ニコニコ大百科

>>149
それは同意できないな。
クェスを殺したハサウェイとチェーンを殺したハサウェイでは全く違うよ。まず、ハサウェイにとっての敵(悪)はチェーンであって、それを殺したことが仇を討つという形になるのだから自責の念はないと思う。
しかもベルチルだとMAを落とした功績によって責任がないどころか英雄扱いになってそのギャップに苦しむという形になっているのに、味方を落とした反逆者となる以上は責任問題になるし、表舞台には立てないよ。ブライトも。

責任問題なんかは、不祥事起こしてもバリバリ表に出てる連中が連邦ジオン双方にいる時点で、幾らでも隠蔽できるのだろうし、戦闘時の混乱で恐らくばれない可能性が高い（マフティーの処刑も秘密裏に行われようとしたし、マフティーの正体バレも結局連邦の打算だし）。

ぶっちゃけ、ブライトを消したい側はハサウェイをダシに失脚させるし、ブライトを重要視したり連邦のメンツを重視する側はハサウェイの行為を隠蔽する。

ただチェーン殺したハサウェイがマフティーになるか？って言われると心情的に怪しい気がする。

確かにそうか、ブライトを連邦に繋ぎとめるため利用するとも考えられるね。
ベルチル版だとクェスを自分の手で殺めたけど、富野的なアムロのオマージュだとすれば憑りつかれるのも妥当。
だけど劇場版だとクェスの恨みをチェーンにぶつけてスッキリしてて、むしろチェーンの事で悩むじゃないか？と思うんだよな。
でもハサウェイにとってはOTチェーンは特別な存在ではないし、チェーンが憑りつくとは思えない。

あとメタ的な事を言えば、劇場版→閃光になるとチェーンの扱いが非常に難しい。出したら物語の根幹のクェスが非常に薄くなるし、出さなければ殺したのに罪悪感ないのかよとなるし劣化は避けられない。

冨野作品のキャラって大抵、身内の死はトラウマになったりして気にするけど、ちょっと顔見知り位の距離感の他人の死や、殺した罪悪感は長続きしないドライさがあるって感じだし…。

クェス殺したチェーンを殺したこと（軍規違反や仲間殺し含めて）に対してさして罪悪感はないが、アムロには多少負い目がある、とかでも特に違和感は感じない。

犯した罪を多少気にしつつも、結局棚上げして都合のいい保身を行うこと自体は「人間ってこういう生き物」って冨野らしさを感じるし、自分がキャラに善人であることを求めてないのもあるが。

本当にスパロボVどうなるんだろう、最近機体だけ参戦ががっつりストーリーに入ってくるからなぁ

>>154
理解はできる。富野の作品では不純なキャラ多いし。
ただ閃光に出るハサウェイって純粋で高潔で潔癖でナイーブだから鬱になるし、行き過ぎて革命家を目指すんじゃないの？。
罪悪感がないとか、多少の負い目としか感じない器用な生き方ができるキャラだったら鬱にならないだろうし、シャアとアムロの意思を継いで革命なんて大それたことしないと思うよ。

ハサウェイのセリフに無かったっけ、自分は凄い物を見過ぎたみたいな。ブライトもミライも革新者の血筋では無かったということだろうが、そんな凡百のベンチマークこそ「マフティの乱」という異色作の存在意義として成立している

ペーネロペー＆レーンがＰＶに出たか、ケネスもいたらキルケーユニットがマーサ達に使われそうな予感

これはシナリオで銃殺刑までやるかもしれんな…
もちろん原作の様な末路じゃなくて、敵に濡れ衣着せられた結果とかで
そんでギリギリのとこでブライトとアムロが助けに来るという

シナリオが予測つかんよなあ、ＵＣの再現はある程度ありそうって感じだから
ペーネロペーとかもＵＣ計画の系列か同時期開発の機体って関連付けになりそうだが

ガンダムの発注はどこがするんだろうか、実は「ちょっと未来のハサウェイ（マフティー）」でドラゴンボールの未来トランクス状態だったりしないよな
シナリオで意図的に各キャラの時間経過がめちゃくちゃになりそうだから

この手のテロリストがスパロボで主人公たちと共闘とか世も末だなぁ。
アムロ達は間違いなく倒す側だし。
アムロがネオジオン兵に向ける台詞がまんまハサウェイたちテロリストに言えるってゆー・・・

