天野ケータとは、クロスメディア作品「妖怪ウォッチ」の主人公の一人である。
漢字で表記すると「天野景太」。
作中のキャラクター達からは「ケータ君」「ケータ」と呼ばれることが多い。
一人称は「オレ」だが、妖怪ウォッチ最初期のPVでは「ボク」だった。
CVは戸松遥。
概要
物語の舞台である「さくらニュータウン」にある、
「さくら第一小学校」に通う11歳の小学5年生。
特に背が高いわけでも低いわけでもなく、成績が悪いわけでも良いわけでも無く、
運動神経も特別良くも悪くもない。
アニメ第1話でヒロイン「フミちゃん」の弁をもって「普通」と言われてしまうほど目立った特徴のない男の子だが、
ひょんなことで知り合ってしまった執事妖怪「ウィスパー」との出会いにより妖怪の存在を知り、
不思議な日常へと足を踏み入れることになる・・・。
アクの強い性格ではないが、少しドライでナチュラルに毒舌な現代っ子である。
アニメではゲーム同様、ドライな所もあるが、年相応な所もあり、
その面からウィスパーからつっこまれることもしばしば。
本人自身の平凡さが災いして、妖怪に容易く憑りつかれることがあり、バクロ婆やムリカベ、一旦ゴメンなどにより、クラス中に迷惑、笑いもの扱いにされてしまうエピソードも多々ある。
ツッコミにはハリセンを用意し、ウィスパー、ジバニャンを初めとする妖怪を張り倒す。
30年後にはフミちゃんと結婚し、ナツメとケースケの父親になっているが、妖怪に関する記憶は忘れてしまったらしい。
妖怪ウォッチ
ケータ君はウィスパーからもらった(あるいは借りた)不思議な腕時計「妖怪ウォッチ」によって、
普段はとらえられない日常に潜む妖怪たちの姿を見る(ウォッチ)することが出来るようになる。
その過程で、交流またはバトルで絆を深めた妖怪たちは、友情のあかしとして自分たちの姿が刻まれた「妖怪メダル」を譲ってくれる。
そのメダルを妖怪ウォッチに「セット・オン!」をすることでケータ君はいついかなる時でも友達になった妖怪を召喚することができる。(ただし、相手の都合によっては拒否られたり、アニメでは服役中のある友達を強制脱獄させて罪を重くしてしまう事もある。)
ゲーム、アニメの作中や玩具版も「妖怪ウォッチ」の名の通り、「腕時計(Watch)」としての役割ははたしておらず、本来の「ウォッチ」は「妖怪を『ウォッチ(見る方のWatch)』する」意味である。
(ただし一応ゲーム版「無印」の序盤のイベントでは時間を知ることが出来たが、それ以降は時間を知らせるイベントシーンは無し)
時間を知ることは出来ないが、代わりに日の傾きは感知可能で、朝昼晩が分かる機能が付いていたり、「鬼時間」が始まると「鬼」が来たことを察知出来る。
機械構造は腕時計と変わらないらしく、
段々坂にある時計屋「チョーシ堂」にて妖怪ウォッチで見える妖怪の視野のランクを強化してくれる。
友達妖怪を召喚する際には様々な族の妖怪により、妖怪ウォッチから奇妙な歌が聞こえてくるが、
深く気にしなくてもいい。歌は気にするな
メダルを上下逆向きにセットしてしまうと妖怪「認MEN」から「そうじゃナイよ!」と注意される。
アニメではケータ君以外の者がメダルをセットして「妖怪メダル・セットオン!」と言うと、やはり認MENから注意される。
玩具版の妖怪ウォッチは割かし大きめ。
後に販売される零式のメダルは(一部を除いて)使えない。
妖怪ウォッチ零式
過去へとタイムスリップしたケータ君の前に現れた「ケイゾウ」からもらった(あるいは借りた)妖怪ウォッチ。
まず、妖怪メダルをセットし、回転式のベゼルを「1」に回し、妖怪を呼び出す。
続いて、ベゼルを「2」に合わせると、妖怪が召喚される。
妖怪召喚時には「オット!召喚の構え」、「~(妖怪族名)召喚でアリマス。」という昔のラジオから流れるような音声が流れる。連続で妖怪を召喚する時は、「またべゼルを1から合わせるのはめんどくさいな~」と思われがちだが、
玩具版ではベゼルを2に合わせたまま召喚する妖怪メダルを入れ替えるだけで召喚ソングも無く、そのまま妖怪召喚が出来る。
ゲームでは妖怪召喚はまだ零式がなくても、普通の妖怪ウォッチでも召喚できた一部の妖怪が、
