ミルドラースとは、ドラゴンクエストシリーズに登場するキャラクターである。
ドラゴンクエスト5のラスボス。人間界への進出を目論む大魔王。自らを「王の中の王」「気が遠くなるような長い年月を経て、神をも超える存在となった」と豪語する。魔物たちからは魔界の神として畏怖され、マーサの力によって人間へ転生した魔物をもってしても、尊敬させる程のカリスマ性を持つ。
暗黒の世界(魔界)のエビルマウンテンに棲み、王の中の王として魔界を統治していた彼は、やがて人間界への侵略を目論む。神の封印を受け、人間界と魔界との扉に遮られ十分な力を発揮できずにいた彼は、その扉の門を開く力を持つ主人公の母「マーサ」を連れ去り、彼女の利用を試みる。しかし逆に彼女の力によって抑えられ、人間界への侵略は長らく叶わぬものとなった。その間は神の封印を破るべく、地道に魔力を蓄えていた。
魔界に身を潜め、人間界での活動は自らの復活を目論む「光の教団」によって行われていた為、その存在は物語終盤にてようやく判明する事となる(リメイク版ではそれ以前にも伝説・伝承の類としてその名を確認する事ができる)。
彼の忠実な僕であるイブールやゲマは人間界に深刻な影響を与える程の悪事を働いたが、後に彼らの努力を「必要のない下らない努力に過ぎない」と一蹴している。
初登場時に「神をも超える存在となった」と発言しているが、CDシアター版によるとこの神はマスタードラゴン(竜の神)を指しているようである。人間界に進出して何がしたかったのかは描写されていないが、テリーのワンダーランドの説明によれば人間界の支配が目的であったらしい。
北米DS版での名前は「Grandmaster Nimzo」。北米DS版では魔王軍幹部らの名前にはチェスの駒+ロシア語が充てられているが、彼の名前は最高位のチェスプレイヤーを表す「グランドマスター」と、著名なオープニング(=序盤の定石)の「ニムゾ・インディアン・ディフェンス」もしくはそれを考案したロシア人棋士「アロン・ニムゾヴィッチ」の名前を組み合わせたものと言われている。
かつては人間であったが、究極の進化を求め、神になりたいという野心が故に魔物へと転落してしまったという過去を持つ。そのあまりの邪悪さ、心の闇は神に仕えた「エルヘブン」の民の力を以ってしても食い止める事はできなかった。そして神の怒りを買い、魔界にその身を封じ込められたという。
小説版では人間の心の闇の集合体であり、実体を持たない存在であるとされた。その為、様々な姿に変身する事ができる。
ドラゴンクエストⅥに登場した「ブースカ」は、元々はミルドラースの第一形態としてデザインされたものである(ブースカを更に色替えしたのがお馴染み「ムドー」)。当初よりデザイン上の共通点や、画集「鳥山明の世界」でブースカがドラゴンクエストⅤのモンスターとして紹介されていた事もあり後述の噂が生まれていたが、後に発売された画集「鳥山明 ドラゴンクエスト イラストレーションズ」内で正式に説明されている。
インターネット上では幾つか彼に関する噂・推測が存在するが、その信憑性は定かではない。
名前の由来は「ミルドアース」(地球粉砕)から来ているという推測が存在し、他にも地球と関連付けた推測が存在する。しかし、名前の由来は公式には明かされておらず、不明である。
また、正式な出自が明らかになっていなかったSFC時代は上の話題と関連して、「魔界軍の生き残りのブースカが進化の秘法を用いて魔界の総大将となった」という噂が流れていた。一部のファンからも注目されていたが、特に公式からの見解が出されることもないまま、PS2版で正式な設定が追加され、上記の画集にて真相が明かされることとなった。
戦闘では変身前と変身後の計二形態で挑みかかってくる。変身前は老人の姿で、「かがやくいき」や「メラゾーマ」などで攻撃をしかけ、「なかまをよぶ」でキラーマシンやあくましんかんを召喚してくる。この為、フバーハとスクルトの使用は必須となる。変身後は赤くぶよぶよとした巨大な怪物の姿となり、全体攻撃や上級呪文、「めいそう」などの回復呪文を使用してくる為、油断できない状態となる。フバーハ・回復呪文・バイキルトの使用は必須であり、これらを駆使して応戦する事が求められる。
