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61 ななしのよっしん
2017/09/05(火) 09:08:23 ID: cQfz+NfVEj
末路を意識してビュコック爺さんを選択したってことはないかなぁ
ジークは無念の夭折だし、老境まで生きた上に晩節を汚さず自分の意志で死に場所を選べたのは作中彼ぐらいだったと思うし
自分の子供につける名前としてはもう一つ幸福と安楽成分に乏しいような気もするけど、陛下の性状としてはまあ仕方ない気もする
託す形で大往生した人物でもいればまた別だったかも知れんけどね
62 ななしのよっしん
2017/09/07(木) 21:17:41 ID: htwJZmvG+h
メモ用紙を浪費しまくったのは「ジークフリード」を思いつく前だったはず。
もしかしたら、 >>61 の指摘した理由で「アレクサンデル」は比較的早く浮かんだけどミドルネームで手こずったのかも。
というか、いまふと頭に浮かんだんだけど、息子のミドルネームに「ジークフリード」と付けたことで、ラインハルトはようやくキルヒアイスの死を乗り越えた、と言えるのかも。
63 ななしのよっしん
2018/01/11(木) 15:24:28 ID: JEE9NOw36h
ところで、ゴールデンバウム朝はルートヴィヒ皇太子の兄弟が28人いて
無事に成人まで育ったのは4人だけとかいう魔境だったんだけれども
スペアが全くいないアレクは大丈夫なのか?
64 ななしのよっしん
2018/01/11(木) 21:34:33 ID: HAUK1RoJFu
少なくとも現代以上の医療技術がある未来世界で、20人以上も夭折するゴールデンバウム朝が異常なだけだから大丈夫。
(多分、「よりよい遺伝子を残す」って国是が仇になって、近親交配が進みまくったんだろう)
65 ななしのよっしん
2018/01/14(日) 13:52:32 ID: htwJZmvG+h
ゴールデンバウム朝の皇子夭折は、体質の他に事故や病気に見せかけた暗殺も多そう。
そういった広い範囲での「王家のよどみ」からアレクは解放されてはいるんだけど……ひとりっ子の皇子(皇帝)ってことは変わらないんだよね。
66 ななしのよっしん
2018/06/26(火) 21:58:04 ID: cywfHQEqWu
アレクの名前をビョコックから取ったのは彼に最期に言われた言葉が効いているのかもしれない。
「民主主義とは対等の友人を作る思想であって、
主従をつくる思想ではないからだ。
わしはいい友人が欲しいし、誰かにとってよい友人でありたいと思う。
だが、いい主君もいい臣下も持ちたいとは思わない。
だからこそ、あなたとわしは同じ旗を仰ぐ事は出来なかったのだ。 」
友人であるキルヒアイスや比較的それに近い存在だったロイエンタールを失ったことはラインハルトにとってかなり大きな後悔だったろうし、キルヒアイスの名前と合わせているところが意味ありげだ。
67 ななしのよっしん
2018/12/24(月) 11:52:22 ID: abZTgGshdl
>>66
ラインハルト臨終の時のフェリックスへの態度と思い合わせると、
ビュコックの最期の言葉が頭をよぎったという説は説得力があるかもなあ
ビュコックはラインハルトが本当に求め続けた「よい友人」の素晴らしさを語り
敵わぬと分かっていても譲れぬもの為に立ち向かう男の矜持を示して死んだ
大げさに言うとラインハルトの父が果たせなかった何かのような存在に昇華したのかも
68 ななしのよっしん
2019/05/14(火) 21:54:23 ID: AIMXzFknzI
