グフフライトタイプ 単語


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グフフライトタイプ

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グフフライトタイプとは、OVA機動戦士ガンダム第08MS小隊』に登場するジオン公国軍の試作モビルスーツである。メカニックデザインカトキハジメ

番号MS-07H-8

概要

グフ飛行試験型の系列機で、グフカスタムベースに試作された。一年戦争中にモビルスーツの単独飛行を実現したジオン脅威のメカニズムの体現であり、そのコンセプトティターンズバイアランに受け継がれた。しかし航続距離の短さは最後まで解決できなかったとされる。本格的な量産がオデッサ陥落以降だったために少数が戦場に投入された程度に留まる。機体のカラーグレー

大推力で理やり浮かせる仕様のため、機体は軽量化され、脚はドムのように肥大化、バックパックにも大の推進器が取り付けられている。武装はグフカスタム同様にヒート剣、三連装35mmガトリング砲、75mmガトリングシールドヒートワイヤーはオミットされた。ヒートの中に格納されており、使用時はが横向きに回転して柄の部分が飛び出し、そこを掴んで引き抜く事で抜する。

第08MS小隊』では僅かな出番しかなかったが、2013年2月22日に発売された『機動戦士ガンダム 第08MS小隊 Blue-ray メモリアルボックス』に収録されたショートフィルム三次元の戦い」において、実質役と呼べるほどの活躍を見せた。

劇中の活躍

一年戦争開戦劈頭の宇宙世紀0079年3月1日ジオン軍地球の資めて第一次地球降下作戦を実行。宇宙類の強さを誇ったザクは地上においても活躍し、地球連邦軍を各地で破って快進撃を続けたが、同時に「航続距離の不足」という弱点も浮き彫りになった。

この問題を解消するためジオン軍上層部は様々な試行錯誤を繰り返す。ドダイYSザクグフを乗せて運用する方法は最もたる対策だが、モビルスーツそのものに飛行力を持たせ、航空機に頼らずとも航続距離を伸ばす手段も考え出された。

単独飛行が可モビルスーツ開発するべく、アイザック・ウーミヤック大佐を中核とした開発班を編制して本サイド3の第29コロニー工業区に実験場を設営。各々知恵を絞った。コロニーでは地球重力環境全には再現出来なかった事もあり、結局ドップと同じような、ロケットバーニアと熱核エンジンを脚部に集中配置して強引に飛ばす力技に至った。ベース機には開戦直後に制式採用されたジオニック社のグフを採用、プロトタイプグフ1機とグフ3機が実験用にあてがわれた。飛行力獲得をしたこれらのグフには形式番号に「H」が与えられている。この4機に改修を加えてまずグフ飛行試験型を試作。

3月13日ジオン地上軍は北米キャリフォルニアベースを制圧。ここには研究所、実験施設、工場などがっており、擬似重力しかないサイド3より本物の重力を体感できるキャリフォルニアベースの方が実験に向いているとして、グフ飛行試験型開発は地上に引き継がれる事に。4機はムサイ3隻に積載されてサイド3を出発、突撃機動軍が確保している航路を通り、キャリフォルニアベースのシャトルベースへと送られた後、フラットネイル空軍基地に輸送されてビリーウォンタイ大尉率いるテストパイロットと合流した。

4機合わせて38回の試験飛行を行ったが、いずれも低高度の飛行に留まった。4機の中で最も好成績を収めていた3番機が率先してデータ取りを行い4番機が発展グフ飛行型となる。この機体には4回もの改良が加えられ、飛行試験で優秀な成績を残すもエンジン調整が難航。そしてテスト10日爆発事故が発生してフランクベルナール少尉の命と機体が失われた。高い技術力を持つジオンであっても、モビルスーツを単独飛行させるのは難しかったのである。

悲劇にもめげずに開発は続けられ、グフ飛行型により高出力なエンジンを搭載、脚部にはドムにも用いられている熱核ジェットエンジン4基を搭載し、新たに姿勢制御を装備。8回にも及ぶ改修・改良の末、ようやくHシリーズ完成形として、グフフライトタイプが生まれた。

