『Deus Ex』(デウス エクス)とは、初期のUnreal Engineで作られたファーストパーソン・ロールプレイングゲームであり、後に続くDeusExシリーズの初代タイトル。2000年6月22日発売。
ゲームのタイトルの由来は 「デウス・エクス・マキナ」からきており、
- 物事を自分の好みの方法で強引に解決できる自由度の高いゲーム性
- 世界を大きく左右する存在になるプレーヤーの立ち位置
- オーグメンテ―ション・人体拡張技術による人間と機械の融合、そしてその先に待つ未来
などの複合的な意味合いが込められている。
概要
作者はウォーレン・スペクターで、過去に『SystemShock』シリーズや『UltimaUnderworld』などの開発に携わった、アメリカでは著名な人物である。 本作は様々なゲーム・オブ・ザ・イヤーを受賞した。このゲームの時代設定は西暦2052年であり、映画『ブレードランナー』のような荒廃した未来像を描いている。
このゲームの大きな特徴は「行動の自由」であり、与えられたミッションをいかにして解決するかはプレイヤーの意思に任されている。邪魔であれば敵を殺して突き進んで行く方法や、殺さずに密かに潜入して『ステルスゲーム』のようにミッションを解決するという方法も取れる。
また、主人公を育成し、それを任意のスキルに割り振って向上させたり、ナノテクノロジーを駆使して作られた身体機能を上げる強化装備「オーグメンテ―ション」を適用したりして出来る。光学迷彩やハッキング能力を強化したステルス行動重視のキャラクター、防御力とスピードを重視した攻撃重視のキャラクター、ジャンプ能力と可搬重量を強化して常に屋根裏やダクトから敵地に侵入する特殊キャラクターなど、育て方次第で自分好みのキャラクターが育てられる。
シナリオに関しては架空の話で構成されてはいるものの、実際に起こった事件や昔に存在した人物・団体などをオマージュとしている。
日本語版
2001年には、日本語版も発売された。しかしEidosの日本支社がキラータイトルとして懸命に翻訳したが、日本は家庭用のゲーム市場がメインであるためか、独創的なRPGが日本には受け入れられず、評価には至らなかった。Eidosは他の会社の傘下になり日本支社は無くなったので出荷数も多くはなく、日本語版を購入するのは困難な状況下にある。
このゲームは通常版の他、Game of the Year 受賞後に発売された GOTY Edition というものが存在する。これは、最新パッチをあてた状態の通常のゲームの他に多人数対戦モードを搭載し、サウンドトラックCDが付いてお得なパッケージである。また、これはWindows用のゲームであったが後にMacやPlaystation2などにも移植された。
また、2015年10月現在はSTEAM(ゲーム配信ソフト)にて698円で購入が可能である(下記の「関連リンク」参照)。ただしやはり英語版。
Playstation2においてはコンシューマ機におけるメモリ制限があるため一部要素、削除・変更された。また、PS2版においてはFPS(1人称視点)とTPS(3人称視点)に自由に切り替えられる。
続編
- 第二作 『Deus Ex Invisible War』 (邦題:『デウスエクス インビジブルウォー』) PC・XBOX
XBOX版は残念ながらXBOX360では動作しない。 - 姉妹編 『Project Snowblind』 (開発時の旧タイトル『Deus Ex:ClanWar』) PC・PS2
日本公式発売なし - 第三作 『Deus Ex:Human Revolution』 (邦題:『デウスエクス』) PC/PS3/XBOX360
邦題ではサブタイトルが省略されたため、本作と混同されやすい。⇒デウスエクス - 第四作 『Deus Ex:Mankind Divided』 (邦題:『デウスエクス マンカインド・ディバイデッド』) PC/PS4/XboxOne
第三作の続編
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- 0pt
- ページ番号: 4594139
- リビジョン番号: 2268840
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