権威が対等の友人を作る事に邪魔だと思ったのかは不明だけど、ラインハルトは赤子から簒奪する前例を作り、アレクに権威を残さずに逝くと安定する要素を排除している。ラインハルトが真に望んでいたのは、対等の友人なんかじゃなく心臓が止まる程の恐怖と無意味に命が散る狂気の沙汰(乱世)なのでは。
69 ななしのよっしん
2019/05/14(火) 21:59:44 ID: AIMXzFknzI
ラインハルト没後の新帝国はアレクサンドロス没後のマケドニアの様相を呈しアレクもヒルダも時間を置かずにラインハルトの後を追う事になったと思う。
シリウス戦役はラインハルト没後の帝国の歴史を仮託した神話なのかも。
70 ななしのよっしん
2019/05/15(水) 06:25:44 ID: HAUK1RoJFu
ヒルダが「ローエングラム王朝を育てた」と地の文にあるので、王朝が何年続くかはともかく「時間を置かずに」ってほど短期間で崩壊はないだろう。
作者の後書きでも、どちらかというと「平和で身を持余す」時代を想定してるし。
71 ななしのよっしん
2019/05/15(水) 22:15:54 ID: AIMXzFknzI
冒頭で銀英伝が遺跡発掘で見付かった古文書の扱いだし、作中の描写だとラインハルトの統一を最後に第○期銀河文明は崩壊が順当では。
作者もスペースオペラ、叙事詩として書いたのであり政治面のツッコミは入れるなと言っていなかったっけ?
72 ななしのよっしん
2019/05/15(水) 22:26:53 ID: HAUK1RoJFu
>冒頭で銀英伝が遺跡発掘で見付かった古文書の扱い
……すまん、どこにそんな文章が書いてあるんだ?
73 ななしのよっしん
2019/05/25(土) 14:46:31 ID: TbZa6bszaC
OVA版1話の冒頭のナレーションでしょ
銀河とかいう狭い範囲で争ってた時代、みたいな感じの
作者自身も読本のインタビューで、 幻影城に出す予定だった「銀河のチェス・ゲーム」の前半部分は銀英伝の原案だって話してたからな
んで、後半が数百年後の話で、エスパーとか登場させるつもりだったらしいわ
結局は没設定だろうけどなw
74 ななしのよっしん
2019/05/25(土) 20:51:58 ID: HAUK1RoJFu
「銀河のチェスゲーム」のヤンとラインハルトがそんな感じというのは俺も聞いたことあるけど、とりあえずそれは置いとこう。流用元とはいえ名前が同じだけのキャラを考慮するとなると、ジャン・ピエールとかいろいろ問題になるし。
で、OVAって、そこまで言い切ってたっけ? さすがにうろ覚えだ。少なくとも原作だと、ローエングラム王朝がそれなりには保つと思われる根拠はいくつかあるけど、原作そのものが虚構って扱いでは根拠にならんしなぁ……
少なくとも原作で、本編終了時以降の時間で記述があるのは
・アレクが帝位を継ぐ(2代目皇帝という肩書から。在位期間は不明)
・七元帥誕生&獅子の泉の建設(厳密には確定してないけど「ラインハルトの時代には」建設が開始されなかった宮殿の名を七元帥が冠しているから)
・シューマッハ准将が宇宙海賊との戦闘中に行方不明(時期は不明)
・ドミニクが保釈(時期は不明)
・ケスラー結婚(本編終了より約2年後。この時点でまだ元帥)
・バイエルラインがミッターマイヤーの後継者となる(そりゃまあ、ウォルフガング朝オーディン王国の重臣でも後継者だろうけどさぁ)
・ユリアンがヤン関連の文書をまとめる(後世の評価、およびユリアン自身の文書より)
・メックリンガーが回想録をry(後に著作を点検して皇帝病の記述が時とともに増大してることに気付く)
・最低でもラインハルト、ヤン、ミッターマイヤー、ヒルダ、ケスラーの伝記が書かれる(前四者は伝記作家が必ず記述するというフレーズがあり、ケスラーは元帥伝という書名がある)
くらいかな?
