ウォルフガング・シュライバーとは、lightより2009年12月25日に発売されたPCゲーム『Dies irae ~Acta est Fabula~』に登場する架空の人物。CV:日椰たぬき(PC版)、環有希(移植版)。
なお、専門用語に関してはwikipediaに詳しくのっているのでそちらを参照のこと。
この項目は、大量の厨二成分とネタバレ成分を多く含んでいます。 ここから下は自己責任でごらんください。 |
聖槍十三騎士団・黒円卓第十二位。司るルーンは「狼」。魔名は「悪名高き狼(フローズヴィトニル)」だが、その名で呼ばれることはなく、団員たちからは名字の「シュライバー」で呼ばれていることが多い。元ドイツ軍武装親衛隊第三師団、トーテンコプフに所属しており、それとは別に東部戦線遊撃部隊、アインザッツグルッペンの特別行動部隊長も務めていた経歴を持つ。階級は少佐。ウォルフガングというのは父親の名前であり、本名はアンナ・シュライバー。
聖槍十三騎士団の中でも強大な力を持つ大隊長「三騎士」の一人であり、その中の「白騎士(アルベド)」。銘は「狂乱」。外見は十代前半の中性的な美少年だが、その正体は全団員中最も人を殺し、完全に人格の「壊れた」殺人狂。倫理観や道徳観念というものは存在せず、主義も主張も信念もなくただ人を殺す狂人なため、団員たちからも恐れられている。隻眼であり、右目に髑髏を象った眼帯をしている。
およそ忠義とは無縁のような人物ではあるが、自分を初めて敗北させたラインハルトに対してのみ唯一かつ絶対の忠誠を誓っており、彼を貶めるような行為に対しては激怒する。一方で、メルクリウスからは「誰からも愛されない」という呪いを贈られており、彼に対しては一線引いている。幼少時の体験から触られることを何よりも忌避しており、一度触れられてしまうと狂乱し、真の実力を発揮するようになる。
三騎士の中では最も素早いが防御力が全団員中最低クラスという尖った能力を持つ。もっとも、一度触れられた状態では、ラインハルトとメルクリウスを除く騎士団中最強の実力を誇る。物語開始当初はある事情によってこの世に存在しておらず、特定の条件が満たされることによって諏訪原市に出現する。
(ネタバレ反転)筋金入りの娼婦を母に持ち、娼婦として働かせるために実母によって幼いころに生殖器を切除され、その後は娼婦として客を取らされ続けるも、次第に優れた容姿ゆえに母よりも人気を得てしまい、これに嫉妬した母から今度は目を抉られたという凄惨な過去を持つ。これらの経験をきっかけとして発狂し、自分は女でもなく男でもないために単独で完成し、不死で完全な存在だという妄信を抱くようになった。シュライバーが何よりも接触を嫌うのはこのためであり、それが彼なりのアイデンティティとなってしまっている。(ネタバレここまで)
テーマ曲は「Einherjar Albedo」。完全版で追加された新規曲の一つ。激しいアップテンポとメタルチックな曲調が印象的な一曲。
余談だが、2007年版と完全版とで大きく設定が変わった人物の一人。2007年版ではイマイチパッとしなかったところが多かったが、完全版ではルートによっては本気を出し、蓮たちの前に立ちはだかる。新規CGも多数追加されているだけでなく、ヴィルヘルムとの因縁の戦いもあるため見せ場はかなり多い。
なお称号、聖遺物、創造の名称は、北欧神話の狼「フェンリル」に由来する。
『暴嵐纏う破壊獣(リングヴィ・ヴァナルガンド)』。大戦中、異常なまでの殺人狂であるシュライバーの愛機であったために常軌を逸した数の血を浴びて聖遺物となった軍用バイク、ZundappKS750。位階は創造。形態は人器融合型。
ハンドル操作の必要なくシュライバーの意のままに超々高速で自在に機動し、一撃の吶喊で街一つを焼け野原にする凄まじい威力を持つ。何よりも音速を遥かに超えるスピードを誇り、生半可な攻撃手段では捉えることができない。これとは別に、狼のルーンが施されたスネイルマガジン装備のルガーP08とモーゼルC96の二丁拳銃をシュライバーは主な攻撃手段としているが、こちらは聖遺物ではない。もっとも、威力は高く弾数も無限であるため聖遺物の使徒に対しても有効だが、比較にならないほどの速さを本人が誇っているため肉弾戦のほうが遥かに強い。それでも肉弾戦を積極的にしないのはシュライバー自身が抱えるトラウマのため。