>>161
Wや00が自軍で参加するスパロボでいまさら何言ってるんだ。
今までだって自然に共闘するようにスパロボ補正かかってるんだから、
そこにケチつけるのは野暮でしかない。

と言うか、今回のハサウェイは…。ネタバレになるからやめておくか

元から冨野作品では、主人公は正義の味方ではなく、軍人もテロリストもどこか人として狂ってしまった同じ貉の人殺し共で、敵も味方もブーメラン合戦やん。だがそれでいい。

0083の残党に比べればまだ大儀は分かる部類だけどね、テロリストには変わりないが

>>162
その二つもだいたいは劇場版設定だけどな
やっぱり気を遣う設定だわ反体制側が主役のロボアニメって

懐かしいなー。読んだのは中学生の頃だったな
中巻が中々出ずにヤキモキした記憶だがWikipedia見たら上巻から
1年近く経って発売されたんだな
当時の自分には刺激が強かったがまた読んでみるかな

結構アニメ化を望む声聞くけど逆シャアじゃなくてべルチルの設定を受け継いだ作品で結末も銃殺刑のバッドエンドって時点でアニメに向いてない気がする・・・

ストーリー見てたらケネスさんが一番悲惨な気がするわ
マフティーの意図がわかり連邦が腐敗していることを知りつつも否定できないが立場上やむを得ず交戦
捕獲したマフティーがハサウェイだったのをブライトさんにせめて気付かせないために隠して処刑したのも関わらず連邦の身勝手な報道でブライトがハサウェイを処刑したことにしてるし
そういえばその後ケネスさん連邦軍から辞職してるけどレーンくんの後日談ってあったっけ？

>>168
鉄血があれだけ賛否両論になってるのをみると無理だなって思うわ
こっちは更にMS戦少ないし決着もバリヤーだし叩かれまくってるダインスレイブと大差ない
そして結末は世界は何も変わらず誰も救われずで徹底的に救いがない
原作が既にあってそこまで長くならない分、徒労感はないだろうがそれでも一般受けは絶対しない

せやね、主人公がわりと単純に勝利するお話以外は嫌いな多いみたい
これは敗北が約束されてて希望もあまり残らないENDやからなぁ…

↑日本語おかしかったすまん
OVAや映画化するなら尺的には良さそうだけどね、評判はどうなるか分からんけど

鉄血の抱える問題とバッドエンドが肯定されにくいのは全く別物だとは思うが
その昔ノベル読んだときは神シナリオやんけ！と思いながら読んだ記憶
今は幸運補正効きすぎだろこれ…だけど
火傷のハサを気遣う看護婦さんとかマジいいシーンなんすよ…

既に結末が決まってる作品で、このアニメを見るような人は結末を知ってる奴（小説見てなくても）も多いだろうから、鉄血のようにはならんかと。

冨野的な癖の強い作風の方が問題な気がする。

その名はマフティー・ナビーユ・エリンの名曲っぷりがヤバイ

そういう作品だって最初から明言されてるなら、分かってる人しか見ないだろうから
鉄血のようにはならんだろう

そもそもあれが賛否両論なのはバッドエンドだからじゃないし

　歴代のガンダムは、連邦軍にいても、いつも反骨精神をもった者がのっていたな。そして、ガンダムの最後は、いつもこうだ。首がなくなったり、機体が焼かれたり、バラバラになったり……。しかし、反骨精神は、ガンダムがなくなったあとでも、健在だったものだ

「人の善意を無視する奴は一生苦しむ」といったのはΖの時のアムロだったかと思うが、女を抱いてその女が「ハサウェイのために祈った」と言ったら、「もっとニュートラルな感性でいなければ…」とか言っちゃうハサウェイ。
理想のために、世界を少しづつでもよくするために戦って、やがて破滅していくというかっこいいヒーローと、ヘタレが同居する典型的トミノ主人公。

なんで冨野監督は、カッコよさとカッコ悪さが同居するヒーローをこううまく書けるんだろ。

ガンダム史上屈指の暗さなんだよな。
主人公が反政府テロに走る、最後は破滅するだし。
気持ちはわかるけどあんなやり方じゃ何も変えられない。

ベルチル→閃ハサ→ガイア・ギアとパラレル扱いだけど、シャアとアムロの思想を繋いだハサウェイが、ケネスにそしてジャック・ブルーム、アフランシ・シャアと繋いでいく流れは胸熱よね
UC→F91→黒ボン→Vガン→Gセイバーの公式設定と富野史観はまた違った良さがある