75 ななしのよっしん
2019/08/12(月) 17:10:41 ID: htwJZmvG+h
>>74 の指摘もある通り、ラインハルト没後に短期間でローエングラム朝滅亡、または銀河文明崩壊はないと思う。少なくとも、人物の伝記や回想録が出版され、歴史学上の研究対象とできるくらいには安定した社会は訪れると見て良い。
ただ、何万年も経過したら、地球を起源とする人類種族の文明は銀河から姿を消し、砂の海に埋まる髑髏のみがその名残となった、となってもおかしくはないけどね。
76 ななしのよっしん
2019/08/12(月) 19:00:43 ID: 5xBBEru4uT
何でそんな滅亡崩壊させたいの?
平家物語好きなの?
77 ななしのよっしん
2019/08/12(月) 19:01:59 ID: z1G3U8rYft
平和な世界になったら新作が出ないから面白くないという宇宙世紀理論
78 ななしのよっしん
2019/08/13(火) 08:50:38 ID: 5xBBEru4uT
「戦争はまたすぐ始まるって、今度はさ、もっともっと派手で楽しくってでっかいやつだぜきっと!」───ポケットの中の戦争ラストより
こんな感じか
79 ななしのよっしん
2019/08/13(火) 19:34:57 ID: htwJZmvG+h
>>78
あのラストシーンはあのガキども張り倒したくなるけど、事実そうなるわけだし、アルへの思いやりから言ってるから反論できない辛さを感じる。
とはいえ、銀英世界ででは勘弁してほしい。もし本伝直後に「もっともっと派手で楽しくってでっかいやつ」が始まったら人類滅ぶよ。なんせ旧連邦最盛期の1割ちょいが総人口だからね。
80 ななしのよっしん
2019/08/13(火) 20:15:06 ID: HAUK1RoJFu
まあ、少なくとも作中でいう後世の歴史家たちの時代にはローエングラム王朝滅びてるのは確かだろう(ラインハルトやヤンに対して遠慮なさすぎる評価も多いし)。
パパが死ぬ間際に大王の方のアレクサンドロスごっこやったせいで、帝国が分裂崩壊する未来が連想されるってのもある。
ただ、その辺の危険要素は、ド・ヴィリエが糾弾されたように、皮肉にも地球教が全部使い捨ての駒にして散らした挙句、自分たちも後腐れなく死んでったからなぁ……
81 ななしのよっしん
2019/09/24(火) 02:28:12 ID: 8kXZrmzDYn
外敵に滅ぼされるってのは当面ないでしょ。
共和派と旧貴族残党の反乱はあるだろうけど軍事的脅威にはならんし(共和派のゲリラ戦は長続きしそうだけど)、内輪もめのネタになりそうなロイエンタールもオーベルシュタインも退場したし。
血縁リスクも、いざとなればローエングラム=マリーンドルフ王朝になって存続可能。民主化や議会政治もヒルダやユリアンのバランス感覚があれば漸進的に定着しそう。
リスクがあるとしたら、やたら軍部の発言力が大きい王朝だから、それが長期的な足かせになって財政の圧迫と軍閥化を招くローマ帝国パターンか、
旧同盟と旧帝国の文化風習の違いを結局克服できず、内乱突入で元の木阿弥になる南北戦争パターン
82 ななしのよっしん
2019/10/10(木) 06:15:07 ID: HAUK1RoJFu
七元帥を押さえてるから、軍縮はまあ、アレク親政の頃までには何とかなってそう。
財政的に問題が発生するとしたら、民政省の方じゃないかな。創業期を終えたいずれかの時点で各種政策の整理と適正化が必要になるだろうけど、「平民の味方」がローエングラム王朝の支持基盤だっただけに、軍縮や工部省の小さな政府化以上に抵抗がありそう。
まあ、実在の王朝の歴史鑑みるに、アレクの次かその次くらいまでは、リップシュタット埋蔵金を食い潰してけば何とでもなりそうだが。
83 ななしのよっしん
2020/01/04(土) 00:57:41 ID: 5xBBEru4uT
最終的には立憲君主からの象徴王制までを三代くらいで出来たらベターかね
統一した以上同盟とフェザーンから搾取なんて少なくとも皇后はそんなアホな真似はせんだろうし
…それ以前に帝国本土より同盟とフェザーンの方が一人頭の経済力高いから、人口流出起きそう。特に貴族関連で働いてた人で
そりゃ絶対数はそうでもないだろうけど、最悪その人らが呼び水になって向こうの方がいいぞなんてなったら、元の帝国やばくない?
