支援会話とは、ファイアーエムブレムにおけるシステムの1つである。
概要
仲間B「今のところはね」
6作目『封印の剣』以降は、ゲームを進めているとこのようなイベントが発生する。
これがゲームをより深くする『支援会話』というイベントなのだ。行った2人に絆が生まれる。支援レベルをあげた2人は、近くにいると支援補正を得られることができる。(命中・回避が上がる等)
上がるステータスに関しては支援属性によって決まる。ただし11作目以降は支援属性自体なくなっている。
支援ランク
基本的に支援はC→B→Aの3段階により行われる。つまり支援会話は1つの組み合わせにつき3回発生する。覚醒からは支援ランクSが加えられた。C→B→A→Sの4段階で、Sまで行った2人は結婚して子供を授かる。なお、ifからは男同士や女同士の支援ランクSも極一部のキャラに搭載された。当然ながら子供は生まれない。
支援会話
ファイアーエムブレムは大量の味方キャラクターが出てくるゲームだ。当然、ストーリーの軸になるキャラクターも居れば名前だけのキャラクターも出てくるだろう。そして脇役キャラは興味も抱かれず、どんな生い立ちか人生を持ってるか考えることもなく忘れ去られる。実際、公式からも特に設定が存在しないキャラも多くリメイクの際に削除されるという事件まであった。これはキャラの多すぎるゲームにおける宿命である。実際、需要がなければ力を入れる意味がない。ここで登場するのが支援会話というシステムだ。時代が時代なら絆システムとも言う。by.クロム
この支援会話というシステムは脇役のキャラクター1人1人にもドラマを持たせるシステムである。支援会話が発生すると趣味や家族など自分語りを始める。これによりキャラクターの人物像が見えて来る。そのキャラの思想や人間関係、時にはゲームを進めるにおけるヒントが解り始め、まさに世界が広がる訳だ。人間像を知る事の出来たプレイヤーはきっと思い入れが深まる事だろう。脇役が戦場の花になり得るのだ。これによりプレイヤーは何周もする楽しみが増える。このゲームにおける革新的なシステムだったのだ。脇役とされているキャラクターには細やかな設定を、主要キャラクターは更に濃厚な設定を。この戦に脇役など存在しない。キャラクター1人1人が戦友であり、それぞれに人生が存在しているのだ。
その真髄
笑いあり感動あり何でもありな会話が繰り広げられる支援会話だが、特に人気なのが『意外性』な会話だ。あのキャラとあのキャラが、まさかあんな繋がりがあったなんて・・・そういうサプライズが毎回ある。代表的なのが『アストール』と『イグレーヌ』による会話だろう。まさにノーマークな2人が輝く瞬間だ。
テンプレ会話
今では定番と化した支援会話だが、当然ながらかなりの会話量がある。キャラクターの増加に従いテキスト量も増える。作る側にとっても相当な作業だろう。それにより1度は廃れかけた時期があった。それが10作目『暁の女神』での支援会話だ。具体的に言えば、会話内容がテンプレ化したのだ。誰と話しても一言の同じ台詞しかしない味気ない会話だ。当然ながらキャラクター背景の補完にはならないし、新規キャラはどんな人間関係もってるか判らず終い。当時これはかなりバッシングがあったようで、それからはちゃんと会話を用意するようになった。ただし覚醒からの親子による支援会話は未だテンプレでの会話文章が採用されている。だが暁の女神と違い会話量も多く、キャラ背景の理解も出来る中身になっている。親の組み合わせ別に作ったら尋常じゃない量になるので仕方ない。
支援属性
キャラクターには支援属性が設定されている。属性によりステータス補正が違ったり、性格により属性が決まっていたりする。念能力みたいな物だろうか?
封印の剣 烈火の剣 聖魔の光石
存在する属性は『炎』『風』『光』『理』『氷』『雷』『闇』の7つ。
攻撃力・命中率・必殺率の上がる攻撃型の『炎』『風』『光』属性。
防御力・回避率・必殺回避の上がる防御型の『理』『氷』『雷』属性。
そして命中率・必殺率・回避率・必殺回避のあがる確率型の『闇』属性。
なお攻撃型は防御型、防御型は攻撃型の補正が1つずつあり計4つの補正が与えられている。
蒼炎の軌跡 暁の女神
存在する属性は『炎』『風』『光』『水』『雷』『闇』『天』『地』の8つ。
前作から『理』と『氷』が消え『水』と『天』と『地』が加わった。
それによりステータス補正の内容は大幅に変更されている。
それ以降
システムがガラリと変わり属性システムは廃止された。バランス調整が難しかったのかもしれない。
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関連項目
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