小美玉市とは、茨城県県央部にある市である。
近年は百里基地/茨城空港の所在地として取り沙汰される事も多い。
概要
平成の大合併にて東茨城郡「小川町」「美野里町」、新治郡「玉里村」が合併して誕生。市名は合併以前から広域消防で使われていた呼称でもあり、ぽっと出の安易な合成地名ではない。と言う事になっている。ただし公募で最多の候補は「百里市」だった。
県央地域に属しているが、生活圏としては県南の石岡市寄りの場所も多い。また、南側は霞ヶ浦にも面している。
農業と酪農が盛んで地域ブランドのヨーグルトやプリンを売り出している。
何気に鶏卵産出額が全国1位だったりする。
茨城県で典型的な特徴でもあるが、全体的に市街地が散らばっており特にここが中心市街地と言う場所も見当たらない。
百里基地周辺は陸の孤島とも言われ、航空祭の際には田舎道に大渋滞が見られる事もあったが、茨城空港のアクセスを名目に道路の整備が進められた結果、車で移動する分には大分楽になっている。
その他、周囲に多く展開するセイコーマートの空白地帯であったのだが、茨城空港前付近に開業。更には空港の中に追加で開業する事になり、新千歳空港からの客を待ち構えている。
交通
道路
高速道路は常磐自動車道が通っている他、加えて市域を外れるものの北関東自動車道と東関東自動車道に囲まれた形になっている。
昔からお隣笠間市の「岩間IC」が市内へのアクセスICとして機能している。市の境界に近いとは言え案内標識でも何故か笠間市を差し置いて「岩間 小美玉」と表記されたりしている。
後に誘致合戦の末に石岡市との境界上に「石岡小美玉SIC」が開通。各インターへ直通する新しい道路も段階的に開通していき利便性が向上している。
国道は国道6号と国道355号が通っており、古い道路だけあって混雑しがちな狭い区間も含まれているが、355号は4車線化されたバイパスも開通している。
国道6号のバイパス「小美玉道路」も計画されてはいるが、まだ具体化していない状態である。
鉄道
常磐線が通っており現状「羽鳥駅」が市内唯一の鉄道駅である。
常磐線のルート選定の都合上立地としては市域の西端に近く、元々の市街地と言える竹原や堅倉からも離れた場所での開業だった為か、当時の自治体名とも異なる名称の駅となっている。
また、石岡市の「石岡駅」が最寄りとなる地域も多い。
かつては鹿島鉄道と言う路線が通っており、石岡駅から鉾田駅までを結んでいたのだがバスに置き換えられ廃止されてしまった。
また、水戸石岡電気鉄道と言う路線が水戸方面から石岡方面までを結ぼうとしており、竹原の辺りを通る予定だったのだが、そこまで伸びる前に潰れてしまい実現しなかった。
将来的にはつくばエクスプレスの茨城空港への延伸を目論んでおり、「TX茨城空港延伸議会期成同盟会」なる同盟会を設立して要望を行っていた。後に決められた県の方針ではまず土浦駅への延伸を目指し、その実現後に状況に応じて茨城空港への延伸を議論する事となったため、僅かにしろ一応の可能性自体は残される形となった。
空港
航空自衛隊の「百里飛行場」が民間共用化し、北関東唯一の空港にして国際空港となる「茨城空港」が開港した。市域の東端に近い立地で、ターミナルがあるのは西側。東側には百里基地がある。
無料の駐車場が売り。ターミナル正面から伸びる道路は「石岡小美玉SIC」に直結している。
首都圏第3空港云々の大風呂敷もあるものの、不要な設備を省いたシンプルでコンパクトな設計となっており、動線が平面に集約されているなどバリアフリー的な面もアピールされている。
道路は整備されていったものの、羽鳥駅は市の西端で正反対、市外の石岡駅や新鉾田駅からも距離があると、鉄道でのアクセスではバスへの乗り換えが前提となる場所である。バスも多方面に出ているものの、路線によっては本数が日に数本だったり土曜祝日運休だったりするので事前に調べておいた方が無難。
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