるだろう。
クエストラインとは
クエストラインとは、このMODパックを攻略するにあたっての、一連のクエスト群である。例えば先述のクエストラインは「チャプター1: 序の章」の一部である。
クエストラインにおいては前後関係があり、後のクエストを達成しても前のクエストを達成しない限り達成できない。この場合、前のクエストを達成すると同時に後のクエストも同時に達成することになる。
これらのクエストラインは、大きく分けていくつかのグループがある。
- メインのクエストライン群
- これは、メインとなる各種クエストライン群である。チャプター1からチャプター4まである
- 便利ツールやこのMODパックの紹介
- このAll the Mods 10自身の紹介・建築に使える様々なブロック・一部の便利なツール(ジェットパックなど)の紹介がある。これらは上記のメインのクエストライン群より前にある
- 各種大型MODのクエストライン群
- このAll the Mods 10には様々なMODが入っているが、初心者はそれらの使い方がわからないことが多い。このため、それをサポートするためのクエストライン群が充実している。例えばArs Nouveauという魔術MODであれば、まず本を作って、初心者のスペルブックと呼ばれる魔術書をクラフトするところから始めることになる。その後各種アークウッドの原木(クエスト名はアーチウッドの原木となってるがこれは訳語不統一)を集め、スクライブテーブルをクラフトして、各種グリフのクラフトを行っていく、といった具合である。ただし、メインのラインはアークウッドの原木を集めた後、さらに先が続いている。私もArs Nouveauに関しては詳しくないので何も言えない。
- 「ようこそ」クエストラインにある「All the Mods 10へようこそ!」というクエスト
- 「Iron's Spells 'n Spellbooks」クエストラインにある「冒険の時間!」というクエスト
クエストラインがあるMOD(4.14時点)
- Artifacts
- ミミックを倒して、特殊効果のあるアーティファクトを入手・研究するMOD
- Mahou Tsukai
- 魔法陣に触媒を置いて魔法を使うMOD
- Relics
- レリックを追加するMOD
- Silent Gear
- 武器防具のカスタマイズを追加するMOD
- 基本的なストレージ
- Sophisticated Storage・Sophisticated Backpacks・Functional Storageの3種類のMODに関するクエスト。一部バニラのストレージも含まれる
- Applied Energistics 2
- 自動クラフト機能を含んだ大規模な倉庫のためのMOD
- Refined Storage
- 自動クラフト機能を含んだ大規模な倉庫のためのMOD。先述のAE2との違いは、序盤に始めることが容易であること、高度なことをやるにはやや力不足なことである
- 基本的な物流
- Pipez・LaserIO、および他のクエストラインもあるIntegrated DynamicsとMekanismの物流部分を主軸としたクエスト
- Integrated Dynamics
- メンリルの木から樹液を抽出し、それらを加工して各種自動化を行うMOD
- Modular Routers
- ワイヤレスのアイテム輸送や、クリック代行などを行うMOD
- Pylons
- 収穫の自動化やモブのスポーンを阻止できるパイロンを作成できるMOD
- Apotheosis
- いろいろ追加するMODだが、ここではモンスタースポナー関係のクエストを取り扱う
- 食べ物と農業
- バニラ関係のものが多いが、Cooking for Blockheads・Farming for Blockheads・Aquaculture 2の要素などもある
- Hostile Neural Networks
- コンピュータにより、モブをシミュレートして戦利品を獲ることができるMOD
- Mystical Agriculture
- 各種鉱物等の資源を、農業により生産することができるMOD
- Productive Bees
- 各種鉱物等の資源を、ミツバチの養蜂により生産することができるMOD
- Productive Trees
- 様々な種類の木材を得ることができるMOD
- Create
- 歯車を用いて工業を行い、各種自動化を行うMOD。着手タイミングは序盤くらい(ネザー要塞見つけたらもう全部進められるくらい)
- Draconic Evolution
- 様々な高性能ツールを追加するMOD。エンドに行くことがスタートラインなので、だいぶ着手は遅くなる
- Immersive Engineering
- 様々なマルチブロック機械(発電機含む)を取り扱うMOD
- Industrial Foregoing
- 農業漁業系などの自動化のための機械を追加するMOD
- Just Dire Things
- 様々な便利機械を追加するMOD
- Mekanism
- これはクエストラインが2段階に分かれている。1段階目では基本的な工業(だいたい鉱石5倍化ラインくらいまで)を取り扱い、2段階目では核分裂炉・核融合炉・超臨界転移装置による反物質加工を取り扱う
- Oritech
- 様々なマルチブロックの機械を追加するMOD
- XyCraft
- ちょっとした便利機械を追加するMOD