場所によっちゃ明らかに愚民政策やってたっぽいし、教育格差とかも調査して是正していかんと、下が食い詰めてまたテロるぞ
84 ななしのよっしん
2020/02/17(月) 02:29:01 ID: FmyAtM3DhG
新王朝最大のリスクはそういう社会経済文化が違う国をどう統合するかだろうね。ヒルダ一代では無理そう。
銀英世界の経済分布は不明だけど、今までフェザーン経由でゆるくつながってたのが一気にひとつの経済圏になるわけで、各地の産業構造が劇的に変化して分離主義者とか生まれそう。本来そういう変化を軟着陸させられる官僚がシルヴァーベルヒだったけどテロで斃れたし。
85 ななしのよっしん
2020/07/26(日) 08:32:13 ID: HAUK1RoJFu
>>83
一人頭の経済力、というか作中に出て来る国力計算が割と謎な数字ではあるけど、社会の疲弊っぷりからすると相当に無理した結果でもあるので、敵のいなくなった統一後も同じ水準維持できるかは微妙。
逆に同盟の富裕層/経営者層の方が「旧貴族よりましな扱いで満足なら『市民様』よか安価で使いやすいや」と、帝国本土の方に資本流入させてくる可能性もある。
実際、遷都後のオーディンとか、何らかの経済振興策を立てるのは必須だろうし。
86 ななしのよっしん
2020/11/17(火) 01:19:39 ID: UxepsNif9e
まぁ少なくとも、二代皇帝の時代は戦災からの復興で繁栄していくことになるんだろう。
三代、四代と続いていくにつれて新たな火種は出てくるんだろうけど。
87 ななしのよっしん
2020/11/17(火) 22:19:58 ID: abZTgGshdl
共和政府の並存が合意されて民主共和制という別モデルが現実的な存在として
帝国臣民の意識野に入ってくるのは一つのリスクではあると思う
リアルの旧同盟は錆びた銅像だけどイデア的な民主主義思想に感化される人は必ずいるだろうし
88 ななしのよっしん
2020/11/17(火) 22:23:53 ID: 0mpS8Dhl4h
89 ななしのよっしん
2020/11/18(水) 09:22:19 ID: HAUK1RoJFu
>>87
歴代皇帝が、善政とまでいかずとも可もなく不可もないレベルの統治続けてる限りは「理想はいいけど現実はねー」な扱いだと思う。現代における共産主義思想ポジ。
議会開設までは盛り上がるかもしれんが、帝政廃止まで踏み込むほどの危険思想には成長しなさそう。正統政府の一件からするに、結局同盟市民にしても王子様大好きっぽいし。
90 ななしのよっしん
2020/12/02(水) 19:54:36 ID: cQfz+NfVEj
記事下部、気持ちと理屈は十二分にわかるけど
それはそれとして遺言が遺言だけに見てみたくはあるんだよな銀河ディアドコイ戦争w
後世の歴史家ならぬ後世の架戦作家による創作とか予防線張ってさ
偉大過ぎる両親への羨望や劣等感から直接統治への野心を燃やしてしまう二代目とか
軍縮や政界入り等で軍人ではなく利益代表者になってしまったがために譲れず対立に至ってしまう七元帥とか
幻滅とか難民流入とかでハイネセン首脳的にはまだまだ時期尚早なのに再び民主化の波が燃え上がってしまう新領土とか
ほめた!
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