府中牝馬ステークスとは、JRA(日本中央競馬会)が開催する東京競馬場の牝馬限定の重賞競走である。格付けはGⅡ。
概要
1953年に東京牝馬特別で行われたのが始まり、第1回第2回は芝2000mだったが、第3回から芝1600mで行われるようになった。途中で東京タイムズが寄与賞にあたることになり、第13回第14回は東京タイムズ杯牝馬特別になり、1967年の第15回から牝馬東京タイムズ杯とレース名が変わったが、1992年に東京タイムズが休刊になった事により、府中牝馬ステークスと変更された。
1996年にエリザベス女王杯が古馬牝馬に開放されたことから前哨戦の位置づけのため、芝1800mに変わった。グレード制度が導入された1984年はGⅢだったが、2011年からGⅡに格上げされた。
創設当初はハンデ戦だったがその後、獲得賞金の別定戦になり現在はグレード勝利経験の別定戦になっている。
このレースの勝ち馬にはエリザベス女王杯(GⅠ)の優先出走権が付与される。
歴代の優勝馬の中には、トウメイ、トクザクラ、ブロケード、ノースフライト、サクラキャンドル、メジロドーベル、エリモエクセル、トゥザヴィクトリー、レディパステル、ブルーメンブラット、ホエールキャプチャ、クイーンズリング、ディアドラ等、G1(G1級)を勝利していた馬、のちに勝利する馬たちがいる。
2017年からは日本・愛国の外交関係樹立60周年記念として、アイルランドトロフィー府中牝馬ステークスと正式名は変わっているが、アイルランドトロフィーは省略されて表記されることが多い。
(※注、2016年以前は単独のレースでアイルランドトロフィーと古馬オープン特別競走が存在していて、トロットサンダー、トーセンジョーダン、エイシンヒカリ等が勝ち馬としていた)
なおアイルランドのレパーズタウン競馬場のJRAタイロスステークス(Japan Racing Association Tyros Stakes)(G3)と府中牝馬ステークスは交換競走となっている。
歴代優勝馬
年齢表記は2000年以前も現在の年齢で表記
第1回、第2回は芝2000m、第3回~第43回は芝1600m(第14、15、18、22、24~27回は中山競馬場、芝1600m)
第44回~芝1800m(第50回は中山競馬場、芝1800m)
関連コミュニティ
関連項目
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