- PneumaticCraft
- 空気圧を用いて加工を行うMOD
- RailCraft
- 鉄道関係の要素を追加するMOD
- Modern Industrialization
- これはクエストラインが4段階に分かれている。1段階目ではアナログ回路を作るところまで。2段階目ではそこから発電機を作り最終的にデジタル回路を作るところまで。3段階目では原子炉を作ったり核爆弾を作ったりすることができるようになり、4段階目で量子回路を作り、特異点などに至る
- 基本的なパワー
- 様々なMODの電力の伝達関係の部分を抜き出したもの。および電力の伝達関係の各種MOD
- Extreme Reactors
- 発電用の原子炉を提供するMOD
- 発電機とかまど
- Iron Furnacesという、各種かまどを追加するMODと、Generator Galoreという、各種発電機を追加するMOD
- Powah
- 大量の電気の生成・保存・送電のためのMOD
- Apothic Enchanting
- エンチャント関係の上限を引き上げるMOD。Apotheosisのエンチャント部分が独立したもの
- Ars Neuveau
- スペルブックを用いた魔法のMOD
- EvilCraft
- 血を用いた様々な魔術のMOD
- Forbidden & Arcanus
- 魔法陣を用いて様々な加工を行うMOD
- Iron's Spells 'n Spellbooks
- 呪文を用いた魔法を追加するMOD
- Nature's Aura
- Auraを用いて補充する魔術MOD
- Occultism
- デーモンを用いて様々な加工等を行うMOD
- Theurgy
- 物質の変換等、錬金術の魔法を扱うMOD
- The Bumblezone
- ミツバチの巣の中のディメンジョンを追加するMOD。その特性から、クエストライン序盤に警告が書かれているので、苦手な人は注意
- L_Ender ‘s Cataclysm
- 7つのボスを追加するMOD。このクエストラインでは、それらの討伐に挑む
- Deeper and Darker
- ディープダークを拡張し、Othersideと呼ばれる新しいディメンジョンを追加するMOD
- Eternal Starlight
- 常に夕方の世界である、Eternal Starlightと呼ばれる新しいディメンジョンを追加するMOD
- Ice and Fire
- The Otherと呼ばれるディメンジョンに、いくつかのモブを追加するMOD
- 黄昏の森
- 黄昏の森と呼ばれる新しいディメンジョンを追加するMOD
- The Undergarden
- Undergardenと呼ばれる新しいディメンジョンを追加するMOD
特殊なコマンド
- /sethome [ホームの名前] - 拠点の名前を設定することができる。デフォルトの設定では設定可能な拠点数は1である
- /home [ホームの名前] - 指定した名前の拠点に直ちにワープする。迷子になったときなどに直ちに拠点へ帰宅することができる。当然だが、ワープ系コマンド全般にはクールダウンが設定されており、乱発できないようになっている
- /spawn - 初期スポーン地点へ直ちにワープする
- /rtp - ランダムな地点へワープする。新しい地域の探索などに用いるとよい
- /ftbteams - マルチプレイなどでチームを管理するために用いる。チーム内でクエストの進捗は共有され、誰かがクエストを達成したら全員が報酬を受け取れる
これらのコマンドは、コマンド使用を明示的に許可していなくても使用が可能である。これらのコマンドは使用することが大前提になっていると思って差し支えない。特に、各種ダンジョンを探してボスを討伐するクエストを進めるには、探索していくために積極的に使うとよいだろう。
とはいえ、設定可能な拠点数は1なわけで、あちこちテレポートするには心もとない。後半になると、WaystonesというMODで作れるWaystoneを設置することでWaystone間でテレポートが可能になる。これを活用することにより、一度訪れた場所へ再度訪れる際には、設置したWaystoneへテレポートすればよくなるため、探索がはかどることになるだろう。
チャンクの保護
All the Mods 10では、様々な設備を構築するが、Minecraftには、クリーパーなどの拠点を破壊する敵が多数存在する。これらに対して、チャンクの保護を設定することで、自分自身やチームメイト以外によるチャンク内の変更を阻止することができる。
当然、敵Mobは自分自身やチームメイトではないので、チャンク保護でこれらが止まる、というわけである。なので、拠点周囲の保護は忘れずに行うとよいだろう。
なお、1チャンクはX方向・Z方向に各16ブロックの範囲のことである。チャンクの座標は16の倍数の地点からそれぞれプラス方向に15を足したところまでとなっている。工場を作成する際には、チャンクの読み込み等を考慮し、このチャンク境界を意識すると、様々な問題を回避するために役立つだろう。
保護したチャンクについては、強制的に読み込むよう設定が可能。設定可能なチャンク数の上限はデフォルトの設定で25である。これを超える場合は、別のチャンクロードシステムを併用する必要がある。
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