聖遺物が吸った魂の量は団員最高の18万5731であり(エレオノーレやマキナの約3倍にあたる)、他の団員とは比べ物にならないくらいほど強力。その反面、本人が何よりも他者との接触を忌み嫌っているため、防御力はほとんどないに等しい。シュライバーは人器融合型であるため、バイクに跨っている状態では真に聖遺物の力を発揮しているとは言いがたく、あくまで偽装にすぎない。
幼少の壮絶な経験から、他者に触れられることを深層心理の域で無自覚ながら病的に忌み嫌っているシュライバーの「誰にも触れられたくない」という渇望のルールを具現化した求道型の創造。
能力は『どんな速度や行動であろうと必ず誰よりも速く動くことができる』こと。この能力ゆえに相手の後手からでも先手を追い抜いたり、どんな攻撃にも当たる前に回避したりすることができるという絶対最速かつ絶対回避の能力。これなんてチート。その性質上、相手が速ければ速いほど自身も速くなる。
もっとも、この創造には二つの段階があり、こちらは不完全な状態のものである。彼の渇望はあくまで無自覚なものであり、平常時ではこちらの創造しか使用することができない。聖遺物とも完全に融合しておらず、理性も残っているために万が一、誰かに一度でも触れられてしまうと、それが女性の張り手程度であろうとも自身の世界が崩壊し、砕け散ってしまうという致命的な弱点を持っている。
詠唱の元ネタはウェーバーの戯曲『ニーベルンゲンの指環』第二夜『ジークフリート』。
『死世界・凶獣変生(ニブルヘイム・フェンリスヴォルフ)』。能力自体は同じだが、後述の超再生能力を新たに獲得している。
どんな形であれ一度触れられたことで、シュライバーの自我が吹き飛び狂乱状態となったときに無意識に発動させた完全な創造。この状態でこそシュライバーは真の姿と実力を発揮する。完全な創造の発動時は詠唱が変わるだけでなく、髪が伸び、眼から大量の血やら汚物やらが流れ出すというおぞましい姿へと変貌する。また、それまで使用していた拳銃や聖遺物は完全に自身と融合し、徒手空拳による肉弾戦を武器とする。
この状態でも触れれば自身が砕けてしまうのは同じだが、狂乱状態であるため何も認識できず接触した事実に気付けないため、相手を攻撃するたびに砕ける肉体も、彼が喰らった魂を再生燃料としてどんな損傷からも瞬時に再生し、復元される。蓄えた魂の数は前述通り膨大であり、燃料切れなどを期待することはできない。防御力こそ失っているものの、超速再生能力を得ており、この状態になるとシュライバーはラインハルトとメルクリウスを除く全団員中最強の存在となる。また、その能力の特性上、蓮にとっては最大の天敵。
詠唱の元ネタはシューベルトの歌曲『死と乙女』。完全版において追加された。
掲示板
57 ななしのよっしん
2017/10/11(水) 23:40:56 ID: s9z36eiUGd
58 ななしのよっしん
2017/10/22(日) 05:03:18 ID: jBCU0iBsPI
>>51
個人的には、作品のテーマとしては後者寄りじゃないかとは思ってます。
だからこその先輩ルートでの蓮のお前たちは逃げたんだの発言につながるのだろうかと。
59 ななしのよっしん
2017/12/11(月) 00:03:35 ID: KEgg8SNDI6
今更だけど中の人が玉木有紀子から環有希に名義変えてたこと知らなかったから、てっきり若手かと思ってたわ
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最終更新:2024/04/23(火) 22:00
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