この記事はDLCについて書かれています。 能力者・およびゲーム主人公については「ドラゴンボーン」を参照。 ゲーム本体については「Skyrim」を参照。 |
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"You didn't think that you were the only one?"
(まさか自分だけが特別だとでも?)
"He was the first...Dragonborn!"
(奴は最初の…最初のドラゴンボーンだった)
Dragonborn(ドラゴンボーン)とは、Bethesda Softworks販売のRPG「The Elder Scrolls Ⅴ: Skyrim」の第三弾ダウンロードコンテンツである。
Xbox360海外版は2012年12月4日に、Xbox360日本語版は2012年12月21日に、PC英語版は2013年2月5日に、PS3英語版は2013年2月12日に、PC日本語版は2013年2月25日に配信された。PS3日本語版は、「Dawnguard」「Hearthfire」と共に2013年3月19日に一斉に配信された。なおPS3日本語版に関しては配信から半年間は半額で提供される。
概要
ある日、ドヴァキンは町中で奇妙な仮面をつけた不審な人物達に襲われる。
彼らが「ミラーク」なる人物を崇拝し、「ソルスセイム」から来た狂信者だということを知ったドヴァキンは、自らの命を狙われた理由を知るため、件の島へと向かったのだった……。
Skyrimの第3弾DLCにして、新たなエリア「ソルスセイム島」を舞台とした大型拡張セット。
タムリエル支配のため現世への復活を企んでいる最初のドラゴンボーン「ミラーク」と、最後のドラゴンボーンであるTES5主人公によるドラゴンボーン同士の戦いを描く。
DLCを導入し、スカイリム本編のメインクエスト「創始者の角笛」を開始すると、本DLCのメインクエストが発生。
ランダムに立ち寄った町中で、奇妙な仮面をつけた二人組の狂信者が襲いかかってくる。それを返り討ちにして死体からメモを拾うとクエストが開始され、ウィンドヘルムの港に新しく追加された船に乗ることでソルスセイム島に行けるようになる。
なお、今作の舞台となるソルスセイム島は、モロウウィンド側の領地である。
第4紀のはじめに発生したレッドマウンテンの噴火により、壊滅的な被害を受けたモロウウィンドの住民達を救済するため、当時のスカイリム上級王からモロウウィンドに譲渡された。
そのため住民の暮らす場所はスカイリムとモロウウィンドの両方の文化があらわれている。
なおソルスセイム島は、過去作となる「TES3:BloodMoon」においても登場しており、ネレヴァリン(TES3主人公)が訪れたこともある。「BloodMoon」においては、スカイリム領土だった第3紀のソルスセイム島を見ることができる。
主な登場人物
- 【ミラーク】
- 最初のドラゴンボーンと言われている男。かつてはドラゴンに仕えたドラゴンプリーストであったが、ある時突然反旗を翻し、ドラゴンを殺し始めたという。
既に死んだものと思われていたが、実は異空間で生きながらえており、強大な力と共に現世に帰還しようとしている。ドヴァキンはミラークの帰還を阻止するために戦うことになる。
これまでは、帝国を築いた第1紀の女帝「聖アレッシア」が最古のドラゴンボーンとされてきたが、ミラークの登場により、ドラゴンボーンの歴史が神話時代(Merethic Era)へとさらに遡ることが明らかになった。 - 【ハルメアス・モラ】
- 強力な力を誇るデイドラプリンスのうちの一柱。
オブリビオンに「アポクリファ」という、無限の書物を擁する自身の領域を持つ。知識を司るデイドラであり、自分の知らない知識を収集する事に恐るべき執着を見せる。
スカイリム本編では禁断の叡智の書「オグマ・インフィニウム」をドヴァキンに授け「Dragonborn」のメインクエストでは、ミラークを追い詰めるためにハルメアス・モラの力を借りることとなる。 - なお、本編において出現するハルメアス・モラの姿は、Skyrim本体のみだとエネルギー状の塊でしかないが、「Dragonborn」を導入した状態で進めると真の姿を露にする。漆黒の触手や無数の目が集合した、異形としか言いようのないおぞましい姿である。
- 【フリア】
- ソルスセイム島に暮らすスコール族(独自の信仰を持つノルド)の女戦士。
自らの住む村人達にミラークによる洗脳の影響が出た為、解決策を求めてミラークの神殿に行った所で主人公と遭遇。事件を解決するために共闘する事となる。