しかし、数々の技術的課題を乗り越えて完成したグフフライトタイプだが、完成した頃には既にジオン軍の敗色は濃厚で、戦場は地上から宇宙へと移りつつあった。またコストパフォーマンスの悪さもあって制式採用されたにも関わらず少数の生産だけに留まってしまう。ともあれ一年戦争時代に限れば、一単独飛行出来るモビルスーツとなった。


機体の配備が始まったのはオデッサ陥落後とされる。各方面の配備状況は詳しく分からないものの、極東方面軍には少なくとも3機が配備されていた。「三次元の戦い」にて、Ez-8のコクピットに形式番号が表示されていた事から、この時点で既に連邦軍はグフフライトタイプの存在を掴んでいたと思われる。ラサ基地配備のグフフライトタイプ2機はギニアス・サハリン技術少将の部下によって開発が進められたという説がある。ところがギニアスがアプサラス独り占めするために開発を謀殺してしまった上、鹵獲機はく、2機も連邦軍に撃墜されてしまったため、開発の系譜は途絶えてしまったという。

サブフライトシステムに頼らず、強引に機体を浮かせる開発コンセプト連邦軍に引き継がれ、系の技術を使って後にバイアランが誕生している。このためか『Gジェネシリーズではグフフライトタイプからバイアラン改造になっている場合がある。

ちなみに『第08MS小隊』では、ノリス機のグフカスタムガトリングシールドを装備しているのだが、他の同機は装備していない事から、グフフライトタイプに武装を借りた説がある。

武装

劇中では

第08MS小隊」では第10、11話に登場。一説によると、ギニアスがアプサラス護衛のためにサイド3からパーツ状態で取り寄せ、ラサ基地で組み立て作業を行い、戦争末期完成したとされる。

事実上の最終話に相当する第11話で、出撃するアプサラスⅢの護衛として2機が同伴。ラサ基地を包囲した地球連邦軍二個師団と干を交えるかに見えたが、ケルゲレン脱出を優先したアイナによって戦闘は生起せず。基地から発進してきた病院ケルゲレン中で乗り込んで脱出を図るも、ジム・スナイパー狙撃を受けてケルゲレンは爆沈。かろうじて脱出したグフフライトタイプ1機も念入りに狙撃され、撃破される。一発も発させずに撃墜するなんてあんまりだ。武装したグフフライトタイプがケルゲレンに収容された事で、ケルゲレン病院ではなくなってしまい、連邦軍の狙撃には何ら問題がいという摘がある(病院の条件は非武装である事から)。アニメ本編の出番はこれだけだった。

小説版「第08MS小隊」ではノリス・パッカードハンスウォルターの三人が搭乗。MS言わずもがな航空機さえも狭くて飛べない涸れを通って連邦軍の防衛線を潜り抜け、部のビック・トレーを守る三重の防衛ラインに奇襲攻撃をかけた。神の如き勢いで次々に連邦部隊を突破していくも、その途中でハンス機が被弾。ハンスはその場に残って援護を選ぶが、後に撃破された。ウォルター機はノリス機をビック・トレーに辿りつかせるため邪魔をする敵MSと切り結んだ。結果、ノリス機はビック・トレーに到達。シロー・アマダの駆るEz-8に妨されるも、艦ヒートを投げつけて破壊に成功。直後にEz8ビームサーベルられ撃破される。命を賭して任務を成功させたノリスであったが、官のイーサン・ライヤー大佐は前もって艦を脱出しており、揮系統には何らかった。味方を見捨てて自分だけ脱出する自軍の官と、命と引き換えに任務を遂行した敵パイロットの対シローは苦悩するのだった。