「Zメダル」という緑色のメダルを変更され、セットすることで召喚可能となる。
古典妖怪は赤いメダルとなり、零式で召喚が出来る。
「妖怪ウォッチ2真打」では幹部の怪魔、怪魔に憑りつかれた古典妖怪を召喚することが出来る。
アニメでの設定では、妖怪「ジョーズ」が零式の量産に成功し、ケータとウィスパーが長蛇の列に並んだ末に購入。
しかし、ウィスパーがケータ君の腕のにある二つのウォッチごと口に入れた途端、二つのウォッチが入れ替えることが出来るようになり、それ以降、交換時にはケータ君がウィスパーの口にウォッチごとつっこむ。
毎回口につっこまれるウィスパーは「ウゥウェッ・・・」と苦しそうにえづき、そのことから
ニコニコ動画内では「汚い」、「妖怪ウォッチゲロ式」などといったコメントが見受けられる。
玩具版の零式は前記した「白の妖怪ウォッチ」と比べるとさらに大きめになっており、
Zメダル以外の過去に販売された銀色の妖怪メダルを差し込むと、アニメと同様に
「このメダルは対応しておらず、使用できません。」というアナウンスが流れ、召喚が出来ない。
コロコロ版の妖怪ウォッチ
初期のゲーム版妖怪ウォッチの設定に合わせており、
メダルをセットの挿入口や、妖怪探知のフタ部分の向き、サーチライトが凹(へこみ)部分から発光されるなど
現在の設定と異なる点はあるが、この設定の変更はされていない。
冷静に考えると・・・
アニメ版もゲーム版もメダルを集めることを主目的とし、友達妖怪と交流しながら日常を過ごすケータ君だが、
契約した妖怪をほぼノーリスクで使役できるという事は、彼自身が妖怪のトンでもない力を行使できることと同じである。(ただし今の所、彼が私利私欲でその力を使う傾向は見られないが)
少しメタ視点になってしまうが、ゲーム版で数多の妖怪メダルを手に入れた後の彼は日本有数の召喚術士と言っても差し支えない実力の持ち主である。
「給食のグルメ」を語らねばなるまい。
ケータ君「語らねばなるまい。」
→「給食のグルメ」の記事を参照。
友達契約し召喚できる妖怪の能力の一部
- 他人の感情をある程度コントロールできる。躁鬱など。
(ドンヨリーヌ、ホノボーノ、メラメライオン、ネガティブーン、アゲアゲハ・・・他多数) - 他人の秘密を暴露させる。
(バクロ婆) - 記憶の消去
(忘れん帽) - 強い幻覚を見せる
(まぼ老師) - 雨を降らせる
(あめふらし) - 空間転移
(うんがい鏡) - 未来の世界のスーパーロボットの召喚
(ロボニャン) - 尿意と放屁を操る
(モレゾウ、おならず者) - 眠らなくても眠気や夢を吸い取ることで、24時間活動できるようになる。
(バク) - 過去と未来への行き来
(うんがい三面鏡) - 天候を晴れまたは雨にする
(晴れ男・雨女) - 倒したラスボス妖怪の記憶を再現
(おもいだ神・ヤミ鏡) - 敵対していた鬼や怪魔族を呼び出せる
(妖怪ウォッチ真打から。怪魔憑りつき妖怪と怪魔幹部妖怪のみ)
圭之助(けいのすけ)
妖怪ウォッチ2真打限定の
「妖怪軍師ウィスベェ」のクエスト(アニメでは47話で先行放送)に登場したケータの先祖らしき少年。
天正18年にタイムスリップしたウィスパーが過去に憑りついていた少年が圭之助だったことを思いだした。
しかしウィスパーの正体である妖怪「シッタカブリ」のはき出した緑色の煙により、圭之助が「知ったかぶり話」をしてしまい村人からは「ホラ吹き少年」と呼ばれてしまう。本人は「モノノケ(妖怪)のせい」だと感づいていた。
ウィスパーが「妖怪軍師」と石田三成から呼ばれて以降、マキモドセキの力で端折られ数年の月日が経ち、
圭之助は青年になる年齢になってはいるが、登場しなくなる。
妖怪軍師クリア後はある条件で「関ヶ原の戦い」がもうじき始まる年代に
うんがい三面鏡によりタイムスリップが可能となり、圭之助が住んでいた地点には定かではないが、
家に年老いた母と妻らしき人物がおり、息子と共に兵士として戦場へ向かったらしく、
老婆が「馬と牛の違いが分からん」と話していることからウィスパーが離れても家族にまで知ったかぶり話をしていたことが分かる。
関連動画
関連項目
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