トラップを見つけると主人公に先に行くよう促すなど、結構ちゃっかりした性格。二刀流と魔法を使いこなし、コンパニオンとなるNPCの中でも最強の部類に入る。 - 【峰歩きのストルン】
- ソルスセイム島に暮らすスコール族(独自の信仰を持つノルド)の呪術師。フリアの父。
自らの住む村人達にミラークによる洗脳の影響が出始めたのを食い止めながら、ドヴァキンにミラークの帰還を阻止するよう依頼してくる。
一族に関する様々な秘密を知っている為、知識の悪魔たるハルメアス・モラに魂を狙われている。 - 【テルドリン・セロ】
- ソルスセイム唯一の町「レイヴン・ロック」の酒場で雇えるダンマーの傭兵。
自称「モロウウィンド一の傭兵」は伊達ではなく、フリアと並んで最強候補の一角に入る。
最初こそ金で雇われるが、二回目以降は「良い旅が出来たから金はいらない」と言って無料で仲間になってくれるナイスガイ。
稼業によってタムリエル中を旅しており、彼を連れてスカイリムに戻ってあちこち連れ回すと、思いもかけない思い出話をしてくれる。 - 【ネロス】
- 巨大なキノコの家に住むダンマー(ダークエルフ)の魔術師。モロウウィンドの名家・五大家のひとつ、テルヴァンニ家のマスターウイザード。
召使いの命よりも自分の研究の方が大事という傲岸不遜な性格ではあるが、ミラークを追う過程で必要となる『黒の書』入手に力を貸してくれる。ついでにドヴァキンを使った人体実験も。
主な追加アイテム
- 【スタルリム】
- 高い硬度を誇る魔法の氷。
黒檀に似た性質を持っており「黒檀の鍛造術」を習得していれば「スタルリムの~」とついた武器や防具を一式作成できる。採掘には特殊なつるはし(古代ノルドのつるはし)が必要。 - 【ボーンモールド】
- 骨の粉と樹脂から作られる防具シリーズ。ゲーム内では「骨削の~」と表記される。
作られる防具は黄色く甲殻類っぽい。ソルスセイム島の衛兵が装備しているのはこのシリーズ。
作中に登場する小説によると、その由来についてはホラーじみた謂れがあるようだ。 - 【キチン】
- ソルスセイム島に生息するバッタに似た生き物「アッシュホッパー」の外骨格。
これを加工すると、甲殻類のような赤い防具を作成することができる。残念ながら装備しても蟹光線を放つことはできない。 - 【ノルディック】
- 「ノルドの~」とついた装備シリーズ。
武器から防具まで一式存在し、古代ノルドの遺跡の装飾を思わせるようなデザインが施されている。ドラウグルなどが装備している「古代ノルド」シリーズとは別物。
「Dragonborn」導入後はスカイリム各地に湧いて出る山賊・盗賊のリーダー格が装備していることがあるため、手に入れたい場合はいちいち作るより倒して剥ぎとった方が早いかもしれない。 - 【リークリングの槍】
- ゴブリンに似た原住生物・リークリングが装備していた槍。
ゲーム配信前はドヴァキンも槍を装備できるようになるものかと思われたが、実際には矢として使えるだけである。 - 【黒の書】
- ハルメアス・モラの支配するオブリビオンの領域「アポクリファ」への扉となっている書物。
一冊一冊がアポクリファのダンジョンに繋がっており、そのダンジョンの一番奥に置かれている黒の書を読むことで様々なご利益を得られる。黒の書を読むことも実績・トロフィーの一つ。
定命の者がこれを読むと漏れなく発狂する、SAN値直葬仕様。
黒の書はソルスセイム島にいくつもあり、シャウトを強化できる書、デイドラを呼べる書、パワーを追加する書……など、どれも得られるご利益の内容と選択肢が異なっているので、どんなご利益を得たいかはプレイヤーの選択次第である。
ちなみに黒の書のひとつ『白日夢』はPerkの振り直しができるという優れもの。
ただし振り直しにも元に戻すにもドラゴンソウルをそれぞれ1つ消費することになる。 - 【ウェアウルフの指輪】
- 今作では「Dawnguard」に加えてさらにウェアウルフの能力を強化することができる。
ある場所の狩人たちを訪ねて指輪を購入すると、ウェアウルフ変身時に能力が追加される。
なお、その場所にいる狩人は全員ウェアウルフであるため、ウェアウルフの能力を持っていない状態で行くと相手にされない。それどころかすぐに離れないと敵対されてしまう。
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関連項目
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