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最近映画を見た
最後まで釘づけになって見てしまった
シャッハさんの声質としゃべり方がめっちゃかっこよかった
警察に包囲されたときに取り乱すのが現実的なリアクションでよかったな

>>122
吹き替えのシャッハさんも違和感ないからもしまた観る機会があったら是非吹き替えで。

ムービーマスターピースのジョーカーさんを手に入れて改めて思った。
何でこのクオリティのロールシャッハが出ないのかと。
なんでコメディアンと２代目シルクで打ち止めなのかと。
というか先方を２代目シルクなんかに勤めさせて、それでウォッチメンの需要を計るなと。
２代目シルクなんてウォッチメンのメインキャラの中じゃ一番の不人気キャラじゃないか。
俺は来年も待ち続けるぞ畜生。

俺もシルク嫌いだな。二代目だからやらされてるって感じで、本人も乗り気じゃない表現なんだろうけどとにかくヒーローの器じゃない。
映画は粗筋やテーマは原作の評判どおりの良さを感じたけど、アクションシーンとか挿入音楽とかのセンスがどうも…。原作も腕切断とか、長尺セクロスみたいな感性なのかな？原作興味あるけど、そういう「大人向け」ぽさは求めてないんだよな

わからないんだけど、結局最後は日記が公開されて核が落ちたってこと?
それともそうなる可能性もあるってだけの話なのかな?

皮肉にも戦争を回避したために煽り記事を書けなくなった右翼系新聞社が
その穴埋めのネタとして本来廃棄されるはずだったロールシャッハの日記に手をつけようとしてるところで終了
…のはず

世界で最も利口な男が考えた世界を救うための計画が
どう見ても何も考えてなさそうなバカに揺るがされているっていう皮肉。
バカってのはロールシャッハじゃなくてデブ記者のことね。

そもそもが「スーパーヒーローとか結構御都合主義入ってるよね」という事から始まってロールシャッハの過去といいコメディアンの人間性といいオジマンの計画といい皮肉や不条理をこれでもかと詰め込みました。っていうのがこの作品だからね。

ベトナムで多くの人が死んで、全力で核戦争を回避したケネディとフルシチョフが哀れな末路になって・・・
人間なぞ愚劣、世の中には正義のヒーローが必要だ！と思ったら
そんな連中が居たほうが余計ヤバくてその正義とやらで多くの人が死んじゃった
世知辛いが人間も捨てたもんじゃないんだぜ、っていう作品だと俺は思った

>>114
媒体事の表現差を理解できないのもまた子供の戯言だけどね
ラストのオジマンとマンハッタンの対話以外は粗方満足ですわ

媒体事の表現差つーより単に監督の手腕の問題だと思うのよ。
映画だからじゃなくて、あの監督が作ったからこうなったんじゃないかって所が多すぎるんよ。

いや、原作ファンのあの監督だからあそこまで原作に近づくことができたと思うよ
原作ファンほど怒るのはわかるし、問題がないとは言わないけどね
でも仮に他の監督なら2時間の枠に合わせ時代、ストーリー、キャラ、ビジュアルを絶対に改悪され別物になってる

正義のあり方みたいな漠然としたものを扱う作風は自分には少し高尚過ぎたかな。普段の生活だとそんなもの意識しないからね。
金銭的な問題とか、家庭の問題とか、健康の問題とか、普通の人間が生きてて悩むのはそんなもん。
ブレイキングバッドやソプラノズのような作品（そもそもアメコミじゃないけど）が好きな自分にはウォッチメンのテーマはそこまで共感できなかった。
でもストーリーやキャラクターは単純に面白かったよ。さすが大人でも鑑賞に堪えうるアメコミだね。しかし大人向けというわけではない。

読みいった、読み耽ったが、アメコミとアメリカの小説で育った大人のためのアメコミってカンジやね
初めてキチンと読んだアメコミなんだが読み終わって最初に読むアメコミじゃないと確信した。でも面白い
>>134
逆に、日常で抱えてる悩みをフィクションで再現されてもただ煩わしいだけだと思うなぁ
まあ、作品として見事であれば共感なんてどうでも良い話だけれど