作中では主人公の敵役「ゲマ」の存在感が強かったり、彼ですら手が出せない大物として「エスターク」が登場したり、彼自身、最後の最後まで姿を現さなかったりで、影の薄い・印象に残らない魔王として語られる事がしばしばある。今でもゲマは覚えてるけど、ミルドラースは覚えてないという声がちらほらと・・・リメイク版ではゲマの敵役としての立場がより強固なものとなった為、余計にその存在感の薄さに拍車をかけている。まさに悲劇の魔王といえよう。
多数の外伝作品に出演している。その為、本編をプレイしていなくてもお目にかかる機会は多い。
DQMシリーズではキャラバンハート以外の全シリーズに出演。DQM1ではエスタークとゴールデンスライムの配合で第一形態が生み出せ、第一形態とデンタザウルスを配合する事で第二形態を生み出せる。第一形態は耐性が高い。第二形態に進化させるとHPは2ランク上がるが、耐性と会心率が1ランク下がってしまうので注意。
DQMJ1ではシドーとギガントドラゴン(あるいはオセアーノン)で生み出せる。J2ではシドーの代わりにバラモスと、後者を配合させる事で生み出す事が可能。こちらでは枠システムを導入した事から、二枠となり大幅に能力値が上がっている。その一方で妙に長く、しかも珍妙なアクションを取る事から、プレイヤーの間でネタにされる事も。
テリーのワンダーランド3Dでは、がいこつけんしとユニコーンで第一形態ができるため、簡単に量産が可能になった。第二形態も本編クリア前に作れたりする。
ヤンガスと不思議なダンジョンでは、クリア後の最難関ダンジョン「魔導の宝物庫」のラスボスとして登場。姿は変身後のものである。999Fに突入後、盗賊王カンダタの宝物を守る番人として立ちはだかり、ゲーム内最高の攻撃力200で周囲8マスを一度に殴ってくる。カンダタを様付けで敬い、番人として宝を死守するとの事だが、本編で「王の中の王」と豪語していた彼が、なぜ盗賊の傘下に下ってしまったのだろうか・・・?
DQMバトルロードでは「魔界の王・ミルドラース」として登場。真ミルドラースという本気版も登場している。
またDQMSLでは通常の魔王の他、超魔王でのミルドラースや、同作品オリジナルの『魔童子』キャラでミルドラースをモチーフにした「ラース」というキャラが登場している。
※注意!この内容には映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」のネタバレ要素が含まれています。
また、既に映画を見た人にはある種のトラウマになっている内容の為、閲覧には十分気を付けてください。
※ネタバレ回避
掲示板
369 ななしのよっしん
2024/10/25(金) 09:01:25 ID: m6FwhdUt1X
>>366
なんかもう小学生だなアンチミルドラース
馬鹿じゃねぇの?
370 ななしのよっしん
2024/10/25(金) 09:09:03 ID: m6FwhdUt1X
>>360
トロッコぐるぐるおじさんなんか超えてもねぇ?w
ちゃんとテキスト読めよクソガキ
ミルドラース叩きたいがためにマスドラ下げてるだけだろガキ
エスターク封印したの忘れたんか?www死ねクソガキ
371 ななしのよっしん
2024/10/29(火) 12:53:44 ID: FbUKGav7m4
>>336
ウルノーガはラプソーンやエルキモス、ミルドラムーア(戦闘面での)デミーラ辺りを反省して作られた感のある後発キャラだからそれフェアじゃないよ
急上昇ワード改
最終更新:2024/11/24(日) 15:00
最終更新:2024/11/24(日) 15:00
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