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さて、どちら?
IKDとは、株式会社ケイブ(CAVE)のプログラマー、池田恒基(いけだつねき)氏の愛称である。そして人類の敵。
概要
元は東亜プランの社員であったが、同社倒産後に元東亜プラン社員らとCAVEを設立。その後は数多くのシューティングゲームの開発に携っている。ゲーム開発部門の部長を経て、2009年に同社取締役に就任。
弾幕シューティングを確立させたともいえる偉大な人物のはずだが・・・。狂気じみた難易度のステージやボス、どこか妙な設定や言動のキャラクターたち、極めつけが凄まじいネーミングセンスと独特の言い回し(CAVE語)を次々と生み出していく。CAVEの斜め上っぷりはこの人のお陰(所為)と言えるかもしれない。
それとは裏腹に、ゲーム制作に対しては「極めて保守的」という評価を、元社員にして漫画家の井上淳哉氏と後任の開発部長である浅田誠氏の二人から受けている。新しい試みをしたい両者にとって、IKDの説得は骨が折れる物であったようだ。
取締役就任後もゲーム開発の中心人物として顕在。要は仕事が増えただけで、どの社員よりも終業が遅く、オフィス(非性的な意味で)の消灯・戸締りをしてから帰宅する毎日が続いているという。また、浅田氏がコンシューマを、IKD氏がアーケードをというように担当分けがなされたのだが、厳密に仕切られているわけではなく、お互いのプロジェクトの傘下に入るということもしばしばあるため、「部長にダメ出しされる取締役」という絵図がよく見受けられるという。お疲れ様です。
「影響を受けたSTG」に『沙羅曼蛇』『バトルガレッガ』、「影響は受けてないけど好きなSTG」に『TATSUJIN』を挙げている。
2016年のCAVE祭りでは、氏に内緒でついに銅像が作られた。
いかにも弾幕を放ちそうな左腕だが、これは参拝者をハイタッチで出迎えるためである。
右腕は握手できるようになっており、単なる道楽のわりに機能美を有した素敵仕様となっている。
ゴ魔乙ユーザーからは「俺らの課金が銅像になった」とおおむね好評。
単なる一発ネタでは終わらず、イベントごとに素敵な仮装をしたりコラ素材になったりと広報としての活躍はしている。
IKD語録
以下はSTGWikiより引用した語録集である。(一部はwikiにないものを含める)
「ぐわんげ」編
- 「戦車出せ! 戦車!」
- 世界観を重視するデザイナーの井上氏に対して。
曰く、「人間でなく戦車なら、砲台をグルグル回すことで自由に攻撃できる」とのことである。IKD氏の「戦車好き」がよく現れた言葉と言える。保守的なIKD氏にとって、STGのザコ敵から戦車を外すことなど考えられなかったのかもしれない。
これに対して井上氏は「いい加減、怒首領蜂感覚は捨ててくれ!」と吼えたという。
このように、IKD氏と井上氏はよく大喧嘩を繰り返したらしい。
- 「ぐわんげってタイトルさー、『ずずり』のほうが絶対いいよ」
- 最終面が出来上がってきたころにぽつりと。「ずずり」が何なのかはよくわからない。
- 2009年12月のケイブ祭りにて、とりあえず語源は判明した。
「プロギアの嵐」編
- 「わっはっは(爆笑)本当だ! この面の見せ場の中ボスが! 井上が一所懸命描いた中ボスがこうもあっさりと!!」
- テストプレイ中、あっさりと倒される5面中ボスを見て。
何だか不遇な目に遭っている井上氏を見るのが嬉しくてたまらないようだ。
- 「市村くん、狂ってる」
- テストプレイであっさりと倒された中ボスの攻撃方法を修正した、プログラマーの市村氏に対して。
市村氏の調整は、耐久力が付いた上に吐き出される弾の量も尋常ではなく、「竹やりから核兵器」と呼ばれるようになった。
- 「あれ、まだ処理落ちするから少なくした。弾増やしたし」
- デザイナーの井上氏とのやりとりで。
『あれ』とは、開発中に、2面の背景で泳いでいた魚のこと。実際、製品版では魚は泳いでいない。
井上氏とはしばしば、弾幕の件で「描いた絵が弾で消える」、背景が目立ち過ぎて弾避けできない」などと衝突を繰り返していたらしい。
「ケツイ ~絆地獄たち~」編
- 「5、いいな…」
- デモプレイ収録中、[5]アイテムを派手に出すプレイを見て。
IKD氏はこのときすでに自分の担当である、「模範でありながら巧すぎないプレイ」を撮り終えていたが、
このあと一介のプレイヤー状態となって、[5]アイテムを出しまくるプレイを撮り直すことに。
- 「う、やば」
- デモプレイ撮り直しの終盤で、ボムを撃つことを忘れていたことに気づいて。
[5]アイテムを出すことにすっかり夢中になってしまったようだ。
結局、「敵のいない空間にボムを撃つデモプレイ」が完成した。
「虫姫さま」編
- 「人類に挑戦してみようかな、と・・・」