>>134
そうそう情報量や風刺は多いけど予備知識が無くても見れる
それとブレイキングバッドとは真逆の立ち位置にありそうだねｗ

ビフォアウォッチメン、ナイトオウル編
ダニエルのヒーローオリジンからロールシャッハとのコンビ結成も描かれてるからか、
なんかシャッハさんが自分のビフォアウォッチメン本編より扱い良いwww

冷戦が終結したあとに見るとヴェイトの解決方法はちょっと短絡的に見えるけど、当時もゴルバチョフが就任した頃だし似たような感じだったんだろうか

ヴェイトはカオスすぎる状況こそはシンプルストレートで解りやすく、なおかつ最大限の効果をもたらす決断こそがベストという結論だからね。
ややこしくするとむしろ突つかれて新しい火種になるって結論なんじゃない？

一番はやっぱロールシャッハだけど、コメディアンもなかなか味わい深い。
今さらだけど、あれは人間の本質とか、アメリカのパロディというより、共和党の暗部の擬人化なんだな。
敬虔なクリスチャンって設定もそれっぽい。
そうなると、初代シルクの「最低だけど彼を憎めないわ」って発言も、なんだか深読みしてしまう。

大統領の陰謀を読んだ後だと「ウッドワードとバーンスタイン以来だ」って作中のセリフも一層不気味だわ。
ありゃ二人とも死んでるな。

あ…でもそうすると「ケネディ暗殺は共和党の仕業」ってことになっちゃうか
やっぱ深読みにすぎなかったかな

日和見主義者とかインポ野郎とか各所で罵られてるけど
俺はナイトオウル２世好きやで…

正直映画版は途中で寝そうになったんだよね･･･原作は何度も読み返してるんだけど
見解の相違とはいえ原作超えたとか言ってんの見ると？ってなる

>>74
亀だけど映画しか観てないんじゃないの君

本作や「Vフォー・ヴェンデッタ」に共通する独善主義へのアンチテーゼって
平たく言えば「価値観の押し付けムカつく」みたいなムーアの極左主義が表れているように見えるな。

本作独自のテーマを見出すなら
Dr.マンハッタンの言う「熱力学的奇跡」の解釈に象徴されるように
「超人のみならず一般人も含めた全ての人間に存在意義はある」っていうことだと思う。

このテーマはフランク・ミラーの（DKRではなく）「デアデビル：ボーン・アゲイン」で描かれるテーマにもちょっと似ている。

俺は人間一人ひとりが持つエネルギーと無限の可能性を示したと感じたね。
世界を良い方向にも悪い方向にも持っていけるという意味でさ

名作として知られるアメコミの共通点は超人的なキャラだけでストーリーが進行するのではなく、「凡人」の果たす役割が大きい作品だと思う。
ウォッチメンにおいては市民あるいはシーモア、DKRではキャリーとゴードン、デアデビルではユーリック、キングダム・カムではノーマン、という具合にさ。
ヒーローだけじゃなくて一般人も活躍するからこそ読んでいてグッとくる、そこら辺はアメコミでも変わらないな。

ビフォア・ウオッチメン　Drマンハッタン編で
ロールシャッハの殺害を経験したマンハッタンが
「そして感じる・・・・・・・責任を」
ってセリフがすんごい染み入る。

>>148
本編じゃ何もしないように見えるマンハッタンが
実は核戦争を回避するために過去にさかのぼってまで破滅を回避しようとしてるんだよな
あとモーロック編もおもしろかった

>>143
映画は漫画版をかなりマイルドにしたしカットした話もあるんで完全版とは言い難い。でもウォッチメンはどちらにせよ好き嫌い分かれるよ。友人にも貸したけど不快な描写（ロールシャッハ、コメディアン、マンハッタンの一連の行為）が気持ち悪くて観るのやめたと突っ返された