そんなグフフライトタイプであったが、後に製作された全新作の第08小隊ショートフィルム3次元との戦い」にて再び出番を得る。 本編の第8話と第9話の間に当たる物語で、行軍するシローら第08小隊(エレドア不在)に対し奇襲を行った。面を滑りながら接近し、ガトリングシールドEz-8を撃つが装甲で弾かれていた。シローに「フライタイプ!」と言われていた事から、グフフライトタイプの存在は前々から知られていた事がえる。パイロットジューコフ山中せさせたマゼラトップ装備のザクと共同で08小隊を攻撃、カレン機を沈黙させる活躍を見せる。水上を滑り、を滑しながら08小隊を翻弄。2対1と、数の上ではフライタイプが有利であった。しかしEz-8の反撃もく、倒れたカレン機から借りた狙撃手ザクを破壊される。そこからはグフフライトタイプとEz-8一騎打ちとなった。自慢の飛行力を活かし、の上と下を行き来。シローに「三次元の戦い」を強いた。思うように反撃できないEz-8に容赦なくガトリング砲を喰らわせ、戦局を優位に進める。しかしEz-8の装甲は硬く、互いに決定打は与えられずにいた。そんな中、ミケルが身を挺してから宙りになる事でフライタイプの動きが見切られ、マシンガン叩き込まれる。フライタイプも反撃し、Ez-8マシンガンを破壊するがガトリングシールドも破損し、近接戦闘を強いられる。からヒートを取り出した間、Ez-8の体当たりを受けてに転落。それでもなお戦意は衰えず、ヒートを振るうが、に阻まれる。攻撃をいなすため慌てて水上を滑り出すも、した事がとなって脚部に異常が生じ始める。そこへEz-8ビームサーベルを掲げて突撃。とっさの反撃でヒートで右肩を破壊するがコクピットを貫かれ、爆発フライタイプは撃墜された。

ゲームでの活躍

機動戦士ガンダムオンラインでは

2015年5月27日に高コスト強襲機として実装された。
その力値を見たもがこう思った。「ブースト容量多すぎだろ・・・」と。
コスト帯のブースト容量はおおよそ1360~1400ほどで改造を施しても1700まで届くものはない。
かしこのグフフライトタイプの容量はジオン連邦合わせた全機体トップ1800、改造を施せば2069というまさにずっとを飛んでいられる機体となっているのだ。
また固有モジュール(特殊な効果を付与するシステム)としてジャンプが向上されており、通常の機体よりやや高い位置まで上昇することが可となっている。これにより今までたどり付けなかった場所への移動が可となっており、通常の機体とはまた違った戦術をとることができる。
ただし最高速度は同コストと同じくらいで、かつ連邦の対兵器であるCBRなどがそろっているので撃ち落とされやすいことには留意すべきだろう。

武装は一定時間チャージしてから一気に放つチャージガトリングシールドとこれと同時装備できる3連装バルカングフの名に恥じない性ヒートクラッカーっているが残念ながらバズーカやマゼラトップなどは装備できない。できたら強すぎる。

その他のゲームでは

戦場の絆にも近距離として登場。連邦パワージムと対をなす形で実装された。高いジャンプ力を誇り、従来の機体とはまるで違う新機軸の存在となっている。原作ではオミットされたヒートロッドを搭載しており、この武装を使いこなせるかどうかで機体の評価が分かれる。

Gジェネシリーズでは第08MS小隊出身の機体として参戦。オーバーワールドでは、機体コンセプトが似通っているからかバイアラン素材になる。アッシマー進化できる作品もあり、ティターンズ系機体への足がかりになりうる。しかし武装の乏しさから扱いづらく、使いこなすのは難しい。

一方、ギレンの野望シリーズでは一向に登場しない。飛行試験が代役を務めており、飛行試験中に爆発事故を起こした設定なのに然と飛べでいる。なんでやねん

ガンダムvsガンダムでは、アプサラスⅢアシスト機として2機が登場。非常に性が高く、格闘ができないからとアプサラスⅢに接近したプレイヤー絶望を与えてくる。

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