- 攻略DVD内において、ウルトラモードのコンセプトを問われて。
かくして今作品から「人類 vs CAVE(IKD)」の終わりなき戦いが始まる。
しかし、クリアできる人はすでに人類を超えちゃってる気が・・・。
「鋳薔薇」編
- 「ミニスカはダメだ。スク水にするがよい」
- メイディの腰周りのデザインに難航していた、デザイナーのコタニ氏に対して。
コタニ氏はこの「神の一撃」で、「自分の中のクララが立った」と回想している。
また、テレサについても「露出が足らん」と意見している。
「エスプガルーダ2」編
- 「どうしてもこれだけはやらせてくれ!」
- 同作のボスキャラの調整は市村氏が担当したが、IKDたっての希望で5面ボス・セセリだけやらせてもらえることに。
- 娘への愛が存分に感じられる言葉である。その結果が「憎悪に満ちたセセリ(通称:真セセリ)」なわけだが。
- 「理論上は避けられます」
- 真セセリの弾幕について。
- ちなみに、IKDの考える理論とは、
1.FPSを半分に落とします。場合によっては1フレームずつ動かします。
2.それでIKD自身が10回中6回は避けきったとします。
3.IKDより100倍うまい人なら避けきれるはずなので、これを製品として送り出しても大丈夫! - ちなみに、真セセリを見た時の浅田Pのコメント。「ゲームでキレたのは初めてだ」「今すぐ(IKDの机に行って)殴ってやろうかと思った」
- 「ラスボスとかどうでもいいんで」
- 娘への愛が存分に・・・。クジャク(´・ω・)カワイソス
- 「いわゆるピアノメインのトランスというか、泣かせるメロディ風を天文学的に強調するような雰囲気の方向性みたいなイメージというのは、とどのつまりどうですかね?」
- 『エスプガルーダ2 ブラックレーベル』用のアレンジ楽曲を、ゲーム作曲家の梅本竜氏に発注したときの注文。
- 梅本氏は「う~ん」と唸りながらも、快諾して素晴らしい楽曲を仕上げてくれた。プロである。
「デススマイルズ」編
「虫姫さまふたり」編
「怒首領蜂大復活」編
「デススマイルズ2」編
- 「出ません!」
- インストに記載されているライフ回復アイテム“大ケーキ”について。
- 出すつもりはあったのに、どういうわけか製品版からは抜け落ちてしまっていた。ちなみに、デスマ2はVer4.0で最終版とのこと。
その他
- 「ボウリングの玉なんてどう?」
- ケイブ祭りで販売する商品の企画会議にて。
- 誰得。
- 「こいつはいい! まだまだ出せるぞ!」
- Xbox360の性能について。
- 「出せる」のはもちろん「敵弾」である。『デススマイルズIIX(Xbox360)』の開発中、調子に乗って弾幕を出しまくっていたため、メインプログラマーの市村氏から「いい加減にしてください」と窘められることがしばしばあったそうな。上記【「プロギアの嵐」編】に登場する、あの市村氏に、である。浅田氏をコンシューマ部門の長に据え、IKD氏を遠ざけたCAVE上層部の判断は正しい。
- 余談だが、YGW氏も『エスプガルーダ2 ブラックレーベル』のアレンジモード(高レベル周)で相当はっちゃけている。箱○は長年アーケードで弾幕STGを作ってきたCAVEゲーム開発事業部を惑わす、悪魔のハードなのかもしれない。浅田氏の胸中やいかに。
- 「いや!いや!セセリは必要でしょう!!担当はしないけど!」
- 浅田氏の、「もし『エスプガルーダ』の続編を出すとしたら、登場人物を総入れ替えするのはどうか」という提案に対して。
- 井上淳哉氏のウィンディア偏愛を笑えないセリフである。後半は信じていいものかどうか。
- 「東亜の作品には、リスペクトがあるんで触れない」
- 「東亜作品の続編やリメイクは作らないのか」という問いに対して。
- リスペクトしてるから、しません。ましてや〇〇なんて絶対しません。
- 「アーケードスティックでゴ魔乙やりたいんだよな」
- 「ゲーセン1軒作るといくら?」
- 2016年にSteamに参入したSTGメーカーの対談で、参加したCAVEスタッフから判明した発言。
- アーケードは撤退したものの、未だに復帰への熱意は消えていない模様。
なおそれを受けた社員は、いちおう上司命令でもあるのでちゃんと予算等を調べて報告した。 - 「ハード・ソフト一体設計、素晴らしい……それに比べてAndroidは!」
- こちらも対談での発言。プログラマーとしては思うところがある模様。
- 「戦車は万能」
- 怒首領蜂生誕20周年にあたる2017年のIKD誕生祭にて、Twitterで抽選一名に送られたIKD直筆色紙に書かれた言葉。わざわざこんな言葉を書くことからも氏の戦車への信頼の熱さがうかがえる。
関連動画
人類 VS CAVE(IKD)
御本尊
関連項目
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