ニコニコ大百科

『金田一少年』を先に読んでしまって例のトリックを既に知っていても、その痕跡をどう隠すかとかの種々の隠蔽工作は(当たり前だけど)こっちの方が圧倒的に優れてるので本格ファンは是非読むべき。
ていうか本格ファンならもう読んでるか…

にしてもいくら発表時は社会派が絶頂期だったとは言え、当時この作品が世間に受け入れられんかったとは全く信じ難い。

伝説の始まり

時子のホロスコープ書くと魚座なのは
ミスなのかわざとなのか未だに気になってる

削除しました

島田は自身もトリックのパクリで問題になった過去があるのもあって（「夜は千の鈴を鳴らす」）
金田一少年についてはあまり騒がなかった印象
ただ金田一少年は異人館村以外にも島田作品のパクリを指摘されてる話があったから釘を刺しておいたのは正解

某二階堂は自身の作品の方が後に発表されていて恥かいてたし、ある程度ネタが被るのはしょうがないとは思うけどな…

コナンの「ベイカー街の亡霊」の設定も島田の「切り裂きジャック・百年の孤独」から丸パクリしてるよな
オマージュって言えばそれまでだけど

>>6
さすがにそれはねーわ
無理矢理過ぎる

これタイトルが胡散臭いんだよな
中身はいいのにタイトルだけ見るとまともなミステリに見えん

タイトル買いした私は異端なの？
サマー・アポカリプスと並んであの時代を象徴する名タイトルだと思うの

なぜか犬山明治村に紙幅をかなり割いてて、地元民として驚いた。
当時、作者の印象に残ることでもあったんかな。

最初の手記さえ乗り越えればあとは段々面白くなってくるから
普段読書しない人にも出来れば読んで欲しい
登場人物多いからメモ取りながら読んだ記憶があるわ
探偵役の御手洗の性格も当時衝撃的だった

本文中で大々的に「読者への挑戦」とやってる渾身の大ネタを
どうでもいいところでつまみ食い的にパクられたら激怒する　当然

高校時代にマガジン読んでた友達が金田一見せながら
スゲースゲー言ってきたのにブチギレて原作のすごさを訴えたことあったわ。
そいつはその後、異邦の騎士を読んで号泣することになった。

金田一で見た
村で麻薬か何か作ってるの隠蔽するために女の子達殺したけど、一人生きてたから助けるために身体バラバラにしたーって話だったっけ
あんな一瞬であんな入れ替えトリックよく思いつくもんだと

>>12
その言い方は流石にかわいそう
島田の方はほとんどワンアイデア小説で、そのトリックに向けて話が収束していくのに対して、金田一の方はサスペンス的にリアルタイムで連続殺人事件が起きて、その大オチとしてあのトリックが存在する、さらに事件の原因となった過去の出来事にも絡んでいる
つまみ食い的に利用してるとは思わない

というか元のトリックにしても、10人が11人になるだまし絵とか、過去にまったく類例がないとも思えんけどね

実際にトリック盗作の件を訴えても、
裁判所からは「アイデアは保護されない」で一蹴なんだろうか
極めて独創性の高いトリックでもそれは変わらんのかね

最初の手記部分を乗り切るのは確かに苦痛ではある

あとはもうスーッと引き込まれる

なんせ石岡×御手洗のペアが出てくるからね
意外とホームズはすごかったよ…みたいなこと言う御手洗さんかわいい

占星術殺人事件も金田一少年も同じ講談社なんだから
内紛みたいなもんだよな。

これが別の出版社なら本当に裁判まで発展してたかもね

トリックのパクリについては追及すると
最終的にはあれもこれもパクリみたいな話になって
ミステリ界隈自体が閉塞的な状態になって誰も得しない

そもそも推理小説の大御所だって初期はこれただの
海外ミステリの翻案だろみたいなのたくさんあるし

よほどキャラクターや設定が類似でもしてない限り
追及すると自縄自縛になる

ミステリー業界ではお互いになあなあですませてたけど
ぶっちゃけ樹林は界隈の外部だったから、業界の発展にも
貢献してない奴が楽して上澄みだけとって儲けるなんて許せない
というあたりが本音じゃないのか？

問題なのは金田一の作者がただの小説家じゃなくて、元週刊少年マガジン編集長ってとこ
作家じゃなくて商業主義の権化だからプライドなんて無く、売れれば何しても問題なしというくらい厚顔無恥だったとしても驚かない
謝罪はしたらしいけど、内心舌出してても驚かない

>>18
あの場面いいよね…石岡くんの反応も良い

>>21
あの話の頃の原作者は金成陽三郎だし
樹林は週マガ編集長になったことすらないし
思い込みがすごい

島田が例の作品の件で謝罪をしたり、注釈を入れてないなら金田一少年だけがいつまでも責められる筋合いはないと思うけどな
坊主憎けりゃ袈裟まで憎い人までいて「トリックを抗議された時点で打ち切りにするべきだった」と言って金田一少年を断罪する人もいるけど、島田だって同じ界隈の人間だから大目に見てもらえただけだろう
オペラ座館の古典オマージュでさえそのままトリックを流用しているからパクリだと非難するなら江戸川乱歩の少年探偵団シリーズのルパンからの拝借の方が色々とアレだと思う

異人館村以外にも某事件の一部のトリックも島田の某作品からのパクリアレンジ疑惑があるから印象良くない人もいるだろうけど、パクリはこの作品だけが多いのか、責められないといけないのかはずっと疑問
某ライバル漫画も他作品からのものと同じっぽいトリックは幾つかあるし
まあ、自分も樹林はあまり好きじゃないけどね
流用したのが制作陣の中で誰なのかは知らないが

後、異人館村のトリックはトリックの肝まで占星術と似ていたから黒だけど、分断して組み合わせを変えると人数が変わる手法自体はトリックアートの方が先だから(人数が変わるパズルで検索すると出てくる)今年炎上したハルタの漫画の件は騒ぎ過ぎだと思った。身体の一部を集めて一体分+占い師は「三角窓の外側は夜」でもやっていたし

金田一少年の某事件が再ドラマ化された際はファミ探の映像化だと叩いている人もいたが、○○が塗り込まれていたというネタは古典からある。プロットの類似で剽窃扱いなら相棒の今シーズンの二話目は金田一少年の殺人と犯人の動機含めて話が似ていたし、コナンの月光も秘宝島と色々とトリックの一部も含めて被っている
別にそれらの作品がパクリかどうか、異人館村に問題がなかったという話ではなくて、>>20も言っているようにアイディアの模倣や類似なんて古今東西幾らでもあるから難しい問題なんだよ

いちいち騒動にならないだけで推理小説のトリック流用の前例は幾らでもあるだろうし、キャラ借用だって推理小説家も近代になるまで散々やってきたのに漫画の子孫設定に対しては非難する人も割と謎(そういう人に限って遺族と裁判になった某三世にはだんまりだし)

江戸川乱歩は少年探偵団シリーズでトリック以外もルパンから流用していたけど(二十面相=ルパン、瓜二つの話もある)、元ネタの小説が現代の日本でもあまり市民権を得ていないから現在でも偉人カテゴリとして作家の面子が保たれていると思う
昔は日本語が言語的に孤立していたから国内作家が海外作品の露骨なパクリをやっても問題にならなかっただけ(ルブランの方はホームズのキャラを借用してもプロットは基本オリジナル)

アイディアが著作権侵害になった例には電話ボックスがあるので(それ以前に既にブラウン管を水槽にする創作があったけど)、異人館村のトリック流用も実際に裁判をやっていたら著作権侵害として認められていた可能性もなきにしもあらずだけど

訂正　電話ボックス→金魚電話ボックス

この作品をネタバレ避けて読めたのは本当に幸運だったな
種明かしで心の底から衝撃受けたのはこれと十角館と女王国の城ぐらいだわ

島田荘司も「夜は千の鈴を鳴らす」のトリックが高木彬光の作品のトリックとの類似を指摘されて週刊誌記事にまでなっているらしいけど、その記事が掲載されたのも文春？

初めて読んだけどさ
主人公二人ってホモなの？